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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 新潟で震度6強の大きな地震があったようですね。被災地の方々にお見舞い申し上げます……テレビ・ネットで続報を待っているところです。

北海道
博物館五稜郭分館最後の特別展/新徴組など貴重な資料180点
 11月末に閉館される函館市立博物館五稜郭分館(五稜郭公園内)の最後の特別展「さらば五稜郭の星」の第1部「血戦!戊辰戦争―東北・蝦夷地の戦い―」が14日、同館で始まった。所蔵品や江差町、東北各地の博物館、郷土資料館の協力で集めた資料約180点が展示され、新徴組や榎本武揚の手紙などが紹介されている。9月17日まで。
 新徴組は、京都の治安を守る新選組に対し、1862(文久2)年、江戸幕府が浪人を集めて結成。庄内藩主の指揮下に置かれ、江戸を取り締まったが、戊辰戦争では官軍と戦い、賊軍となった。今展では皮肉な運命が垣間見られるよう、山形県鶴岡市の所蔵資料などを展示。同館の保科智冶学芸員は「あまり知られていない新徴組の存在を知ってもらえれば」と話す。
 榎本武揚が蝦夷島総裁として副総裁松平太郎のもとに、箱館のイギリス領事ユーデン氏にあてた手紙では、砲台や五稜郭に入らないことを呼びかけている。筆遣いからは榎本の心境が感じられる。保科学芸員は「古文書という硬いイメージではなく、言葉に込められた意味を楽しんでもらえれば」と紹介する。
 高松凌雲が薩摩藩士池田次郎兵から譲り受けた山水画など貴重な資料もある。保科学芸員は「歴史を動かした資料ばかり。一点一点をじっくり眺めてほしい」と来場を呼びかけている。

第1部と第2部の両方は無理かも知れませんが、秋の仕事のスケジュールが固まり次第、こちらの特別展を見に行くスケジュールを確保しようと思っています。

宮城
復元模型:小栗上野介ら遣米使節が乗り継ぎ世界一周、米海軍の機帆船3隻 /宮城
 江戸末期の開明的幕臣、小栗上野介(1827~68)らが遣米使節として乗り継ぎ、世界一周した米海軍の機帆船3隻の復元模型を、大崎市古川北町の帆船模型作家、岡崎英幸さん(77)が10年がかりで制作し、そろい踏みさせた。依頼した小栗の菩提(ぼだい)寺・曹洞宗東善寺=群馬県高崎市倉渕町=の村上泰賢住職(66)は「日本近代化のレールを敷いた小栗の原点につながる模型。小栗の実像を世に伝える素材」と話す。
 復元模型は「ポウハタン号」「ロアノウク号」「ナイアガラ号」(2400~4800トン)の数十分の1の縮尺で、長さ1メートル前後。幕府が派遣した使節団は1860年1~9月、3隻を乗り継ぎ、渡米して大統領に会い、さらに東回りで世界一周航海の末に江戸に戻った。この見聞を基に小栗は幕府の横須賀造船所や株式会社組織を興した。幕府崩壊の68年、知行地の倉渕に隠とん中、官軍に捕縛され処刑されたが、「近代的構造改革主義者」と評価が高い。
 だが、訪米・世界一周に関しては、使節団の随伴船「咸臨丸」(292トン)が「日本人だけで初めて太平洋を往復航海」と教科書で称揚されて注目を集め、小栗らの事跡は忘れられがちだ。「幕末史の本流を伝えたい」と村上住職が1998年、岡崎さんに制作を依頼した。


神奈川
放火乗り越え歴史を後世に 川崎・琴平神社 建物再建…天井画も
 奥院にあたる本殿と拝殿などが6月、放火により全焼した琴平神社(川崎市麻生区)が再建に乗り出した。16日にも関係者による話し合いを始め、2年以内には再建のめどを立てたい考えだ。
(中略)
 本殿などは文政9(1826)年に建立された歴史ある建物。志村宮司はその建物の全焼を嘆くが、一方で安置してあった5体のご神体やご神宝などは焼け残った。現在は同区王禅寺東の儀式殿に保管してあり、志村宮司は「古い歴史を継承できる」と胸をなで下ろしている。本殿などにあった、幕末の文人画家として名高い渡辺崋山の作とされる天井画63点のほか、精緻(せいち)を極める龍などの彫刻は焼失してしまったが、天井画については志村宮司自ら復元し後世に伝えていきたいと意気込んでいる。

 渡辺崋山の作品オリジナルが焼失してしまったのは残念です……再建が順調に進みますよう。

2年後開港150年、横浜港の歴史紹介・税関がネットと冊子で
 横浜港開港150周年を2年後に控え、横浜税関はこのほど「横浜開港150年の歴史―港と税関」と題した資料を同税関ホームページに公開した。資料は江戸時代の開港の経緯や税関の誕生、戦後の高度成長などに触れながら横浜港発展の歴史を紹介している。
 資料は谷川浩道税関長を中心に編集。全体で約100ページに上り、開港以来の横浜港の貿易額の推移を表したグラフや終戦直後の同税関の写真などの図表のほか、幕末期の条約なども掲載している。


愛知
天も味方、山車3台が140年ぶり雄姿 那古野神社例大祭でそろい踏み
 名古屋市中区丸の内の那古野(なごや)神社の例大祭が十五日あり、名駅地区に残る江戸後期の山車(市文化財)三台が、同祭では約百四十年ぶりに勢ぞろいした。夕方からの宵祭りには、各山車がちょうちんをともした幻想的な姿を披露し、観客ら約二百人を魅了した。
 参加したのは、中村区名駅五の「二福神車」と「紅葉狩車」、同名駅南一の「唐子車」。例大祭はかつては「三之丸天王祭」と呼ばれ、近隣地区から山車十数台が参加していた。しかし、明治維新で同神社が名古屋城内から現在地に移転したのを境に、山車が例大祭に参加しなくなり、各地区で保存する山車も三台にまで減った。
 十六年前から名古屋まつりのパレードで、三台が同神社に立ち寄るようになったのを機に、各山車の保存会員らが「例大祭でも勢ぞろいして、本来の祭りの姿を取り戻そう」と、“そろい踏み”を企画した。


三重
伊勢錦の大吟醸で「金」 全国新酒鑑評会、三重大など協力
 県原産の酒米の伊勢錦を使って大台町の酒蔵「元坂酒造」が仕込んだ大吟醸酒「酒屋八兵衛」が、日本酒造組合中央会などが主催する全国新酒鑑評会で最高位の金賞となった。伊勢錦からの酒では初めて。元坂新・社長は「県の風土で醸したお酒。地元の人に飲んでほしい」と話している。
 幕末に旧勢和村で生まれた伊勢錦は、背丈が高いため栽培しにくく収量も少ないことから、戦後の食糧難の時代にいったん姿を消した。約二十年前に元坂酒造が「特徴のある酒を造ろう」と伊勢錦の復活に取り組み、一昨年、三重大と共同で進めてきた背丈の低い品種の開発に成功。この米で初めて仕込んだ酒を鑑評会に出品していた。鑑評会は、最高級の酒米として普及している山田錦の使用割合が五割以下の第一部と、五割超の第二部の二本立て。このうち第一部には百十八点の出品があり、酒屋八兵衛を含む三十点余が金賞になった。東海三県ではこの酒だけだった。


福井
樺太開拓の歴史知ろう 福井市自然史博物館で特別展
 樺太の開拓の歴史や自然を約三百点の資料で紹介する特別展「樺太・千島-北の秘境に挑む」が十四日、福井市自然史博物館で始まった。九月二十四日まで。
 樺太は幕末に越前大野藩が開拓の主力を担うなど、福井と関連の深い土地。過酷な環境の中で開拓者たちが持ち続けたフロンティア精神を、写真や開拓者の日誌、年表などで伝えるとともに、今も原始的な姿を残す自然を、動植物の標本などで紹介している。



京都
祇園祭の山鉾を紹介
三条小橋商店街、パンフレット配布

 三条小橋商店街(京都市中京区)は、祇園祭の山鉾を紹介するパンフレット=写真=を作製し、加盟約55店で配布している。地元の歴史や文化を発信するため祇園祭に合わせて毎年実施している。
 山鉾の御利益と特徴を今年の巡行順に一覧表でまとめた。江戸時代の神幸祭の様子を伝える商店街所有の古文書や1864年の宵々山に起きた池田屋騒動の概要も紹介している。A4判折りたたみ式。5000部作製。
 宵々山の15日には池田屋騒動で亡くなった幕末の志士や新選組隊士らの供養祭を池田屋跡近くのJTB三条店前で行う。午後0時半からで一般参加もできる。


高知
絵金祭り
香南市(高知県)

 幕末から明治にかけて土佐で活躍した町絵師・絵金。鮮やかな色彩で描かれた凄惨な絵は、独特の雰囲気を醸し出す。
 「絵金祭り」は、絵金の描いた屏風絵を間近に見られる年に1度の貴重な機会。宵闇迫る頃、商店街の軒先にずらりと絵金の作品が並ぶ。おどろおどろしい作品が百匁ろうそくの灯りの下に浮かび上がり、見る人を妖しげな世界へといざなう。また、特設会場では屏風絵を題材とした「土佐絵金歌舞伎」も上演。
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開港150年 in 横浜
by リューザキ 2007/07/17 16:40 編集
白牡丹さん、その後、体調の方は大丈夫ですか?

このたび、「ひゅうがおん」から「リューザキ」にHNを変更しました。
これからも、どうぞヨロシク♪

横浜では、色々と計画があるそうですが、
その前に、無事に2009年を迎えられるかが不安です。

我が母が、中仙道を歩き始めて、ちょうど、NHKでも「街道てくてく旅・中仙道編」が行われ、ゴールインした記念に「日本橋サミット」が開かれ、母が参加したのですが・・・
2020年までに関東地方に震度6強程度の地震が起こる確率は70%だ。
災害物資輸送、けが人の搬送には、川を使った交通が有効だから、日本橋を覆い被っている高速道路は撤去すべき・・・等が話題になったそうです。(汗)
(もちろん、この部分はNHKの放送ではカットされました)

開港資料館では、普段、閉鎖しているエリアを公開するイベントが行われますが、うっかり申し込み損ねました(反省)
    
日本列島は活断層が多いですからね
by 白牡丹 2007/07/17 19:56 編集
ひゅうがおんさん改めリューザキさん、お書き込みありがとうございます。

「リューザキ」と聞いて、「竜崎麗華(お蝶夫人)」を連想する旧い世代のマンガ読みです(^^)。

> 2020年までに関東地方に震度6強程度の地震が起こる確率は70%だ。

東海地方もそうですし、紀伊半島の方でもそういう予測があったと思います。日本列島は活断層だらけですからね……(汗)。
    
小栗さん at 中仙道
by リューザキ 2007/07/17 20:43 編集
下の記事、関東地方というより、首都圏ですね♪(♪マークの話ではないですけど)
その人「某浦安の遊園地もまもなく危ない」「2016年の東京オリンピックなんて、笑っちゃいますよ~」との発言連発していたそうです。
こういうオフレコ(?)話満載の会だったそうです(汗)

さて、中仙道を歩いている母の発見したものが、小栗上野介さんのお墓でした(涙)
小栗家の菩提寺が街道沿いにありまして、こちらに埋葬されているのか、従来の処刑後に埋葬されたお墓のどちらにお休みになられているのか、わかりませんが(合掌)
    
「小栗上野介」「埋葬」で検索
by 白牡丹 2007/07/18 20:38 編集
リューザキさん、

「小栗上野介」「埋葬」でググってみると、知行地であった権田村の村人によるエピソード(勇気ある行動だなぁと思います)も読めますよ。
    
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