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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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 数日前に書店で見かけていたのですが、今日購入しました。



 いやー、作風は決して好みではないのですが、やっぱ三宅乱丈はただものではないと感じましたわ^_^;。

 近藤勇の悪戯心が災いして、ホールモーンなる薬を飲んでしまった近藤勇、土方歳三、沖田総司、原田左之助、藤堂平助におっぱい(汗)が生じてしまうことから起こる大事件・珍事件……というのが、この作品のポイントではあるのですが、ホールモーンなる薬を服用した人物たちの心理描写が女性の業を描いているだけに、女性としてはあまり笑えないのですわ(汗)。

 でも、この設定で第4巻で怒濤の完結を迎えた上におまけマンガまで付いているというのは、三宅乱丈、凄腕っす(汗)。

 だって、この第4巻で、伊東甲子太郎新選組加入・山南敬助脱走から近藤勇斬首を経て完結しちゃうんですよっ!(もちろん、ただ飛ばすのではなく、ストーリーとして必要なエピソードを盛り込みつつ) 大河ドラマ『新選組!』でも終盤の怒濤の展開が話題になりましたが、山南さん切腹は8月末でしたよ(汗)……この作品では、第4巻で『新選組!』では8月半ばの放映だった時点から最終回までカバーしてしまうわけですわ。

 しかも、幕末歴史オタには結構マニアックなところにページを割いてます。

 例えば、新選組から脱退するというか分派する伊東甲子太郎の政治思想を、結構手数をかけて描いています。

 そして、大抵の歴史小説・マンガでは勝海舟が出てくる場面で、大久保一翁が登場する作品って……初めて見ました(笑)。大久保一翁の評伝を一冊読んでいた白牡丹には、そんなに気軽にお出ましにならんでも、と思いつつも(苦笑)嬉しかったりして。

 でも、何より衝撃だったのは、やはり、完結の最終ページです。「ええっ、ここで完結かよっ!?(汗)」という思いと、「あっ、だからタイトルが『秘密の新選組』なんだ~^_^;」という思いが交錯し、かつ、この作品の性格描写が今ひとつ好きになれなかった白牡丹ですら「うっ、妖艶……」と思う、あの方が……(汗)。

 そして、おまけが豪華(笑)。特に『ブヨウとトシ』は傑作かも。BL苦手な白牡丹ですが、この作品のふたりには、ほろっと来たりします(苦笑)。


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