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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 東京は、久しぶりに晴れ間が覗いています。

鳥取
近代史を飾った 西部人物伝
【59】緒形 弘義(おがた ひろよし)

 明治から昭和にかけて文化、経済、政治など各分野で活躍した、鳥取県西部地区ゆかりの多彩な顔を、加藤哲英さん(米子市美術家協会会長)の絵と杉本良巳さん(米子市歴史館運営委員長)の文章で紹介する。金曜日掲載。

【59】緒形 弘義(おがた ひろよし)
1856~1992
養蚕で町を活性化

 緒形弘義は1856(安政3)年、日野町黒坂に生まれた。72(明治5)年、16歳の若さで戸長になったのを皮切りに村会議員、県会議員を務めたが、彼の本領は産業振興であった。江戸時代に陣屋町として栄えたが、維新以後昔日の面影を失った町の活性化を図るため、彼は養蚕業に目を向けた。77(同10)年、群馬県前橋山室伝習所に入所して技術を習得し、帰郷すると自宅で座繰(ざぐり)製糸を始めた。
 しかし、養蚕の一層の発展のためには桑の改良が必要だと考え、長野県から優良な桑苗を取り寄せる一方、良質な蚕種の重要性を痛感、奥日野の地形と寒冷な気候を利用して自家産まゆを原料とする蚕種を提供、県下はもとより岡山・徳島・宮崎各県へ移出し、高い評価を得た。こうして養蚕により収入を得た村民は「報緒形弘義君功労養蚕記念碑」を建てて彼の功績をたたえた。
 1922(大正11)年没、69歳。


高知
手長足長絵馬台祭りに29年ぶり
 香美・八王子宮、修復 幕末の絵師・金蔵(通称・絵金)らの屏風(びょうぶ)絵を飾る手長足長(てながあしなが)絵馬台(香美市文化財指定)が24日、29年ぶりに香美市土佐山田町の八王子宮夏祭りにお目見えした。香南、香美両市の商店主らの寄付で今年1月に修復したことを受けての展示。25日午前10時~午後10時にも見られる。
 絵馬台は高さ約4メートル、幅約10メートル、奥行き約2メートル。幕末から明治初期にかけて、同町の宮大工・原卯平によって作られたという。屋根部分を支える4本の飾り彫りの柱が特徴。社殿を模した台の正面には、江戸時代の漫画絵「手長」と「足長」をかたどった柱があり、その外側には「上り龍」と「下り龍」が彫られている。台には、絵金と弟子河田小龍の屏風を5枚はめ込むようになっている。
 1980年の夏祭り以降、損傷が激しく展示できなかったが、今年1月、同宮に隣接する市立美術館での展示をきっかけに寄付が集まり、虫食い個所や、組み立て部分を取り換えることができた。甲藤(かっとう)栄一宮司(62)は「先人の残した物を後世に伝えたい」と話していた。


福岡
江戸中期に日食予測 中津藩の古文書解読中 驚きの発見 吉富町歴史文化の会 蘭学盛ん、時刻も正確
 吉富町歴史文化の会は24日までに、中津城下の事件事故を記録した「惣(そう)町大帳」の解読作業の中で、中津藩(大分県中津市)が、1786(天明6)年の皆既日食の時刻を正確に予測していたことを突き止めた。同会の山本初男顧問は「江戸中期すでに下級武士まで日食の時刻を知っていたのは驚き」と話す。
 同会は「惣町大帳」の中で、同年正月元旦に日食の記述を発見。また同日の下級武士の職務日誌「郡方小頭月番帳」には「午(うま)の刻(こく)(正午ごろ)に日食が予想されるため、藩主への正月の祝賀記帳を5つ刻(どき)(午前8時ごろ)に行った」と記されていた。
 当時の中津藩は、医学書「ターヘル・アナトミア」の翻訳書「解体新書」の実質的編さん者、前野良沢(1723-1803)が活躍するなど、日本屈指の蘭(らん)学先進地。特に天文学、医学、物理学など自然科学分野では、他藩を圧倒していた。
 17世紀後半から18世紀初頭の長崎では、オランダ通詞で洋書の収集家として有名な吉雄耕牛や「惑星・恒星・彗(すい)星」などを造語した本木良永、万有引力やケプラーの法則などを紹介した志筑(しづき)忠雄などが活躍。中津藩は、前野良沢をはじめ、幕末までに約100人の藩士を遊学させ、先進科学を取り入れたという。
 九州大大学院のW・ミヒェル教授らと「九州の蘭学‐越境と交流‐」(思文閣出版)を共著し、同藩の蘭学史に詳しい川嶌整形外科病院(中津市)の川嶌真人院長は「蘭学者にとって天文学は、医学と並び基本。日食は、予測可能な自然現象の1つになっていたのでしょう」と話している。


大分
別府八湯・名人への道:/48 亀陽泉(亀川中央町) /大分
◇幕末・明治に思いはせ
 衆院解散を目前に控えたある日。長女日向子(4)を連れて亀陽泉(きようせん)に出かけた。この夏休みは、いつ一緒に遊んでやれるか分からない。せめてもの「罪滅ぼし」だった。
 変わった名前の温泉だ。地元の歴史に詳しい龜カメ倶楽部の高橋東洋雄さん(67)によると、亀川村の庄屋で、幕末に勤王の志士をかくまって投獄された経験を持つ高橋敬一の号「亀陽逸人」が起源ではないかという。
 明治維新後は日田県知事・松方正義の元で働いた。1890年、中津江村で起きた一揆の鎮圧に向かい、殉職した。その子廉一は「松方に育てられ、後に坊主地獄の近くで世界で3番目の地熱発電に取り組んだ」(高橋さん)という。
 亀陽泉は1902(明治35)年、現在地に移転。巨大な浴槽で「千人風呂」と称された。近くに住む男性は「子どものころはここで泳いでいた。旅館の客もみな入りに来ていた」と振り返る。65年の建て替えで浴槽は以前より小さくなったが、それでも相当な大きさだ。管理人の陽増美さん(70)は「『広くて入りやすい』とよそから来る人は今でも多い」と話す。
 日向子は鏡の前で踊りすっかりご機嫌だ。筆者が「今年の夏は遊園地に行かれんかもしれんで」と言ったら、こう答えた。
 「仕方ないな。一生懸命働いてな。お父さんが働かんと、みんなご飯も食べられんもんな」【祝部幹雄】


長崎
【観光丸・船内講座の受講生募集中!】長崎龍馬☆大航海<神戸、広島、松山、福岡>この夏、龍馬ゆかりの地に『観光丸』が寄港します!
 2010年大河ドラマ「龍馬伝」をきっかけに、長崎県の魅力を全国に発信するキャンペーンの一環として、坂本龍馬ゆかりの地・神戸、広島、松山、福岡に『観光丸』が寄港し、長崎県の観光・物産・文化のイベントをおこないます。
 なかでも、龍馬が活躍した幕末長崎にスポットを当てるミニ講座「旅する長崎学講座」はオススメです。時代を変えようと志す志士たちは、なぜ長崎を目指したのでしょうか。近代に向かう激動の日本における幕末長崎の世界へといざないます。『観光丸』の船室で、ちょっと“学び”のひとときを! 各港3回講演です。事前申込が必要ですので、下記によりお申し込みください。

●『観光丸』の入港日:10時~17時●
【神戸】平成21年8月13日(木):メリケンパーク中突堤(初寄港)
【広島】平成21年8月16日(日):観音マリーナ(初寄港)
【松山】平成21年8月18日(火):松山観光港(初寄港)
【福岡】平成21年8月22日(土):マリンメッセ福岡横イベントバース(21年ぶり2度目)

●「旅する長崎学講座」の開講:各港共通●
【時間】
  第1回:11:00~11:45
  第2回:13:30~14:15
  第3回:15:00~15:45
【内容】
  ◇幕末長崎のお話
  ◇月琴ミニコンサート
【定員】
  各回40名(事前申込が必要) ★当日、参加者へのプレゼントもあります!
  ※先着順。定員になりしだい締め切ります。
【申込方法】
 ■申込先:長崎県文化振興課にFAX〔095-829-2336〕でお申し込みください。
 ■様 式:下記の関連ページをご覧になり、チラシにある「参加申込書」に必要事項をご記入のうえ、FAXにてお申し込みください。なお、必要事項[代表者氏名、参加希望人数、住所、電話番号、FAX番号、希望会場、希望時間]を書いたメモでもOKです。
 ■その他:電話〔095-895-2762〕でのお申し込みも受け付けます。

●その他のイベント●
 このほかにもいろいろなイベントがありますので、ぜひお出かけください。
 ■観光丸船内イベント
  ・ミニ龍馬館(長崎風頭の龍馬像制作者 山崎和國展、龍馬ブーツの展示など)
  ・観光丸船内ツアー
 ■ふ頭イベント
  ・長崎県観光・物産PRコーナー
  ・ご当地共催コーナー
  ・長崎事始めコーナー(オランダ木靴絵付け体験、パットゴルフチャレンジなど)
  ・長崎県産品が当たるクイズ大会



関連URL:http://tabinaga.jp/pdf/daikoukai.pdf






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