8月16日の幕末ニュース

　今日はこの夏で2番目の暑さだった東京です。午後は降雨確率が60%とのことですが、私の住んでいる辺りではまだ降っていません。たっぷり降って気温が下がるのなら歓迎なんですが……。

青森
弘前ねぷた展：貴重な資料５０点を展示－－市立博物展　／青森
弘前ねぷた展：貴重な資料５０点を展示－－市立博物展　／青森

　「弘前ねぷた展」が、弘前市下白銀の市立博物館で開かれている。ねぷたの歴史と魅力を伝える貴重な資料約５０点が展示されている。２４日まで。
　同展は８６年からこの時期に毎年開かれており、ねぷた囃子（ばやし）が流れる特別展示室では、同館特製の勇壮な鏡絵（正面）と哀愁を込めた見送り絵（裏面）の大型ねぷたなどが飾られ、祭りのムードいっぱいだ。
　現存最古の幕末の「ねぷた額絵」や、大正時代のけんか風景を表した「ねぷた風物誌」、棟方志功が７１年に描いた高さ５メートル以上のねぷた絵「天の岩戸」などもある。

山形
JR大石田駅前で「維新祭」　ダイナミックな踊りや太鼓演奏

　大石田町の維新祭が15日夜、同町のＪＲ大石田駅前で開かれ、北村山3市1町と山形市の計12団体・約400人が、雨の中、ダイナミックな踊りや太鼓演奏などを披露した。

石川
平和誓い追悼　６３回目の終戦記念日　石川護国神社で祈願祭　２５０人が参列

　六十三回目の終戦記念日を迎えた十五日、金沢市の石川護国神社で第四十五回石川県戦没者追悼平和祈願祭が営まれ、参列者約二百五十人が戊辰戦争以降の戦死者四万四千八百八十八柱の冥福を願う祈りをささげ、平和への誓いを新たにした。

　「戊辰戦争以降の戦死者」とありますが、戊辰戦争の敗者となった旧幕府・会津藩などの兵士たちの霊は祀られてません。また西南戦争に至るまでの明治10年間での内乱の戦死者の霊も祀られていません。日清戦争から太平洋戦争まで、戦時中に亡くなった非戦闘員の霊も一部の例外を除いて祀られていません……靖国神社や護国神社の記事を見ると、ついそういう気持ちになります。

滋賀
蕪村や北斎など寺宝虫干し展　徳円寺できょうまで

　恒例の寺宝虫干し展が１５日、大津市の徳円寺で始まった。普段は本堂の裏などに保存している与謝蕪村や葛飾北斎の日本画、作家・吉川英治の書など２８点を展示している。１６日まで。
　幕末の争乱の京都から逃れた芸術家たちを、同寺の檀家(だんか)らがかくまったのがきっかけで、美術品が集まるようになったという。今井和夫住職（７６）によると、以前は２００点ある書画を単にぶら下げて虫干ししていたが、「どうせならたくさんの人に見てもらおう」と、１９８３年から展示するようになったという。

佐賀
「平和の鐘」響け…終戦記念日各地で催し

　終戦記念日の１５日、県内でも各地で、平和を願う催しがあった。
(中略)
　戊辰戦争からの戦没者約２万５０００柱をまつっている同市の県護国神社では終戦記念平和祈願祭が営まれ、戦没者の遺族ら約２００人が参列した。祝詞奏上の後、巫女(みこ)が舞いを奉納し、遺族らが玉ぐしをささげた。

　「戊辰戦争以降の戦死者」とありますが、戊辰戦争の敗者となった旧幕府・会津藩などの兵士たちの霊は祀られてません。また西南戦争に至るまでの明治10年間での内乱の戦死者の霊も祀られていません。日清戦争から太平洋戦争まで、戦時中に亡くなった非戦闘員の霊も一部の例外を除いて祀られていません……靖国神社や護国神社の記事を見ると、ついそういう気持ちになります。繰り返しで申し訳ないですが、平和や不戦の誓いをしたい死者たちの霊の中に彼らが入っていないのは自分の歴史観からすると十分に観じられないのです。