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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 ニュース検索でなぜか、一年前に連載されていたasahi.com多摩版の企画特集「新選組のふるさと」の記事の一部が引っかかってきた。記事の内容が更新されたのでニュース検索に引っかかったらしいが、どこが変わったのか不明(爆)。



 この連載が掲載されていた一年前は、大河ドラマ『新選組!』の放映を前にして、期待に胸をワクワクさせながら毎日の記事を読んでたっけなぁ……一年後の今は、『新選組!』の残り回数が少ないことに名残りを惜しみ、新選組の落日ジェットコースター状態に心を傷めつつ、日々を送っているわけで(鬱)。



 で、このブログを愛読いただいている方々には、一年前のこの連載をご存知ない方もいると思うので、リンクを貼って特集したい。史実に興味のある方なら、お楽しみいただけると思う。



「新選組のふるさと」記事一覧

近藤 勇 生家(10/28)

近藤 勇 産湯の井戸(10/28)

近藤 勇 墓(10/29)

近藤 勇 座像(10/31)

近藤 勇 深大寺(11/8)

近藤 勇 小島家(11/11)

近藤 勇 稽古着(11/13)

近藤 勇 謝礼(11/14)

近藤 勇 漢詩(11/18)

近藤 勇 後継者(11/19)

近藤 勇 瓦版(11/20)

近藤 勇 鉄扇(11/25)

近藤 勇 書簡(11/28)

土方 歳三 資料館(12/2)

土方 歳三 和泉守兼定(12/3)

土方 歳三 生家(12/4)

土方 歳三 石田寺の墓(12/11)

土方 歳三 高幡不動尊の銅像(12/12)

土方 歳三 思われ人(12/16)

土方 歳三 組織化(12/16)

土方 歳三 薬箱(12/24)

土方 歳三 和歌(1/14)

土方 歳三 指揮官(1/14)

土方 歳三 五稜郭(1/14)

土方 歳三 佐藤家屋敷(1/15)

八坂神社(1/20)

井上源三郎の墓(1/27)

自由民権 旗手(1/27)

自由民権 盟友(1/27)

自由民権 幻の刀(2/3)

自由民権 遺産(2/5)



 なかなか力の入った特集だったなぁと今振り返って思う。特に好企画だなぁと思うのは、近藤勇や土方歳三の縁戚や天然理心流の門人が明治の世になって多摩の自由民権運動にどう関わったかまでを押さえている点。天領だっただけでなく、江戸幕府が成立した直後から八王子を中心とした甲州街道沿いの多摩の地は上様に何かあったときに馳せ参じる半農半武の八王子千人同心が根を張った土地であり、幕末には新選組を生んだふるさとであったというだけでなく、明治の世にはアンチ明治政府の気風から自由民権運動が活発だった土地でもあった、という多摩の気風をよく捉えていると思う。



一年後の今も消去されていないのがありがたいが、保存期間がいつまでかわからないので、これを機会に白牡丹はファイル保存させてもらおう。
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 ネットサーフィンをしていて、とても良質な特集記事に行き当たったのでご紹介。北海道庁のポータルサイト「北海道人」の特集「新選組 北へ!」である。大河ドラマ『新選組!』では描かれない、蝦夷地での新選組と土方さん(三谷さん、山本耕史さん主演で続編を書いてくれませんかね……山本耕史さんもその気になってるようだし^_^;。大河ドラマ枠が無理なら年末年始の特別番組でもいいですよ〜)。



 細かいことを言えば「土方の微笑」の土方さんの写真は市立函館博物館蔵でなくて東京都日野の土方歳三資料館のものだとか、同じく「土方の微笑」続きページで市立函館博物館蔵の土方さんの写真を田本研造撮影とほぼ断定しているのは言い過ぎかも知れないとか、野間みつねさんと白牡丹がツッコミたくなるところがあるのだが……それ以外は、土方さんを中心に、榎本さんと永倉新八っつぁんを描き、北海道出身の子母澤寛もちょっと取り上げ、画像も豊富でよくまとまっている。



 永倉新八っつぁんのひ孫の杉村悦郎氏の寄稿「食らう永倉新八」も子孫ならではの語り継がれたエピソードを盛り込んでいて、楽しい。



 おまけの「新選組お土産図鑑」白牡丹はほとんど見知っているものばかりだが、「土方歳三 誠のつまみ」と「土方歳三 誠漬」は初めて見たかも(爆)。酒のつまみに合うものが好きな割に塩分の強い食べ物は割と苦手なので、視界に入らなかったのかなー(滝汗)。
大河ドラマ『新選組!』がいよいよ落日篇に入って毎週固唾を呑んでいるところに、タイムリーな史実ニュース。しかも、全国紙・スポーツ紙・地方紙のかなりにカバーされた。



 ということで、白牡丹が野間みつねさんのご協力も得ながらクリッピングしたニュースを一挙放出(笑)。



 まずは、おそらく地方紙のニュースソースであろう共同通信から。

近藤勇の法要記録を発見 介錯人が資金提供(共同通信)
新選組の近藤勇(1834−68年)が中山道板橋宿(現在の東京都板橋、北両区境)で処刑された際、介錯(かいしゃく)役を務めた岡田藩士の横倉喜三次が、勇のために岡田藩(現在の岐阜県揖斐川町)内で営んだ法要の記録文書が揖斐川町でこのほど見つかった。

 実は、一番短い紹介だったりする(爆)。



 文章として長いのは、京都新聞版。

京都新聞版

揖斐川町歴史民俗資料館の粟野守之館長は「喜三次が勇の法要をした事実はあまり知られておらず、内容を伝える貴重な史料。勇を『大和守』としており、幕臣としての敬意を表しているのではないか。ヒューマニズムが感じられる」と指摘。

 ここは、史実に関心のある白牡丹には、重要ポイント。西軍(白牡丹の歴史観から、この時点では「新政府」とか「明治政府」とは書かないのです^_^;)に斬首されて京都で晒し首にされた時の近藤勇の罪状書に「大久保大和ト更名し」「朝敵、下ハ徳川之名を偽り候次第」とあり、幕臣として「大久保大和」の名前をもらったことを否定する書き方をしている。新選組局長である近藤勇を処刑するためには幕臣を僭称したという罪まで負わせずにはいられなかった西軍だが、近藤勇の処刑に「介錯役」として立ち会った横倉喜三次は、近藤勇を悼み、法要を営むに当たって「大和守」として敬意を示したのだ。じーんとする。



 では、その他のメディアに掲載された記事を紹介する。

山陰中央日報(画像あり・記事短め)

日刊スポーツ(画像なし・記事長め)

熊本日日新聞(画像あり・記事短め)

四国新聞(画像あり・記事短め)

山陽新聞(画像あり・記事短め)

東奥日報(画像あり・記事短め)

秋田魁新報(画像あり・記事短め)

岩手日報(画像あり・記事短め)

福島民報(画像あり・記事短め)

河北新報(画像なし・記事短め)

山形新聞(画像あり・記事短め)

中国新聞(画像リンク切れ・記事短め)

西日本新聞(画像なし・記事短め)

佐賀新聞(画像なし・記事短め)



  記事を掲載した地方紙、南は九州から北は東北まで。
 史実関係のニュースをもう一本。

近藤勇の覚悟鮮烈「絶命の詩」に原詩
幕末に活躍した新選組局長、近藤勇(1834〜68)が死の直前に詠んだ「絶命の詩」の原詩の写しが、町田市小野路町の小島資料館(小島政孝館長)でみつかり、18日から同市の自由民権資料館で展示される。

う、見逃して関西に帰ってきてしまった……(汗)。
「弧軍援絶えて俘ふ囚と奈なる/君恩を顧念して涙暗に浮かぶ」と、捕らわれの身を嘆く一方で、「義を取り生を捨てるは我尊ぶ所/快く受けん電光三尺の剣/只ただ一死を期して君恩に報いん」と、覚悟を語っている。

  大沼が朱を入れたのは計4カ所。例えば、「涙暗に浮かぶ(ひそかに浮かぶ)」を「涙更に流る(とめどなく流れる)」と変えた。最後の一節も、「期」を「将」に直し、「只将まさに一死をもって君恩に報いん」と、決意を強めた。

漢詩の出来不出来はわかりませんが、「涙暗に浮かぶ」の方が「涙更に流る」よりも史実の近藤さんらしい気がする。ラストの一行は校正後の方がドラマチックかな……でも、原詩が見つかったのは、歴史ファンとしては嬉しい。
伊東甲子太郎先生の直筆書簡発見に続いて、新選組「見聞日記」が発見されたというニュース。

新選組の新資料「見聞日記」を発見 東山区の霊山歴史館(京都新聞版)
野間みつねさん提供。

新選組の新資料「見聞日記」を発見 東山区の霊山歴史館(Yahoo!版)

資料(縦25センチ、横17センチ)は和紙製で、計27ページ。尊皇攘夷運動が激しくなった文久3(1863)年の2−9月にかけて、事件や出来事を幕府側の視点で記録している。記述内容から幕臣や水戸藩士が記述したとみられるという。

 冒頭、京に上洛する将軍警護のために、結成された浪士組の主な顔ぶれを記している。結成を仕掛けた清川八郎のほか、井上、沖田総司の義兄・沖田林太郎、新見錦ら11人を代表的な浪士として挙げている。


代表的な浪士として、井上源三郎、沖田林太郎、新見錦などが挙げられている点が注目されると思う。

浪士組募集のニュースを試衛館に伝えたのは誰か諸説あって、そのひとつが八王子千人同心の家柄である井上源三郎であったという説があり、源さんとその縁戚である沖田林太郎が主なメンバーとして挙げられていることは、その可能性を伺わせているのではないかと白牡丹は個人的に考えている。沖田林太郎・源さんが揃って新見組に編成されたことも、そのあたりが考慮されたのかも知れない。

また、新見錦が挙げられていることも、注目だ。史実においてはほとんど何もわかっていない新見錦なのだが、当時では大物だったのかも知れない。
本宅「月下の白牡丹」の宣伝です。2002年5月にサイト開設以来、看板だけで本文を書けなかった「まじめモード」に初めてページを追加しました。

「新選組を冷静に分析し、熱く語るサイト」と銘打ちながら、冷静な分析のコーナーがお留守になってまして、ずっと申し訳なく思っておりましたが、ようやく手がつけられました。白牡丹の本職である「人と組織のマネジメント」の視点で新選組を分析する「まじめコーナー」、まずは、企業の成長モデルにもとづいた、新選組の成長と危機を分析する目玉論文にとりかかることにしました。

「第1部 『京都における治安警察』としての新選組の変遷--企業組織論のフレームワークによる分析」の第一歩として、序論の「グレイナーの企業成長モデル」を書き上げてアップしました。

まだまだ序文だけで、大変なのは各論を埋めることだと思いますが、このブログの大河ドラマ『新選組!』感想でも使っている白牡丹の分析的な思考にご興味を持った方には、期待していただけるかも知れません。

大河ドラマの土方さんと同じで、まず宣言してみて自分を追い込む白牡丹です……(^^ゞ。無事に完成まで辿り着けるよう、祈ってつかぁさい。
四国新聞のコラム「一日一言」8月1日付の記事で、讃岐出身の蟻通勘吾が紹介された。

その席上、同ドラマで時代考証を担当している歴史家の山村竜也さんも、新選組の、早くからのメンバーに讃岐人がいることを指摘した。蟻通(ありどおり)勘吾という人物。「ありみち」とも読める。

あれ、読み方は「ありどおし」だと思っていたのだけど、「ありどおり」でした?
土方歳三らとともに、箱(函)館戦争に散る。「戦友姿絵」にも「行年三十一歳、元讃岐高松の藩なり…」とある。律義な古参の風ぼうが浮かぶ。真夏の夜の夢ではないが、蟻通勘吾を主人公に、ドラマ化はどうか。

情報が少ない隊士こそドラマにしたいと思う白牡丹です。
新選組水戸派の研究で知られている歴史研究家のあさくらゆうさんが、新選組関係の史料を発見されたというニュース。

近藤勇の手紙など160ページ 支援者まとめた資料発見

新選組の局長近藤勇が、有力支援者だった日野宿(現東京都日野市)の名主佐藤彦五郎(佐藤俊正)へあてた手紙の写しなどをまとめた「佐藤俊正雑記」が、東京都文京区の東京大史料編纂所で見つかった。


あさくらゆうさんのコメント。
既に内容が知られているものも多いが「佐藤俊正の名前を冠した資料の発見は初めてで、俊正の勇に対する思いが見て取れる」という。

全文発表される機会があるかなぁ……期待してます。
150年ほど前のことではあるが、まだまだ古文書が出てくるものだ。

新選組の御所出陣が記述
京都文博で古文書を展示(京都新聞)

京都市内の商家に伝わる古文書「役中日記」に、新選組に関する記述=写真=があることが京都府立総合資料館の調査でわかった。中京区の京都文化博物館で開催中の「新選組!」展で15日から展示を始めた。


近藤勇ら堂々の大将ぶり 新選組出陣記す日記発見(共同通信)
日記は、京都市の千吉西村家に伝わる「役中日記」。政変があった同年8月18日、甲冑(かっちゅう)を着込んだ近藤勇、芹沢鴨とみられる大将2人と、ずきんをかぶり、刀ややりを携えた4、50人の隊士が「当方表通行」したと記されている。新選組は当時、西村家があった三条通を抜けて出陣したらしい。


記事は、いずれも野間みつねさん提供。以下の記事にリンクする今日掲載分は教えていただいたものが特に多く、感謝。

なお、京都文化博物館の「新選組!展」は19日月曜日まで。
鳥羽伏見の戦いに敗れた新選組局長の近藤勇(1834−68)が下総流山(千葉県)で彦根藩士に捕縛されたことを記した古文書が、16日から彦根城博物館(彦根市金亀町)で初めて展示される。

この古文書の存在は初めて知りました。

近藤勇発見、捕縛の様子をリアルに 古文書、彦根城博物館で初展示

近藤勇発見、捕縛の様子をリアルに
古文書、彦根城博物館で初展示


記述によると、1868(慶応4)年4月3日、下総流山の陣内の旧幕府軍(甲陽鎮撫(ちんぶ)隊)に大久保大和(近藤勇の変名)がいるのを彦根藩兵らが見つけた様子が書かれ、近藤らを捕縛したことを示す「万事よろしく尽力し」などの言葉が記されている。

……うーん、「万事よろしく尽力し」って、自分たちのことですかね。一生懸命やりましたってことでしょうか。

でも、近藤さん、投降したんですが。そんなにはっちゃきになるほどのこともなかったと思うぞ(苦笑)。

井伊大老はじめ親藩である立場で薩長側に寝返った立場として、一生懸命協力したと言わねばならないのかしら。
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