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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 午後、幕末関係ニュースがさらに入ってきたので追加してご紹介します。

千葉
大原幽学 活動の解明進展に期待 書簡、著作など107点発見
 幕末期に県北東部などで活躍した農村指導者の大原幽学(ゆうがく)(一七九七~一八五八年)の旭市長部の旧宅から、直筆とみられる古文書など百七点が新たに発見された。幽学に関する資料は、ほとんどが門人らによって伝えられているとされ、手付かずの直筆文書が見つかるのは極めて異例。 (竹内章)

 国の重要文化財に指定される可能性もあり、旭市の市立大原幽学記念館は「本格的な解読調査を進めたい」としている。
 発見されたのは、書簡類五十一点、著作類四点、遺品三点など。昨年十二月に幽学の旧宅を解体・修理していた際、神棚から小たんす(高さ約二十四センチ、横幅約四十三センチ)が見つかり、その中に保管されていた。神棚は古い錠前で施錠され、鍵はなく長年にわたって保存されていた。
 これまで、直筆の文書類は門人らにより掛け軸や巻物として保存されているケースが多く、手付かずのままの状態で見つかるのは非常に珍しい。
 新たに見つかった書簡類は、幽学の生前の活動や門人らとの交流を示す貴重な資料とみられ、明治大学の研究グループが今後、解読を進める。遺品には、幽学の歯や小皿に入れられた血液、心を落ち着かせるために使ったとされる道具など、貴重なものもあった。
 記念館の猪野映里子学芸員は「幽学に関する資料は、新たに見つかる余地がないと考えられていた。保存状態も良く、本当に驚いている。時を超えてきたようでびっくりした」と話している。

 大原幽学(おおはら・ゆうがく) 世界で初めて「農業協同組合」をつくったとされる江戸時代の農村指導者。旧長部村(旭市)を中心に、道徳と経済の調和を基本とした「性学」を説き、農村の教化と改革運動に尽力した。後年、性学運動の急激な発展により幕府の締め付けを受け、失意のうちに自害した。これまでに407点の書簡類などが国の重要文化財に指定されている。


静岡
広重と英泉、2大絵師の『木曽海道』 静岡で浮世絵版画展
 宿場の風景や旅人の姿など、江戸時代後期の2大絵師によって描かれた浮世絵版画「木曽海道六拾九次」の展示会が、静岡市清水区由比の東海道広重美術館で開かれている。7月26日まで。(西山輝一)

 作者は歌川広重と渓斎(けいさい)英泉(えいせん)。木曽街道は中山道の別名で、日本橋から滋賀県の大津までの六十九宿があった。広重の作品では、街道の字が「海道」と記されている。
 英泉は美人画の絵師として幕末に活躍。風景画も多く描いており、親交のあった葛飾北斎の画法を取り入れた作品もある。
 広重の「望月」は、松の並木道を旅人が歩き、松の葉に隠れた満月が夜空を薄明るく照らす。
 英泉の「倉賀野宿 烏川之図」は、船着き場にある茶屋の裏方を描き、釜を洗う女性や水遊びする子どもの生き生きした表情が印象的だ。
 青木秀文館長は「叙情的に風景を描く広重に比べ、英泉は人物を中心に描いている」と解説する。
 入場料は一般500円、大高生300円。


佐賀
造船施設遺構確認へ新たな発掘調査 海軍所跡
 幕末佐賀藩の近代化史跡の世界遺産登録を目指す佐賀市は25日、三重津海軍所跡(川副町、諸富町)で、新たな発掘調査に入った。国産初の本格的蒸気船「凌風丸」を建造した造船施設遺構の確認を目指す。
 調査場所は、現在佐野記念公園となっている早津江川河川敷の一角約600平方メートル。1920年の絵図では「製罐所(せいかんじょ)」(ボイラー工場)跡とされている。
 この日は、柱の跡や加工された石、02年の公園整備の際発見されている鍛冶(かじ)場の炉の土台などを確認した。23日までの事前作業では、海軍所用に焼かれたと推測される「船」と書いた磁器片も見つかっている。
 調査は7月末まで。その後は、大工小屋やドック跡の調査に入る予定。
 文化庁は佐賀藩の近代化史跡を「自力で西洋技術の導入を進めたことを示すため必要不可欠」としており、佐賀藩史跡を含めて世界遺産登録を目指す「九州・山口の近代化産業遺産群」としても注目される調査になる。


造船所の遺構発見へ、三重津海軍所跡で追加調査
三重津海軍所跡で追加発掘調査開始
 佐賀市教委と県教委は、幕末佐賀藩の遺跡「三重津海軍所跡」(佐賀市川副町、諸富町)で25日、追加の発掘調査を始めた。4~5月の調査で幕末の建物跡が発見されたが、世界遺産の国内候補地の一つ「九州・山口の近代化産業遺産群」への追加登録のために必要な工場跡などの「産業的な痕跡」が見つかっていないため。市教委は「造船関連の遺構を確認し、海軍所があったことの真実性を証明したい」と意気込んでいる。調査は8月末まで。
 調査するのは、北東から南西方向に伸びる少なくとも約600メートルの区間のうち、南部に位置する約1200平方メートル。現在は佐野記念公園の一角になっている。
 1920年頃に作製されたとみられる絵図には、エンジンの一部を作った「製罐(せいかん)所」や、ドックにあたる「船渠(せんきょ)」などがこの場所にあったと記されている。旧川副町が2001~03年度、同公園の整備工事などに伴って調査した際には、幕末に鉄や銅の加工などを行っていたとみられる炉の跡が見つかった。
 初日の調査では、旧川副町の調査で確認された炉の跡が姿を現した。一枚岩3枚をコの字形に組んでおり、さらに発掘を進める。
 「九州・山口の近代化産業遺産群」の世界遺産登録を目指す推進協議会が、外国人専門家らに委託して各史跡の課題を探ってもらった結果、三重津海軍所跡については、造船機能を備えていたことなどの証明が同遺産群への追加登録に必要と指摘された。佐賀大も電磁波などを使った地中探査をしており、市教委は調査の参考にする。 
(2009年6月26日 読売新聞)



長崎
文明堂「海援隊カステラ」発売 「日誌」中の作り方そのまま再現
 カステラ製造の老舗、文明堂総本店(長崎市)は25日、坂本龍馬が幕末の長崎で結成した「海援隊」にちなみ、その日誌に書かれたカステラの作り方を再現した「海援隊カステラ」を発売した。
 海援隊は、日本初の株式会社といわれる海運業「亀山社中」が前身で、1867年に長崎で発足。京都国立博物館(京都市)に収蔵されている日誌「雄魂姓名録(ゆうこんせいめいろく、海援隊雑記帳)」によると、「カステイラ仕様」として「玉子(卵)百目(もんめ)」「うどん(小麦粉)七十目」「さとふ(砂糖)百目」と列挙し、これらを配合して焼く。一目は3・75グラム。
 来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送を前に、市民有志が5月に開いた「龍馬が愛した」とされる西洋料理の発表会で披露。好評だったため商品化した。
 卵10・小麦粉7・砂糖10の配合はそのまま。現代のカステラと比べ、水あめを配合しない分、しっとり感は少ないが、卵の香りと砂糖の甘みが素朴な味わいを引き出した。サイズは縦14センチ、横16センチ。税込み1260円。
 中川安英社長と吉井敬一朗部長は同日、PRのため市役所を訪問。試食した田上市長は「龍馬も食べたと思うと、夢があり、おいしい」と感想。中川社長は「カステラのルーツを勉強し、楽しかった。たくさんの人に食べてほしい」と話した。







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