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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 史実の新選組ファンにとっては重要度の高いニュースなので速報で出します。



新選組隊士・島田魁の遺品 鹿野の井上さんが保存

 「新選組の隊士、島田魁(一八二八−一九〇〇年)が、新選組の同志や自分の殺した人たちを供養したと伝えられる釣り鐘形の鉄瓶が、鳥取市鹿野町に保存されていることが二十日までに分かった。島田の四男が戦時中に同町に疎開した際に持ってきたもので、池田屋事件や鳥羽・伏見の戦いなど数々の修羅場をくぐり抜けて生き残ったが、多数の人々を殺したことを悔やんだ島田の痛恨の心情がしのばれる」。



 うわ〜っ、島田さんが毎日撫でて供養したと伝わっている鉄瓶が、このタイミングで世に出てくるとは。まるで続編『新選組!!』の制作を待っていたようなタイミングだと感じてしまうのは、恥ずかしながら『新選組!』ファンの性《さが》でございます(汗)。



 しかも「『国家安康』の文字が鋳込んであり、京都の釜師・浄味の銘がある。京都の方広寺の釣り鐘を写したもので、島田が明治時代に京都で入手したとみられる」……この釣鐘って、徳川家康が豊臣家に言いがかりをつけた因縁の釣鐘ではなかったでしたっけ(汗)。島田さんがなぜ方広寺の釣鐘を模したものを選んだのか、不思議に思ったりして。



 作家の中村彰彦さんが語っている「絞殺した」人というのは、新選組隊士の小林啓之助のことですね。新選組が伏見奉行所に移って間もなく、薩摩の間者だという疑いで、島田さんが絞め殺したことになっています。中村さんの著書『いつの日か還る』で主人公として描かれる島田魁さんは、この事件をトラウマとして終生抱え込んでましたね……。



 鉄瓶は自分が手にかけた人々の供養に使われたと記事では書かれていますが、新選組関係の聞き書き本では、土方さんの供養のために念仏を唱えて撫でたという話もあったと思いますが……うろ覚えです(汗)。



 この鉄瓶は個人蔵ということになりますが、今後公開の予定はあるのかどうか等の情報は記事にありません。でも、見つかったというだけでも嬉しいではないですか。
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