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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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吉例顔見世大歌舞伎

仮名手本忠臣蔵
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場 二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
 仁左衛門の早野勘平を見るための場でしたなぁ。幕が下りてからも周囲から溜息「にざ様色っぽい」「いいものを見せてもらった」
 染五郎の斧定九郎も形が決まってた。この形をつくった初代中村仲蔵に感謝。

恋飛脚大和往来
新口村
 心中を決めた梅川忠兵衛が忠兵衛の父に最後の別れを告げる場。ひたすら寒い雪の場面。

元禄忠臣蔵
大石最後の一日
 襲名前の松本幸四郎(年明けに白鷗)・市川染五郎(年明けに松本幸四郎)・松本金太郎(年明けに市川染五郎)が勢揃い。幸四郎の重厚な大石内蔵助、染五郎の若々しい磯貝十郎左右衛門、金太郎の初々しい細川内記(大石ら赤穂浪士十七人を預かった細川屋敷の若君)。磯貝と祝言を挙げたのに討ち入りのために去られてしまったおみの(中村児太郎)が素晴らしく、女役はひとりしか出ないというドラマの中で切なく美しく儚い。

 時代物と人情モノと新歌舞伎を揃えたのだろうけど、人が死ぬ話ばかりで重くて胸焼けした。。
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衛星劇場契約したら、平日夕方は毎日歌舞伎番組を放送してるのね。今月は尾上松緑特集で、けっこう録画がたまってしまいました。ライブの空気感には及ばないけど、来月の放送も結構充実してて止められない。

歌舞伎美人 吉例顔見世大歌舞伎

鯉つかみ
 市川染五郎は年明けに松本幸四郎を襲名するので染五郎としては最後の歌舞伎座。ラスベガス公演もやった「鯉つかみ」、本水を使って大きな鯉と格闘するクライマックスは早変わりもあって大迫力。でも、そこに至るドラマは今ひとつ面白くない。
 児太郎の小桜姫は美しくていいんだけどなー。たぶん、恋人に姿を変えた鯉の精にあっさり騙されてしまうのが面白くないんだな。

奥州安達原
 中村吉右衛門が主役で平安時代の奥州氾濫をモチーフにした時代物。
 ……うぅ、どうも意識が飛んでしまって覚えてない。

雪暮夜入谷畦道
 通称「直侍」。河竹黙阿弥の七五調の台詞もいいんだけど、雪の入谷の小さな蕎麦屋を舞台に小悪党が蕎麦をすする場面が好き過ぎる。菊五郎が年齢を感じさせない、白く塗った脚を寒さにも関わらずにゅっと剥き出しにして尻っぱしょりした姿が、いかにも江戸風のいなせな遊び人。蕎麦屋に入って手あぶりの上で股を温める姿からしてスタイリッシュ。
 時蔵の三千歳花魁が色っぽく、縞柄の打ち掛けが渋いながらも素敵。菊五郎と時蔵の安定した芝居で絵のような別れの場面。
談志が亡くなった年から毎年参加して、三本締めしている談志まつり。

【昼の部】
権助魚 平林
堀の内 談修
道具や 生志
サイレント長短 左談次
ハナコ 志の輔
(仲入り)
一門挨拶
掛け取り ぜん馬
スタンドアップコメディ 志の輔
崇徳院 龍志

 志の輔・談春・談笑は好きなんだけど志らく・キウイは嫌い。仕事が入っていたこともあり、昨日は談笑聞きたかったけど行けずしまい。

 昼の部は左談次さんががんの手術で声出せないところをスケッチブックとパントマイムで演じた「サイレント長短」よかった。噺家の伝えたい気持ちあれば声が不自由でも人を笑わせられることを嬉しく思った。そして志の輔「ハナコ」過去にも聴いたかも知れないが楽しかった。

 でもMVPをあげるとすれば松元ヒロだ。彼は政治思想的には共産党系で右派の談志とは相容れなかっただろうが、芸人としてはとても愛された。今日はパントマイムも披露してくれて、「奉納」に足る爆笑芸だった。

【夜の部】
大安売り 小談志
荒大名茶の湯 志遊
動物園 雲水
白井権八 談春
(一門挨拶)
懐かしのスーパーヒーロー 談之助
コミカルソング テツandトモ
強飯の女郎買い ぜん馬

 夜の部はダントツでテツandトモ。談志と安倍晋三という組み合わせだけで爆笑しっ放し。ネタ披露している間、まったくキャラが崩れなかったのもお見事。
 セカンドベストは談春「白井権八」。歌舞伎を見に行くようになってネタ元がわかるようになったせいもあるが、落語家で講談ではない抜き読みをやれるのは談春の他には喬太郎とか三三とかぐらいしか思い浮かばない(たぶん五街道雲助一門もやっているんじゃないかと思うけど、あいにくそこまで手が回らない)。落語は何でもありの世界だとけど、こういう伝統芸能的なものは残して欲しい。
 そして談之助の宴会芸みたいな着替えネタ。星陽雄馬、サンダーバードのスコット、エイトマン、ハリマオ、月光仮面を生着替えというかほとんど脱ぎながらコスプレ。宴会芸なら談志も喜んだろうな。


坂本龍馬 幕末最大のミステリー 暗殺?今井信郎の百回忌
 幕末の志士、坂本龍馬の暗殺に関与したとされる今井信郎(のぶお)(1841~1918年)が来年で没後100年になるのを前に11日、今井が後半生を過ごし、かつて墓があった静岡県島田市阪本の種月院で百回忌法要が営まれた。

 江戸幕府の治安維持を担う京都見廻組(みまわりぐみ)の一員だった今井は1867年、京都の近江屋で龍馬の暗殺に関与したとされる。だが、近江屋には行ったものの実際には手を下していないなどの諸説があり、龍馬暗殺は「幕末最大のミステリー」とも言われている。

 今井は戊辰戦争の後、新政府に捕らえられ禁錮刑になったが、恩赦を受けた。その後、知人を頼りに初倉村(現・島田市)に移り住んだ。村議や村長を務めたり、県立榛原高校(牧之原市)の前身となる学校の設立に尽力したりするなど地域の発展に貢献し、島田市で生涯を閉じた。

 かつて種月院にあった今井の墓は、子孫の移住に伴い東京都内に移されたが、境内には今井の碑が建てられており、市内には今井が過ごした屋敷跡も残されている。

 法要は地元住民や今井にゆかりのある人たち約100人が参列。ひ孫の今井晴彦さん(73)=東京都=も駆けつけ「1世紀がたつ今も、曽祖父の功績が語り継がれ、地域のためになるならうれしい」。法要を企画したNPO法人「初倉まほろばの会」の塚本昭一理事長(82)は「今井は経済、文化、教育など幅広く活躍した。地元の文化として伝えていきたい」と語った。【松岡大地】

第40回特別展『伊東甲子太郎と幕末の同志』のご案内 【歴史博物館】
歴史博物館では、『伊東甲子太郎と幕末の同志』と題し次のとおり新撰組に関する展示を行います。
今年は伊東甲子太郎没後150年ですので、ぜひ、この機会に足を運んでください。
『第40回特別展「伊東甲子太郎と幕末の同志」』の画像(新しいウインドウで開きます)

期間
平成29年11月11日(土曜日)~平成30年3月4日(日曜日)まで
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日(木曜日)~1月1日(月曜日)
※11月13日は、「茨城県民の日」のため臨時開館(入館料無料)
※平成30年1月3日は、「お城市」のため入館無料

入館料

一般:210円
小中学生:100円
記念講演会

日時
平成30年3月4日(日曜日)午後1時半~3時

場所
歴史博物館研修施設

講師
千葉隆司(歴史博物館学芸員)
ギャラリートーク

日時
平成30年3月4日(日曜日)1回目:午前10時半~/2回目:午後1時半~

内容
特別展示室にて、展示資料の解説を行います。

講師
千葉隆司(歴史博物館学芸員)
茨城県
第40回特別展『伊東甲子太郎と幕末の同志』のご案内 【歴史博物館】
歴史博物館では、『伊東甲子太郎と幕末の同志』と題し次のとおり新撰組に関する展示を行います。

今年は伊東甲子太郎没後150年ですので、ぜひ、この機会に足を運んでください。

『第40回特別展「伊東甲子太郎と幕末の同志」』の画像(新しいウインドウで開きます)

期間

平成29年11月11日(土曜日)~平成30年3月4日(日曜日)まで

休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日(木曜日)~1月1日(月曜日)

※11月13日は、「茨城県民の日」のため臨時開館(入館料無料)

※平成30年1月3日は、「お城市」のため入館無料

入館料

一般:210円
小中学生:100円
記念講演会

日時

平成30年3月4日(日曜日)午後1時半~3時

場所

歴史博物館研修施設

講師

千葉隆司(歴史博物館学芸員)

ギャラリートーク

日時

平成30年3月4日(日曜日)1回目:午前10時半~/2回目:午後1時半~

内容

特別展示室にて、展示資料の解説を行います。

講師

千葉隆司(歴史博物館学芸員)
 3月までならお互いに調整して行きたいですね、と、みつねさんとSNS上でつぶやき合っております。
文京区制70周年記念公演中村勘九郎 中村七之助 特別公演2017

第2回の公演を見ました。
芸談 (登壇 中村勘九郎 中村七之助)
「棒しばり」 中村勘九郎 中村鶴松
「藤娘」 中村七之助

 錦秋特別公演で全国各地の芝居小屋をツアー中のおふたり、小さな芝居小屋で公演することの魅力も話してくれました。相生座だったか、七之助さんが藤娘の出で立ちで暗転からパアッと灯りが入った時、目の前を大きな蝙蝠が……とか。
 赤目の思い出とか、家族に不幸があった頃だったので思い出すのが辛い。。
 桜の森とマハーバーラタ戦記の七さんの突き抜けた演技も話題になりました。お兄ちゃんは長男勘太郎くんと次男長三郎くんの話題。

 棒しばりは勘三郎さんと三津五郎さんの名演を何度も映像で見ているので、生でおふたりを観ることがかなわなかったのが遅れて来た歌舞伎ファンにはとてもとても残念なのだけど、勘九郎さんの踊り上手なところに伸び盛りの鶴松くんがいい感じ。

 七さんの藤娘は溜息しか出ない。
歌舞伎&落語ブログと化しているので、たまには幕末のお話を。今日は史実ねた限定で。

坂本龍馬、桂小五郎に敗れる 「幻の剣術大会」新史料か
 坂本龍馬と桂小五郎が対決――。幕末志士の両者が1857年(安政4年)3月1日、江戸・鍛冶橋の土佐藩上屋敷で催された剣術大会で対戦し、2対3で龍馬が敗れたと記録する史料が、前橋市の群馬県立文書館に保管されていることが30日、分かった。歴史研究家、あさくらゆうさん(48)が存在を確認した。

坂本龍馬が剣術大会で桂小五郎に敗れたことを記す史料(群馬県立文書館所蔵)=共同
 藩主、山内豊信(後の容堂)の上覧試合とされた大会を巡っては、これまでも複数の史料の存在が伝えられている。だが、開催された日が既に龍馬が江戸を去った後だったり、小五郎の名前が当時は使用していない「木戸準一」だったりするため、いずれも「偽書」というのが定説。山内家の日記などにも記録はなく、大会そのものが作り話とされている。

 文書館によると、今回の史料は前橋藩領だった上州・中箱田村(現群馬県渋川市北橘町箱田)で名主を務め、医院も営んだ「根井家」に伝わり、1994年に寄託された。

 折り畳んだ縦約16センチ、横約1メートルの和紙で、冒頭に「安政四三月朔日 松平土佐守様上屋敷ニ而御覧」と記載。龍馬らに加え、著名な剣客だった斎藤弥九郎(2代目)や石山孫六、海保帆平ら計43人が、一対一で戦った22試合の結果を毛筆で縦書きに記している。

 あさくらさんによると、この時期の龍馬は江戸遊学中で、土佐藩上屋敷近くにあった北辰一刀流の千葉道場(玄武館)で修行。小五郎も、盛んに対外試合をした神道無念流の斎藤道場(練兵館)で腕を磨いた。

 史料は各剣士の出身や流派も正確に記し、一部は別の史料に残る後日の足取りとも矛盾がない。大会には上州出身者も出場したため、試合結果の書き付けが根井家に残された可能性があるとみている。

 龍馬は今年で没後150年。あさくらさんは「この史料だけで断定はできないが、実際に大会があったのか、もう一度議論するきっかけになる。近年は龍馬の剣術が特に優れていたとする傾向もあるが、小五郎には負けたとある。イメージではなく、本当の姿はどうだったのか考えていくことが大切だ」と話す。〔共同〕
 あさくらゆうさん、またもお手柄。千葉道場の坂本龍馬と練兵館の桂小五郎が手合わせしたというのは史実だった。しかも練兵館の二代目斎藤弥九郎、江川英龍の大親友も史料に名前が見えるなんて嬉しい。

陸軍中将の書簡10通発見 日露の激戦を伝える
 日露戦争で陸軍中将として指揮を執った立見尚文(1845~1907年)が、戦地から同郷の豪商、諸戸清六(1846~1906年)に送った書簡計10通が見つかった。立見の出身地である三重県桑名市が発表した。激戦で知られる黒溝台会戦の様子などを伝えた貴重な史料だ。

 立見尚文が黒溝台会戦の様子をつづった手紙=共同
 桑名市博物館の杉本竜館長(43)によると、諸戸の子孫から寄贈を受けた史料の中に、便箋に書かれた手紙6通とはがき4通が含まれていた。うち9通は日露戦争中の04~05年、戦地から軍事郵便で出されていた。

 陣中見舞いへの返礼といった私的な内容が主だが「黒溝台附近に於る連日連夜の戦い中々激烈なり」「戦場へ遺棄したる死体約二千」などと激戦の様子が記されている。

 立見は幕末の戊辰戦争では「雷神隊」を率いて、新政府軍と対決。明治維新後は陸軍軍人となり、西南戦争、日清戦争にも参加した。日露戦争時は中将で、後に大将となった。

 杉本さんは「立見自らの手で戦場の生々しい様子を今に伝えており、貴重だ」としている。同博物館で開催中の企画展「幕末維新と桑名藩」で、26日まで一部が展示されている。〔共同〕
天皇皇后両陛下と同じ演劇空間を共有してしまった(汗)。

両陛下、歌舞伎を鑑賞
 天皇、皇后両陛下は25日午後、東京都千代田区の国立劇場を訪れ、文化庁芸術祭主催公演の歌舞伎「霊験亀山鉾」を鑑賞された。
 実際にあった敵討ちを題材にした作品で、両陛下は2幕目の第4場から大詰めまでを鑑賞。片岡仁左衛門さんらの熱のこもった演技に、何度も拍手を送っていた。 
席に向かわれる両陛下

 にざさま、色悪が似合う。敵討ちを返り討ちにしてトドメを刺すとか、おびき寄せて殺すとか、極悪非道な二枚目。悪の華、それもふたり違うタイプの悪。脇を固める役者さんたちもよく、花道が近くて低い国立劇場ならではの楽しさも花道近くで楽しんだ。

(評・舞台)国立劇場「霊験亀山鉾」 仁左衛門、冷酷な「悪」も見せ場
 四代目鶴屋南北作「霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)」は国立劇場で3回目。15年前の上演を踏襲して、片岡仁左衛門が時代と世話の悪を演じ分けて、当たり役とした。

 南北作品で江戸時代から上演が続くものは実は少なく、近代に再発見、復活された作品の方が多い。ここ半世紀に限っても、女性主人公の可能性の拡張や、スペクタクルによる視野の拡大など、いくつかの視角があるが、男の強い欲望と悪を体現した主人公を甦(よみがえ)らせたという点では、仁左衛門主演による「絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)」と「霊験亀山鉾」の2作が、平成歌舞伎の成果だろう。

 本作は俗に「亀山の仇討(あだうち)」と呼ばれる作品世界だが、藤田水右衛門を敵と狙う石井一族が、次から次へと返り討ちに遭う。大胆にして細心、強悪非道の水右衛門を、仁左衛門が水際立った役者ぶりと重厚なせりふ術で造形する。八郎兵衛と早替(がわ)りする2幕目が眼目で、中でも「焼場(やきば)」で燃える棺桶(かんおけ)からの登場が最高の見せ場。冷酷無残な殺し場が続いても、それを悲惨と思わせず、お芝居の楽しみ、慰みに転換してみせる稀有(けう)な芸質である。

 江戸の錦絵を見れば、水右衛門は白塗りではなく砥(と)の粉の入ったリアルさが特長だったかもしれない。早替りの都合と芸風から、水右衛門を蒼白(そうはく)で色気ある敵役に、八郎兵衛も白塗りで闊達(かったつ)な愛嬌(あいきょう)ある役に変えたのは、仁左衛門ならではの成功。原作からは少し離れるが、現実的な処理というべきか。

 仁左衛門が圧倒的ではあるが、周囲も堅実。中村錦之助の石井源之丞は、ベテランらしい安定感を増した。中村又五郎の石井兵介と下部袖介も手堅く、上村吉弥も甲斐甲斐(かいがい)しい。中村雀右衛門の芸者おつまは、焼場での体当たりの立ち回りがよかった。

 (児玉竜一・早稲田大学教授)

 27日まで。

長谷部浩【劇評86】仁左衛門の実悪。水右衛門に色気。
 歌舞伎劇評 平成二十九年十月 国立劇場。

天皇の退位の時期が決まり、平成の世も遠からず終わることになった。平成歌舞伎の光芒を伝える舞台を目に焼き付けておきたい。そんな気持ちで国立劇場の『通し狂言 
霊験亀山鉾 ー亀山の仇討ー』を観た。
仁左衛門が座頭として藤田水右衛門と古手屋八郎兵衛を勤める。脇を固めるのは、播磨屋吉右衛門と同座することの多い雀右衛門、又五郎、歌六。そこに彌十郎、錦之助、孝太郎も加わるのだから、座組に不足はない。実力のある俳優で、四世鶴屋南北が仕組んだ台本を味わう。至福の体験である。
序幕第二場、石和河原仇討の場から、役者の魅力があふれでる。仁左衛門が演じると実悪の水右衛門に色悪の魅力が加わる。兵介の又五郎のきりりとした様子、官兵衛の彌十郎の捌き役の風格さえ漂わせる大きさ、三人が絵面に決まっただけで、歌舞伎は役者ぶりを観る演劇だと思い知らされる。役柄と役者の複雑な関係に、観客の想像力がからむとき、喜びが生まれる。
時代の幕ばかりではない。二幕目、世話となってからも、こうした役柄、役者、観客のせめぎあいが舞台を作る。仁左衛門が水右衛門から八郎兵衛に替わりるのが最大の見どころだ。加えて弥兵衛実ハ源之丞の錦之助をあいだに、芸者おつまの雀右衛門と丹波屋おりきの吉弥がやりとりする場面に陶然となる。ひとりのいい男に、ふたりの女。
また、この場では団扇の絵を手掛かりに、おつまが八郎兵衛と瓜二つの水右衛門と思い込む取り違えもまた見物になる。『鰻谷』を踏まえている。
近代の劇構造からすれば不自然な取り違えも、初演の五代目幸四郎の存在が前提にあり、今、大立者となって風格を漂わせる仁左衛門がいれば、十分に成り立つ。歌舞伎は役者を観るものとすれば、なんの不自然もない。
駿州中島村の場では、狼が出没してふたつの棺桶が取り違えられ、次の焼場の場で火に掛けられた棺桶のタガがはずれて、水右衛門が不敵に登場する趣向へと繋がっていく。
芝居になっているのは、三幕目機屋の場。ここでは秀太郎の貞林尼がみずから自害して肝の臓の生血を孫に与える件がみもの。息をつめた芝居を秀太郎が全体を締めつつ運んでいく。いささか身体が不自由に見えるもののさすがの芸力を見せつける場となった。秀太郎が品格を失わず、孝太郎が派手なところをのぞかせるのも対照の妙。
大詰は祭礼の雰囲気を、陰惨な敵討に取り入れるのが趣向。ここでも仁左衛門が実悪の大きさを見せつける。水右衛門をおびきよせる頼母一役を歌六が勤め舞台を引き締める。
母子に助太刀もあって水右衛門が敵討されると、直って「まずはこれぎり」と幕切れ。古典歌舞伎の醍醐味をもたつくことなく趣向で見せた好舞台。二十七日が千穐楽だが必見であろう。
10月22日(日)夜の部
一、沓手鳥孤城落月
 玉三郎の淀の方がとても美しかったのだけど、途中から正気を失ってしまって、感情移入しにくい。七之助の秀頼が美しくて賢いけど家康にしてやられてしまった感。米吉の千姫、児太郎の常盤木がちょっといいな。

二、漢人韓文手管始
 浪花もののせいか、男の嫉妬が実直な男を殺人に追い詰めるのだけど、何かねっちりした描かれ方ですっきり感がない。でも芝翫の悪役は憎々しさが豪華でよい。

三、秋の色種
 玉三郎、梅枝、児太郎の舞。夜の部はこれが一番よい出来だったと思う。

10月23日(月)昼の部
極付印度伝
マハーバーラタ戦記
 序章 神々の場所より
 大詰 戦場まで

 パーカッションが異国情緒溢れて印度歌舞伎っぽいところがよい。ステージの使い方や大道具も現代劇っぽいセンスだったけど、たとえば最終幕の戦いを表現する幕や柱、旗の使い方がとてもよい。衣装も、特に神々がきらきらしくて素敵。
 菊之助の迦楼奈にはうまく感情移入できなかったのは途中居眠りしてしまったからか(汗)。太陽神の子で非の打ち所がない性格なのになぜ戦いに巻き込まれてしまったのか、その辺りの葛藤が今いち。ライバル役、帝釈天の子の阿龍樹雷王子を演じた松也が位負けしてない演技で、今月新橋演舞場『ワンピース』で負傷した猿之助の代役に入った右近などと浅草歌舞伎を盛り上げているだけあって早くもこの世代が主役級を演じられるように育ってきたなぁと感じる。そして何と言っても七之助。新作でスケールの大きい、いっちゃってる王女を美しく演じられる七之助が素晴らしい。


「マハーバーラタ」歌舞伎化でインド神話と源平の無常感融合 歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」
 昼の部一杯を割いて、新作歌舞伎「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」を上演。古代インドの大叙事詩「マハーバーラタ」からバラタ族の王位継承をめぐっていとこ同士の王族たちが争うさまに焦点をあてた。「マハー」とは“偉大な”の意。「マハーバーラタ」歌舞伎化への尾上(おのえ)菊之助の熱情で実現した。青木豪脚本、宮城聰演出。
 象の国(インド)で起こった戦争がついには世界を滅ぼすと憂えた神々は、慈愛に満ちた太陽神の子、迦楼奈(かるな)(菊之助)と武力を培った帝釈天の子、阿龍樹雷(あるじゅら)(尾上松也)を地上で誕生させ、慈愛と力のどちらが争いを止められるか、眺める。現在の世界情勢にも敷衍(ふえん)できるインドの叙事詩の描写は、そのまま源平時代に重なり、戦乱から生まれる無常感は歌舞伎の古典作と通じる。
 菊之助の着眼がそこにあり、本作が肚(はら)にインドの物語を据えつつ、展開はすべて古典歌舞伎の仕様であり意匠である。浄瑠璃、三味線が主導し、ガムラン音楽風な木琴の調べがエスニックな情感を湛(たた)える。両花道を使い、つらね、見得、くどきなど、万全な時代物風味。新作歌舞伎の方向性を指針したのではないか。尾上菊五郎、市川左團次、中村七之助らが出演。
夜。「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)」。坂東玉三郎が初役で淀の方。和事のおかしみがたっぷりな「漢人韓文手管始(かんじんかんもんてくだのはじまり)」。中村鴈治郎(がんじろう)、中村芝翫(しかん)ら。打ち出しが、玉三郎他で長唄舞踊「秋の色種(いろくさ)」。25日まで、東京・銀座の歌舞伎座。(劇評家 石井啓夫)
渡辺保の劇評
2017年10月歌舞伎座

歌舞伎版「マハーバーラタ」

 
 インド神話の叙事詩「マハーバーラタ」が歌舞伎化された。
 序幕第一場、屏風絵風の極彩色の背景に高い壇上に黄金の仏像風の菊五郎の
那羅延天を中心に上手へ松也の梵天、下手に菊之助のシヴァ神、楽善の大黒点
が並んで「忠臣蔵」大序の竹本のオロシ、東西声で幕が開き、そこへ本花道か
ら左団次の太陽神、仮花道から鴈治郎の帝釈天が出揃ったその神々しさ、金色
まばゆい豪華絢爛さは目を奪うばかり、さすがにインドの大叙事詩が歌舞伎座
のスケールにはまって拍手喝采であった。
 青木豪脚本、宮城聡演出。
 まずは快調の滑り出しであり、あの長大にして難解複雑な物語が意外にわか
りやすく、むずかしいインドの人名もなんとかこなして、前後幕間をいれて五
時間弱。よくまとまったとは思うが、それでも三つの問題点がある。
 一つは、物語を通すのに急で、役者の仕どころ、観客の側からいえば芝居の
見どころがないこと。これではただの絵巻物であって、芝居としては組まれて
いない。
 二つ目は、人間の性根が描かれていない。
 この作品の主人公は、シヴァ神と菊之助二役の迦楼奈であるが、彼は太陽神
の子として生まれながら人間たちの戦争を止め、世界を救うという宿命を持っ
ている。しかしふとしたことから従兄弟の一人王位につくべき悪女鶴妖だ王女
と友情を結び、実の弟たちと敵対する。自分の運命からいえば、戦争を止めな
ければならない。これが彼の性根であるが、その戦争を止めるといっても大し
た苦労も見せる場がなく、なんでこの場にこの男がいるのかがわからないシー
ンが多い。つまり人間の行動が、モチべーションがきっちり描かれていない。
 三つ目は、せりふが乱暴すぎる。こういう原作である以上、現代人にもわか
りやすい言葉に書かれる必要があるし、現代語が時に入ってくるのはやむを得
ないにしても、その人物の行動や思想を表す言葉が貧しい。たとえば迦楼奈が
自分の運命を悟って、那羅延天に教えを授けられるところは、大詰の白眉であ
るはずだが、原作の哲学がむずかしい上に、せりふがうまく書けていないため
に、見ていてなんのことかよくわからない。
 以上三点。折角の大企画にもかかわらず絵巻物にとどまった理由である。
 菊五郎の那羅延天はさすがに座頭の貫禄。菊之助の二役迦楼奈は凛々しいが、
すでにふれた三点によってドラマとしては彫が浅い。対する松也の阿龍樹雷王
子は力演であるが、実の兄を殺してしまった悔悟と悲しみがうすい。しかしこ
れは台本のせい故、仕方がないか。
 時蔵の汲手姫は、これも性根がもう一つ鮮明でないが、これは時蔵のせいで
はない。梅枝の若き日の汲手も平凡。梅枝はそれよりも二役森鬼飛がいい。
 七之助の悪女鶴妖だは手強くていい。そのほかの役々のうちでは、亀蔵の風
い魔王子が目につく。
 夜の部第一は、玉三郎初役の淀君で「沓手鳥狐城落月」の奥殿、乱戦、糒庫
の三場。
 玉三郎の淀君を期待して行ったが、歌右衛門以来だれも坪内逍遥をうたわな
くなって玉三郎もしかり。きわめて心理的で奥殿など次の糒庫につなげるため
だろうか、後半半分気が狂っているように見えて面白くない。玉三郎ならば堂
々とせりふをうたって、この役の面白さを復活してくれるかと思ったがそうは
ならなかった。それのみならず今夜は二日目の故もあるだろうが滑舌あざやか
ならず、息つぎ、間の取り方も十分ではなかった。その点は日ならずしてなお
るだろうが。
 糒庫になると、さすがに「また来おったか」の第一声から凄味がついて奥殿
よりはいい。「わらはの化粧箱も同然」あたりのスケール、凄味はいいが、そ
の後は平凡である。
 万次郎の正栄尼と彦三郎の氏家内膳がしっかりとしている。児太郎の常盤木
は役に負けているが是非なし。梅枝の饗庭の局,鴈成の大蔵卿の局、松也の大
野修理、米吉の千姫。
 七之助の秀頼がキッパリしているが、母への情愛、豊臣家の崩壊を一身に背
負う悲劇の深さまでは出なかった。
 さて、今月一番の見ものは、次の芝翫、鴈治郎の「唐人殺し」。上方版で序
幕が長崎丸山千歳屋の門口と奥座敷、廻ってもとの門口。二幕目が国分寺客殿
と奥庭殺しの二幕五場。奈河彰輔補綴の台本をさらに整理して一時間半。短く
簡潔になったのはいいのだが、お宝内見の時刻、にわかの出船のいきさつがわ
かりにくい。その混乱はプログラムにも及んで、唐の使節の出船が「都へ向け
て出船」と書いた数行あとに、唐使が「自国へ帰る」とある。「都」といえば
当然京都(実は江戸)であり、「自国」といえば中国だろう。この船はどこへ
行くのか。これでは初心者は混乱する。
 今月これ一役の芝翫の大通辞幸才典蔵がいい。序幕の花道の出から、ごく普
通のいい人という解釈は、これはこれで面白く、なによりも世話の、地の芝居
が確かなのが芝居を盛り上げる。
 伝七に高尾のことを頼むために、フッと持っていた紅葉の扇子を渡しての引
込みの伝七への思い入れも芝居としては十分の出来である。
 もっともその普通の人が、伝七と高尾の仲を知って怒りに燃えるのはいいと
しても、ここでガラリと変わる凄味が少し足りない。「心の闇」という、その
闇が多少うすいからである。
 国分寺になってからも最初はやはり普通の人でいるのが、それはそれで一理
ある解釈だが、もう観客は典蔵の変心を知っているのだから敵役で行った方が、
あとの芝居が盛り上がるだろう。ここでも普通の人でいてガラリといじめにな
る方がいいという考え方だろうが、それでは序幕と同じになってつまらず、こ
こははじめから敵役に徹して奥庭までグイグイ押していくべきだろう。「忠臣
蔵」の師直とは違うのである。
 しかしその難点を差し引いても、芝翫は立派な大敵。線の太さ、スケールと
もにいい典蔵である。
 対する鴈治郎の伝七は、こういう役に色気が出て、ユーモラスなところが自
然に出ている具合がいい。まだまだこれからであるが、この珍しい作品を復活
したのはお手柄である。
 この二人の奥庭の殺しは、昼の「マハーラバタ」の大詰めの立ち廻りにうん
ざりしていた私には一服の清涼剤。歌舞伎はこれでなければならない。
 七之助の高尾は、まだこの役には無理。つい典蔵の情けにほだされて伝七と
の仲を口走ってしまう辺りの芝居の面白さ、女心のはかなさはまだ不十分。
 米吉の名山は、ほとんど飾りものの如く、さすがに高麗蔵の和泉之助が、又
五郎や秀太郎ほどではないが、こういう現代ばなれのしたつつころがしの役を
よくやっている。努力賞。
 下役須藤丹平は、この芝居では大事な役で若い福之助には無理。ワキの端敵
の腕達者がつとめるべきだ。
 亀蔵の呉才官、橘太郎の珍花慶。
 友右衛門の千歳屋の女房、松也の奴光平。
 奥庭の殺しは、今まで純日本風の渡り廊下であったように思うが、今度は朱
塗りの中国風で、序幕の千歳屋との対照を失ってよくない。
 夜の部の最後は、玉三郎の舞踊「秋の色種」。もとより長唄の素の曲として
有名なものだが今度花柳寿応・寿輔の振付で私ははじめて見た。
 踊りとしてはさして面白くはないが、玉三郎の持ち味のあでやかさ、背景の
月や星の美しさ、勝国の三味線の虫の音、それに今度は梅枝と児太郎の二人が
からんで、しかも琴を弾くという大サービス。キレイづくめのムード舞踊。玉
三郎が若い二人に入ってなおだれよりもきれいに見えるのは驚くほかない。二
人の琴がおわると黒の衣裳にかわって、今度は二人の娘の母親という景色もい
い具合である。 

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『渡辺保の歌舞伎劇評』http://homepage1.nifty.com/tamotu/
ちょっとだけ遅れたのですが無事に着席しました。白鳥さんが入院して点滴されていた時に輸液バッグを点滴箇所より低いところに置いて輸液に出血が混じったとか、病院の中で迷ったとか、白衣のお婆さんがエレベーターから出て来てぎゃぁだったとか、お婆さんは地下の風呂に行きたかったんだけどエレベーターで迷ってたとか、相変わらず実話が落語みたいに面白い。
 お腹回りが随分凹んでシュッとしてます。力が出ないそうで、一席目でくらくらしてるとか。でもやりきってくれてありがとう。

真夜中の襲名/白鳥
 私が落語デイズとかお台場とかネット配信でいろいろ聞きかじっていた頃、聴いたネタですね。白鳥さん(師匠と呼びにくい)が言うには、こぶ平の正蔵襲名の時につくってかけ、一平の三平襲名の時にもかけたネタで久しぶりだとか。作風的には「流れの豚次 任侠流山動物園」の原型で、私の頭の中では白鳥さんの動物イラストとともに白鳥どうぶつシリーズとして記憶されています。
 上野動物園のふれあい公園に連日子供たちに触られている(虐められている)パンダウサギのピョン吉が、大名席の「カンカン」に憧れるが、「カンカン」は生まれたばかりのジャイアントパンダの赤ちゃん「シャンシャン」がいずれ襲名する名前に決まっていた。生まれによって決まってしまう襲名に怒って動物舎に抗議に行くピョン吉だが、長老のあした順子インド象先生のとりなしで、「ラビット亭園長」の大名席を襲名することが決まり、まん丸お月様の下で襲名ご挨拶するというおめでたい一席。
 「任侠流山動物園」のパンダがすげーヤクザで笑えるんだけど、こちらは赤ちゃんパンダが母パンダの政治力によって笑点出演が決められていたりで親の七光りでいい思いもするけど実力不足にいじけているというキャラクター造型。
 そういえば三平はNHK『落語THE MOVIE』で「ざる屋」をかけていた。寄席では漫談以外『ざる屋』しか聴いたことがないのだけど、だいぶ聴けるようになった。まぁニンも米あげざる屋にとても合っているので、ネタ数は少なくても寄席で生きていける芸人でいてくださいね。

牡丹の怪/白鳥
 柳家ミミちゃんが主人公で、師匠の小三治も登場する。『牡丹灯籠』をパロディ化していて、練馬の飯島病院の院長先生が再婚して、後妻と折り合いのつかない令嬢お露さんが目白の別邸にお手伝いの米さんと一緒に暮らしている。身体が弱くて庭の草花を育て、落語を聴くのが趣味。師匠に紹介されたミミちゃんはお露さんといい仲になるのだが……。
 途中展開にちょっとエッチな場面あり、後半はB級ホラーじみた展開。けど、オチは白鳥作らしい駄洒落。高田馬場と目白の間に素敵な名所ができました(ネタ)。

仲入り

雪国たちきり/白鳥
 白鳥さんの故郷の高田のお隣の城下町で、商家の若旦那が津軽から来た芸者の小糸に惚れ……津軽三味線が鳴るラストがちょっともの悲しい白鳥版「たちきり」。
 こりゃ確かに十何年か一度にしかかけられないわ(汗)。
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