5月17日の幕末ニュース

　昨日からのニュースを朝まとめてご紹介しましたが、午後になってまた大漁のクリッピング記事が^_^;。函館は、五稜郭祭の週末ですねぇ。

北海道
土方歳三らしさ競う　五稜郭祭でコンテスト

　戊辰戦争最後の舞台となった北海道函館市で１７日、「函館五稜郭祭」が開幕し、新選組の土方歳三らしさを競う恒例のコンテストがあった。
　北海道や仙台、東京から集まった男女計１７人が参加。土方が榎本武揚と会話した後、新政府軍に包囲された仲間を救うため戦いに出向き、最期を遂げるまでの寸劇を披露した。
　黒子に持ち上げられながらの立ち回りや、撃たれたのに倒れずに歌い続けるなどのアドリブに、観客からは大きな歓声が起きた。
　４回目の参加で優勝した東京都日野市の会社員伊藤麗子さん（３５）は「自分の思っている土方像を全部込めた。４年分の思いがやっと実を結んだ」と涙ぐんでいた。

　土方さんの出身地である日野市からの参加者が優勝されたのも、戊辰戦争から140年のご縁なのでしょうね。

静岡
日米友好永遠に　下田・黒船祭が開幕

　幕末の日米開国の歴史を今に伝える下田市の国際行事「第６９回黒船祭」（同祭執行会主催）が１６日、開幕した。初日はペリー提督の生誕地で、同市との姉妹都市提携５０周年を迎えた米・ニューポート市の市民団と地元関係者が献花式や記念植樹を行ったほか、米海軍主催の墓前祭が営まれ、両市や両国のさらなる友好関係構築を確認し合った。

下田で『黒船祭』開幕　日米友好、平和を祈念
ペリー艦隊記念碑へ献花

　幕末開港を永遠に記念し、日米の友好、世界平和を願う下田市の第六十九回黒船祭が１６日、開幕した。旧市街地の目抜き通りなどには日の丸と星条旗が飾られ、米海軍の水兵姿もあふれるなど、祭り一色に包まれている。１８日まで。

黒船祭：幕末へタイムスリップ　ペリー胸像に花束－－下田で開幕　／静岡

　下田市の年間最大の観光イベントで、日米友好の催し「黒船祭」が１６日開幕した。１８日までの３日間、開国の町・下田は「幕末タイムスリップ」をキャッチフレーズに、親善とお祭りムード一色に包まれる。
　ペリーの黒船艦隊来航や、米国の初代総領事・ハリスが下田に総領事館を置いたことなどを記念する行事。初日の１６日には、ペリー上陸記念公園で、石井直樹市長やペリー誕生の地で下田の姉妹都市の米国ニューポート市から訪れた市民が、ペリー提督の胸像に花束をささげた。石井市長は「両市の友好が、日米両国の友好を深める礎になることを期待します」とあいさつした。

新潟
舞台版「大奥」が新潟で開幕

　テレビで人気を博したドラマの舞台化作品「大奥」（新潟日報社など主催）が16日、新潟市中央区の県民会館で始まった。出演者の熱のこもった演技に、満員の観客約1600人は引き込まれていた。
　江戸城の大奥で幕末の激動期を生きた女性たちの愛憎劇。女優の浅野ゆう子さんら出演者が、豪華絢爛（ごうかけんらん）な衣装に身を包んで現れるたび観客席からは拍手が起こり、舞台上で繰り広げられる鬼気迫る“女の戦い”に息をのんだ。

佐賀
佐賀藩武雄領の科学技術たどる

　西洋科学の導入に積極的だった佐賀藩武雄領の取り組みや資料を紹介する企画展「武雄の科学技術」が１６日、武雄市図書館・歴史資料館で始まった。実験器具など３０点が並ぶ。
　武雄領は１８０８（文化５）年に起きたフェートン号事件以来、軍備強化の必要性を痛感し、西洋の進んだ武器や軍学に力を注ぐようになった。企画展では、その礎となった実験器具や専門書など武雄鍋島家の資料を展示している。
　薬品製造に用いたとされるガラス瓶や、液体の比重を図るオランダ製の用具「ホクトメートル」などの資料が並ぶ。幕末の長崎で作られた国産の温度計などもあり、「ものづくり」に励んだ足跡がうかがえる。