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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
前月夜の部「籠鶴瓶」の評判がよかったので見逃して残念。

【昼の部】

一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

 曽我十郎を勘九郎。松緑の五郎が血気にはやるのを押さえる、優男で賢いお兄ちゃんが合ってた。
 橋之助の工藤祐経が、鎌倉幕府の重鎮として巻き狩りの責任者としての大役を終えるまでは討たれるわけにはいかないこと、曽我兄弟に討たれる覚悟をして巻き狩りの通行証を渡すこと、の重みをよく伝えていた。

二、女戻駕(おんなもどりかご)
  俄獅子(にわかじし)

三、鎌倉三代記(かまくらさんだいき)

 「三姫」のうち時姫。難しい役どころだなぁ。菊五郎さんの三浦之助義村の瀕死の落ち武者ぶりが美しかった。

四、 団子売(だんごうり)
 昼の部はこれで幸せ一杯。仁左さまと孝太郎さんが夫婦の団子売りになって舞う。これだけで幸せ。

【夜の部】
一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
 角力場

橋之助さんの濡髪と菊之助さんが山崎屋与五郎と放駒長吉の二役早変わり。

二、五代目中村雀右衛門襲名披露 口上(こうじょう)

 豪華な口上。あいにく菊五郎さんが休演してしまったけど、仁左さま、藤十郎さん、吉右衛門さんと人間国宝が三人も。出演しているのに幹部口上に出られない勘九郎さんはまだまだ若手なんだなぁ。
 立役を引き立てる女形という雀右衛門さん。

三、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)
  金閣寺

 雀右衛門さんの雪姫も美しいのだけど、仁左さまの此下東吉(木下藤吉郎)と幸四郎さんの松永大膳(松永弾正)の対決だけでご飯三杯食べられそうな、豪華な舞台。

四、関三奴(せきさんやっこ)

 鴈治郎さんの駒平、勘九郎さんの勘平、松緑さんの松平。微妙に踊りがずれたりするところがご愛敬。勘九郎さん、股関節柔らかいなぁ。
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Zepp東京から1年余り、アニメもゲームも新作出ていないのに、超魂団+ヨッシーでパシフィコ横浜の大箱で雷舞、しかも夜の部は全国20都市でライブビューイング付きという、動員力が半端でないイベントです。

 昼の部はさっそくウェブ記事でレポートが出ているので、こちらをご参考に。カラー写真で舞台の華やかさがいかほどであったか感じていただければ。
谷山紀章、鈴木達央、森久保祥太郎、森川智之、小野賢章、斎賀みつきが幕末Rock 超超絶頂★雷舞で大熱狂ステージ!
 2月28日、パシフィコ横浜にて『BREAK OUT presents 幕末Rock 超超絶頂★雷舞(ウルトラエクスタシーライブ)』が開催された。ゲームやアニメで話題、そして2015年8月には舞台も大成功させた「幕末Rock」。

楽曲の人気も高く、チケットは完売。2014年の11月にZepp東京で開催した『BREAK OUT presents 幕末Rock 超絶頂★雷舞(エクスタシーライブ)』よりもさらにパワーアップし昼公演で約5千人のファンを魅了した。

このイベントはテレビ朝日系音楽番組「BREAK OUT」の主催とあって、作中で超魂團(ウルトラソウルズ)と呼ばれるメインキャストの、谷山紀章、鈴木達央、森久保祥太郎、森川智之、小野賢章、そしてこの度初出演となる斎賀みつきを加えた豪華声優陣も、冒頭からROCK全開のライブステージを展開した

この6人揃ってのライブは今回が初。1日2公演、約1万人のファンが大熱狂に沸いた一日となった。
メインキャストの登場を待ち望み、次第に熱気が高まる会場でOP映像が流れ、遂に1曲目がスタート。

作中からの1曲目は「RIDE ON THE WAVE」。曲の始まりと共に中央から坂本龍馬役の谷山紀章、高杉晋作役の鈴木達央、桂小五郎役の森久保祥太郎が登場すると、会場は大歓声に包まれた。

大興奮の中、2曲目の「What’s this?」が始まると、土方歳三役の森川智之、沖田総司役の小野賢章、徳川慶喜役の斎賀みつきもステージに加わり、会場から大歓声がおこった。6人の出演者が一堂に会する貴重な瞬間となった。6人のユニゾン歌唱に加え、ソロパートの掛け合いも披露され、会場をさらに盛り上げた。

続いて、森久保のソロ「ハチノジディストーション」。森久保のセリフから始まると同時に開場のペンライトも桂小五郎のテーマカラーの黄色一色に染まり、堂々たるステージングを見せつけ、観客の心をしっかり掴んだ。

盛り上がりが収まらない中、森川のソロ「群青を射す光」が始まる。見事に歌いあげ、ペンライトで青一色となった会場も一体となり盛り上がった。

続いて、「まっすぐに進む道標、聴いてくれ…生きてゆこう」のセリフから鈴木のソロ「生きてゆこう」を熱唱。

会場の空気は一変。色気漂う美しい歌声に、観客は酔いしれた。続けて、中央から小野が登場し、ソロ曲「残響-feedback-」がスタート。会場中に甘い歌声を響かせ、観客を虜にした。

そして本公演初出演となった斎賀が中央に登場し、「聴いて…余の歌…宙ノ翼」のセリフとともにソロ曲「宙ノ翼」がスタート。透き通った歌声で引き込まれるようなパフォーマンスを披露。初披露となる楽曲で観客を魅了。

ソロパートも最後となり、中央から谷山が登場すると、雰囲気がガラッと変わりソロ楽曲「Crash My Head」披露。ハイテンションでエンターテイメント性に溢れたステージを創り上げ一気に会場を盛り上げた。

会場の盛り上がりも冷めやまぬままに谷山の「ヨッシー出番ぜよ!」のセリフで中央から斎賀が登場。谷山と斎賀の初披露のデュエット曲「絶頂SPIRAL」がスタート。「極★楽曲(アルティメットソング)総選挙2015年」で再生回数1位を獲得した曲でもあり、2人の圧巻のパフォーマンスに開場のテンションも絶頂した。

「絶頂SPIRAL」が終わると、そこに鈴木、森久保、小野、森川も加わり、超豪華声優陣が集結したMCが始まり、6人の華麗なトークでも会場を沸かせる。

MCが終わり小野と森川のセリフからライブが再スタートすると、会場中に黄色い声が響き渡る。まるでゲームの中で開催している、土方歳三と沖田総司のユニット“新撰組”のライブがスタートしたかの様な盛り上がりだ。エレクトロなサウンドを会場に響かせながら「黒曜蝶」を披露し、会場もとりつかれた様に大歓声が響き渡る。

続けて披露した新曲「暁のFreebird」では2人の息の合った歌声で会場との一体感はさらに高まった。

新撰組のライブが終わると、森川の「さあ、お前たち特訓の時間だ!」のセリフと共に、鈴木と森久保がステージに登場し「不完全パズル」を披露。Bメロからはゲームを完全に再現した誠仮面を装着した森川が登場すると、熱狂的なファンからの大きな歓声に包まれ3人のパフォーマンスでさらなる歓声を呼んだ。

ライブも終盤にさしかかり、幕末Rockのメインユニット“超魂園”が勢揃いし5人一丸となったパフォーマンスで新曲「xxxing」と「五色繚乱」を披露すると会場は興奮のるつぼと化し、本日一番の盛り上がりを見せた。

観客たちによる「アンコール」で再度6人が登場すると、場内は色とりどりに輝くサイリウムに照らされ、それぞれ圧巻のパフォーマンスを観せてくれた6人に大きな拍手と歓声が起こった。アンコールでは「絶頂DAYBREAK」を披露。大迫力のパフォーマンスを見せつけ、会場からの拍手は最後まで鳴り止まなかった。

大盛況のうちに幕を閉じた「幕末Rock 超超絶頂★雷舞(ウルトラエクスタシーライブ)」。今後の展開も大注目だ。


(写真:WATAROCK/Yoshihito KOBA/Amiri Kawabe)
 セットリスト付で助かります。
【BREAK OUT Presents幕末Rock 超超絶頂★雷舞 昼公演セットリスト】

01)RIDE ON THE WAVE
02)What’s this?
03)ハチノジディストーション
04)群青を射す光
05)生きてゆこう
06)残響–feedback-
07)宙ノ翼
08)Crash My Head
09)絶頂SPIRAL
10)黒曜蝶
11)暁のFreebird
12)不完全パズル
13)xxxing
14)五色繚乱

En1)絶頂DAYBREAK
 昼の部は2階席だったのですが、2列目で真ん中付近だったのでよく見えました。しかも、楽曲に関わったテルジヨシザワさんとJuvenileさんたち関係者のゲスト席のほぼ真後ろでした(なので、お座りになられている音楽の神様たちに心の中で感謝しつつライブを楽しみました)。
 雷舞中はほぼ立ちっぱなしでしたが、Zepp東京と違って客席に角度がついているので、身長低めな自分としては前の人の頭で見えないということはないし、逆に後ろの席の人たちにも邪魔はしていないというのがよかったです。座席の前後左右スペースが大きめなのでキンブレ振るにも周りの人に当たったりする心配がないし。

 どれもこれも素晴らしかったのですが、前回Zepp東京で不調だった(四十肩で痛み止め打っていたために頭が朦朧としていたと今回告白されてました)森川さんが、本来の声量で歌ってくれたことです。土方歳三の本気の歌声は、さすがマイククラッシャー森川さんなボリュームでした。

 そして、
  ∧ 誠 ∧
\(;๑ ㅂ ๑) /

 誠仮面様と長州組『不完全パズル』を生で聴けたのが、何といっても昼の部の私的ハイライトです。「さぁ、お前達、特訓の時間だ!!」という誠仮面様の声に大熱狂しただけでなく、あの誠仮面様をリアルで見、歌声を聴けるとは(イベントレポ4ページに写真出てます)。

 昼の部夜の部両方のまとめはNAVERに出てます。
【レポまとめ】幕末Rock 超超絶頂★雷舞 昼の部 夜の部 お見送り付 2/28

 夜の部セットリストはらんさんが投稿しています(感謝)。
・黒曜蝶(ブラックバタフライ)
・INTERSECT
・xxxING

・共鳴進歌
・REACTION
・モット!!!
・重力のない世界
・宙ノ翼
・LAST SCREAM
・絶頂SPIRAL

・LorR
・RIDE ON THE WAVE
・五色繚乱
・絶頂DAYBRAK

アンコール
・WHAT'S THIS?

 予想していた通り、オープニングは新選組コンビが雷舞をするていで、賢章せんせいが小豚ちゃんである私たちを煽ってくれたり、森川帝王が「静まれ!! 静まるんじゃない!!」コールでさらに煽ってくれてスタート。きしょーさんが乱入してきて「INTERSECT」に入るという流れでした。

 たぶん一番湧いたのは雷舞では初の『LorR』でしょう。長州組ファン大熱狂でした。

 でも私が聴いて泣きそうになったのは『共鳴進歌』でした。賢章せんせい、いろいろ乗り越えてきて天使になった総司君(実際羽根背負っただけでなく、合間に羽根見せて踊ってた・笑)の声でした。近藤さん、聴いてますか?(; ;)

 そして、いろいろなトークで爆笑の連続。座長の立場上MCを一応やっているけど、どっちかというと下ネタや爆笑の方向に持ってく方が得意なきしょーさんなので、時間の関係もあってかなり抑えていたけど、よく笑わせてもらいました。

 誠仮面は出ませんでしたが、アンコール時に森川さんが片耳側に仮面をつけて登場してくれたのが可愛かったです。そして、他の出演者がタオルを観客席に投げてサービスしてくれたことに加えて、なんとあの特注品の誠仮面が客席に……!!!

サイガーさん 誰よりも男前でハンサムな歌声でした
たっつぁん 骨折してたとのことでしたが相変わらずパワフルな歌声でした
しょうたろう兄さん 今日に合わせて金髪(桂小五郎の髪色)にしてきたところも凄いけど歌いこなしかたがホント凄い
きしょー このロッカーがいてこその幕末Rock
賢章せんせい 幕末Rock3年目に入るとのことで2年間の成長を歌でもトークでも感じます でも夜の部はやっぱりいじられてました
もりもり社長 「誠仮面」は社長自らの提案だったそうで、お茶目さがたまらないです そして十分張りのある帝王ヴォイスで歌を聴けて幸せ

超歌劇でアンサンブルしていた4人のダンサーの皆さん ダンスもパワフルで素晴らしかったです

 ホントみなさんありがとうございました。次回、井伊直弼もペリーも呼んじゃってください、もっともっと盛り上げていきましょう。

追加
日曜日は『真田丸』、月曜は『王様のレストラン』、水曜日は『銀魂゜』さらば真選組編、土曜日は録画しておいた『昭和元禄落語心中』とウマウマな番組が多くて嬉しい白牡丹です。
 『真田丸』のおかげで、『新選組!』以来の「日曜日は大河ドラマが楽しみ」な気分です。織田信長に吉田鋼太郎さんを起用し、ブーツで闊歩するシーンと光秀をボコ殴りにするシーンだけで信長を表現し、本能寺の変は主人公が直接見聞きしてないので描かない……というか、織田信長が突然退場したために混乱する人々(徳川家ご一行の伊賀越えたるや、大河ドラマ史上に残るわ)をたっぷり描くという三谷流が素晴らしいです。

東京
外国人でにぎわう両国3つの観光スポット
大相撲の場所中でもないのに、両国駅には数多くの
外国人観光客がにぎわっています。

本日は、外国人に人気の両国3つの観光スポットを
お伝えします。

2015年3月にリニューアルした新・江戸東京博物館

両国駅前にある江戸東京博物館が2015年3月に
新・江戸東京博物館としてリニューアルオープン。

勝海舟の目線から幕末の出来事を取り上げる
新コーナー「江戸から東京へ」では外国人にも
人気の高い江戸時代を豊富な資料展示で伝えています。

新コーナー「ミュージアム・ラボ」では
昭和の暮らしを再現した木造住宅に
実際に靴を脱いで上がる体験型の展示をしています。

ほかにも、新コーナー「現代の東京」では、
ルーズソックスやiMacなどを展示したりと、
外国人に両国が人気なのも納得です。

錦絵や化粧まわしが見れる相撲博物館

両国国技館の1階に併設されているのが、相撲博物館です。

場所は新・江戸東京博物館の隣ですので、
新・江戸東京博物館に行った後、続けていくのがおすすめ。

ただし、休館日が多いので、事前にチェックしておきましょう。
場所中は大相撲の入場券が必要なのも注意です。

大名屋敷の庭園だった旧安田庭園

江戸時代に入り89年目となる元禄四年に、
後の五万石の大名となる本庄因幡守宗資が
築造したと言われている庭園。

明治に入ってからは安田財閥の創始者である安田善次郎の所有となり、
大正11年に東京都に寄付されたことから、
「旧安田庭園」の名前になりました。

春は桜の名所として有名なほか、冬には池に氷が張り、
また違った趣の庭園が楽しめます。

また、スカイツリーも望めることから、
絶好の観光スポットと言えるでしょう。

両国で夜まで観光して、近場で食事をしたいと
思った時におすすめなのが、
旧安田庭園の緑を眺めながら食事を楽しめる「両国テラス」です。

このテラス席、夏には開放感あふれる
屋外テラスで「手ぶらでバーベキュー」、

冬には「こたつガーデン」といった
外国人ウケもよさそうな面白い企画をしています。

こたつガーデンとは、テラスに全て堀ごたつ仕様のこたつを設置し、
寒い冬だからこそ屋外を楽しめるぜいたくな空間。

この季節に人気なのは、こたつガーデンで楽しむ
「洋風すき焼き鍋」です。

冬の象徴である“こたつ”で心も体も暖めながら
食事やお酒を楽しむことができます。

また、カフェメニューもあるので、ちょっと疲れたときの
休憩にも使えそうです。

http://www.ryogokuterrace.jp/news/?id=_1027

両国には楽しみどころが満載ですね!

以上、外国人でにぎわう両国の3つの観光スポットでした。



山口
萩・幕末維新検定に316人挑戦 萩 /山口
 萩市は7日、幕末・明治維新ファンを対象にした「萩・幕末維新検定」を市内2会場で実施した。最年少は山陽小野田市の8歳の児童、最年長は萩市の94歳の女性で計316人が挑戦した。

 2年後に明治維新150年を迎えるのを機に、近代日本の扉を開いた歴史をひもとき学ぶ5回限定企画の3回目。初級・入門コースが新設され、中級・門下生コース、上級・師範コースと合わせ3コースで実施された。

 上級試験会場では幕末の志士・桂小五郎(木戸孝允)と妻幾松に扮(ふん)した試験官が見守る中、1、2回目の合格率が約半分の狭き門に挑んでいた。合格は17日に発表される。【川上敏文】

エンターテインメント
宝塚版「るろうに剣心」快幕!雪組トップ・早霧せいな「生き様もお見せしたい」
 宝塚歌劇雪組ミュージカル「るろうに剣心」(脚本&演出・小池修一郎)が5日、兵庫・宝塚大劇場で華やかに幕を開けた。

 和月伸宏氏原作の人気同名コミックを、アニメ化、実写映画化に続いてタカラヅカで初めて舞台化。かつて幕末に「伝説の人斬り」と恐れられ、今は「不殺(殺さず)」の誓いを立てた剣客・緋村剣心が、禁断の麻薬“蜘蛛(くも)の巣”を巡る争いに立ち向かうストーリーだ。

 剣心の幕末時代は青の着物でクールに、維新後は赤の着物でちょっとおちゃめに。「多面体的な部分を見せていきながら、でも同一人物だと納得していただけるように」と、トップスター・早霧せいなが入念に役作り。スピード感あふれる殺陣でも見事な剣さばきを披露した。雪組のお家芸「日本物」に、明治の文明開化の「洋」の空気感をミックスさせ、コミカルな要素も加えながらタカラヅカらしい豪華なステージを展開した。

 タカラヅカ版では元新選組隊士の加納惣三郎(望海風斗)がオリジナルキャラクターとして加わり、ヒロイン・薫(咲妃みゆ)と剣心の仲を裂こうとする。コミックで人気の個性豊かな登場人物もズラリ。早霧は「それぞれのキャラクターが、過去の自分と闘いながら生きている。トラウマを克服したり、今をどう頑張って生きていくのか。そういう思いが共感、憧れを誘うのでは。その筆頭が剣心。今の時代の人たちにも通じる精神的な部分、生き様もお見せできれば」と意欲を見せていた。

 3月14日まで。東京宝塚劇場では4月1日~5月8日に上演。

<速報〉「るろうに剣心」原作者、和月氏が雪組公演を絶賛
 人気漫画を舞台化した宝塚歌劇団の雪組公演「浪漫活劇 るろうに剣心」の原作者、和月伸宏氏が同舞台を観劇し、できばえを高く評価している。12日、同公演の演出を担当した小池修一郎氏が明かした。

 小池氏によると、和月氏は初日に上演を見て「ひじょうによかった」と笑顔で感想を語ったという。

 同公演は、和月氏のヒット漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」をもとに、小池氏がオリジナルの設定を入れミュージカル化。昨年は「ルパン三世」の舞台化を成功させた同組トップ、早霧(さぎり)せいなが人気キャラクターの「るろうに(流浪人)」こと、緋村剣心を好演している。

 宝塚版には2番手スター望海風斗(のぞみ・ふうと)演じる元新選組隊士の加納惣三郎をオリジナルのキャラクターに加え、陰の部分を演出。望海ふんする加納との対比から、早霧は幕末に恐れられた「人斬り抜刀斎」の剣豪の顔と、明治の世になり全国を放浪する「流浪人」としての姿を演じ分けている。

 小池氏は早霧について「矛盾を感じさせない芝居の“つなぎ”がうまい」と言い、雪組メンバーの熱演にも手ごたえ。原作の和月氏も「(宝塚版の)加納惣三郎を入れて(自分が漫画に)書きたくなった」と、自らが触発されたと話したほど、感激していたという。

 また、同公演では現在、主要キャストの1人を演じていた彩凪翔ら6人が休演しているが、小池氏はこれについて「インフルエンザが流行しており、休演が多くなっている」と説明した。充実の雪組公演だけに、6人の復帰が待たれる。

【アニメ漫画キャラの魅力】死ぬまで「悪・即・斬」!牙突一筋「斎藤一」の魅力とは?『るろうに剣心』
 アニメ『るろうに剣心』には数々の強敵が登場します。その中に登場する「斎藤一」は実在の人物。新選組屈指の剣豪であり、明治維新後は「藤田五郎」の名で警官になった事まで史実と重なります。この作品によって、彼の知名度は若い世代に飛躍的に広まったと言えるでしょう。今回は、そんな「斎藤一」の魅力についてご紹介いたします。


⇒斎藤一とは?(るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-)
http://www.charapedia.jp/character/info/14252/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■必殺の「牙突」

 斎藤は、かつて尊王派の「人斬り抜刀斎」であった剣心と死闘を演じた因縁がありました。ある日、剣心の居候している神谷道場を訪れ、今もなお剣心の中にかつての「人斬り」がいるかどうかを試そうとします。そこで見せた技こそ、彼の代名詞ともなっている「平刺突」の究極進化形「牙突」です。剣心の“飛天御剣流”には格好良い名前の技がワンサカあるのに対し、斎藤はこの「牙突」のみで(零式から参式というバリエーションはあるものの)闘い抜きました。曰く、どちらかが命を落とす真剣勝負では、多くの技よりも必殺の一つの技が勝る、という考え方でした。そのあまりの威力に、西洋式のサーベルでは耐え切れずに砕けてしまうほど。

■クールなキャラクターにコミカル要素

 クールで厳しいキャラクターであるため、まれにコミカルな要素が見られると、その効果は絶大。好物は“かけそば”で、待ち合わせ場所にはそば屋を選ぶ事が多いというのも、まるでスイーツ好きのレスラーのようなギャップです。

 また、他人に独特のセンスで勝手に“あだな”をつけたりも。中でも剣心と操を驚愕させたのは、同作に出てくるキャラの大半が無縁である“結婚”という難事業(?)をさらりとやってのけた事でしょうか。

 左之助に「阿呆が」と言い放つ事も少なくなく、それに対して左之助が逆上するシーンは、まるで『幽遊白書』の「飛影」と「桑原」のやり取りを髣髴させます。

■貫いた「悪・即・斬」

 “牙突”とともに彼のシンボルとなるのが「悪・即・斬」というポリシーです。敵である剣心と共闘して「志々雄真」に立ち向かったのも、日本を動乱の渦に巻き込む志々雄を「悪」と断じたからでした。斎藤は敵への洞察力にも優れ、志々雄一派の本拠地に乗り込んだ際に対峙した「心眼の宇水」の心の中さえも的確に見透かし指摘する事で宇水を逆上させます。そして敗北した宇水が今際の際に放った、「その悪・即・斬をどこまで貫けるかな」との台詞に対し「死ぬまでだ」と即答。志々雄への劣等感を欺いてきた宇水に、剣だけでなく生き様の貫き方でも勝利を納めます。その魅力満載のクールな容貌と生き方によって、彼は多くのファンの心を掴んだのです。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ルーデル(キャラペディア公式ライター)

富山
幕末の風 伝える便り 坪井信良→佐渡家 13通初公開
 高岡市博物館で六日、企画展「幕末維新風雲通信」が始まった。高岡最古の医者佐渡家の九代佐渡養順(一八二〇~七九年)が、徳川慶喜の侍医を務めた弟の坪井信良(一八二三~一九〇四年)から受け取った手紙約二百通のうち十三通を初公開した。五月八日まで。入場無料。(武田寛史)

 手紙は、佐渡家から市に寄託された約一万一千二百点の佐渡家資料の一部。幕末、明治期の歴史的な出来事が書かれた書簡を中心に抜粋して紹介している。

 ペリー来航や禁門の変、信良が被災した安政の大火、大政奉還、鳥羽伏見の戦い後に慶喜に従い軍艦で江戸へ逃れた時の状況など、将軍に付き添った侍医の目から見た当時の歴史とその背景を兄に伝えている。

 仁ケ竹亮介主査学芸員(40)は「手紙から、歴史の有名な事件についての価値の高い情報が、高岡の九代養順にもたらされていたことが分かる。歴史の裏側が見てとれる」と話す。

 これまでに、東大の宮地正人名誉教授が、信良から養順に送られた手紙の内容を「幕末維新風雲通信」としてまとめており、今回の企画展名としている。

 手紙のほかにも、信良が越前藩医の時に藩主松平春嶽から拝領し、佐渡家に贈った筆筒や文鎮など計八十八点を展示する。

 会期中の三月二十六日午後二時からは宮地名誉教授が信良について特別講演。四月三十日午後二時からは、市文化財審議会委員で佐渡家資料調査事業総括責任者として資料を目録にまとめた佐伯安一さんが、佐渡家資料について講演する。

 学芸員による展示説明会は三月十二日と四月十六日のともに午後二時から。

福井
「由利公正のかまど」お披露目 三岡へっつい、小説などから再現
 幕末の福井藩士・由利公正(三岡八郎)が考案したとされる幻のかまど「三岡へっつい」の再現作業が完了し7日、福井市の県生活学習館前で披露された。県と県左官工業組合が、歴史小説などに残るわずかな情報を頼りに想像して製作。来場者は燃焼効率が良いという構造の説明に、興味津々の様子で聞き入っていた。

 三岡へっついは、反射熱を生かすために鉄釜が釣り鐘を逆さにしたような形をしている。かまどは、粘り気が強く、耐久性に優れた越前町織田の土や石灰などで作り、たき口、通気穴など計4カ所の横穴が施された。通常の半分のまきの量でご飯が炊けるという。鉄釜と、その中に入れる3升5合炊きの羽釜二つは広島県の鋳物メーカーに依頼して作った。

 この日は、同組合の井上量博(ますひろ)理事長(75)が「かまどに穴が何個あったのかも分からず、最初は落書き程度の図面だった」と紹介し、「立派に仕上がった。(県などが取り組む)大河ドラマ誘致実現の一助になればうれしい」と話した。

 来場者約200人にご飯が振る舞われた。釜のふたを開けた途端、炊きたての良い香りが漂い、来場者から歓声が上がった。横山晴夫さん(50)=坂井市=は「幕末の知恵を今の技術が生かしていて、デザインも現代的。ご飯には弾力とコメ本来の甘みがあり、おいしい」と話していた。




おまけ
『幕末Rock』フィギュアが盛りだくさん! 沖田、龍馬にディフォルメ稼働フィギュアも!【ワンダーフェスティバル2016[冬](ワンフェス2016[冬])】
 2016年2月7日(日)、日本最大級のフィギュアの祭典"ワンダーフェスティバル2016[冬](通称ワンフェス、WF)"が、幕張メッセで開催中! 「海洋堂」や「グッドスマイルカンパニー」などの大手メーカーや、有志によるディーラーブースにて、フィギュアやキットの販売、展示が行われています!

 今回のワンフェスもアニメイトTVは、会場にて展示されているフィギュアにグッズの数々をバッチリご紹介!

 メディコス・エンタテイメントブースでは、沖田総司と、坂本龍馬が展示! さらに『みにっしも-minissimo-』という、新たなディフォルメ稼働フィギュアシリーズの桂小五郎、高杉晋作と坂本龍馬が登場しました!

■ワンダーフェスティバル2016[冬]概要
開催日:2016年2月7日(日曜日) 10:00~17:00
会場:幕張メッセ 国際展示場 1・2・3・4・5・6・7・8ホール

入場料:2000円(入場チケット兼公式ガイドブック/小学生以下無料)
主催:ワンダーフェスティバル実行委員会
 ヒジゾーさんがいない(涙)。

時は幕末、近藤勇の“歯”になった私―― 『ガム彼!』新プロジェクト『ガム彼!新撰組』サイトが公開 新キャラクター“グラマー”も登場!
 びっくりです(爆)。
●ガムの擬人化にJKが歯になり、オネェが参戦!?

 ロッテは、ガムの新たな世界を切り拓く、第3弾プロジェクト『ガム彼!新撰組』を、本日2016年2月4日(木)に公開した。

 『ガム彼!』は、2014年11月に公開し、大反響を頂いたお口の恋人Webコンテンツ。ロッテのガム(ブラックブラックガム、グリーンガム、クールミントガム、ACUO、Fit's、キシリトールガム)がイケメンとなり、ある日突然“歯”になってしまった主人公の女子高生とくり広げる学園恋愛ストーリー仕立ての擬人化企画となる。
 今回“香りで吐息をメイク”をコンセプトにしたロッテのガム“グラマティック”が擬人化! 新キャラクター“グラマー”が登場する。

 以下、リリースより。

 株式会社ロッテは、2016年2月4日(木)にガムの新たな世界を切り拓く、第三弾プロジェクト「ガム彼!新撰組」を公開致します。
 「ガム彼!」は、2014年11月に公開し、大反響を頂いたお口の恋人WEBコンテンツです。ロッテのガム(「ブラックブラックガム」、「グリーンガム」、「クールミントガム」、「ACUO」、「Fit's」、「キシリトールガム」)がイケメンとなり、ある日突然“歯”になってしまった主人公の女子高生と繰り広げる学園恋愛ストーリー仕立ての擬人化企画です。今回「香りで吐息をメイク」をコンセプトにしたロッテのガム「グラマティック」が擬人化!新キャラクター「グラマー」が登場します。

【2.4 (木)正午解禁】「ガム彼!新撰組」main
時は幕末、近藤勇の歯になった私、新撰組の剣士になったガム彼たち…。新キャラクター「グラマー(CV:福山潤)」も参戦!
 主人公で、ある日“歯”になってしまったごく普通の女子高生が、今度はなぜか幕末にタイムスリップ!?幕末を代表する剣士近藤勇の口の中に納まり、京の都とおぼしき場所をのんきに楽しんでいた。そんな彼女の前に突如、新キャラクター「グラマー」が現れる。遠い異国グラマティック王国から来たというイケメン外国人は何と“歯”に一目惚れ「アナタを国に連れて帰りマス!」と迫る。まさかの急展開に困惑する“歯”。その窮地を救ったのは、見覚えのあるあのイケメンたちだった…。
 ガム彼たちが時空を超え、幕末の剣士に!? お口の都という不思議な世界を舞台に繰り広げる、「ガム彼!」の新たな物語をお楽しみください!キャラクターボイスは中井和哉、杉田智和、梶裕貴、鈴村健一、下野紘、神谷浩史らレギュラー声優陣に加え、新たに福山潤も参戦!かつてないユニークな新キャラクター「グラマー」を演じます。

■「ガム彼!新撰組」について
ガム彼!新撰組」サイト公開
 「ガム彼!」WEB サイトが装いを変え時代劇調に。幕末を代表する剣士、近藤勇の口の中に納まった“歯”が都を楽しむ様子や、新キャラクター・グラマーとの出会いが描かれます。キャラクター紹介ムービーでは、新撰組のかの有名剣士たちになったガム彼たちが、お口の都を守るべく、日々鍛錬に励みながらも時に甘く、時にクレイジーな言葉を語りかけます。


Twitter 特別イベント開催
 ガム彼!公式Twitter(@crazygumtv)では、「噛め!ガム彼!咀嚼鍛錬キャンペーン」を開催。公式アカウントからツイートされるガム彼たちからの“稽古お誘いツイート”を噛んで(リツイートして)、そのリツイート(RT)数が目標値に達すると、キャラクターのボイス付限定イラスト 「~ほとばしるドキドキver.~」が公開されます。噛めば噛むほどたくましくなるガム彼たちを皆さんのツイートで応援してください。

新キャラクター「グラマー」(CV:福山潤)登場!
 「香りで吐息をメイク」をコンセプトに開発した女性向けガム「グラマティック」がイケメン外国人キャラクター「グラマー」に擬人化。武器商人として訪れた日本で“歯”と出会い、一目惚れ。行き過ぎた恋心からガム彼たちと恋のライバル関係に。彼の登場によって、「ガム彼!」ならではのドキドキの展開、恋愛模様が動き始めます。ユニークな性格を持つ「グラマー」の表の顔は「オネエ気質」。でも裏の顔は「ドSで強引」という二面性が持ち味です。この不思議な魅力を持つグラマーを人気声優の福山潤が演じます。


【2.4 (木)正午解禁】「ガム彼!新撰組」グラマー
神谷浩史&鈴村健一&下野紘 出演!特別ラジオ番組放送決定! 福山潤もコメント出演!
 2月10日(水)19:00より、東京・文化放送で神谷浩史(くうる役)、鈴村健一(ぐりん役)、下野紘(ふいつ役)出演の特別ラジオ番組を放送!「ガム彼!」の世界をラジオでお楽しみいただけます。コメントゲストとして福山潤8グラマー役)も出演。番組内では、うれしい発表も予定しておりますのでご期待ください。

<文化放送ウェンズデープレミアムロッテPresents 『ガム彼! 新撰組 如月編 ~寒い夜も君と居たい~』>
◆放送日時:2月10日(水)19:00~20:00
◆出演者: 神谷浩史、鈴村健一、下野紘
◆コメント出演: 福山潤
※番組の詳細は「ガム彼!新撰組」サイト、または文化放送のサイトをご確認ください。

■お口の恋人コンテンツ「ガム彼!」とは
 多くの人にガムを身近に感じてもらいたいという思いから、2014年にスタートしたお口の恋人WEBコンテンツ「ガム彼!」。ある日突然“歯”になってしまったごく普通の女子高生の前に現れた、6人のイケメンたち…実は彼らはガムだった!イケメンなガム彼たちと主人公の“歯”が繰り広げるクレイジーな学園恋愛ストーリーを通じ、多くの皆様に新たな世界を楽しんで頂きました。
 そして今回、舞台はなんと幕末に!“主人公=あなた”に噛まれたい一心で時に甘く、時にクレイジーな言葉を繰り出してきたガム彼たちが、第三弾「ガム彼!新撰組」ではあの有名剣士となって登場。原田ぶらっく役は中井和哉、斎藤きしりと役は杉田智和、沖田あくお役は梶裕貴、山南ぐりん役に鈴村健一、藤堂ふいつ役を下野紘、土方くうる役は神谷浩史が演じます。さらに、新キャラクターのグラマー役には福山潤と、個性豊かな7人の豪華声優陣が集結し、魅力たっぷりに演じています。
 キャラクターイラストを手がけたのはイラストレーターの“ここかなた”。人気乙女ゲームアプリ「イケメン大奥」、恋愛リズムアドベンチャーアプリ「アイ☆チュウ」チーム天上天下のイラストをはじめ、人気声優小野友樹&江口拓也のユニット「Teamゆーたく」のジャケットイラストも担当しています。

■「ガム彼!」第一弾から今回までのあらすじ
―歯になった私が出会ったのは、イケメンな“ガム彼”でした―。
主人公は、私立香夢学園(しりつがむがくえん)に通う、ごく普通の女子高生。これといって目立つタイプでもないが、平凡にも楽しい毎日を送っていた。そんなある日の朝。いつも通りの時間に目が覚めた彼女の身体に、ある異変が訪れる。
「なにかしら?この何ともいえないツルツル感…」
体の感触に違和感を覚え、恐る恐る鏡をのぞくと……なんと、彼女の体は「歯」の形に変わってしまっていたのだ!
自らの姿に絶望しながらヨロヨロと学園へ向かう主人公。そこに突然眩しいほどのイケメンが次々と現れる。
「君…実に噛まれたい素敵な歯だ。僕の事を噛んでくれ!」
彼らの猛アピールに戸惑いつつも、これまでの人生で体験したことのない甘い言葉の連続に、ドキドキは高まる一方。
そして彼らは彼女に二つの事実を告げる。平凡な生活に満足していた反面、心の底では「無性に何かを噛みたい!」という欲望がつのり、巡り巡っていつの間にか体が歯になってしまった…ということ。そしてそれは、ガム彼の中から誰か一人、愛を込めて噛むことで元の姿に戻ることができる…ということだった。
いきなりの状況にとまどいながらも、永久歯に成長したり、バレンタインにガム彼たちを溶かしてしまったりと色々なエピソードを経て、本気で大切に接してくれるガム彼たちと過ごすうち、自らの運命を受け入れた主人公の“歯”。ガム彼たちとの楽しい学園生活を送り、めでたしめでたし…のはずだった!

【2.4 (木)正午解禁】「ガム彼!新撰組」歯 【2.4 (木)正午解禁】「ガム彼!新撰組」ガム彼メンバー
―今度の私は近藤勇の“歯”…!? 新たなガム彼の登場で動揺する私の前に、ガム彼!新撰組、見参!―
ストーリーはいつも突然始まる…。ドキドキの学園生活を送っていたはずの“歯”。なんと、今度は時空を超えて幕末に!
「近藤勇さんっていう人の口の中に納まっているんだけど、これがなかなかいい感じ♪♪」
何事もなかったかの様にのんきに都らしい場所を満喫する“歯”。そこに異国の地・グラマティック王国から来たグラマーが現れる。
「ワ~オ!ファンタスティック!コンナ美しい歯、見たことがありまセ~ン!まさに神秘ッ!!」
突然目の前に現れたイケメンは、片言の日本語で歯を国に連れて帰ると言い出したから、さあ大変。
「きゃ~!!どうしよう、私、連れ去られちゃうの…!?」
突然の展開に、状況が呑み込めず動揺していると、聞き覚えのある声が“歯”の耳に飛び込んでくる。
「お口の都はオレたちが守る!ガム彼!新撰組、見参!!」
頼もしい姿になって歯の前に登場したガム彼たち。彼らとの再会に胸の高まりを感じる“歯”だったが、幕末の地で、時空を超えた運命が新たに動き出すのだった…。

宝塚版「るろうに剣心」快幕!雪組トップ・早霧せいな「生き様もお見せしたい」
 宝塚歌劇雪組ミュージカル「るろうに剣心」(脚本&演出・小池修一郎)が5日、兵庫・宝塚大劇場で華やかに幕を開けた。

 和月伸宏氏原作の人気同名コミックを、アニメ化、実写映画化に続いてタカラヅカで初めて舞台化。かつて幕末に「伝説の人斬り」と恐れられ、今は「不殺(殺さず)」の誓いを立てた剣客・緋村剣心が、禁断の麻薬“蜘蛛(くも)の巣”を巡る争いに立ち向かうストーリーだ。

 剣心の幕末時代は青の着物でクールに、維新後は赤の着物でちょっとおちゃめに。「多面体的な部分を見せていきながら、でも同一人物だと納得していただけるように」と、トップスター・早霧せいなが入念に役作り。スピード感あふれる殺陣でも見事な剣さばきを披露した。雪組のお家芸「日本物」に、明治の文明開化の「洋」の空気感をミックスさせ、コミカルな要素も加えながらタカラヅカらしい豪華なステージを展開した。

 タカラヅカ版では元新選組隊士の加納惣三郎(望海風斗)がオリジナルキャラクターとして加わり、ヒロイン・薫(咲妃みゆ)と剣心の仲を裂こうとする。コミックで人気の個性豊かな登場人物もズラリ。早霧は「それぞれのキャラクターが、過去の自分と闘いながら生きている。トラウマを克服したり、今をどう頑張って生きていくのか。そういう思いが共感、憧れを誘うのでは。その筆頭が剣心。今の時代の人たちにも通じる精神的な部分、生き様もお見せできれば」と意欲を見せていた。

 3月14日まで。東京宝塚劇場では4月1日~5月8日に上演。

「幕末Rock」“超超絶頂★雷舞”のライブビューイングが全国各地で開催決定
伝説の再び!豪華キャストが出演する
熱狂のステージを全国の映画館に生中継!

 株式会社ライブ・ビューイング・ジャパンでは、2016年2月28日(日)に、パシフィコ横浜 国立大ホールで行われる「BREAK OUT Presents 幕末Rock 超超絶頂★雷舞(ウルトラエクスタシーライブ)」を、全国の映画館でライブ・ビューイングすることが決定した。

 ゲームを筆頭に、TVアニメ、ライブ、舞台と瞬く間に駆け抜けた大人気コンテンツ『幕末Rock』。2014年11月に開催された「BREAK OUT Presents 幕末Rock 超絶頂★雷舞(エクスタシーライブ)」では、TVアニメ『幕末Rock』内のバンド「超魂團(ウルトラソウルズ)」の大人気キャストが勢揃いし、熱き魂が爆発したパワフルな楽曲を次々と披露。会場に詰めかけた贔屓(ファン)を熱狂の渦に巻き込んだ。
 その伝説の雷舞(ライブ)が再び、「BREAK OUT Presents 幕末Rock 超超絶頂★雷舞(ウルトラエクスタシーライブ)」として、さらにパワーアップして開催される!

 満を持して開催されるこの雷舞(ライブ)では、谷山紀章(坂本龍馬役)、鈴木達央(高杉晋作役)、森久保祥太郎(桂小五郎役)、森川智之(土方歳三役)、小野賢章(沖田総司役)によるバンド「超魂團(ウルトラソウルズ)」に加え、斎賀みつき(徳川慶喜役)の出演も決定!果たして今回はどんな伝説を刻むのか…。豪華出演者による圧巻のパフォーマンスをお見逃しなく!!

【ライブ・ビューイング実施概要】
《タイトル》
BREAK OUT Presents 幕末Rock 超超絶頂★雷舞 ライブ・ビューイング

《日時》 
2016年2月28日(日) 18:00開演

《会場》 
全国各地の映画館  
※開場時間は映画館によって異なります。
※大阪府では16歳未満の方で保護者同伴でない場合は、終映が19:00を過ぎる上映回にはご入場いただけません。予めご了承ください。

《料金》
3,600円(全席指定/税込) 

《チケット》
【プレオーダー】
2016年2月5日(金)12:00 ~ 2月14日(日)23:59
◎イープラス:http://eplus.jp/bakumatsulive-lv/   (PC、モバイル共通)

【一般発売】
2016年2月20日(土)18:00 ~ 2月26日(金)12:00
◎イープラス:http://eplus.jp/bakumatsulive-lv/   (PC、モバイル共通)
◎全国のファミリーマート店内の端末「Famiポート」にて販売
※一般発売は先着順での受付となりますので、予定枚数に達し次第受付終了となります。

《イープラスチケットに関するお問い合わせ》
イープラス 0570-07-5050 (10:00~18:00 オペレーター対応)

【注意事項】
※チケットご購入後お客様のご都合による変更、及び払い戻しは、いかなる場合におきましても行っておりません。予めご了承の上お申込みください。
※通常の公演と同様に、お客様に楽しんでいただく上映です。場合によっては、拍手や声援などが起こる場合もございますので、ご理解の上、ご購入ください。(ただし危険行為は禁止しております。なお、声援やサイリウムのご使用に関しては、周囲の方のご鑑賞の妨げにならないようご配慮をお願いいたします。)
※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料となります。
※映画館内は、カメラや携帯などのいかなる機材においても録音/録画/撮影を禁止しております。 このような行為が行われた場合は、記録された内容を削除の上ご退場いただきますので、予めご了承ください。
※配信中継イベントの為、映像・音声の乱れが生じる場合がございます。予めご了承ください。
※公演が予定終了時間を大幅に超える場合、公演途中でも上映を終了する場合がございます。予めご了承ください。
※ライブ・ビューイング会場に、記録や取材のための撮影が入る場合がございます。予めご了承ください。

【プレイガイドチケットのお申込み時ご注意】
※Famiポートのシステムメンテナンスのため、毎月第1・第3木曜日1:25am~8:00amまではお申込み・お支払い・お受取り手続きができません。
※インターネットでのチケットお申込みには、事前にイープラスの会員登録(無料)が必要となります。
※上記チケット代以外に手数料がかかります。

■BREAK OUT Presents 幕末Rock 超超絶頂★雷舞 ライブ・ビューイング情報サイト http://liveviewing.jp/bakumatsulive/
■幕末Rock 公式ポータルサイト:http://bakumatsu.marv.jp/

主催:幕末Rock製作委員会 / BREAK OUT事務局
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン

【アニメランキング】「銀魂°」が首位に浮上。「さらば新撰組篇」に突入し、ますます強さ発揮
music.jpにて2016年2月8日付の週間アニメ再生ランキングが発表された。「銀魂°」「ハイキュー!!セカンドシーズン」「おそ松さん」の3強が不動の中、今週は4つの新顔がランクイン。
なかでも「BLEACH 尸魂界篇」は「BLEACH」の中でもストーリーが秀逸という評価もあり、3強を脅かす存在になり得るだろう。新TVシリーズ「ルパン三世」は伸び足はいまひとつだったが安定のランクイン。展開次第では上位を伺えそうだ。長きにわたり3強時代が続いてきたが、その牙城を崩す作品が出てくるのか? 来週もランキングに注目したい。

■週間アニメランキングTOP10
第1位 銀魂°
※宇宙人が来襲して、突如価値観が変わってしまった町、江戸。宇宙人、高層ビル、バイクに電車などなど何でもありの世界で、変わらない“魂”を持った最後のサムライがいた。男の名は坂田銀時。通称、万事屋・銀さん。そんな銀さんと仲間たちの生き様を描いた大人気アニメの第3期。
(以下略)
山川健次郎の日記発見 「会津人」垣間見える記述
 東京帝国大総長などを務めた旧会津藩出身の山川健次郎の日記が書かれた手帳が3日までに、発見された。東京帝大総長を辞職後の1907(明治40)年から09年まで山川が使っていた手帳で、姉の二葉に会いに行った様子などが記されている。研究者は「山川の人間味が分かる貴重な資料」と評価している。

 小宮京(ひとし)青山学院大准教授(39)、中沢俊輔秋田大講師(36)が昨年、山川の遺族宅で見つけた。九州を視察した際の記述などを中心に約200ページに及ぶという。日記の発見は、山川が再び東京帝大総長を務めた13~20年の日記に次いで2例目。

 日記によると、長崎県に住んでいた二葉を訪ねたのが09年2月。二葉は息子の梶原景清(海軍軍医)と暮らしており、亡くなる9カ月前だった。山川は「姉上は東京出発の折よりも顔色が良いように見える」と書いた。

 07年1月に熊本県の学校を視察した際には、新撰組三番隊組長で会津若松市に墓がある斎藤一の三男で当時、第五高(現熊本大)の生徒だった沼沢龍雄と偶然会っていた。沼沢が教頭排斥運動に関わっていると知り「人道に外れた事をするな。侘び状を出すべき」と叱ったとある。

 小宮准教授は「山川の親族との付き合いや教育者としての側面が分かる。沼沢が会津出身者だったからこそ、叱責したのかもしれない」と話した。

 読みたい。藤田五郎と酒飲みながら悲憤慷慨したことが日記に書かれてないか確認したい!!
先週のBSプレミアム『英雄たちの選択』が面白かったです。
英雄たちの選択「知りすぎた男たちの挑戦 蛮社の獄 渡辺崋山と高野長英の決断」
権力にもの申すことが死の危険に直結した江戸時代、世界情勢に精通する渡辺崋山と高野長英は、なぜ幕府批判の意見書を書いたのか?“知りすぎた男たち”の挑戦と悲劇を描く

権力にもの申すことが命の問題に直結した江戸時代。幕府の政策に危機感を抱き、あえて意見書をしたためた二人の男がいた。渡辺崋山と高野長英。二人は当時、世界を最も知っていた日本人とも言われる。西洋の学問を通して世界情勢に精通、いわゆる鎖国を貫こうとする幕府の方針に異を唱えた。そうした動きに対し、幕府は弾圧で臨む。世に言う蛮社の獄。死の危険に直面しながら、二人は何を訴え、どんな葛藤を抱えていたのだろうか。

【司会】磯田道史,渡邊佐和子,【出演】岩下哲典,宮崎哲弥,平野啓一郎,桐原健真,【語り】松重豊
 一点だけ引っかかるのは、彼らをブレーンとして使っていた坦庵公こと江川英龍がちょっと悪者ポジションで描かれていたこと。江川様は鳥居耀蔵に敵視されてブレーンだった渡辺崋山と高野長英を奪われた被害者で、悪くありません(きっぱり)。
 そして、助命嘆願や減刑のために走り回り、伝馬町の獄に囚われた長英に差し入れしたり、江川様の立場でできることはしています。
 むしろ江川様はこの番組の主人公として一度取り上げて欲しいほどの人物ですので、その点よろしくお願いします>磯田先生。

北海道
北見 幕末明治の浮世絵展 /北海道
 幕末から明治の浮世絵を集めた「幕末明治の浮世絵探訪展〜歴史絵から開化絵まで〜」が、北見市の北網圏北見文化センターで7日まで開かれている。「浮世絵の時代は終わった」とされる時代に焦点を絞り、喜多川歌麿らの大家やその弟子たち、さらに明治以降に浮世絵の技能を守り継いできた画家らの作品計105点を展示。伝統的な武者絵や錦絵、さらに維新後の新時代を描いた作品をそろえた。1874年作の「東京開化名勝京橋石造銀座通り」には、いち早く取り入れられた遠近法でちょんまげ姿と洋装が入り混じった様子が表現され、当時の空気を映し出している。
愛知
新選組姿で七五三之助しのびパレード 出身の蟹江で14日
 蟹江町出身の新選組隊士、佐野七五三之助(しめのすけ)(一八三四~六七年)をしのぶ仮装行列が十四日、同町須成門屋敷上の龍照院を出発点に行われる。町ゆかりの隊士の存在を広めようと、「かにえガイドボランティア歴史・文化夢案内人」が毎年実施している。
 神職の子として生まれた佐野は六四(元治元)年十月に入隊。その後、新選組の幕臣取り立てに反対し、数人の隊士とともに切腹、三十四歳の若さで亡くなった。
 今年は隊士の格好に着替えたメンバー四十人ほどが集結し、龍照院から須成地区を八百メートルほど練り歩く。パレード前には出発地の境内で詩吟や剣舞、大正琴が披露される予定。パレードは午前十時二十五分ごろに出発する。(問)かにえガイドボランティア歴史・文化夢案内人
 (酒井博章)
山口県ほか
「薩長土肥」観光施設巡り 抽選で特産品
 山口、佐賀、鹿児島、高知の4県は、幕末ゆかりの観光施設を巡るスタンプラリーを始めた。4県は観光で連携を深めようと「平成の薩長土肥連合」を結成している。
 スタンプ台は各県10カ所ずつ。施設で配布する冊子に、4県に足を運んで3カ所ずつ計12個のスタンプを押して応募すると、抽選で特産品の詰め合わせが当たる。
 明治維新から150年となる2018年いっぱいまで実施。事務局の鹿児島県観光課は「各県の偉人に思いをはせながら旅を楽しみ、気長に挑戦してくれれば」と期待する。(共同)
長崎
若き五代さま、商才示す新史料 長崎で幕末の証文を発見
 NHK連続テレビ小説「あさが来た」で一躍、脚光を浴びた実業家、五代友厚(ともあつ、1836~85)が幕末、長崎の豪商に7500両を貸したことを示す証文が見つかった。当時20代半ば。のちに大阪商工業の近代化に努めて「大阪の恩人」といわれた五代が、若いころから大金を動かす才覚があったことがわかる貴重な史料だという。
 証文は長崎の豪商として知られた小曽根家の12代当主六左衛門らあてで、17代当主吉郎(きちろう)さん(68)の長崎市の自宅にあった。タテ19・5センチ、ヨコ89・5センチ。中袋に入れられ、宛先を書いた包み紙にくるまれていたという。薩摩藩や明治維新の歴史に詳しい歴史作家、桐野作人(さくじん)さん(61)=東京都在住=が昨年暮れに訪ね、確認した。

 冒頭に「金子御取替申候一札之事」(金をご融資することの一札)とあり、7500両を利息7%で貸すという内容。「拙者自金之筋」(自分の金)を世話すると書かれ、翌年から年に1500両ずつ返済するよう求めている。長崎の本博多町の家屋と土蔵に残る品や平戸町の土地を担保にし、返済が滞ればそれらを引き揚げる、としている。

 末尾には、文久元(1861)年12月という日付とともに、「薩州」「五代才助」(友厚を名乗る前の名前)という署名があった。
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コラム
幕末・明治の伝説の芸妓…江良加代と安藤照子の妖艶な美貌
江戸時代から明治にかけて、まだあまり写真が普及していない時代に美人と言われた女性が本当に現代でに通用する“美人”であったのか、疑わしいと思ったことはありますか?

「高祖母は若い頃村一番の評判の美女で」なんていう話を聞いても、ついつい浮世絵のイメージで「…下膨れで目が細かっただけでは?」と勘ぐってしまいがちですが、数少ない写真に残された幕末・明治の美女を見ると、現代でも充分通用する美貌の女性も少なくありません。今回は、そんな100年以上昔の美女の残像をご紹介したいと思います。

■ 値千金…貢がれた額も桁違いの江良加代

1人目は、京都祗園の芸妓、江良加代。西園寺公望、木戸孝允、伊藤博文といった錚々たる明治政財界の立役者達を翻弄し、歌舞伎役者・五代目中村歌右衛門をして「こんな芸妓、生涯二度とお目にかかるまい。 」と言わしめた伝説の女性です。写真に残された姿は、切れ長の瞳と細く整った鼻梁が流れるようなラインを描くシャープな美女で、ミステリアスな表情が印象的です。現代の女優さんで、彼女を演じるなら誰がいいのか…なかなか思い浮かばない、純和風のお顔立ちですね。

江良加代は文久2年(1862年)生まれで、父親は道場主、母親は華頂宮家に仕えた女性と出自も良く、美しいだけでなく芸事にも優れていたので、お座敷に出て瞬く間に売れっ子になります。

その品のある美貌が京都中に知れ渡り、今で言うところの芸能人のような存在になった加代に恋をした西園寺公望は彼女を東京に連れ帰りますが、正妻を娶らないという西園寺家の家訓により破局。手切れ金として贈られた豪奢な調度品は噂の的で、その後も木戸孝允、伊藤博文が貢いだ、現在の貨幣価値に換算すると1000万円近い衣装代も伝説となっています。

■ 男装も男前…ハンサムな美女お鯉

2人目にご紹介するのは、明治13年(1880年)生まれの、安藤照子(通称・お鯉)という名の芸妓です。四谷の漆問屋・松屋に生まれた照子は、生家の没落により、安藤家の養子となります。

14才で花柳界に入り、歌舞伎役者の市村羽左衛門に見初められて結婚しますが、離婚し、再び芸妓に戻った頃、元老山県有朋の紹介で、明治・大正の間に総理大臣を3度も勤めた桂太郎と出会い、恋に落ちます。妾という立場でしたが、「玩具にされるのなら嫌です。芸者だって人間です。生涯のことを考えて 下さるのでなければ御免を蒙ります」と見栄を切り、その江戸前の気風の良さに惚れ込んだ桂の寵愛を受けます。

残されている写真は、非常に現代的な美貌で、一皮目と呼ばれる一重瞼には珍しく、細い目ではなく涼し気ででありつつ大きく輝きが強いアーモンドアイで、鼻筋の通ったキリリとした男装姿も非常に男前で、天海祐希のような宝塚系女優さんを思わせるハンサムな女性です。

当時の政財界は、しばし政治の密談にお座敷を利用していたとのことで、 明治政府の要人には美妓芸者を夫人に娶った人が少なくなく、特に新橋や赤坂の芸妓は、夜の接客業でありながら憧れの対象という側面もあったようです。

明治時代の政治家で外交官でもあった伯爵・陸奥宗光の妻、陸奥亮子も、旗本・金田蔀の長女で、実家の没落によって、新橋で芸妓をしていたと言われています。こちらの写真を見る限りでは、女優さんで例えるなら吹石一恵を思わせるようなお嬢様系の美女に思えます。明治、幕末の美女写真を眺めながら、もしドラマ化するならどんな女優さんが適役なのかを考えるのも、楽しいですね。

芸妓という色に纏わる職業であっても、「実は家柄の良い上品な女性である」という意外性に惹かれてしまうのは、今も昔も変わらぬ、男性ならではのファンタジーなのかもしれませんね。

【参考】
※ 美女の日本史 (別冊宝島 2399)
※ 明治快女伝―わたしはわたしよ (文春文庫) 文庫 – 2000/8 森 まゆみ (著)
よってたかってシリーズは、好みの落語家さんばかり出てくる上、まったりした寄席とはちょっと違う、少し暴走気味なところが好き。

【昼の部】

牛ほめ/三遊亭あおもり
 白鳥さんのお弟子さんですね。間の取り方にフラがあります。
 途中で眠くなって意識なくなってしまいましたが……(^_^;)。

新聞記事/一之輔
 何度か寄席で聴いているネタなんだけど、一之輔さんにかかると普通じゃない。ご隠居に「天ぷら屋だけに、あげられた」のオチ部分もよくわかっていない与太郎っぽい八五郎が、しどろもどろな二番煎じの講釈するところのキレっぷりが、やはり一之輔。
 そして、オチは、話している相手がやっぱりだった。

そば清/喬太郎
 一之輔さんがかなり湧かせたせいか、キョン師も盛り上げる。コロッケそばの話題になって、あのコロッケがそばの上に浸される時の「え?」というのが出るかと思ったら、そうじゃなかった。コロッケそばは、コロッケと称するもののジャガイモ成分まったくない粉の塊と、蕎麦と称するけど蕎麦粉より小麦粉の方が多い何かがお互いに支え合って美味しくなるものらしい。だけど、よみうりホールのすぐ傍にある新角という立ち食い蕎麦屋にある「コロッケラーメン」は、コロッケとラーメンがやや緊張感のある関係らしく、今いちらしい……が、そのことを語るだけで、持ち時間使っちゃった感じ(^_^;)。
 おまけで「そば清」。さん喬師匠の清兵衛さんの「ど〜も〜」が受け継がれている。

船越くん/百栄
 鉄板で面白いネタなんだけど、「よってたかって」シリーズでかけてますよね、2013年8月に。「露出さん」もそうなんだけど、同じ落語会シリーズで同じネタって、飽きるんですよね。お客さんの多くは笑ってましたが。
 「天使と悪魔」か、猫好きとしては聴いてみたい「バイオレンス・スコ」なら何回か続けて聴いてもいいかなって思っちゃうんだけど。

落語の仮面第2話 嵐の初天神/白鳥
 鈴本で第2話の回に行き損なってとても口惜しい思いをしたので、ここで聴けてハッピー。しかも白鳥さん、「よってたかって」よみうりホールの1000人のお客さんを爆笑させ、満足させて返すトリとしても素晴らしい。もう三遊亭園鳥を名乗ってもいいです、園朝にはあちこちから異論が出ると思いますが。
 いろいろ落語界にとって差し障りのあるような爆弾が仕込まれてますが、「ガラスの仮面」美内すずえ先生が太鼓判押しただけあって、ちゃんと原作テーストが入ってます……第2話は北島マヤならぬ三遊亭花が、終生のライバルとなる姫川亜弓ならぬ立川亜弓(立川談志に弟子入りするも、家元が亡くなった後は立川談春の寄り弟子って、どんだけ武闘派? しかも、実は父が市馬師匠で母が○○師匠という、落語界のサラブレッドという設定。で、きょーれつな関西弁って???)。
 今回は、紫のイモの君は出て来ません。落語協会会長(さあ、誰でしょう)が、大都芸能社長にへこへこする場面も笑えます。

【夜の部】

たらちね/市丸
 市馬さん、やっぱり小さんの直弟子だけあって弟子を沢山取るんですね。そして、ちゃんと育てていると思います。

紙入れ/兼好
 昼の部のフリーダムというかどこに行くかわからない危ない感じと違って、夜の部は古典派尽くし。しかも、圓楽一門きっての愛され真打ちの兼好さんは、軽いけど巧いので浅い場面でいい仕事します。

二十四孝/三三
 三三さんにしては八五郎が破壊的(爆)。

四段目/白酒
 最近、歌舞伎にも手を出しているので、芝居噺の意味がわかるようになり、ますます面白みを感じます。商家で丁稚の定吉が芝居狂いで、お遣いのついでに芝居小屋に入り浸っていたことがわかり、旦那に蔵に閉じ込められる……けど(^^)。

淀五郎/市馬
 寄席だったら白酒さんの「四段目」とは「ネタがつく」と言われるのでしょうが、仮名手本忠臣蔵の塩冶判官に抜擢された澤村淀五郎が大星蔵之介役の市川團蔵に課題をつきつけられて、課題を乗り越えて成長するお噺です。「中村仲蔵」で主役を張る仲蔵がメンター兼コーチ(教え方はティーチャーですが)としていい味を出しています。
 寄席だったら聴けないネタの組み合わせ。し
 白酒さんのは芝居好きの丁稚さんが芝居を思い出すという設定なので、歌舞伎に通じてなくても、できるんじゃないかと思います。でも「淀五郎」は塩冶判官切腹の場を核にした役者の成長話なので、やっぱり場面を演じられないとできない。
 その点で、市馬さんは安心して見られました。最近になって歌舞伎づいた自分には、仮名手本忠臣蔵を全段通しで見たくなりました。
初めての千穐楽。とりあえずメモ。観客は九分の入り(2階)、歌舞伎座より若いのは若手中心の芝居だからか。
 松也さんご挨拶。見得と大向こうの練習つき。
 毛抜は半分ウトウトしてて全然頭に入らず(; ;)。可憐な米吉ちゃんが女形でなく若侍で出てて、衆道好みのおっさん侍にセクハラされていた場面だけは覚えている(爆)。
 義経千本桜は、「川連法眼館の場」でようやく落語の「猫の忠信(猫忠)」のコンテクストがわかる。松也が佐藤忠信と狐の二役を演じ分けていた。狐は若くて体力があるうちにやった方がいいけど、佐藤忠信の威厳や忠臣ぶりの方が難しそう。


新春浅草歌舞伎 美しく愛らしい米吉のお富
 昭和55年の復活以来、34回目を数える「新春浅草歌舞伎」。今年は中村錦之助を上置きに、尾上(おのえ)松也の昭和60年生まれを除くと、主要キャスト全員が平成生まれという布陣だ。

 第1部は、「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」の大川端(おおかわばた)庚申塚の場から。お嬢の中村隼人は女と男の切り替えに惑ったまま「月も朧(おぼろ)に…」へ至るので声が上ずる。お坊の坂東巳之助(みのすけ)も声がとぶ。河竹黙阿弥の七五調に全神経をとがらせるから身心が硬くなる。錦之助が和尚でまとめる。

 次に、不破伴左衛門(ばんざえもん)(巳之助)と名古屋山三(さんざ)(中村国生)の傾城采女(けいせいうねめ)(坂東新悟)をめぐる恋の達引き舞踊「土佐絵」があり、「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」。色気不足もこれほど美しく愛らしい「源氏店(げんじだな)」は初めて見た。中村米吉は万端にお富の研究成果を見せるが、顔立ち、所作が修羅の過去を感じさせない清潔さで、まだお富ちゃんである。彼女と気づいて、「イヤサ、お富」と始まる与三郎の名場面も松也、明晰(めいせき)な発声ながら台詞(せりふ)に艶(つや)がない。愛を確かめ合う2人立ちの幕切れはきれいだ。錦之助が和泉屋多左衛門。

 昭和55年の復活以来、34回目を数える「新春浅草歌舞伎」。今年は中村錦之助を上置きに、尾上(おのえ)松也の昭和60年生まれを除くと、主要キャスト全員が平成生まれという布陣だ。

 第1部は、「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」の大川端(おおかわばた)庚申塚の場から。お嬢の中村隼人は女と男の切り替えに惑ったまま「月も朧(おぼろ)に…」へ至るので声が上ずる。お坊の坂東巳之助(みのすけ)も声がとぶ。河竹黙阿弥の七五調に全神経をとがらせるから身心が硬くなる。錦之助が和尚でまとめる。

 次に、不破伴左衛門(ばんざえもん)(巳之助)と名古屋山三(さんざ)(中村国生)の傾城采女(けいせいうねめ)(坂東新悟)をめぐる恋の達引き舞踊「土佐絵」があり、「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」。色気不足もこれほど美しく愛らしい「源氏店(げんじだな)」は初めて見た。中村米吉は万端にお富の研究成果を見せるが、顔立ち、所作が修羅の過去を感じさせない清潔さで、まだお富ちゃんである。彼女と気づいて、「イヤサ、お富」と始まる与三郎の名場面も松也、明晰(めいせき)な発声ながら台詞(せりふ)に艶(つや)がない。愛を確かめ合う2人立ちの幕切れはきれいだ。錦之助が和泉屋多左衛門。

尾上松也「新春浅草歌舞伎」熱い思いで若手をけん引
 新年は尾上松也(30)の登場から始まります。「新春浅草歌舞伎」(26日まで、東京・浅草公会堂)では、若手たちを引っ張る立場として奮闘中。これまでの経験を糧に、さらなる進化を誓いました。

 浅草歌舞伎には、いろんな思いがある。市川亀治郎(現猿之助)、中村獅童、中村勘太郎(現勘九郎)、中村七之助らが出演していたころから憧れていた。若手が大きな役に挑戦できるチャンスだ。

 「僕もずっと出たかったんです。『ああ、なんでここに入れてくれないんだろう。一緒にやりたいな』と思ってました。そんな思いを抱えて、それをエネルギーにしてました」 初めての出演は09年。2度目は13年。しかし、レギュラーメンバーに定着までにはいかなかった。

 「2度出させてもらって、そのつど、これで浅草レギュラーになれると思ったら、また翌年外れて…というのを繰り返してるんです。複雑な思いが交錯してました。だから毎年、浅草の動向は気になってましたし、常に目標でした」

 昨年、ついに松也が若手たちを引っ張る立場として公演を任された。2年連続となった今年も無事に幕が開いた。責任感も強い。メンバーが日替わりで、素顔で登場する「お年玉あいさつ」では、花道も使い歌舞伎初心者に解説するなど、サービス精神満点だ。

 「去年は1年通じて、どの公演でもチラシに大きく載って、一座の看板役者として出させてもらいました。自分が担う責任や影響を考えるようになりました。特に浅草は、真ん中にいさせてもらえるわけですから、気にすべきところはほかの公演に比べてあります」 夜の部「義経千本桜 川連法眼館の場」では、佐藤忠信、忠信に化けていた源九郎狐の2役に初めて挑んでいる。

 「大変だろうとは想像してました。ある意味、想像通りに大変です(笑い)。本当の忠信の場面と、狐忠信の場面、ざっくり2つに分かれます。楽なように見えて大変なのは、前半、本当の忠信の場面です。少ない時間と少ないせりふ、少ない動きの中で、表現しなくてはいけない。逆に、狐忠信の場面は、自分の思いを存分に語りますから、どれだけ深くたっぷり演じられるか、です」。

 狐忠信になってからは、登場仕方や体の動き、せりふ回しなど、楽しませてくれる。

 「柔らかさプラス、俊敏さ、機敏さがないと、動物っぽくならないので、難しいんです。とにかく体を慣らすしかないですね。考えたり、戸惑わなくてもできるようにしたい」 昨年はミュージカル「エリザベート」にも出演し、大きな経験になった。

 「今年もミュージカルをやる予定です。毎年1本はやりたいです。やりがいを感じてます。昨年は、責任の多い仕事、やりたい仕事をたくさんさせてもらって、役者、人として成長させてもらえました。この経験をきちんと蓄えて、もうひとつレベルアップしたい」 プライベートの目標を色紙にお願いすると、迷わず「自炊」。

 「一時期、母親に教えてもらいながらですけど、料理、スイーツ作りにハマったんです。和洋中、一通りやりましたけど、今は全然。飽きちゃうと一切やらないので、今度は続けたいですね。僕の中で難しい最高峰はアップルパイ。いつか作りたいな」

 手作りのアップルパイが出てきたら女性は狂喜乱舞です、と言うと「でしょう?」とにっこり。

 ◆尾上松也(おのえ・まつや)1985年(昭60)1月30日、東京生まれ。6代目尾上松助の長男。音羽屋。90年、歌舞伎座「伽羅先代萩」で初舞台。歌舞伎以外にも、ミュージカル、映像作品など幅広く活躍。血液型O。新春浅草歌舞伎はほかに、坂東巳之助、中村米吉、中村隼人、坂東新悟、中村国生、中村錦之助らが出演し、1部は「三人吉三巴白浪」「土佐絵」「与話情浮名横櫛」、2部は「毛抜」「義経千本桜」。

中村米吉が大人の女形 熱い言葉で芝居を語る
 今回は「新春浅草歌舞伎」(26日まで、東京・浅草公会堂)に出演中の中村米吉(22)です。抜群のかわいらしさ、可憐さが魅力的ですが、今月は今までにない大人の女を演じています。やわらかな雰囲気とは反対に、熱い言葉で芝居を語ってくれました。

 スヌーピーのネクタイが目に留まった。

 「母がクリスマスに、父(中村歌六)とおそろいで買ってくれたんです。父とスヌーピーは同い年なんですよ」

 ふわっとした笑みと対照的な役に挑んでいる。「新春浅草歌舞伎」の第1部「与話情浮名横櫛」では、色っぽさ、つやっぽさが魅力のお富を演じている。将来を誓い合った与三郎と離れ離れになり、江戸の商人に囲われて暮らす女性だ。

 「僕と同じくらいの年齢か、もうちょっと上でしょうか。年齢よりも、お富のバックボーン、人間を大事にしようと思っています」

 演じるに当たり、中村時蔵に教わった。

 「時蔵のおじがおっしゃったのは『世話物は、そこに暮らしてるにおいがないと何にもおもしろくないから』と。自然に、段取りにならないように気を付けています」

 たばこを吸ったり、うちわを使ったり、生活の中での行為、しぐさがさまざま出てくる。いかに自然に見せるかが大事なのだという。

 「精いっぱいやるしかないですね。初日の映像は時蔵のおじに見てもらいました。ダメ出しのお電話もいただきました。全部言ったらとても長い時間かかります(笑い)。時蔵のおじに教わったことを丁寧にやっていけば間違いはないと思ってますので、崩れていかないよう、確認しながらやっています」

 いつかまた、という思いもある。

 「2度、3度と務めさせていただきたいので、最初の一歩になれば、と思っています。お役はご縁ですけど、いつか務めさせていただける時にまた、ランクアップしてお見せできればなと思います。昨日より今日、今日より明日です」

 「新春浅草歌舞伎」出演は5年連続。市川猿之助、片岡愛之助、市川海老蔵ら、現在一線を走る先輩たちと出演してきた。昨年から尾上松也が若手を引っ張る立場になり、メンバーの若さが鮮明に。浅草への思いは一層強くなった。

 「昨年、尻上がりにお客さまにたくさん来ていただいて、その勢いで今年も入っていると思うんです。でも、この現状に満足してはいけないんです。3年目も大丈夫だと思っちゃいけない。来年こそ大事だと思っています。一生懸命、がむしゃらにやるのが浅草の魅力。『若さあふれる姿を見てください』というのは簡単です。だって若いんですもん。若さあふれるプラス何か、です。先輩たちもがむしゃらにやってるんですから、僕たちは、よりがむしゃらにやらないといけないんです」

 今はまだ「歌舞伎役者」への途上だと話す。

 「まだまだ『歌舞伎をやっている人』です。先輩方は何をやっても歌舞伎のにおいがあります。けいこ事、舞台での経験、いろいろなものが積み重なって「歌舞伎役者」になれると思うんです。遠い道ですね」

 ◆中村米吉(なかむら・よねきち)1993年(平5)3月8日、東京生まれ。5代目中村歌六の長男。00年7月、歌舞伎座「宇和島騒動」の武右衛門悴武之助で5代目米吉を名乗り初舞台。屋号は播磨屋。昨年は市川染五郎とともにラスベガス公演「鯉つかみ」にも出演した。来月2月は歌舞伎座で「籠釣瓶花街酔醒」に出演する。【小林千穂】

「隼人は華がある」“二枚目の系譜”未完の大器 歌舞伎俳優、中村隼人
 黒のロングコートが長身に映える。カメラのシャッター音が鳴るたびにポーズを変えるしぐさは、まるでモデルのよう。

 「この前、ある大先輩が、『隼人は華がある』と言ってくださったのを人づてにうかがったんです。最高にうれしくって」

 笑うと、美少年時代の面影が顔をのぞかせる。

 歌舞伎には、圧倒的な美貌でファンを魅了する“二枚目の系譜”がある。戦前なら十五世市村羽(う)左(ざ)衛(え)門(もん)、戦後は十一世市川團十郎、今なら、片岡仁左衛門であろうか。その系譜に連なる未完の大器である。

 昨夏、歌舞伎座で演じた「おちくぼ物語」の左近少将は、将来の光源氏を予感させる美しさで女性客のため息を誘った。今月は浅草公会堂の新春浅草歌舞伎「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」のお嬢吉三で、女装の盗賊の妖しい色香を振りまいている。

 「今は、歌舞伎の基本を体に染みこませる時期。いただいたお役をしっかりやることしかありません」

   □  □

 曽祖父は、歌舞伎史に残る名女形、三世中村時蔵。インタビューした東京・国立劇場の一室には、三世時蔵の「女暫(おんなしばらく)」の絵画がかけられていた。

 「僕の曾(ひい)おじいさんです」。笑顔がはじけた。
 近年、そのイケメンぶりが評判を呼び、テレビドラマにも出演、写真集「中村隼人 FIRST PHOTO BOOK HAYATO」(双葉社)も出した。親しみやすい素顔から歌舞伎の拵(こしら)えをしているショット、「フィルム・ノワール」と題したページからは大人の色香漂う役者・隼人の可能性が見えてくる。「今しかない自分を発信したい」

 そんな隼人にとって、昨秋、出演したスーパー歌舞伎II「ワンピース」は、大きな挑戦になった。

 海賊のサンジは金髪のニヒルなキャラクターであり、革命戦士イナズマでは大量の本水(ほんみず)(本当の水)が流れ落ちる大滝に打たれながらの大立ち廻(まわ)りで客席を沸かせた。

 その際、忘れられない出来事があった。自身のブログに、〈認知症の父と見に行った〉とのコメントが寄せられた。〈父は昨日のことはほとんど覚えていないのに、翌日になっても『水のシーン、おもしろかったね』と話していた〉と。

 「そのとき思ったんです。病気の壁を乗り越えるほど心に残ることを僕らはやっているんだと」
   ×

 20カ月以上、休みがない日々が続いている。

 「ありがたいことです。やらなければならないことが次々ありますから」

 もし、休みができたら?

 「旅をしてみたいなあ。まだ外国に行ったことがないんですよ。どこがいいですか?」。22歳の若者の顔になった。

  文・亀岡典子

 なかむら・はやと 平成5年11月30日、東京生まれ。父は中村錦之助。14年、東京・歌舞伎座「寺子屋」の小太郎で初代中村隼人を名乗って初舞台。歌舞伎以外に、NHK大河ドラマ「八重の桜」の松平定敬などを演じ、NHK-FM「邦楽ジョッキー」のパーソナリティーも。新春浅草歌舞伎は26日まで。スーパー歌舞伎II「ワンピース」の大阪公演は、3月1日から25日まで松竹座で。チケットホン松竹(電)0570・000・489。

静岡
反射炉パンオブジェも 伊豆の国「パン祖のパン祭」
 世界遺産の韮山反射炉築造に尽力した韮山代官江川太郎左衛門が日本で初めてパンを製造したことにちなんだイベント「第10回パン祖のパン祭」(伊豆の国市観光協会、同実行委員会主催)が16日、同市の韮山時代劇場で始まった。17日まで。
 静岡県内外の有名店が会場にブースを並べ、多彩なパンを販売した。ステージでは、子供たちによるパン食いゲーム、生地のばしコンテストなど、パンを使ったさまざまな企画を開催した。
 恒例の田方農業高による巨大パンオブジェの今年の題材は韮山反射炉。食品科学科3年生3人が中心となり、約1カ月かけて高さ約2・3メートル、幅約4メートルの反射炉を製作し、ステージに展示した。
 「全国高校生パンコンテスト」の実技審査では、書類審査を通過した生徒20人が「カリフォルニア・レーズン」「地産地消」「手仕込み」の3部門で腕前を競った。

福島
「五代さま」に会える! "朝ドラ"効果、桑折の特別展が人気
 本県出身の俳優ディーン・フジオカさんが演じていた、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の登場人物、五代友厚(大阪商工会議所初代会頭)が22日の放送で最期を迎えた。五代が産出量を国内一にした半田銀山がある桑折町では「五代さま」を紹介する特別展が開かれており、ドラマ人気に合わせ来場者が増えている。

 五代は、江戸時代に佐渡金山、生野銀山と共に「日本3大鉱山」と称され幕末に閉山した半田銀山を、欧米式の技術を導入し復活させた。同町の旧伊達郡役所(町文化記念館)で開かれている町主催の特別展「半田銀山と五代友厚の足跡」では、五代の半生を記したパネルや銀山ゆかりの品が展示されている。

 町は今月5日の開幕に合わせパンフレットを100部用意。しかし初日で半分がなくなったため、町役場のカラーコピー機で300部増刷した。「予想を上回る反響だった」と担当者。来場者のペースは衰えず、町はさらに印刷会社に3000部を依頼した。特別展開始から1週間の来場者数は319人で、前年同期と比べ同館の利用者は約10倍になった。

 福島市の主婦薮内寿美子さん(66)は「毎朝起きるのが楽しみ」というほどの「朝ドラ」ファン。五代の死に「残念。もう少し長く見たかった」と肩を落とすが「特別展を見れば五代が女性、男性を問わず心を引きつけた理由が分かる。全国のファンが足を運び、福島の魅力発信につながってほしい」と話した。同展は5月8日まで。

新潟
河井継之助の志 ここにあり長岡 記念館が来館者10万人達成
 長岡市長町1の市立「河井継之助記念館」が18日、来館者10万人を達成した。2006年12月の開館から10年目での到達。関係者は「継之助には時代を見通す先見性や改革の実行力など学ぶべき点が多い。業績と人間性を今後も伝えていきたい」と張り切っている。

 継之助の終焉の地・福島県只見町には古くから記念館があったが、当の長岡には長年、こうした施設はなかった。戊辰戦争で長岡が焦土となり、市民の間で継之助の評価が割れていたことなどが背景にあった。

 だが、地方が生き残るために経済の自立を図り、民主主義思想を持っていた継之助の業績をきちんと伝えるべきだとの声が地元でも高まり、市が継之助の屋敷跡の住宅を改修し記念館を整備した。全国にファンが多く、観光資源となることも開館を後押しした。

 館内には、故司馬遼太郎さんの小説「峠」の自筆原稿や、継之助の旅日記「塵壺(ちりつぼ)」などが並ぶ。初心者にも分かりやすい図や絵のほか「熱心なファンにも飽きさせないように文字の解説パネルもなるべく多く展示している」(稲川明雄館長)のが特徴だ。毎年おおむね1万人以上が来館し、市外県外からの来館者が約半数を占め、リピーターも多いという。

 10万人目となったのは長岡市曲新町の主婦鈴木絵理さん(29)と長男の悠仁君(1)。森民夫市長から記念品が贈られた。1年ほど前に群馬県から夫の転勤で引っ越してきた絵理さんは「長岡に来るまで継之助のことは全然知らなかったが、子どもの絵本で最近初めて読んだ。今後多くを学んでいきたい」と笑顔で語った。

 記念館では今後、展示内容の継続的な更新や、記念館友の会(下田邦夫会長)と連携したイベント開催などを通じてファンをさらに増やし、将来の来館20万人、30万人を目指す考えだ。

佐賀
武雄歴史物語 佐賀の騒乱昭和10年に武器弾薬発見
 昭和10年、旧武雄鍋島家邸(現在の市文化会館)の庭から18門の大砲、200挺近い銃に加えて多くの弾薬が、偶然に見つかりました。そのうち現在も残っているのは青銅製の大砲3門だけですが、アームストロング砲やスペンサー銃なども含まれていたとされます。

 これらの武器がなぜ埋められていたのかは不明ですが、佐賀の乱が関係しているのではないかと推測されます。

 明治6年の政変で参議を辞した江藤新平や、同5年に下野していた島義勇は、明治政府の方針に対し不満を高める佐賀士族の鎮静のために、同7年1月、相次いで佐賀へ向かいました。それぞれを首領とする征韓党、憂国党も組織され、結局は、いわゆる佐賀の乱の勃発を招きます。

 武雄最後の領主であった鍋島茂昌は島義勇の従兄弟にあたることもあって、憂国党設立当初から元帥(げんすい)として参画することを懇請されていました。武雄は、当時最新式の武器を多く所有していたこと、戊辰戦争でその武器を用いた実戦を経験した多くの兵士がいたことも、理由の一つと考えられます。

 しかしながら茂昌自身は最後まで、士族の動きには同調しませんでした。それでも、士族軍からの強硬な要請で60余人の武雄士族・卒族が一時的に彼らの陣に加わったことから騒乱終結後、明治政府の審問をうけることになります。

 その中で、明治政府に届け出ていなかった武器の存在を知られないよう土中に埋めたものが、昭和10年に掘り出されたのではないかと考えられるのです。

 武雄市図書館・歴史資料館では、佐賀士族の乱における武雄の動きを追った「佐賀の乱と武雄」を2月13日から3月13日まで開催します。(武雄市図書館・歴史資料館 一ノ瀬明子)


コラム
「あさが来た」五代友厚死す! ドラマで描かれたのとは違う女性関係、福沢諭吉との因縁
実業家で大阪商法会議所の会頭の五代友厚氏が1885年9月25日、東京・築地の自邸で死去したことが、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」の本日放送分(第95話)でわかった。51歳(満49歳)。死因は糖尿病と見られる。前月より眼病とあわせて療養を続けていた。葬儀は大蔵大臣・松方正義伯の発意により大阪にて執り行われる予定。

亡くなった五代友厚氏(国立国会図書館「近代日本人の肖像」より)。記事中言及した福沢諭吉は、じつは五代より1歳上とほぼ同世代だった。ちなみにドラマの福沢役の武田鉄矢と五代役のディーン・フジオカの年齢差は31歳

五代氏は1836年薩摩生まれ。明治維新後、官界に入ったが、やがて実業界に転じ、大阪を拠点に当地の産業の近代化に貢献した。この間、大阪商法会議所、大阪株式取引所、大阪堂島米紹介所、商業講習所を設立、大阪財界にあって指導的立場を担った。だが一方で、政府高官との癒着も取り沙汰され、1881年には開拓使官有物払下げ事件の中心人物として激しい非難を受けたことは記憶に新しい。

「あさが来た」の劇中ではヒロインで大阪の両替商・加野屋の白岡あさ氏にひそかに思いを寄せながら、しだいにあさの夫・新次郎氏ぐるみで心を通い合わせる仲となっていった。五代氏亡きあとの白岡夫妻、大阪財界の動向が注目される。


……と、「あさが来た」の物語と史実を組み合わせて新聞の訃報記事風にまとめてみた。だが、ドラマと史実とではもちろん違うところもある。そこでこの機会に、ドラマでは描かれなかった五代友厚像にちょっと迫ってみたい。ただし、今回のドラマで五代ファンになったという方には、ひょっとするとイメージを壊すような記述もあるかもしれない。その点、あらじめお断りしておく。

五代の妻と子供たち

「あさが来た」の五代は、あさ以外の女性には関心がなさそうで、独身者のように描かれていた。しかし現実の五代には妻も子もいたし、また明治時代の政治家・財界人の例外に漏れず、彼もまた妻以外の女性と多々関係している。

五代は生涯に、生後すぐ死んだ子も含めて10人の子供を儲けている。最初の子供(女子)は、幕末の薩摩藩士時代の赴任先・長崎で知り合った女性とのあいだに生まれた。ただしこの子は五代家の籍には入っていない。

のち明治初めに菅野豊子(外交官・森山茂の実妹とも養妹ともいわれる)という女性と結婚したが、彼女とのあいだに子供はできなかった。戸籍上の三人の娘も、べつの女性が生んだのを引き取った子たちだ。経済史学者・宮本又次の『五代友厚伝』(有斐閣)によれば、五代はそうとうな遊び人であったらしく、官界から離れたのも派手な遊蕩が一因だったともいわれている。…

結婚したときにもべつの女性とつきあっており、長女と次女はその女性とのあいだに生まれた。長女誕生のときにはさすがに正妻・豊子と五代の関係は険悪になったらしいが、それでも次女入籍のときには悶着はなかったというから、豊子はかなり人間のできた女性だったのだろう。事実、五代の秘書的な役割も果たし、また教養を身につけるべく、師について絵や文学を学んでいたという。

五代が家の外で儲けた男子はすべて、認知はしても籍には入れず庶子となった。一方で彼は、かつての恩人の甥・九里龍作に学費を出すなど援助を惜しまなかった。龍作は五代の没後、五代家へ養子に入り、五代の長女・武子と結婚する。1886年には東大工学部教授の職を辞して大阪に転居、養父の興した鉱山業を引き継いだ。

こうして女性関係を見るかぎり、ドラマと現実の五代像はずいぶんかけ離れている。たぶん、朝ドラでとりあげるにはあまりに生々しいし、物語で扱うには煩雑になるとの理由から、劇中では一切描かれなかったのだろう。ただ、せめて五代の妻は登場させ、たとえばあさのライバル的存在として描く手もあったような気もしないではない。

福沢諭吉は五代の宿敵だった!?

「あさが来た」では慶應義塾創立者の福沢諭吉が、あさに影響を与えるとともに、五代もまた福沢の教え子たちを商業講習所設置のため相談役に迎えるなど、その関係が強調されていた。しかし調べてみると、現実の五代と福沢は微妙な関係にあった。というのも、ドラマでも描かれた開拓使官有物払下げ事件(1881年)で、福沢は五代を批判する立場をとったからだ。

この事件は、北海道開発のため置いた開拓使を民間に払下げようと、開拓使長官・黒田清隆が閣議に求め、明治天皇の裁可を得たことに端を発する。その払下げ先となったのが五代の設立した関西貿易社だった。1869年の開設から10年間に約1400万円もの国費を注ぎこんだ開拓使がわずか38万余円、それも無利息・30か年賦という破格の条件で、黒田と同じ薩摩出身の五代の会社に払下げられる……このことは機密情報であったにもかかわらず、自由民権運動系の新聞にすっぱ抜かれて大騒動となる。

このとき批判の急先鋒となった福沢と政府にあって手を組んだのが大隈重信だった。福沢と大隈はともに国会の早期開設を求める自由民権論者として意気投合した。もっとも、大隈とのつきあいはじつは五代のほうが長い。互いに幕末の志士だった時代からの仲であり、財政・経済策でも思想面でも通じ合うところが多かった。…

政府に入った大隈は大久保利通とともに殖産興業政策を推進し、それを五代は財界から支援し続ける。そんな両者がこの事件で対立し、たもとを分かったのは運命の皮肉であった。

結局、開拓使払下げは伊藤博文や岩倉具視らによって中止される。伊藤たちは9年後の1890年に国会を開設することを約束する一方で、大隈を払下げの情報を新聞にリークした張本人と見なし政府から追放した。いわゆる「明治14年の政変」である。

野に下った大隈は、翌82年に東京専門学校、現在の早稲田大学を開いた。それから10余年後、広岡浅子という女性が女子大学校の創立のため奔走するなか、大隈のもとへ相談に赴いている。浅子は「あさが来た」のあさのモデルだ。このころ、大隈もちょうど専門学校を大学へと移行するにあたり募金を行なっており、浅子に「自分は広く大衆に資金を募る。女子大は財界有力者中心に」とアドバイスしたばかりか、自ら女子大学校の創立委員長となるなど協力を惜しまなかった。こうして1901年、日本女子大学校(現・日本女子大学)が開校する。「あさが来た」はまさにその開校式典のシーンから始まった。

もし、あと20年長く生きていたら……

ここまで書いてきたとおり、ドラマと史実とではさまざまな相違がある。しかし五代友厚が私利私欲を抜きに、国や大阪のために尽力したこと自体はドラマで描かれたとおりである。「男児、財産をつくるためにこの世に生を受けたのではない」が彼のモットーだった。実際、その死後には財産どころか、100万円もの借財が残された。

五代が死んだのは日本に本格的な産業革命が到来する直前だった。前出の宮本又郎は、五代がもし20年長く生きていたら、一大財閥を形成していたかもしれないと書いている(前掲、『五代友厚伝』)。

1885年10月2日に大阪・中之島の五代邸で行なわれた葬儀には、じつに一般から4800人もの参列があった。このことからも、地元の人たちの彼に対する敬愛ぶりがうかがえよう。葬儀後、棺は馬車に乗せられ、天王寺埋葬場まで大勢の人に付き従われながら運ばれた。それは盛大な行列となり、先頭が埋葬場に到着したときも、後尾はまだ4キロほど先の長堀橋あたりを歩いていたと伝えられる。

ディーン・フジオカの好演もあって、その死から130年を経てふたたび脚光を浴びた五代友厚。ドラマのなかでも惜しまれながら亡くなった「大阪経済の父」に、ここに謹んで哀悼の意を表したい。
(近藤正高)

時は幕末。鎖国中の日本人に愛されたスイス人時計師の数奇な運命
スイスの高級腕時計ブランド「ジラール・ペルゴ」を日本に広めるため、フランソワ・ペルゴ社が創立されて150年になったことを記念した「フランソワ・ペルゴ展」が去る12月19日〜24日まで横浜の「ヨコハマ創造都市センター」で開催されました。19世紀の貴重な時計などが数多く展示されるということで、興味津々のMAG2NEWSは喜び勇んで横浜まで取材に行ってまいりました。

みなとみらい線「馬車道駅」にほど近い、会場の「ヨコハマ創造都市センター」。1929年竣工の「旧第一銀行横浜支店」を改装した趣あるたたずまいが歴史を感じさせます。

スイス時計を日本へ持ち込んだ男、フランソワ・ペルゴの生涯
日本に初めてスイス時計を正式に輸入したフランソワ・ペルゴは、1834年にスイスで生まれました。実の姉であるマリー・ペルゴは、夫のコンスタン・ジラールと共に、かの有名な高級腕時計ブランド「ジラール・ペルゴ」を創立した女性です。ジラール・ペルゴ社が世界進出する中、フランソワ・ペルゴは1860年から横浜に住まいを構え、アジアでの販路を拡大。日本で初めてスイス製時計の販売を開始しました。1865年にはF.Perregaux & Co.社を設立し、1877年に亡くなるまで、ジラール・ペルゴの正規代理店を務めていたということです。

フランソワ・ペルゴ社が日本に設立されてから150年を記念した今回の展示会では、日本上陸当時を偲ばせる貴重な時計や資料がズラリと展示されました。まずは、その魅力的な時計の数々をゆっくりと見ていきましょう。

世界初とされる極薄サヴォネット懐中時計
左手前に吊されている黄金の時計は1800年頃に作られたサボネット懐中時計です。サヴォネットとはフランス語で「石けん箱」を意味します。この極薄タイプはイエローゴールドのケースで彫金、ギョーシエ彫りがほどこされたMoulinier Bautte & Cie社のものです。

右手前は1835年頃にJ.F.Bautte & Cie社で作られた、装飾ペンダント時計。ブルーを基調に、エナメル製のハーフパールの花模様がほどこされています。左奥は1820年頃Moulinier Bautte & Cie社で作られたイエローゴールド製の懐中時計。

1888年製の傑作トゥールビヨン
上写真の右手前は1888年に製造された「スリーブリッジ トゥールビヨン」です。ジラール・ペルゴの傑作とされる懐中時計も実に魅力的なクラシック時計でした。こちらは、ニューシャテル天文台の1級証明書を取得しています。ニューシャテル天文台とは、スイスで開催されていた時計の精度を競うコンクールを意味します。紋章が入ったギョーシェ彫りのゴールドケース、エナメルの文字盤を採用し、トゥールビヨンムーブメントを搭載する、当時の最先端技術を盛り込んだ高性能モデルなのです。

左手前はジラール・ペルゴ社により1860年頃製作された、小冊子型ペンダント時計。彫金とブルーエナメル装飾が施されたイエローゴールドケースが使われています。奥には1870年頃にジラール・ペルゴで製作された、十字型のペンダント時計も見えます。

兄が作ったマリン・クロノメーター
フランソワ・ペルゴの兄、アンリ・ペルゴもまた家業を支える重要な人物でした。こちらは、そのアンリ作とされ、1860年頃に出身地であり時計の聖地でもあるスイスのル・ロックルで作られたマリン・クロノメーターです。洋上で正確な時刻を刻み、また、経度を正確に割り出すことができました。

船が波にもまれても正確な時刻を示すという、水平を保つ木製ケースの作りの良さにまず感心。ブラウンにゴールドケースと白の文字盤のバランスが美しく、現代でも充分通用するデザインです。

幕末の日本人に愛された、異邦人フランソワ・ペルゴ
日本初の時計師とされるフランソワ・ペルゴは、横浜に居を構え、没後は同じく横浜にある外国人墓地に埋葬されたことでもわかるように、日本とのつながりが大変深い人物でした。大政奉還(1867年)の約3年前という幕末の江戸で、スイスと日本は通商条約を締結しましたが、そのために派遣されたエメ・アンベール使節団の特派員が、フランソワ・ペルゴだったのです。

外交官エメ・アンベールは帰国後の1870年『幕末日本図絵』を出版します。その特派員としてフランソワ・ペルゴが活躍した結果、彼自身もまた日本の文化への造詣を深めていったのです。

1870年に仏・パリの出版社であるアシェット社から2巻で発刊された、エメ・アンベール著『幕末日本図絵』。外交官からの要請で、フランソワ・ペルゴは日本の歴史、民衆伝説、おとぎ話、子供の歌などを収集。横浜の写真家から写真を抜粋してスイスに送り、同著の完成に貢献しました。

フランソワ・ペルゴの義兄であるルシアン・ランドリがニューシャーテルの自然科学博物館に寄贈したという、獅子面も往時を偲ばせます。

(以下略)
男子専科STYLE http://danshi-senka.jp/


取材・文/堀ミキヒロ
力込めて書いたレビューが消えてしまったので、ちょっと挫折感。

 赤坂の神社の鳥居上での捕り物が素晴らしかったです。

尾上菊之助、初春歌舞伎に意気込み「色男風にかっこよく」
 歌舞伎俳優の尾上菊之助(38)が18日、東京・赤坂の日枝神社で初春歌舞伎公演「通し狂言 小春穏沖津白浪(こはるなぎおきつしらなみ)」(来年1月3~27日、国立劇場大劇場)の安全祈願を行った。

 来年生誕200年の歌舞伎作者・河竹黙阿弥の作品で、2002年初春歌舞伎公演で大歌舞伎での通し狂言として138年ぶりに復活した演目を14年ぶりに再演。当時、父の尾上菊五郎(73)が演じた美男の盗賊・小狐礼三(れいざ)を演じる菊之助は「父に負けないように色男風にかっこよく務めたい」と意気込んだ。

 菊之助は、観客がさまざまな分野のトップレベルの映像に触れられる「ボーダレス」な時代として「お客様も羽生結弦さんのようなレベルの高い体使いや演技をお求めになると思う」とフィギュアのトップスケーターに刺激を受けており、「理屈抜きに素晴らしいと思ってもらえる舞台にしなければならない」と気を引き締めた。

 また、今年の自分を表す漢字1文字を問われると、7月に第2子の長女・知世(ともよ)ちゃんが誕生したことなどから「世の中は色々ありましたが、私は幸せでした」と「幸」を選んだ。
『小狐礼三』国立劇場初春歌舞伎 Togetterまとめ

<評>絶品の菊之助・小狐礼三 国立劇場「小春穏-」など
 河竹黙阿弥生誕二百年と銘打った国立劇場「小春穏沖津白浪(こはるなぎおきつしらなみ)」。平成十四(二〇〇二)年に復活上演された作品の再演だが、やはり復活狂言は再演され洗練されていってこそ意義がある。
 盗賊小狐礼三(こぎつねれいざ)が尾上菊五郎から尾上菊之助にバトンタッチされるなど、配役が前回から一世代順送りになったが、若手まで含めてよくバランスが取れている。礼三の妖術で季節が次々に変わる「雪月花のだんまり」、廻(まわ)り舞台も駆使する鳥居前の大立ち廻りは見ごたえ十分。中間と遣手(やりて)を演じる市村橘太郎(きつたろう)が、せりふも動きも歌舞伎のフレームにぴたりとはまって素晴らしい。「一つ家の場」「花月部屋の場」で礼三と中村時蔵の船玉お才が互いの肚(はら)を探り合う場面はもう一息突っ込んだ芝居っ気がほしいが、全体としては手際よく刈り込んだ台本によってすっきりした娯楽作品に仕上がった。二十七日まで。
 浅草公会堂は中村錦之助を上置きにした新春浅草歌舞伎。「源氏店(だな)(与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし))」の与三郎、「四(し)の切(きり)(義経千本桜)」の忠信を尾上松也が熱演する。表情で芝居をしがちな分、愁いや陰影に乏しいのが惜しいが、本物の佐藤忠信が立派で爽やか。坂東新悟の役者ぶりが上がり、「土佐絵」の傾城(けいせい)、「毛抜(けぬき)」の巻絹(まきぎぬ)、「四の切」の静御前の三役でしっとりとした風情を見せる。
 他に「三人吉三(さんにんきちさ)」大川端の場。どの演目も若手花形らしい意気込みが伝わってくるが、熱が入るあまりか、七五調を意識しすぎるのか、総じてせりふが間延びしている。詰めるところはキビキビとたたみこむ、メリハリのきいた芝居を見たい。二十六日まで。  (矢内賢二=歌舞伎研究家)
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