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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 また最高気温30度を超える日に戻りましたね。でも、全体に湿度が低くなり、朝晩も風が出るようになりました……過ごしやすくなったと自己暗示かけるようにしてます(笑)。

山形
郷土の先人・先覚148 自由民権を築いた豪傑《松本 清治》
 清治は天保13年、酒田熊手島の堀善蔵の二男に生まれ、小さい時、新田目村の富農・松本藤十郎の嗣子となった。
 安政3年わずか14歳ころ、外には西洋列強の東洋侵出、内には徳川幕府打倒のうねりが高まるという時代の波に動かされ、伊勢参拝と称して郷里を出て、江戸や京都で四方の志士と交わった。
 特に大坂では頼三樹三郎(みきさぶろう)を旅宿に訪ねて、数日間に渡ってお互いに時事を議論し、意気投合したというからずいぶんと早熟だった。
 この時、三樹三郎の紹介で頼支峰の門に入り、教えを受けた。ここで清治は佐久間象山の噂を聞き、ついにたまりかねてその塾を訪ね、教えを受け大いに得るところがあった。
 こうして羽根をのばし天下に名を成そうとしたものの、遊歴の期限も過ぎてやむなく郷里に帰った。まもなく歴史の舞台は変わり明治維新を迎え、全ては一新された。清治も夢が実現したとして新政府に期するところがあった。明治2年、酒田民政局長官・西岡周碩に育英について建議し、同年6月天正寺に学而館(がくじかん)の創設をみた。
 しかし、清治の夢は次第に幻滅となり、中央では薩長による藩閥政治が政権をほしいままにし、庄内では旧態依然たる圧政が展開された。圧政に苦しんだ農民は天狗騒動、次いでワッパ一揆と果敢に抵抗したが、武力の前には矛を収めるしかなかった。
このとき立ち上がったのが森藤右衛門や松本清治、鳥海時雨郎らだった。
 森は酒田県の悪政を元老院や左院へ訴えるため上京する数日前、清治の宅を訪れた。清治はかつて上京の折、三樹三郎から贈られたと思われる大塩平八郎の梟首(きょうしゅ)の画に三樹三郎が賛をした凄惨な幅を床の間に掛け、その前で水杯をし「大衆の困苦を救うためには命を捨ててもよい」と悲愴な別れをした。
 森の東京のおける訴願や言論活動が功を奏したのには、陰から色々と支援した清治の力も大きかった。彼はもし森の建白法廷闘争が失敗した際には、最後の手段として武力闘争も考えていたとも一部にはいわれている。
 明治11年に農民勝訴の判決が下ったが、還付金の使途について森と金井らで争った時、清治は森が6カ年に渡り家産を放棄して尽力したための勝利と弁護している。同12年には森とともに山形県最初の政治結社である尽性社を、次いで両羽新報を作って自由民権説を主張、一時民権王国を築いた。清治の死に際し飽海民党は「尽性社の魁首」とその死を惜しんでいる。


山口
23日に萩市の白河踊り/白河市長ら参加
 山口県の各所で踊られている「白河踊り」を戊辰戦争140年の節目にあらためて見直す同県萩市のイベントが23日、鈴木和夫白河市長や白河の踊り関係者が参加して催される。
 戦死者を慰霊するとともに、踊りを共通の財産として、両市の未来志向の関係づくりを模索する。
 「白河踊り」は戊辰最大の激戦地、白河口の戦いに参戦した長州藩の将兵が慰霊のため故郷に伝えたとされる。
 現在、山口県内の13地域28カ所で伝承されている。
 白河踊りを招く事業は萩市の明治維新140年事業の一つ。
 野村興児市長を会長にした実行委員会で準備を進め、野村市長が鈴木市長らを招待した。
 23日は午後3時から白河踊りレセプションが開催され、萩市周辺の9地区に伝わる踊りが披露される。
 白河市からは白河民舞愛好会有志で構成する白河の踊り保存会(太田かずえ会長)メンバー14人が出演し、「本家」の白河盆踊りを披露する。
 続いて催される「萩ふるさとづくりぼんおどり大会」にも出演する。

 戊辰戦争では敵対して戦った白河と萩ですが、文化の共有という形で交流が進むのはよろしいことではないかと思います。

長崎
篤姫ブームに続け! 2010年大河ドラマ「龍馬伝」で誘客作戦
 観光振興の好機ぜよ-。二〇一〇年放映が決まったNHKの大河ドラマ「龍馬伝」。幕末の志士・坂本龍馬の生涯を長崎などを舞台に描く同作品を、県内への観光客誘致につなげようと、県や長崎市などでつくる推進協議会が近く、発足する。「篤姫」ブームで沸く鹿児島県に続けと、県内の観光素材を全国に発信し、県内経済活性化を図る。
 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」は、坂本龍馬の生涯を、三菱財閥創設者の岩崎弥太郎の視線で描く青春群像劇。一〇年一月から一年間の放送予定で、オリジナル脚本を「HERO」「CHANGE」などで知られる人気脚本家の福田靖氏が担当。登場人物は龍馬や弥太郎に加え、長崎とゆかりの深いトーマス・グラバーや大浦お慶の名もある。
 県観光振興推進本部によると、推進組織の名称は「大河ドラマ『龍馬伝』県推進協議会(仮称)」。来月発足を予定しており、金子知事を会長に、坂本龍馬ゆかりの長崎市や新上五島町をはじめ、商工関係団体、観光団体、旅行業団体などの各種団体で組織。同協議会の取り組みは▽来年八月に撮影開始するドラマの制作支援▽日本の近代化に貢献した本県の歴史的価値のPR▽キャラクターや商標など統一イメージ作製▽シンポジウムなどイベント開催-など。鹿児島県では人気ドラマの時代背景を学べる「篤姫館」が一月オープンし、入館者が今月十五日に三十万人を突破した。本県でも同様の取り組みを計画しており、長崎市内に「大河ドラマ館」を設け、新たな観光スポットにしていく。
 一方、この取り組みに合わせ、長崎市は、龍馬ゆかりの観光スポットで閉鎖中の「亀山社中跡」(長崎市伊良林二丁目)について、公開に向けて所有者と交渉を進める意向も示している。長崎さるくとも連動し、本県の魅力を発信する。
 県観光振興推進本部は「二〇一二年度は県内で大型観光イベントを開く。大河ドラマ放映の一〇年はプレイベントになる。大河ドラマのロケ地では観光客が増える効果がある。一二年度に向け、観光客増加へ盛り上げたい」としている。

 閉鎖された「亀山社中跡」復活のために「交渉を進める意向」というところが、ちょっとしたニュースでしょうか。幕末を舞台にした大河ドラマは好物なので、これも楽しみにしています。
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