8月6日の幕末ニュース

　今朝は広島の平和祈念式典をテレビで見ながら黙祷しました。
　今日発売のNHK『ステラ』、ドラマ『ちりとてちん』のスピンオフ『まいご3兄弟』の特集が2ページあるので買ってしまいました。大河ドラマ『篤姫』は桜田門外の変を扱ってますし……朝ドラ『瞳』の「まゆげねこ」体操ならぬダンスのページは要らないっす(苦笑)。

茨城
司馬江漢作の『捕鯨図』公開　来月末まで土浦市立博物館

日本での洋風画の開拓者として知られる司馬江漢（一七四七－一八一八）作の「捕鯨図」が、土浦市立博物館で展示公開されている。
　「捕鯨図」は、今年五月、同市真鍋、無職露木武さん（７６）とその兄弟から同博物館に寄贈。土浦藩士の子孫である露木さんの家に保管されていたもので、幕末に藩主から拝領したと伝えられている。
　江漢は鈴木春信に師事して浮世絵から出発したが、のちに平賀源内との交流を通じ銅版画、油絵に転じた。油彩の洋風画は当時の大名や知識人に愛好されたという。「捕鯨図」は縦三十七センチ、横百三センチ。厚手の絹地に、油彩で捕鯨の場面が描かれている。市指定文化財で、同館の宮本礼子学芸員は「洋風画の特徴をみることができる貴重な作品」と話している。展示は九月三十日まで。　（塙幸雄）

群馬
生誕２００年へ「忠治を知ろう」　２３日に桐生でイベント
生誕２００年へ「忠治を知ろう」　２３日に桐生でイベント

　上州・群馬の“著名人”として知られる幕末の侠客（きょうかく）、国定忠治（本名・長岡忠治郎、１８１０～１８５０年）の生誕２００周年大祭を盛り上げようと、「国定忠治を知ろう」をテーマに、忠治人気の秘密を探るイベントが２３日、桐生市新里町のいきがい活動センターで開かれる。
　イベントは、忠治が生まれた伊勢崎市国定町（旧国定村）の住民らでつくる「国定の忠治を偲（しの）ぶ会」（長岡忠一会長）が企画。平成２２年に忠治生誕２００周年を迎えるのを前に、関所破りを犯す極悪人と、義理人情に厚く面倒見のいい親分肌のイメージを併せ持つ忠治の人物像を、トークショーなどを通して浮き彫りにしていく。
　当日は、忠治の弟、友蔵の５代目に当たる忠一会長が、忠治の誕生秘話などを物語風に語るほか、忠治ファンで構成するアマチュア劇団「真実一路」（池田輝雄座長）による芝居などが予定されている。
　同会は「多くの人に参加してもらい、知られざる忠治の素顔を知ってほしい」と話している。

京都
初代からの作品５００点を公開
「ギャラリー六兵衞」がオープン
初代からの作品５００点を公開　「ギャラリー六兵衞」がオープン

　２４０年近い歴史を持つ京焼の名家、清水六兵衞の歴代の作品を紹介する「ギャラリー六兵衞」が６日、京都市東山区東大路五条西入ルの六兵衞窯・窯元「キヨロク」の敷地内にオープンする。清水家が所蔵する初代から現代の８代までの作品約５００点を毎月、テーマを変えて公開する予定で、やきものの街・五条坂の活性化につなげたいとしている。小規模ながら新しい観光スポットとして人気を集めそうだ。
　ギャラリーは、幕末から明治初めに３代が建てた木造２階建ての蔵の１階部分約１５平方メートル。４代が外壁に陶ブロックを積み上げて改装した重厚な外観の建築で、７代が十数年前にギャラリー用に改装したが、１度も公開されずに物置代わりになっていた。