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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 おはようございます、白牡丹です。肺炎闘病期間中に貯まった幕末ニュースを棚卸ししてご紹介します。

岩手
「人間通」原敬像語る 盛岡で想う会講演会
 原敬を想う会(会長・谷藤裕明盛岡市長)は2日、盛岡市志家町のサンセール盛岡で講演会を開き、慶応大の玉井清教授が「近代日本における原敬」と題して、人間観察に秀でた政治家像に光を当てた。
 会員ら約70人が参加。玉井教授は、原が反維新側の南部藩出身であったことについて「逆境を自覚し、反骨精神が旺盛だった」と指摘。「フランス語を習得したことで、出身地に関係なく世に出るステップになった」と述べた。


新日鉄釜石 線材で再生、高炉は発電に
 明治、大正、昭和、平成……。釜石製鉄所は、日本の鉄の歴史とともに歩んできた。
(中略)
 幕末期に釜石で近代製鉄が発祥し、1886(明治19)年設立の田中製鉄所が連続生産に成功。「富国強兵」を背景に近代化を支えた。
 戦後の高度成長期、釜石鉱山から運ばれる鉄鉱石で次々と鉄を生産し、産業発展に貢献した。まさに「鉄は国家」の時代だった。
 だが1970年代、円高などで「鉄冷え」がやって来る。合理化による製鉄所の縮小。人口は減り続け、企業城下町に深刻な影を落とした。
 そして89年。釜石から高炉の火が消えた。

 高炉跡地にはいま、発電工場が建っている。



群馬
現代の寺子屋「高崎哲学堂」分科会開催-蔵を改装したギャラリーで
 「財団法人高崎哲学堂」(高崎市八島町、TEL 027-322-3874)の有志が6月1日、日本茶喫茶・蔵のギャラリー棗(なつめ)」(同檜物町、TEL 027-326-1167)で「近代史研究会」を開催した。
(中略)
 「高崎哲学堂」は、哲学者の梅原猛さん、人類学者の今西錦司さんなど各界で活躍する人々を講師に招き、数多くの講演会を開催している。今回が3回目の開催となる「近代史研究会」は、幕末から明治にかけての歴史を研究する分科会で、「福沢諭吉、小栗上野介、勝海舟3人の関係」(佐股さん)、「明治初期の思想史」(竹科さん)、「鉄道開通の目的」(石塚さん)など、参加者がそれぞれの研究テーマを発表した。メンバーは、会社社長、高校教諭、通信教育で勉強中の大学生など職業も年齢もさまざまで、発表される内容は、日本テレビで放送中の「世界一受けたい授業」よろしく、学校では体験できないものだった。


千葉
見る:企画展「もののけ芳年」 鋸南・菱川師宣記念館、24日まで /千葉
 菱川師宣の生誕の地・鋸南町にある菱川師宣記念館で24日まで、企画展「もののけ芳年」が開かれている。
 同展は幕末から明治にかけて活躍し、最後の浮世絵師といわれる月岡芳年(よしとし)の描く、独自の世界を紹介している。
 展示作品は、妖怪たちを描いた「和漢百物語」シリーズや血みどろな絵で有名な「英名二十八衆句」シリーズ、明治のおもしろ三面記事を描いた新聞錦絵「郵便報知新聞」、歴史画「大日本名将鑑」など、代表作80点。
 芳年が明治時代に描いた新聞錦絵は「浮気の嫉妬(しっと)殺人事件」(1875年)、「柔術家松本あい」(同)、「警官捕り物」(同)など、実際に新聞掲載された記事を題材に描いた作品で、人気があったという。


東京
はとバス、映画「怪談」とタイアップした講談師とめぐる東京怪談スポットツアーを発売
はとバス 東京・横浜観光「夏」パンフレット発表 21シリーズ 113コース
講談師がご案内 夏恒例の怪談コース
はとバス映画タイアップコース 「怪談」公開記念
講談師と巡る、映画『怪談』ゆかりの地と
真景 累ヶ淵(かさねがふち)ライブ
(中略)
穴稲荷・・・幕末、彰義隊の戦では最後の激戦地として知られている。


神奈川
よこはま都市づくりシリーズ講座-水道の整備と人糞処理の実態
 横浜市中央図書館(西区老松町1)内のホールで6月9日、「横浜開港150周年を楽しむ会」による講座「水道の整備と下肥処」が行われる。
(中略)
 内容は、横浜開港資料館調査研究員の平野正裕さんを招き、多摩川から横浜に引いた木樋水道(1873年完成)と同時期に行われた人糞処理の実態を紹介する。開催は14時~16時で、定員先着180人。受講料は500円。申し込み方法はホームページで。

 興味ありますねぇ。江戸時代の江戸には非常に進んだ資源のリサイクルシステムが確立しており、特に人糞回収と下肥への利用というリサイクルシステムは、江戸が当時のロンドンやパリよりも遙かに衛生的な都市として機能したことを下支えしましたから。
 開港の後に急速に発展した横浜では、どのようなリサイクルシステムになったのか、興味あります。

長野
「筆子・その愛」製作協力券を販売 ハンデサポートおかや
 日本の知的障害児・者教育の先駆者といわれる石井筆子(1861―1944年)の生涯を描いた映画「筆子・その愛―天使のピアノ」(山田火砂子監督)の上映会が、県内では初めて9日午後2時から、岡谷市長地権現町の県男女共同参画センター・あいとぴあで開かれる。同市のハンデサポートおかや(宮坂昌志代表)が主催。製作協力券を販売している。
 筆子は幕末の長崎県大村藩士の娘として生まれ、その美貌(びぼう)と知性で「鹿鳴館の華」と呼ばれた。若くして夫を亡くし、知的障害を持ったり病弱だったりする娘3人を抱えながらも女学校の校長を務め、社会活動を続けた。日本初の知的障害児者施設「滝乃川学園」の創立者・石井亮一と出会い、再婚。社会福祉法の援助がない時代の知的障害事業を支えた。映画では常盤貴子さんが筆子を演じる。



新潟
慈眼寺の風神・雷神像が復活
 戊辰戦争の命運を左右した「小千谷談判」の場で知られる慈眼寺(小千谷市平成2)にあり、中越地震で壊れた風神・雷神像の修復が完了し、5日、同寺の本堂に安置された。2体の像が戻るのは約2年7カ月ぶり。
 2体は、1856年の作。地震の際は寺の山門に安置されており、松材でできた像は激しい揺れで倒れ、足が外れるなどバラバラになった。修復は昨年12月、寺が長岡市の仏壇墓石会社に依頼していた。


三重
収蔵絵画30点を初出品 県立美術館で企画展「水彩素描のすべて」
 県立美術館(津市)が一九八二年の開館以来収集してきた水彩画と素描を一堂に展示する十七年ぶりの企画展「水彩素描のすべて」が九日、同館で始まった。初出品の約三十点を含む約二百三十点を紹介し、質量ともに見応えある内容となっている。
(中略)
水彩画は、幕末に英国の新聞記者兼報道画家が特派員として来日し、国内に持ち込んだ。繊細な色合いは日本人を魅了し、明治後半に爆発的なブームを巻き起こした後、定着していった。


京都
地域の神社の歴史学ぶ
京都市北部の氏子総代が研修会

 京都市北部の神社の氏子総代が7日、左京区の岩倉や八瀬、大原地域などの神社を巡り、各社の歴史や由来を学んだ。
(中略)
 マイクロバスに分乗した参加者は、下鴨神社を出発し、八大神社や小出石八幡宮社、八瀬天満宮などを1日かけて回った。子どもの病気平癒で知られる三宅八幡宮(左京区)では、市有形民俗文化財の絵馬を見学。絵馬保存会の会員から「幕末から明治にかけ、近江や北河内などへ信仰圏が広がり、たくさんの人が参詣に訪れた様子が絵馬に表されている」と説明を受けた。


〈上方連続線〉京都の染と織(2)作家支える町衆の伝統
 1555年創業の千總(ちそう)。法衣販売からスタートした呉服商だ。江戸中期から京友禅染を扱い、明治時代には画壇と連携して染織産業に変革をもたらす。狩野派、円山四条派といった京都画壇にとって、明治維新は災難に近い出来事だった。東京遷都に伴い、天皇家の後を追って公家がごっそり移住した。廃仏毀釈(きしゃく)の波に襲われ、寺院も窮乏する。掛け軸や屏風(びょうぶ)、障壁画などの発注が激減した。


兵庫
書状:龍馬の旅好き、先祖の血? 曽祖父の礼状、竹野の旧家で発見 /兵庫
 豊岡市竹野町の旧家の蔵から、幕末の志士・坂本龍馬の曽祖父、直躬(なおみ)の書状が見つかった。直躬が城崎温泉を訪れた際に、世話になった地元の大庄屋にあてた礼状。龍馬と血縁関係にあり、龍馬研究家の土居晴夫さん(84)=神戸市須磨区=は「坂本家は先祖代々、旅好きなことが分かり、貴重な発見」と話している。


岡山
煌めく名刀展:「国貞」「正宗」など37点 備前長船刀剣博物館で17日まで /岡山
 池波正太郎の「鬼平犯科帳」で、主人公の長谷川平蔵が「愛してやまぬ」と表現している「国貞(くにさだ)」など、時代小説や漫画に登場した名刀を集めた「煌(きら)めく名刀展」が瀬戸内市長船町の「備前長船刀剣博物館」で開かれている。17日まで。
 中里介山「大菩薩峠」で主人公の机竜之助が使った「安国(やすくに)」、司馬遼太郎「新撰組血風録」などで近藤勇が熱望したとされる「虎徹(こてつ)」、備前市出身の柴田錬三郎「眠狂四郎無頼控」で、狂四郎が円月殺法を見せる「正宗(まさむね)」など、13作家23作品から選んだ37点を紹介。小池一夫さんの漫画「子連れ狼」で、拝(おがみ)一刀が使う「胴田貫(どうたぬき)」として登場する「同田貫」や、「妖刀」と評される「村正(むらまさ)」などもある。多くは県外コレクターの所蔵品。


山口
岩国鵜飼い存続へ 7月開始、地元経営者らが新会社
 存続の危機に直面していた岩国市の観光鵜(う) 飼いで、地元の企業経営者ら五人が八日、新会社を設立して事業を引き継ぐと発表した。例年より一カ月遅れの七月一日から始める。
(中略)
 錦川の鵜飼いは約四百年の歴史があるとされる。幕末ごろに途絶えたが、一九五二年に岩見屋さんの父である故保さんが復活させた。




徳島
江戸中期の香時計を公開 徳島市で5日から「古時計展」
 江戸時代中期に使われていた蜂須賀家ゆかりの「香時計」が五日から十五日まで、徳島市立木工会館(福島一)で公開される。市地場産業振興協会が、十日の「時の記念日」にちなんで開く「古時計展」に出展する。協会によると香時計自体は珍しくないが、蜂須賀家ゆかりの品は数少ないとみられ「貴重な機会。ぜひ来場を」と呼び掛けている。
(中略)
 古時計展は時計の歴史を知り、ものづくりへの関心を高めてもらうのが狙い。幕末に徳島城下の商家で使われていた「尺時計」も紹介する。細長い箱に入った壁掛け式の時計で、ひもに付いたおもりが下がって時刻を指し示す仕組みがものづくりへの関心を呼びそう。


福岡
世界遺産登録へ向け研究委会合 軍艦島などの近代化産業遺産群
 九州近代化産業遺産研究委員会(委員長・西村幸夫東京大大学院教授、学識経験者ら十二人)は六日、福岡市内で第三回会合を開き、世界文化遺産登録を目指し、継続審議となっている本県の軍艦島やグラバー邸など九州・山口地区の六県八市が共同提案している「九州・山口の近代化産業遺産群」で、文化庁から提示された課題について協議した。
 文化庁から指摘された主な課題は▽遺産群の時期を幕末-明治後半期までを対象とすることの妥当性▽九州・山口に特化して主題を定める根拠の明確化▽世界的な観点からの提案資産の位置付け-の三点。


鹿児島
幻の「薩摩ボタン」復刻に挑む…垂水市の川崎さん
 幕末から明治時代にかけて欧米で人気を呼び、ボタン収集家の間では「幻のボタン」として珍重されている「薩摩ボタン」の復刻に、薩摩焼の絵付け師の女性が挑んでいる。垂水市田神で薩摩ボタンの工房「薩摩志史」を主宰する川崎志保さん(32)。小さなボタンの中に、現代の薩摩焼の魅力を表現している。

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お帰りなさ~い
by にゃー 2007/06/12 02:39 編集
“筆子~”は笑也っち出演なので気になってるんですよね~。なかなか上映スケジュールとタイミングが合いません。(;_;)     
ただいまです(^^)
by 白牡丹 2007/06/12 06:40 編集
にゃーさん、コメントありがとうございます。

『筆子~』は私も『長州ファイブ』と同様に見たい映画のリストに入れているのですが、まだチャンスがありません。
    
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