5月23日の幕末ニュース

　夏風邪を引いて、本日も休養中です。熱がほぼ下がったので、明日は仕事に出られると思います。



北海道

道南の伝統芸能一堂に　２８日に「杜の賑い」　函館開催は２２年ぶり

　「道南の伝統芸能などが一堂に集まるステージ『杜（もり）の賑（にぎわ）い　北海道・函館』が二十八日に函館市民会館で開かれる」。

　「演目は、江差餅（もち）つきばやし、函館巴太鼓、箱館五稜郭祭維新行列などの地元の郷土芸能のほか、アイヌ古式舞踊や盛岡さんさ踊りなど」……函館五稜郭祭維新行列の方々は、五稜郭祭に続いてのご出演、お疲れ様です。



岩手

高野長英肖像画傷つける　重要文化財、半年以上放置

　「岩手県の奥州市立高野長英記念館で、職員が昨年、国の重要文化財に指定されている「高野長英肖像」を誤って傷つけ、顔料の一部がはげ落ちていたことが２２日分かった。奥州市は文化財保護法に基づく文化庁への１０日以内の報告を行わず、半年以上たった同日、損傷届を提出した」。

重文「高野長英肖像」に傷、記念館の職員が誤って

　「長英は陸奥国水沢（現在の奥州市水沢区）出身。肖像画は絹に描かれ、縦１０６センチ、横４２センチ。文人画家・椿椿山（つばき・ちんざん）の天保年間（１８３０〜１８４４）の作と伝えられ、１９９６年に重文に指定された」。



神奈川

デジタル歳時記　「港の見える丘」でバラ満開

　「戦後の流行歌で歌われたこの高台から一望される横浜港は、幕末の１８５９年に開港されたました。その８年後に大政奉還、そして翌年、明治維新と近代日本の幕を開いたきっかけはペリーの来航でしたが、開国の中心的な役割を果たしたのはオールコック駐日総領事を代表とするイギリス外交団であったといわれます」。



愛知

やきもの職人に聞く

受け継がれる技　山田絵夢

　「平安時代から存在するといわれ、六古窯の一つに数えられる常滑焼は、自然釉の焼締の陶器として有名である。中でも代表的なのは、朱泥の急須である。その第一人者として人間国宝となったのが、三代目山田常山だった。息子である絵夢はそんな環境に生まれ、父に学びながら三代目にはない独自の世界を作り上げた」。

　「幕末から明治にかけて、煎茶は一般の暮らしの中に普及した。それにともなって、よりいっそう美味しく茶をいれるための急須が求められるようになった。常滑は、朱泥急須生産地の看板を掲げることになる」。



三重

松坂御城番屋敷：老朽化進み保存修復へ　きょう検討委設置−−市教委　／三重

　「松阪市教育委員会は２２日、国重要文化財に指定されている『松坂御城番（ごじょうばん）屋敷』（殿町）の腐食が進んでいるとして、保存修復を検討する委員会を設けることを明らかにした」。

　「御城番屋敷は、文久３（１８６３）年に、紀州藩士が松坂城警護のために移り住んだ武家屋敷。明治時代に廃藩となったが、長屋に住む旧藩士２１人が結束し、長屋を守ってきた。現在も旧藩士らの子孫が長屋に住んでおり、個々に傷んだ家屋を修復してきた」。

　「しかし、築後１４０年余経過し、はりや柱などがシロアリに食われて傷みが激しいため、０４年の重要文化財指定を機に、今回、本格的な保存計画を立てることになった」。