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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 台風13号が紀伊半島を中心に猛威をふるっているようです。東京に影響があるのは今夜半から明日朝にかけてでしょうか。
 今日はこれからBS hiで『陽炎の辻2』の先行放送がありますが、こんな記事が東京新聞に掲載されています。
CSで人気/若手も台頭  どっこい“熱い”時代劇
 地上波テレビのゴールデンタイム(午後7-10時)で数々の時代劇が放送されていたのは、今は昔の話。手間暇のかかるセットや衣装が敬遠され、お手軽なスタジオバラエティー番組が全盛だ。とはいえ、時代劇に底力があるのも確か。CS放送では年配者を中心に視聴者を増やしつつあり、若手の“時代劇俳優”も台頭してきた。時代劇をめぐる現在の状況とは-。 (山岸利行、井上幸一)
(中略)
地上波でも試行錯誤

 地上波テレビでは縮小傾向の時代劇だが、かつらが似合う若い役者の活躍も目立ってきた。NHKでスタートした「陽炎の辻2」で、主人公の天才剣士・坂崎磐音を演じる山本耕史(31)もおなじみの一人。「その時代に生きていた人はいないわけで、時代劇は結構、想像の中で自由にできる。わくわくするようなヒーローを作り上げたい」と、のびのびと演じている。ヒロイン・おこん役の中越典子(28)は「座り方、立ち方、食べ方など、人生において勉強になる。日本が自慢できる文化なので、海外の人にも見てほしい」。

 NHKは今年四月の改編で木曜から土曜に時代劇枠を移設した際、四十五分から三十分に放送時間を短縮した。「陽炎~」のチーフプロデューサー・一柳邦久さんは「人物を掘り下げるのには短い」と本音をもらすが、それでも決して悲観していない。

 「時代劇は、現実を超えた夢、ファンタジーを生み出せる魅力がある。外国のエキゾチックな街のような、日常を超えた空間を表現できるドラマ」と一柳さんは力を込め、こうも話す。「二〇〇八年の今の時点の現代人の思い、感情を描写している。『時代劇』というと若い人には古いイメージでとられてしまうが、あくまでも一つのドラマの表現。郷愁をもって見てもらうものではない」

 正月時代劇のスペシャル版も発表されており、山本"磐音さま"にはさらなるご活躍を期待しております(^^)。

滋賀
テーマ展:「江戸時代の医療」 医療と人権考える--彦根城博物館 /滋賀
 ◇人々の努力と工夫の歴史たどり
 彦根市の彦根城博物館で、医療の歴史を通じて人権を考えるテーマ展「江戸時代の医療」が開かれている。同館所蔵の井伊家伝来品、彦根市立図書館、滋賀医科大付属図書館や個人所蔵の資料などで江戸時代の医療を振り返り、現代の医療がさまざまな人々の努力や工夫で達成されたことを知ることで、生命の尊厳が守られる社会の維持を目指す催し。【松井圀夫】

 ◇彦根藩の医者31家の履歴 診断書や医療箱など35点
 不定期に企画している人権学習シリーズの第9弾。今回は▽江戸時代の医学・医術▽彦根藩の医療制度▽江戸時代の医者と患者--の3テーマに分けて計35点を展示。この中には、彦根藩に仕えた医者31家の履歴や身分的な位置づけなどを記した1691(元禄4)年~1870(明治3)年の「医者由緒帳」▽彦根藩士を診察した藩医が彦根藩に提出した診断書の「諸事記」、参勤交代などの旅用や往診に使われた江戸時代の「医療箱」などがある。

 1799(寛政11)年に藩校を開設した際、医学寮を設け、幕末期にかけて藩医を対象に専門教育を行ったことなど、医療の地位の高まりを示す記録「稽古館古記(けいこかんこき)」や、麻疹(はしか)にかかった子どもを看病した父親の記録、さまざまの病気に対する薬の処方を記した帳面など、藩の医療への取り組み、庶民の病気への対応を知る貴重な資料も。

 29日まで。期間中無休。観覧料は▽一般500円▽小・中学生250円。問い合わせは同館(0749・22・6100)。


京都
井伊直弼「最後の書状」発見 京都・井伊美術館
 幕末の大老井伊直弼が、「桜田門外の変」で暗殺される8日前に書いた最後の書状が見つかったと18日、井伊美術館(京都市東山区)が発表した。
 書状は1860(安政7)年2月25日付。地元彦根藩の家老三浦内膳にあて、火災に遭った江戸城復興に当たる家臣や大工の人選を細かく指示する内容。「神経質」な一面がにじみ出ており、直弼の人柄を知る史料という。
 井伊美術館によると、江戸城本丸は59年に全焼し各藩分担して再建。書状は、担当する家臣を指名し、早期に本丸内にある書院の建築に取りかかれと命じる一方、大工の棟梁(とうりょう)はいまだ決めかねている、などと記されていた。
 また再建した本丸は後世まで残るとして、彦根藩がほかの藩の手本になるよう言い含めている。
 書状はあい染めの和紙に書かれ、長さ1・15メートル、幅17センチ。滋賀県彦根市の三浦家が所蔵していた書状を約30年前に美術館の井伊達夫館長(65)が購入。筆跡や内容をあらためて鑑定した結果、直弼の直筆と断定された。
 時代は開国をめぐり攘夷(じょうい)派との激しい政争が続いており、井伊館長は「長文で乱筆乱文。政情に疲れていた様子も読み取れる」と話している。
 一般公開は未定。これまでは1860年2月22日付で、老中松平乗全にあてた私信が最後の書状とされていた。

【井伊直弼】幕末の大老で彦根藩主(1815-1860年)。58年、大老に就任すると、天皇の勅許なく日米修好通商条約に調印。ついでオランダや英国などとも同様の条約を結んだ。これに反対する攘夷派への厳しい弾圧は「安政の大獄」と呼ばれ、江戸城の桜田門外で水戸、薩摩浪士らに襲われ殺害された。

 新資料がまだ出てくるというところが、幕末という時代の近さを実感します。
 共同通信版は上記記事を短くした版もあるようです。
井伊直弼、最後の書状発見 「桜田門外の変」の8日前
【チャイム】井伊直弼の最後の書状見つかる

山口
白虎隊生き残り、長州藩士が養育 隊士の孫・飯沼さんが講演20日から美祢、萩市で
白虎隊生き残り、長州藩士が養育 隊士の孫・飯沼さんが講演20日から美祢、萩市で
 幕末の戊辰(ぼしん)戦争(1868‐69年)で長州藩士に助けられた「会津」(福島県)の白虎隊士の孫に当たる飯沼一元(かずもと)さん(65)=東京都在住=が20日から3日間、美祢、萩両市など県内のゆかりの地を訪れて講演し、交流会に参加する。明治維新140年を迎えた今もなお遺恨が残るとされる会津と長州の友好の懸け橋役として期待される。

 飯沼さんの祖父飯沼貞吉さんは白虎隊士で、会津の飯盛山で自刃を図ったが、一命を取り留めた。生き残った貞吉少年を、長州藩士だった楢崎頼三さん(1845‐75)が長州の小杉(現美祢市東厚保町小杉)の屋敷に連れて帰り養育。その後、貞吉さんは逓信省の技師となり、各地の電話架設事業に貢献した。

 楢崎さんは藩士の子として萩で生まれ、戊辰戦争で活躍。奥州諸藩の兵約400人を率いて東京に帰り、労をねぎらったという。この敵味方を超えた情と友愛を顕彰して、2006年11月には、小杉の屋敷跡に功績を伝える説明板が立てられた。

 飯沼さんは「祖父は頼三さんのおかげで生まれ変わった」と感謝。20日は美祢市で楢崎家屋敷跡を訪問後、美祢図書館で講演する。また、夕方には萩市で、野村興児市長や「長州と会津の友好を考える会」(山本貞寿代表)と歓談。21日はサンライフ萩(同市土原)で歴史講演会を開く。22日は貞吉さんが勤務した下関市の電信局跡を訪れる。

 山本代表は「わだかまりは残るが、今回の訪問が長州と会津の友好と新たな交流の糸口になれば」と期待を込める。


鹿児島
西郷、大久保に続く「観光資源」 「篤姫」ブームに沸く鹿児島
 NHKの大河ドラマ「篤姫」の異例の好調ぶりを受け、地元の鹿児島県では、放送開始から半年が経って観光客が急増している。県では「篤姫ブームの余韻は、放送後も続くはず」として、早くも「ポスト篤姫」を見越した提言を発表。篤姫のことを「西郷、大久保に続くニューヒロイン」と位置づけ、貴重な観光資源として生かしていきたい考えだ。

■「自分たちの手で勝ち取ったドラマ」

 「篤姫」は、幕末の薩摩藩から徳川の将軍家に嫁いで波乱の人生を送った女性を、宮崎あおいさんが主演するドラマで、大河ドラマとしては47作目。全50回の放送予定で、2008年1月6日の初回放送以来、9月14日の回で37回放送されている。初回の視聴率こそ20.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と低迷気味だったが、最近では23~24%台で推移。安定した水準を保っている。特に、地元・鹿児島県では9月7日放送分の視聴率が41.9%を記録し、同番組初の「40%超え」を達成した。

 「篤姫人気」の理由について、奈良迫英光・鹿児島県観光プロデューサーは、

  「大河ドラマには『チャンバラ』や『戦争』というイメージがある一方、『篤姫』は、現代のドラマ風というか、『家庭っぽさ』が前面に押し出された面があったのでは」

と分析する一方、地元・鹿児島の立場からは

  「大河ドラマを誘致するときには、鹿児島県民35万人の署名が集まった、という経緯があったので、県民は『自分たちの手で勝ち取ったドラマ』という思いで番組を見ているのでは」

と、感慨深げだ。

■7月から観光客も増える

 地元への影響は、やはり大きいようで、日本銀行鹿児島支店が08年9月3日に発表したところによると、同番組による県内経済効果(08年1月~7月)は171億円。経済効果の主な要因は観光客の伸びで、奈良迫さんは

  「放送が始まった1月から5月にかけて、観光客の伸びが鈍かったのですが、7月から秋にかけて、急に好転したんです」

と話す。確かに、08年1月~7月に鹿児島県内に宿泊した観光客の数は前年同期比103.9%なのに対して、08年7月に限ってみると、同114.2%で、夏場以降の好調ぶりが際立っている。

 番組終了後にも「篤姫人気」を持続させたい考えで、

  「08年12月の番組終了後も、この(篤姫ブームの)『余韻』は、09年4月ごろまでは続くのではないかとみています。その間、県としては旅行会社の支援などを行っていきたいと考えています」(奈良迫さん)

と、期待をかける。9月12日には、08年12月の番組終了以降の観光振興策の提言を発表してもいる。提言では、「ドラマは、西郷(隆盛)、大久保(利通)に続く郷土のニューヒロインを生み出した」として、篤姫関連の恒久的な展示施設を検討すべきだ、とした上で、09年は、篤姫の養父・島津斉彬の生誕200周年にあたることから、両者を関連させたキャンペーンの展開を提言している。

 J-CASTニュースにしては正攻法な記事ですね(笑)。
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無題
by かよこ URL 2008/09/20 01:11 編集
白牡丹さん、東京新聞の記事のご紹介、ありがとうございました。
リンクさせていただきました。
こういう記事で、各局の時代劇からの撤退に少しでも歯止めがかかるとよいですよね。

井伊直弼の最後の書状発見の記事もすごいです~。
土方さんの最後の書状もどこかで見つからないかな。
    
リンクありがとうございました(^^)
by 白牡丹 URL 2008/09/20 07:14 編集
かよこさん、こちらこそいつもお世話になっておりますm(__)m。

『陽炎の辻』『陽炎の辻2』にひしひしと感じられる、つくり手たちの作品への愛が、時代劇ファンのみならず、多くの視聴者の心をとらえるよう、願っています。自分も実際、そこがこの作品に惹かれるところです。

> 土方さんの最後の書状もどこかで見つからないかな。

あぁ、なんてツボなご感想(笑)。
    
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