新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
今週は四日連続で落語会を見ました。毎日堪能しましたが、本日さすがに飽和状態でございます……録画した落語中継を再生して見ているところではございますが(苦笑)。
北海道
旧函館博物館1号が18年ぶり一般公開
秋田
佐藤信淵没後160年展:江戸の経済学者、特別展 羽後で文書や自筆本38点 /秋田
福島
会津藩士族復帰の文書 東京の会社役員宅で発見
茨城
県立歴史館でテーマ展「狛犬の魅力」を好評開催中!
栃木
企画展:幕末動乱の様子、貴重史料で紹介--佐野市郷土博物館 /栃木
神奈川
ペリーの時計再び時刻む 横浜開港資料館で公開
石川
幕末と現代、理系タッグ からくり記念館と金沢工大
岐阜
各務原復元の「脇本陣」完成
30日から公開美術展や演奏会も
復元「宗和の庭」に来て 高山・宗猷寺が30日に一般公開
長崎
福山「龍馬」が長崎凱旋
伊勢谷晋作、写真に合わせ前髪切った
故郷で演技「照れる」 龍馬伝主演の福山さん
福山竜馬に長崎沸く 大河ドラマロケ開始
エンターテインメント
6人の隊士が魅せる! 薄桜鬼キャラクターCD!
文化芸能
『JIN―仁―』ギャラクシー賞マイベストTVグランプリ賞です。おめでとうございます。
TBS「JIN」は世の中を勇気づけた
『龍馬伝』第3部で“福山龍馬”イメチェン ビジネスマン仕様に
北海道
旧函館博物館1号が18年ぶり一般公開
函館公園内(青柳町)の市立函館博物館本館に隣接する道指定有形文化財の「旧函館博物館1号」が25日、1992年以来18年ぶりに一般公開された。市民ら約250人が来場。開館当時に展示されていたとされる標本や民族資料が並べられた館内で、往時の雰囲気を体感した。
同館1号は函館公園のオープンより約半年早い明治12(1879)年5月25日に「開拓史函館仮博物場」として開館した。国内に現存する地方博物館では最も古い洋風木造建築の建物。この日、開場131周年を迎えた。公開は本館で開催中(7月11日まで)の函館ゆかりの研究者の足跡をたどる特別展「いきもの事始め―函館発 博物学大事典」の一環として実施した。
館内では開館当時に使用していた展示台の上に、ニシンやクロダイの標本や、アイヌが日々の生活で使用していたさじや火ばしなどが並べられた。幼少時に訪れたことがあるという宝来町の田嶋幸さん(86)は「当時はすごく広く感じられた館内だが、今はまた違ったふうにみえる。すごく懐かしい」と興味深そうに館内や展示物を眺めていた。
同博物館は「現段階では次回の公開はまだ予定していないが、今回の公開の反応を見て検討したい」としている。
秋田
佐藤信淵没後160年展:江戸の経済学者、特別展 羽後で文書や自筆本38点 /秋田
羽後町西馬音内生まれとされる江戸時代後期の経済学者、佐藤信淵(のぶひろ)(1769~1850)の全業績をたどる特別展「佐藤信淵没後160年展」が、町歴史民俗資料館で開かれている。7月4日まで(月曜休館)。
公開されているのは、佐藤信淵文書や自筆本(一部は県指定文化財)▽当時の画人による肖像画(掛け軸)▽北海道から九州の全国遊歴地図--計38点。
資料館によると、佐藤家は平安後期の源平時代にさかのぼる名族で、第33代から信淵までの5代で家学を大成した。信淵は故郷を著書「農政本論」で西馬音内、別書「草木六部耕種法」で郡山(福島県)と記している。
佐藤信淵が足跡を刻んだ時代は、明治維新につながる激動期。幕藩体制が揺らぐとともに、世直しの“経世済民”を唱える在野の知識人、いわゆる経世学者らが活躍した。
中でも信淵は医学や農政、経済など森羅万象の学問に通暁したある種の巨人で、江戸湾干拓や来航する洋艦を火炎で打ち払う「自走火船」建造なども献策したという。
増沢廣館長は「信淵の先見性を、郷土の子供たちにも知ってもらいたいと思って企画した」と話している。問い合わせは同館(0183・62・5004)。【佐藤正伸】
福島
会津藩士族復帰の文書 東京の会社役員宅で発見
東京都杉並区の製薬会社役員大河原晃さん(69)宅で、幕末の戊辰(ぼしん)戦争で敗れた会津藩士の士族復帰を示す文書が見つかった。大河原さんは27日、会津若松市を訪れて文書を公開、子孫への返還を希望している。
会津藩は戊辰戦争後の明治初め、青森に移り、斗南(となみ)藩を立てたが、士族として認められなかった藩士が多数おり、廃藩置県で福島県に戻った人たちもいた。
公開した文書は「辞令書入」4通。当時の日下義雄福島県知事が1894年(明治27年)6月20日付で、小川吉蔵(若松台ノ町)、藤田忠平(馬場下一ノ町)、柏木栄吉(若松川原町)、清水キク(博労町)の4人に「士族ニ編入ス」と命じている。
大河原さんが3年前、引っ越しのため、荷物を整理した際、祖父の又次郎さんの遺品の中から、他の関係資料11点とともに見つかった。会津若松市の図書館などで子孫を探したが、柏木さんの子孫が北海道余市町へ渡ったことが確認できただけで、分からないままになっているという。
大河原さんは「祖父の兄は会津若松に住んでいたようだが、祖父がどういう経緯で文書を保管していたのか分からない。個人あての文書なので、ぜひ子孫に返したい」と話している。
問い合わせは、大河原さん(03・3394・3285)へ。
(2010年5月28日 読売新聞)
茨城
県立歴史館でテーマ展「狛犬の魅力」を好評開催中!
県立歴史館(水戸市)では、現在、テーマ展「狛犬の魅力」を開催しています。
今回展示している狛犬は、参道などに置かれている石造の狛犬ではなく、神殿内に置かれた木造や陶製のもので、普段はなかなか見ることができないものばかりです。
狛犬は仏教とともに日本に伝わったといわれています。角がなくて口を開けた獅子(阿形(あぎょう))と、角があって口を閉じた狛犬(吽形(うんぎょう))の2体で1対となっています。
県・市町村指定文化財の狛犬や、今回の展示に向けた調査中に発見された県内最古(平安時代後期)の狛犬(鹿島神宮蔵)など新発見の資料も紹介し、茨城の神道美術を探るとともに、造形美の魅力にふれていただきます。
会期は6月27日(日曜日)まで。
展示解説は、5月30日(日曜日)と6月19日(土曜日)の午前11時と午後2時に行います。
また、同時期開催として、一橋徳川家記念室展示「茶の湯」、学習支援展示「ちょっと昔のくらし」、さらに、2階ギャラリーで幕末の水戸藩士を紹介するパネル展「描かれた水戸藩士」を開催していますので、併せてご覧ください。
詳しくは県立歴史館へお問い合わせください。
電話 029-225-4425
栃木
企画展:幕末動乱の様子、貴重史料で紹介--佐野市郷土博物館 /栃木
佐野市大橋町の市郷土博物館で、企画展「幕末の佐野」が開かれている。佐野で起きた幕末の動乱の様子を現在に伝える貴重な文書などの史料約50点が展示されている。期間は6月15日まで。
文書が中心に展示されており、彦根藩13代藩主で大老の井伊直弼(いいなおすけ)を中心に取り上げ、日光東照宮への社参の帰りに寄った佐野の領地巡見、桜田門外の変(1860年)で暗殺された状況などが分かる。また、尊王攘夷(じょうい)運動の太平山事件や出流山事件に参加した浪士や農民に関する史料もある。入館料は一般210円、大学・高校生100円、小中学生50円。6月15日は無料。月曜休館。問い合わせは同館(電話0283・22・5111)。【古賀三男】
神奈川
ペリーの時計再び時刻む 横浜開港資料館で公開
幕末に黒船で来航した米提督ペリーが静岡・下田の武士に贈った置き時計が、修理されて再び時を刻み始め、29日に横浜市中区の横浜開港資料館で公開された。展示期間は6月6日まで。
横浜開港資料館によると、時計はぜんまい式で、1850年ごろに米国で製造された。下田に来航したペリーが54年に下田奉行所の武士に贈ったもので、横浜市に住む現所有者の祖父が90年にこの武士から譲り受けた。
4年前、止まった状態で同資料館に1カ月間展示。昨年、古時計研究家によって修理され、再び動きだした。文字盤などは修復したが、機械部分の部品はほとんど当時のまま。1時間おきに「ポーン」と時を告げる。
公開期間中は休館日の月曜以外は毎朝、資料館の職員がぜんまいを巻いて動かす。
石川
幕末と現代、理系タッグ からくり記念館と金沢工大
金沢工大と金沢市の県金沢港大野からくり記念館は7月から、子どもたちに科学の楽しさを伝える連携事業を展開する。第1弾として、幕末の科学者大野弁吉が行っていたという測量に光を当て、幕末と現代の測量法の説明や衛星利用測位システム(GPS)を使った遊びなどを行う計画で、「理科離れ」食い止めに力を入れる。
専門知識を交えた多彩な催しで、子どもたちに理科に興味を持ってもらおうと記念館が協力を求め、金沢工大が応じた。
7月19日に行う企画第1弾は、同市大野町4丁目の大野お台場公園で、GPSで位置情報を確認しながら園内で「宝探し」を行う趣向。同大環境土木工学科の鹿田正昭教授と研究室の学生が参加し、学生がGPSを使った測量などについて説明する。
このほか、江戸期の技術を用いた測量体験や測量板、日時計、弁吉が使用した歩数計や測量に使う計算式が書かれた書物などの展示も行う。
記念館と同大は今後も協力し、科学関連のイベントを企画する予定。伊林永幸館長は「現代と江戸期の科学を同時に学べる新しい取り組みになる」と期待を込め、鹿田教授は「子どもたちは、科学は面白いというイメージをあまり持っていない。これを覆したい」と意欲を示した。
岐阜
各務原復元の「脇本陣」完成
30日から公開美術展や演奏会も
各務原市は28日、同市鵜沼西町の旧中山道鵜沼宿に復元した「脇本陣」を報道関係者に披露した。30日から一般公開する。市は施設を利用した美術展やコンサートを開催し、新たな歴史スポットとして市民にPRしていく。
脇本陣は江戸時代、街道の各宿場町に置かれ、大名や公家が利用した本陣の脇にあり、お供や一般の旅人の宿として使われた。
鵜沼宿は、中山道52番目の宿場町で、この脇本陣は幕末の安政年間(1854~60年)まで坂井家が管理を任されていた。
復元された脇本陣は、元治元年(64年)に描かれた同家の間取り図と、現存する中山道太田宿脇本陣林家(美濃加茂市)などを参考にして造られた。14部屋と3か所の湯殿があり、庭園や防火用のうだつなどを備えている。総事業費は約2億6600万円。
玄関前には、1688年、脇本陣に投宿した松尾芭蕉が詠んだ即興の句が彫り込まれたとされる句碑も移設された。市都市建設部の北川貴敏・景観政策室長は「江戸時代の建築様式や工法、県産のヒノキやケヤキといった本物にこだわった。コンサートや囲碁会場としても活用してもらいたい」と話していた。
入館無料。月曜(祝日の場合は翌日)を除く午前9時~午後5時。
復元「宗和の庭」に来て 高山・宗猷寺が30日に一般公開
高山市宗猷寺(そうゆうじ)町の宗猷寺は30日、復元整備した庭園(市指定名勝)を一般公開する。庭園は、高山城主・金森氏ゆかりの宗和流茶道の祖、金森宗和の好みを取り入れたとされる。今城東徹住職(68)は「しっとりした石の雰囲気と新緑の対比を楽しんでもらいたい」と話している。
宗猷寺は、金森氏二代可重(ありしげ)を弔うため、3代重頼と弟の重勝が1632(寛永9)年に開山した。宗和は可重の長男にあたる。庭園(広さ約800平方メートル)は本堂の裏山を借景に造られ、小さい石や低い灯籠(とうろう)で形成された落ち着いた雰囲気が特徴だ。
2004年の台風で裏山が崩れ、08、09年度に復元整備。庭園などの研究者、京都工芸繊維大の中村昌生名誉教授のアドバイスを受けて進めた。整備費の約半分(1000万円)は市の補助を得た。
裏山は今、サツキやミヤマワスレが咲いており、今城住職は「新緑の季節が一番きれい」と話している。境内には「幕末三舟」の山岡鉄舟の父母の墓や、木地師の集団墓地などもある。
庭園の公開は30日午前10時~午後3時。無料。問い合わせは宗猷寺=電0577(32)1958=へ。
(白山泉)
長崎
福山「龍馬」が長崎凱旋
NHK大河ドラマ「龍馬伝」(日曜・後8時)の長崎ロケが27日、同市内の崇福寺で行われ、主演の福山雅治(41)、蒼井優(24)、伊勢谷友介(33)、余貴美子(54)が参加した。
寺内には、九州に5つしかない国宝のうち第一峰門、大雄宝殿の2つが存在。薩摩に向かう途中の坂本龍馬(福山)が祭りでにぎわう長崎に立ち寄ったシーン、奇兵隊を作った長州の高杉晋作(伊勢谷)と出会うシーンなどが収録された。
役者として故郷に凱旋となった福山。昨年は夏の野外ライブ、紅白歌合戦の中継で市内を訪れたが、ドラマの撮影では初めてで「生まれ育った、(普段)来たことのある場所でお芝居をするのは照れ臭い。長崎に来て土佐弁をしゃべっていることにも照れ臭さを感じる。(今回は)友達にも連絡せず、黙って帰ってきました」。10代後半の青春時代を思い返し「デートは寺派じゃなく、海派だったな~」と懐かしんだ。
芸妓お元役の蒼井はあでやかな着物姿で登場。父方が五島列島出身という縁もあって「(長崎に)久しぶりに来て落ち着く気がします。その中でお芝居をするのは、とてもいい気がする」と笑顔。伊勢谷も「幕末の志士の熱い思いが、皆さんに伝わるように努力していきたい」と誓った。
長崎ロケは29日まで。7月18日の第29回「新天地、長崎」から放送予定。
伊勢谷晋作、写真に合わせ前髪切った
歌手で俳優、福山雅治(41)が27日、故郷の長崎市で、主演するNHK大河ドラマ「龍馬伝」(日曜後8・0)のロケを行った。また、市内のロケ地の1つ、崇福寺(そうふくじ)で高杉晋作役の伊勢谷友介(33)らと会見。
高杉晋作役の伊勢谷は「幕末の志士たちのエゴなき戦いは、現代とリンクしている。そういう志士のような人に現代こそ出てきてほしいと思っていたので、この作品に参加できてうれしい」と力強く抱負を語った。
晋作の現存する写真に合わせて自身の前髪を短くしたと明かし、「ちょっと短くしすぎて、あちらの方(オカマ、の意)かと思った。そう見えないように演じたい」と冗談っぽく笑った。長崎の芸妓・お元役の蒼井優(24)、茶貿易で成功する大浦慶役の余貴美子(54)も会見に出席した。
故郷で演技「照れる」 龍馬伝主演の福山さん
NHK大河ドラマ「龍馬伝」の長崎ロケが27日始まり、主演の福山雅治さんら4人が会見して意気込みを語った。
‐長崎の印象と役への意気込みを。
福山さん 長崎の5月は本当にいい季節なので帰って来られてよかった。撮影でカメラ越しに映像を見て、こんなに絵になる場所だったんだとあらためて思った。
伊勢谷友介さん(高杉晋作役) 海から岩崎弥太郎が築き上げたビジネスが見え、現在もドラマとつながっていることに感動した。幕末の志士たちの熱い思いが伝わるよう努力したい。
蒼井優さん(お元役) 父が五島列島出身なので長崎には何度か来たが、やっぱり落ち着く。史実に残っていない役なので、自由にやれるのではないかと楽しみだ。
余貴美子さん(大浦慶役) 早速しっぽく料理を堪能し、和洋中ミックスされていて長崎ってこういうところなんだと感じた。慶に対し長崎の人は熱い思いを持っているので誠実に演じたい。
‐長崎検番から踊りの指導を受けてどうか
蒼井さん すそさばきが難しい。何かを表現するときには表情などを作りがちだが、内側に秘めるだけという奥ゆかしさを楽しみたい。
‐地元で龍馬伝の撮影に臨む気持ちを。
福山さん 生まれ育ったこの場所で芝居をしたことがなかったので、急に照れくさくなった。「なんかおれ、地元で芝居しよるばい」と。長崎編の放送開始が7月からだが、夏休みに全国から観光客が来ていただけると本当にうれしい。
‐長崎市民へのメッセージを。
福山さん 大河ドラマの舞台となることはなかなかない。これを機にみなさんも盛り上げる方法を考えてほしい。
福山竜馬に長崎沸く 大河ドラマロケ開始
竜馬、いよいよ長崎入り‐。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の長崎市ロケが始まった27日、長崎の街は「この日を待っていたぞ」と活気に沸いた。ロケ現場となった同市の崇福寺は、地元のエキストラ約100人が協力し幕末の長崎がよみがえった。
赤い中国提灯、鳴り響く爆竹、龍踊(じゃおどり)に獅子舞…。中国盆でにぎわう街には、和服、ドレス、中国服の人々が練り歩く。この日撮影された第3部の冒頭シーン、初めて長崎を訪れ「和華蘭文化」に魅了される竜馬を描く大事な場面。鈴木圭プロデューサーは「忠実に再現され番組の見どころになる」と表現した。
龍踊の囃子(はやし)役でエキストラ出演した男性(46)は「くんちのときと音の出し方など勝手が違って難しかったが、めったにない経験をさせてもらった。映像を見るのが楽しみ」と話していた。
エンターテインメント
6人の隊士が魅せる! 薄桜鬼キャラクターCD!
新撰組に心奪われるのは男子だけじゃない! 話題のアニメ「薄桜鬼」、その中でも人気キャラクター6人の魅力を存分に味わえるCDシリーズ「幕末花風抄」が誕生!
5月26日にリリースされたのはシリーズ第1弾の“鬼の副長”こと土方歳三&“端麗な天才剣士”とうたわれる沖田総司の2人。キャストはもちろん三木眞一郎さんと森久保祥太郎さんです。
珍しいのはキャラクター“ソング”ではなく、「イメージ曲」に「語り」を乗せたキャラクター“イメージ曲”であること。各キャラクターをイメージした楽曲を背景に、思い思い情感たっぷり“語って”くれています。もちろんミニドラマも収録。株式会社ティームエンタテインメントのサイトでは“語り”の部分を少しだけ視聴できちゃいますよ。
6月9日には第2段として斎藤一(CV:鳥海浩輔)&原田左之助 (CV:遊佐浩二)、6月23日の第3段では藤堂平助(CV:吉野裕行)&風間千景(CV:津田健次郎)が発売予定です。
彼らの魅力にますます釘付けになってしまいそう!
文化芸能
『JIN―仁―』ギャラクシー賞マイベストTVグランプリ賞です。おめでとうございます。
TBS「JIN」は世の中を勇気づけた
TBS系ドラマ「JIN-仁-」が、番組の向上と発展促進を目的として、優れた番組を表彰するギャラクシー賞の中で、視聴者も投票するマイベストTV賞グランプリを受賞した。28日、主催する放送批評懇談会が都内で発表した。「医療ドラマと幕末ものを融合させた珍しいドラマ」「久々に来週が待ち遠しいと思わせるドラマ」などと、投票者からの声が多数寄せられたという。
『龍馬伝』第3部で“福山龍馬”イメチェン ビジネスマン仕様に
NHK大河ドラマ『龍馬伝』第3部「RYOMA THE NAVIGATOR」(7月18日スタート)から、福山雅治演じる坂本龍馬のヘアスタイルが“ビジネスマン仕様”にイメチェンする。27日、今年2月に行った大村湾での船上ロケ以来、2度目となる長崎ロケがスタートし、新キャストの伊勢谷友介(高杉晋作役)、蒼井優(お元役)、余貴美子(大浦慶役)の初扮装姿に加え、髪を後ろで束ねた福山龍馬が初お披露目された。
この日は龍馬、近藤長次郎(大泉洋)、沢村惣之丞(要潤)たちが船で大坂から薩摩に向かう途中で立ち寄った、長崎・崇福寺(そうふくじ)で収録。爆竹が鳴り響き、龍踊りや獅子舞が練り歩く祭りで賑わうシーンなど、地元のエキストラ約100人が参加した。現地で会見も行われ、鈴木圭チーフプロデューサーは「崇福寺さんの協力を得て、幕末当時を再現させてもらった」と報告した。
第3部で龍馬は、薩摩藩家老・小松帯刀や長崎の商人・小曽根家の援助を受け、外国との交易で栄える長崎で「日本最初の商社」といわれる海運会社・亀山社中を開始、本格的にビジネスを始める。鈴木プロデューサーは「今回の長崎ロケは大変大がかりなもの。外国人やエキストラも多い」とスケール感に自信をのぞかせ、「第3部から龍馬は髪型を変えている。ソリッドな感じでビジネスマン龍馬。注目してほしい」と話した。
福山も「3部からリーダーになったので髪型がかわった。責任感のあらわれ?」と髪型をアピール。報道陣から長崎時代に崇福寺にデートできたことがあるかと問われると「デートは、寺派ではなく海派です。このあたりは、バンドの練習などでギターを抱えて徘徊していた。まさか、20年後に袴でくることになるとは夢にも思わなかった」と笑いを誘った。
2度目の凱旋ロケに「長崎市内でお芝居をするのは初めてなので照れくさい」「地元長崎で土佐弁をしゃべっているのがとても照れくさい」と少し恐縮気味。長崎を「歴史好きにはたまらない深い歴史のある街」とし、「このお寺にも何度かお参りにきたことがあるが、カメラ越しにお寺の映像をみて、こんないい画がとれるのかと改めて思った。もっといろいろな場所で撮影してほしい」と故郷への愛を口にした。
龍馬は長崎のどこに惹かれていたのか。福山は「外に開けていたところに尽きると思う。長崎は希望だとも龍馬さんは言っていた」と思いを馳せ、「自分がやっていることで長崎が活気づけばいいと思う。他のドラマにまつわる地域(高知や京都など)も活気がでたら嬉しい。そこに参加できることが嬉しい。他の仕事ではできないことだと思う」と胸を張る。一方で「大河の舞台になったのを機に、長崎市のみなさんに長崎を盛り上げる方法を考えてほしい」と地元の奮起も促した。
会見に参加した新キャスト3人は「自立した女性のさきがけ。本人になったような気分」(余)、「前髪がとにかく短い。“あちらの方”に見えないように役になりきりたい。みんなと格好が違うので楽しませていただいている」(伊勢谷)、「頭の飾りが毎回違うのでそれも楽しんでいる。『ごめんちや』『ぜよ』を使っています」と楽しみながら撮影に臨んだ。
また、さらなる追加キャストとして、龍馬が厚い信頼を寄せ、薩長同盟を結ぶため京に向かう際に同行した長州藩士・三吉慎蔵役に筧利夫、後に伊藤博文内閣の外務大臣などを務める井上聞多役に加藤虎ノ介、グラバー商会を設立し茶や武器、艦船などを取引した長崎随一の外国商人トーマス・ブレーク・グラバー役にティム・ウェラードが発表された。
昨日は画像と一言だけだったので、続き。
先日のTBS『落語研究会プレミアム』志の輔さんの「三方一両損」視聴率は3.3パーセントだったそうです。土曜日の午後、落語番組としてはよかったんでしょうね。お礼の掲示に「ご協力ありがとう~ 第2回に向けて頑張ります」とメッセージが。また面白い番組を放送してくださいね。
「よいよい蕎麦」 三遊亭夢吉
あまり高座にかからない作品を選んだとか。事前の打ち合わせで「後半、放送禁止用語連発しますがいいんですか」と訊いたら「二つ目さんの場合は、よほど出来がよいか、人気のある方の高座しか放送しませんから」と答えられた……で、笑いを取った。
タイトルに放送禁止用語が入ってるのね^_^;。
落語あらすじ事典千字寄席 よいよい蕎麦 1落語あらすじ事典千字寄席 よいよい蕎麦 2
落語あらすじ事典 千字寄席 よいよい蕎麦 3 田舎者の知ったかぶりを笑うという、落語にありがちな展開。
お腹が空いた相棒のために腹にたまるものを買ってやろうと、何かわららず「たどん」を買って相棒に食わせようとする。
次は蕎麦屋に入って、蕎麦の食べ方がわからない(救荒作物の蕎麦を知らない田舎者がいるのかとツッコミ入れたいところです。ま、蕎麦がきや蕎麦粥は食べるけど、蕎麦切りは知らないと解釈するしかないですな^_^;)。せいろに乗った蕎麦の上からつゆをかけて座卓毎びしょびしょにしてしまうとか、タダだときいてつけつゆに唐辛子を山ほど入れてしまうとか、蕎麦を端から食べようとしてうまくいかず、相棒を寝そべらせて開けた口に蕎麦を端から入れるとか。
そこに江戸ッ子が入ってきて見事な蕎麦の食べ方を披露。ところが、その蕎麦にアブラムシが入っていたと、店員を叱りつけて出て行ってしまう。
捨て台詞の「よいよいっ」だけが聴き取れた田舎者が店員を意味を聞くと、決まりが悪い店員は「江戸の流行言葉で『よい』の重ね言葉です」と説明。
これを知った田舎者、芝居を見に行って、さっそくその流行言葉で役者に声援を送ろうと……(汗)。
なかなか面白い噺でした。
「不動坊火焔」 春風亭柳朝
柳朝さん、とても痩せてるので、幽霊役になる落語家がお似合いでした(笑)。今まで録音でしか聴いたことがなかったので、仕草が入るとますます面白い噺なんだ~と得心。
お滝さんとの祝言が決まった吉さんが、仮祝言前にこざっぱりしようと風呂屋へ(手ぬぐいの代わりに、うっかり鉄瓶を持ってきてしまうところからして、お間抜け)。そこで「湯屋番」の若旦那よろしく、お滝さんとのアツアツな会話を妄想。その独り言を聞いた別の客が勘違いして、湯船の湯を沸かせたり水を足させたり、その場面がまずとても楽しい。
そして、憧れのお滝さんを吉公に取られてくやしがる独身男三人が、不動坊火焔の幽霊を出して吉公とお滝さんの仮祝言をぶち壊そうとする。 ところが、小道具に出す予定の火の玉を燃やすアルコールはあんころ(万ちゃんが、隣町の菓子屋まで行って買ってきた)、「ひゅーどろどろ」の効果音はチンドン屋さんの太鼓そのままでちっとも怖くない。しまいに吉さんが幽霊を怖がらずにくってかかる始末。
爆笑爆笑、いい高座でした。
「天狗裁き」 柳家花緑
「皆さんこんばんは」と折り目正しいご挨拶。今日みたいに落語が好きな方々の前で落語ができるのは幸せだと、学校寄席ではこうはいかない。先日の学校寄席でもらった感想文は「落語はつまらないものだと思っていましたが、今日のは面白かったです。よく精進されましたね」とか……「落語はつまらないものだと思ってましたって、どこでどんな落語を聞いてつまらないものだという気持ちになったんでしょうね。皆さんどう思います?」と、ひとつ。
さらにもうひとつ、マクラ。花緑さんのマクラはつまらなそうにぼそぼそ喋る感じで、ちょっと長いのだけど……芝居に出演することになって、その前日、袖から舞台に出ようとして出られないという夢を見た。というのも、目の前にミッキーマウスをかぶった米朝師匠が「ちゅーっと言えばいいんやな?」とお弟子さんと言ってて、出るに出られなかった……という辺りの描写で笑っちゃった。
今日の「天狗裁き」は、その米朝師匠に稽古をつけていただいたお噺でして……って、そういうマクラかーい^_^;。
「天狗裁き」に入ったら途端に活き活きとメリハリをつけて役柄に入っていった花緑さん。ところが好事魔多し、いいところで楽屋辺りで「がたーんっ」と大きな物音が(汗)。
それがかえって花緑さんのやる気を煽ったのか、ノリノリ。大家さんはに何となく小さんの風貌が見えたし、お奉行様も天狗も活き活きしてました。
「辰巳の辻占」 瀧川鯉昇
最初にお辞儀をした後、無言でにこにこして観客を見渡すだけで、観客爆笑……居住まいだけで笑える落語家って、素晴らしいです。
「ご存じないかも知れませんが近所の田中さんがですね」って、また爆笑。骨が強くなるサプリをもらったんだそうです。でも、飲み始めたのがこの年齢だから、効果が出たかどうかわかるのは、「骨上げの時でしょうね」で、また爆笑。
そこから「辰巳の辻占」へ。辻占煎餅、日本版フォーチュンクッキーが出てくるお噺なんですね。「辰巳」は江戸から見て東南の方角にある深川の岡場所のこと。
wikipedia 辰巳の辻占
お人好しでちょっと飲み込みが悪い伊之助が、絶妙。「いち、に、の、さん」でドボンと大川に飛び込んでくれない伊之助に間の取り方を教えるために、紅梅さんは『梅は咲いたか』の歌い出しのレクチャーまで始める始末。
くすぐりの中に「男は辛抱が肝心。魚雷を撃ち込まれても喧嘩を売れない国もある」という時事ネタが混ぜ込んでありました。
とにかく間の取り方だけで笑える。笑い疲れるぐらい笑わせていただきました。
「柳田格之進」 古今亭志ん輔
落語あらすじ事典 千字寄席 柳田格之進
この噺、父親の武士の面目のために廓に身を沈めてしまう娘のお絹さんの行動とその結末が哀れで、なかなか共鳴しづらい噺だと思ってました。パンフレットによると、志ん輔さんも志ん朝師匠の持ちネタのうち「二大かけたくない噺」のひとつなんだとか。娘さんについて「『これなら』という工夫が浮かんだ」とのことで、期待して聞きました。
柳田格之進は彦根藩井伊家に仕えていたという設定になってました。口調や表情、たたずまいに、なるほど讒言によって浪人とはなっても品格や誇りを失っていない一廉の人物であるなあと感じさせられました。
また、そんな柳田に店の五十両を取ったという疑いを抱いて勝手に問い詰めに行く番頭の行動原理に、長年尽くしてきた旦那様のお気に入りになった柳田への「男の嫉妬」という点を強調し、方向を誤った忠誠心を発揮させてしまうという解説を入れていることで、素直にその展開を聴けたと思います。
志ん朝仕込みの声と口調、たっぷり聴かせていただきました。数少ない笑いどころ以外、観客席は水を打ったよう。私も聴きいりました。
おきぬさんのその後、多少なりとも救いがあると思いました(身請けした娘を番頭と結婚させるという「ハッピーエンド」版とやらは「父にあらぬ疑いをかけた番頭なんかと結婚させられるって、どこがハッピーエンド(≧_≦)」と思います)。
今回の落語研究会も充実した番組でした。
先日のTBS『落語研究会プレミアム』志の輔さんの「三方一両損」視聴率は3.3パーセントだったそうです。土曜日の午後、落語番組としてはよかったんでしょうね。お礼の掲示に「ご協力ありがとう~ 第2回に向けて頑張ります」とメッセージが。また面白い番組を放送してくださいね。
「よいよい蕎麦」 三遊亭夢吉
あまり高座にかからない作品を選んだとか。事前の打ち合わせで「後半、放送禁止用語連発しますがいいんですか」と訊いたら「二つ目さんの場合は、よほど出来がよいか、人気のある方の高座しか放送しませんから」と答えられた……で、笑いを取った。
タイトルに放送禁止用語が入ってるのね^_^;。
落語あらすじ事典千字寄席 よいよい蕎麦 1落語あらすじ事典千字寄席 よいよい蕎麦 2
落語あらすじ事典 千字寄席 よいよい蕎麦 3 田舎者の知ったかぶりを笑うという、落語にありがちな展開。
お腹が空いた相棒のために腹にたまるものを買ってやろうと、何かわららず「たどん」を買って相棒に食わせようとする。
次は蕎麦屋に入って、蕎麦の食べ方がわからない(救荒作物の蕎麦を知らない田舎者がいるのかとツッコミ入れたいところです。ま、蕎麦がきや蕎麦粥は食べるけど、蕎麦切りは知らないと解釈するしかないですな^_^;)。せいろに乗った蕎麦の上からつゆをかけて座卓毎びしょびしょにしてしまうとか、タダだときいてつけつゆに唐辛子を山ほど入れてしまうとか、蕎麦を端から食べようとしてうまくいかず、相棒を寝そべらせて開けた口に蕎麦を端から入れるとか。
そこに江戸ッ子が入ってきて見事な蕎麦の食べ方を披露。ところが、その蕎麦にアブラムシが入っていたと、店員を叱りつけて出て行ってしまう。
捨て台詞の「よいよいっ」だけが聴き取れた田舎者が店員を意味を聞くと、決まりが悪い店員は「江戸の流行言葉で『よい』の重ね言葉です」と説明。
これを知った田舎者、芝居を見に行って、さっそくその流行言葉で役者に声援を送ろうと……(汗)。
なかなか面白い噺でした。
「不動坊火焔」 春風亭柳朝
柳朝さん、とても痩せてるので、幽霊役になる落語家がお似合いでした(笑)。今まで録音でしか聴いたことがなかったので、仕草が入るとますます面白い噺なんだ~と得心。
お滝さんとの祝言が決まった吉さんが、仮祝言前にこざっぱりしようと風呂屋へ(手ぬぐいの代わりに、うっかり鉄瓶を持ってきてしまうところからして、お間抜け)。そこで「湯屋番」の若旦那よろしく、お滝さんとのアツアツな会話を妄想。その独り言を聞いた別の客が勘違いして、湯船の湯を沸かせたり水を足させたり、その場面がまずとても楽しい。
そして、憧れのお滝さんを吉公に取られてくやしがる独身男三人が、不動坊火焔の幽霊を出して吉公とお滝さんの仮祝言をぶち壊そうとする。 ところが、小道具に出す予定の火の玉を燃やすアルコールはあんころ(万ちゃんが、隣町の菓子屋まで行って買ってきた)、「ひゅーどろどろ」の効果音はチンドン屋さんの太鼓そのままでちっとも怖くない。しまいに吉さんが幽霊を怖がらずにくってかかる始末。
爆笑爆笑、いい高座でした。
「天狗裁き」 柳家花緑
「皆さんこんばんは」と折り目正しいご挨拶。今日みたいに落語が好きな方々の前で落語ができるのは幸せだと、学校寄席ではこうはいかない。先日の学校寄席でもらった感想文は「落語はつまらないものだと思っていましたが、今日のは面白かったです。よく精進されましたね」とか……「落語はつまらないものだと思ってましたって、どこでどんな落語を聞いてつまらないものだという気持ちになったんでしょうね。皆さんどう思います?」と、ひとつ。
さらにもうひとつ、マクラ。花緑さんのマクラはつまらなそうにぼそぼそ喋る感じで、ちょっと長いのだけど……芝居に出演することになって、その前日、袖から舞台に出ようとして出られないという夢を見た。というのも、目の前にミッキーマウスをかぶった米朝師匠が「ちゅーっと言えばいいんやな?」とお弟子さんと言ってて、出るに出られなかった……という辺りの描写で笑っちゃった。
今日の「天狗裁き」は、その米朝師匠に稽古をつけていただいたお噺でして……って、そういうマクラかーい^_^;。
「天狗裁き」に入ったら途端に活き活きとメリハリをつけて役柄に入っていった花緑さん。ところが好事魔多し、いいところで楽屋辺りで「がたーんっ」と大きな物音が(汗)。
それがかえって花緑さんのやる気を煽ったのか、ノリノリ。大家さんはに何となく小さんの風貌が見えたし、お奉行様も天狗も活き活きしてました。
「辰巳の辻占」 瀧川鯉昇
最初にお辞儀をした後、無言でにこにこして観客を見渡すだけで、観客爆笑……居住まいだけで笑える落語家って、素晴らしいです。
「ご存じないかも知れませんが近所の田中さんがですね」って、また爆笑。骨が強くなるサプリをもらったんだそうです。でも、飲み始めたのがこの年齢だから、効果が出たかどうかわかるのは、「骨上げの時でしょうね」で、また爆笑。
そこから「辰巳の辻占」へ。辻占煎餅、日本版フォーチュンクッキーが出てくるお噺なんですね。「辰巳」は江戸から見て東南の方角にある深川の岡場所のこと。
wikipedia 辰巳の辻占
お人好しでちょっと飲み込みが悪い伊之助が、絶妙。「いち、に、の、さん」でドボンと大川に飛び込んでくれない伊之助に間の取り方を教えるために、紅梅さんは『梅は咲いたか』の歌い出しのレクチャーまで始める始末。
くすぐりの中に「男は辛抱が肝心。魚雷を撃ち込まれても喧嘩を売れない国もある」という時事ネタが混ぜ込んでありました。
とにかく間の取り方だけで笑える。笑い疲れるぐらい笑わせていただきました。
「柳田格之進」 古今亭志ん輔
落語あらすじ事典 千字寄席 柳田格之進
この噺、父親の武士の面目のために廓に身を沈めてしまう娘のお絹さんの行動とその結末が哀れで、なかなか共鳴しづらい噺だと思ってました。パンフレットによると、志ん輔さんも志ん朝師匠の持ちネタのうち「二大かけたくない噺」のひとつなんだとか。娘さんについて「『これなら』という工夫が浮かんだ」とのことで、期待して聞きました。
柳田格之進は彦根藩井伊家に仕えていたという設定になってました。口調や表情、たたずまいに、なるほど讒言によって浪人とはなっても品格や誇りを失っていない一廉の人物であるなあと感じさせられました。
また、そんな柳田に店の五十両を取ったという疑いを抱いて勝手に問い詰めに行く番頭の行動原理に、長年尽くしてきた旦那様のお気に入りになった柳田への「男の嫉妬」という点を強調し、方向を誤った忠誠心を発揮させてしまうという解説を入れていることで、素直にその展開を聴けたと思います。
志ん朝仕込みの声と口調、たっぷり聴かせていただきました。数少ない笑いどころ以外、観客席は水を打ったよう。私も聴きいりました。
おきぬさんのその後、多少なりとも救いがあると思いました(身請けした娘を番頭と結婚させるという「ハッピーエンド」版とやらは「父にあらぬ疑いをかけた番頭なんかと結婚させられるって、どこがハッピーエンド(≧_≦)」と思います)。
今回の落語研究会も充実した番組でした。
5月26日の記事では「だくだく」について一言書いただけで沈没しました……雷は落ちなかったが、雨はけっこう強くて肌寒い夜でした。
市也「たらちね」
時間の関係で八五郎が「自らことの姓名は、父は元京都の産にして、姓は安藤、名は慶三、字を五光。母は千代女(ちよじょ)と申せしが、わが母三十三歳の折、ある夜丹頂の鶴を夢見て妾(わらわ)を孕めるが故、垂乳根の胎内を出でしときは鶴女(つるじょ)。鶴女と申せしが、それは幼名、成長の後これを改め、清女(きよじょ)と申し侍るなり……チーン、親戚の方からどうぞご焼香を」でサゲ。
「あーら我が君」も聴きたかったなぁ。
市馬「子ほめ」
新聞記事では「久しぶりだと思うネタをやってみたい」と言われていたけど、前座噺ですか。前座噺を真打ちがかけるとこんなに面白くなるというお手本のような「子ほめ」。
ひとつだけツッコミ……竹さんの赤ちゃんの隣で昼寝してる爺さんがメガネかけてるって(苦笑)。昼寝する時ふつうはメガネ外しますよね。鼻ヒゲってけっこうダンディなお爺ちゃん。
市楽「稽古つれづれ」
今日になって5分上がれと師匠に言われたのだそうな。
師匠の「子ほめ」は寄席ではたぶん一回しか聴いていないそうで。自分に稽古をつけてくれた時のこと、録音させてもらったのだけど、途中で宅配便が届いたり何だと中断が入り、また師匠も久しぶりのネタだったので途中で飛んでしまったり。「あ、俺、ばかだな」と呟いた師匠に、一楽さんが弟子の習い性で師匠を持ち上げるつもりで「そうですね」と言ってしまったところがテープに残っているのだそうです(笑)。
稽古つながりで、入船亭扇橋師匠に稽古をつけていただいた時のこと。扇橋師匠の真似をしながら、何だかんだと前置きや雑談が「30分ぐらい入ってしまった」とか。
で、稽古つながり話題ということで、川柳川柳師匠に話題が。「いや、噺の稽古に伺ったわけではなくて」と前置きに爆笑。お酒の席で市馬師匠にあまり辛い目にあわされたことがないと聞いて、川柳師匠が「よし、これから俺が地獄を見せてやる!」と宣言……師匠は『ゲッターロボ』の早乙女博士ですか(師匠には通じないツッコミだな^_^;)。
で、酔っぱらった川柳師匠を家までオクラされたのが、地獄を見せられたことだった、とオチ。
雑談だけだったけど、師匠方のこういうエピソードって面白いので、面白かったです。
市馬「だくだく」
マクラに扇橋師匠と川柳師匠の出身地と少年時代の噺をちょっぴり。扇橋師匠は東京だけど青梅で八王子からさらに汽車で入ったようなところ。川柳師匠はさらにもっと奥の(埼玉県秩父郡)横瀬村で、青梅まで片道2時間半かけて歩いて汽車を見に行くようなところ。川柳師匠は柿の木に登って軍歌を歌っていたという。
さらに、枕は小さんが空き巣被害に遭ったというエピソード。当時、落語家は貧乏というのが常識であったから「落語家の家に空き巣に入るなんて」と新聞や雑誌で取り上げられたそうだ。現金その他多少被害があったが、女将さんの宝石も含めて被害総額「八百万円」と報道されたのは、小さんの見栄も少し入っていたのではないか。ちなみに弟子はまず一番怪しいからと警察署で全員指紋を取られた。今でも警察署の倉庫のどこかに保管されているんじゃないか。ちなみに、小さん(当時落語協会会長)の高座は馬生(当時副会長)、と、ここで馬生の真似がはいる。高座は「穴どろ」だったと、粋だねぇ。
「だくだく」大好きなんで、大好きな市馬師のライブで見られて嬉しい。
八五郎と絵師の冒頭の会話で「人にものを頼むなら世辞のひとつも云え」となって、さっきやった「子ほめ」の場面をちょっと重ねてみせる、というくすぐりが楽しい。
絵師の仕草がダイナミックで、壁に金庫やらタンスやらが描かれていく様子にo(^-^)oワクワクしてしまう。長火鉢の上に載った鉄瓶から出てくる湯気がさびしいので「しゅー」と横に文字を書いてくれとか、欠伸をしている猫のとなりに「たま」と名前を書くとか、こういうバカバカしいくすぐりが面白いんだよね。
泥棒と八五郎の「つもり」合戦は、爆笑に次ぐ爆笑の連続。仕草が大きい市馬師匠のダイナミックな格闘(の、つもり)に笑いが止まらず、酸欠気味で休憩……はぁはぁ。
中入り
二女囃子「吹き寄せ」
明治の実業家にして政治家、戯曲も音曲も小説もつくったという文化人の益田太郎冠者が全国の花街を遊び歩いてつくった端唄「所変われば」。
名古屋、上方(京都)、長崎、鹿児島、仙台、江戸の芸者さん言葉と土地の端唄を披露するという、それぞれのお国言葉が楽しい作品。
……で、江戸では我らが市馬師匠が「赤城の子守歌」を聴かせるという設定(笑)。やんややんや。
市馬「佃祭」
そろそろ聴きたかったネタなので、市馬師匠版で聴けて嬉しい。「情けは人のためならず」という言葉の解説、それから昔は病気に関連する願掛けがいくつかあって歯痛は梨の実に痛いところを描いて、橋の上から西を向いて梨を投げるという願掛けがあったとか。
祭り好きの小間物屋次郎兵衛が佃島の祭り見物に行き、神田にもどろうと仕舞い舟に乗ろうとしたところを袖を引き留める婦人がいて、乗れなかった。ご婦人は、5年前の娘時代に商家に奉公していて何らかのしくじりをしたために吾妻橋から身投げしようとしたところを次郎兵衛に止められ、三両持たされて助かったものだと説明。仕舞い舟に乗り損なった次郎兵衛を、今の亭主が船頭だからいつでも舟を出すからと家に案内し供応する。
そこにもどってきた船頭の亭主が、仕舞い舟が座礁して船頭始め客はひとり残らず溺死したと伝える。では、この女房に引き留められなかったら自分も土左衛門になっていたかと、かつての人助けが回り回って自分の命拾いに繋がったと喜ぶ。
一方、治郎兵衛宅では主人が戻らず、仕舞い舟の沈没も伝わり、これは死んだに違いないと早手回しに葬儀が始まってしまう。
葬儀の途中に帰宅したご本人が登場し、長屋のみんなが「じじじじじじ……」と二の句が継げない(笑)。念仏を途中でやめた和尚さんが「情けは人のためならず」と説教してお開きに。
これを聴いた与太郎が、身投げを止めたら自分にいいことが来ると信じて毎日橋のたもとで身投げを待ち受ける(苦笑)。らしき婦人があらわれたっとばかり止めにかかるが、身投げでなく、梨の実を投げにきただけだった……というオチ。
人によってはクサクなりがちな人情噺を、あまり小細工せずに気持ちよく描くという作品。今日も幸せな一時をありがとうございます、師匠。
市也「たらちね」
時間の関係で八五郎が「自らことの姓名は、父は元京都の産にして、姓は安藤、名は慶三、字を五光。母は千代女(ちよじょ)と申せしが、わが母三十三歳の折、ある夜丹頂の鶴を夢見て妾(わらわ)を孕めるが故、垂乳根の胎内を出でしときは鶴女(つるじょ)。鶴女と申せしが、それは幼名、成長の後これを改め、清女(きよじょ)と申し侍るなり……チーン、親戚の方からどうぞご焼香を」でサゲ。
「あーら我が君」も聴きたかったなぁ。
市馬「子ほめ」
新聞記事では「久しぶりだと思うネタをやってみたい」と言われていたけど、前座噺ですか。前座噺を真打ちがかけるとこんなに面白くなるというお手本のような「子ほめ」。
ひとつだけツッコミ……竹さんの赤ちゃんの隣で昼寝してる爺さんがメガネかけてるって(苦笑)。昼寝する時ふつうはメガネ外しますよね。鼻ヒゲってけっこうダンディなお爺ちゃん。
市楽「稽古つれづれ」
今日になって5分上がれと師匠に言われたのだそうな。
師匠の「子ほめ」は寄席ではたぶん一回しか聴いていないそうで。自分に稽古をつけてくれた時のこと、録音させてもらったのだけど、途中で宅配便が届いたり何だと中断が入り、また師匠も久しぶりのネタだったので途中で飛んでしまったり。「あ、俺、ばかだな」と呟いた師匠に、一楽さんが弟子の習い性で師匠を持ち上げるつもりで「そうですね」と言ってしまったところがテープに残っているのだそうです(笑)。
稽古つながりで、入船亭扇橋師匠に稽古をつけていただいた時のこと。扇橋師匠の真似をしながら、何だかんだと前置きや雑談が「30分ぐらい入ってしまった」とか。
で、稽古つながり話題ということで、川柳川柳師匠に話題が。「いや、噺の稽古に伺ったわけではなくて」と前置きに爆笑。お酒の席で市馬師匠にあまり辛い目にあわされたことがないと聞いて、川柳師匠が「よし、これから俺が地獄を見せてやる!」と宣言……師匠は『ゲッターロボ』の早乙女博士ですか(師匠には通じないツッコミだな^_^;)。
で、酔っぱらった川柳師匠を家までオクラされたのが、地獄を見せられたことだった、とオチ。
雑談だけだったけど、師匠方のこういうエピソードって面白いので、面白かったです。
市馬「だくだく」
マクラに扇橋師匠と川柳師匠の出身地と少年時代の噺をちょっぴり。扇橋師匠は東京だけど青梅で八王子からさらに汽車で入ったようなところ。川柳師匠はさらにもっと奥の(埼玉県秩父郡)横瀬村で、青梅まで片道2時間半かけて歩いて汽車を見に行くようなところ。川柳師匠は柿の木に登って軍歌を歌っていたという。
さらに、枕は小さんが空き巣被害に遭ったというエピソード。当時、落語家は貧乏というのが常識であったから「落語家の家に空き巣に入るなんて」と新聞や雑誌で取り上げられたそうだ。現金その他多少被害があったが、女将さんの宝石も含めて被害総額「八百万円」と報道されたのは、小さんの見栄も少し入っていたのではないか。ちなみに弟子はまず一番怪しいからと警察署で全員指紋を取られた。今でも警察署の倉庫のどこかに保管されているんじゃないか。ちなみに、小さん(当時落語協会会長)の高座は馬生(当時副会長)、と、ここで馬生の真似がはいる。高座は「穴どろ」だったと、粋だねぇ。
「だくだく」大好きなんで、大好きな市馬師のライブで見られて嬉しい。
八五郎と絵師の冒頭の会話で「人にものを頼むなら世辞のひとつも云え」となって、さっきやった「子ほめ」の場面をちょっと重ねてみせる、というくすぐりが楽しい。
絵師の仕草がダイナミックで、壁に金庫やらタンスやらが描かれていく様子にo(^-^)oワクワクしてしまう。長火鉢の上に載った鉄瓶から出てくる湯気がさびしいので「しゅー」と横に文字を書いてくれとか、欠伸をしている猫のとなりに「たま」と名前を書くとか、こういうバカバカしいくすぐりが面白いんだよね。
泥棒と八五郎の「つもり」合戦は、爆笑に次ぐ爆笑の連続。仕草が大きい市馬師匠のダイナミックな格闘(の、つもり)に笑いが止まらず、酸欠気味で休憩……はぁはぁ。
中入り
二女囃子「吹き寄せ」
明治の実業家にして政治家、戯曲も音曲も小説もつくったという文化人の益田太郎冠者が全国の花街を遊び歩いてつくった端唄「所変われば」。
名古屋、上方(京都)、長崎、鹿児島、仙台、江戸の芸者さん言葉と土地の端唄を披露するという、それぞれのお国言葉が楽しい作品。
……で、江戸では我らが市馬師匠が「赤城の子守歌」を聴かせるという設定(笑)。やんややんや。
市馬「佃祭」
そろそろ聴きたかったネタなので、市馬師匠版で聴けて嬉しい。「情けは人のためならず」という言葉の解説、それから昔は病気に関連する願掛けがいくつかあって歯痛は梨の実に痛いところを描いて、橋の上から西を向いて梨を投げるという願掛けがあったとか。
祭り好きの小間物屋次郎兵衛が佃島の祭り見物に行き、神田にもどろうと仕舞い舟に乗ろうとしたところを袖を引き留める婦人がいて、乗れなかった。ご婦人は、5年前の娘時代に商家に奉公していて何らかのしくじりをしたために吾妻橋から身投げしようとしたところを次郎兵衛に止められ、三両持たされて助かったものだと説明。仕舞い舟に乗り損なった次郎兵衛を、今の亭主が船頭だからいつでも舟を出すからと家に案内し供応する。
そこにもどってきた船頭の亭主が、仕舞い舟が座礁して船頭始め客はひとり残らず溺死したと伝える。では、この女房に引き留められなかったら自分も土左衛門になっていたかと、かつての人助けが回り回って自分の命拾いに繋がったと喜ぶ。
一方、治郎兵衛宅では主人が戻らず、仕舞い舟の沈没も伝わり、これは死んだに違いないと早手回しに葬儀が始まってしまう。
葬儀の途中に帰宅したご本人が登場し、長屋のみんなが「じじじじじじ……」と二の句が継げない(笑)。念仏を途中でやめた和尚さんが「情けは人のためならず」と説教してお開きに。
これを聴いた与太郎が、身投げを止めたら自分にいいことが来ると信じて毎日橋のたもとで身投げを待ち受ける(苦笑)。らしき婦人があらわれたっとばかり止めにかかるが、身投げでなく、梨の実を投げにきただけだった……というオチ。
人によってはクサクなりがちな人情噺を、あまり小細工せずに気持ちよく描くという作品。今日も幸せな一時をありがとうございます、師匠。
東京では昼過ぎに大雨。皆さんはどこにいらっしゃいました? 私は雨の中を立ち寄った立ち食い蕎麦屋さんで難儀していたら「前にお客さんが忘れたものだから返しに来る必要はないからね」とビニ傘を譲っていただきました。多謝。今後、贔屓にさせていただきます(^^)。
東京
絹の道 バスツアー
日帰りバスで募集
昼食込みガイド付きバスツアー、5900円……いいなぁ。自分で車を持っていないと、こういう旅程で動くことはできないし。
神奈川
「今こそ、龍馬を学ぶとき」 勉強会発足
6/5記念講演 トーク参加者募集中
静岡
紫と白、境内に初夏/下田・了仙寺
井上馨の遺品公開へ 静岡市長が表明
岐阜
戦国、幕末の可児ひと目 市史第2巻予約受け付け
京都
リンク先、音楽が流れますので飛ぶ時には環境にご注意ください。
翔(かけ)る!龍馬
山口
高杉晋作の遺品返還訴訟:「晋作の歴史遺産守る会」、萩市であす結成式 /山口
復刻:「伊藤公と山縣公」対照的な2人を軽妙に 周南・マツノ書店が400部 /山口
コラム
【幕末から学ぶ現在(いま)】(63)東大教授・山内昌之 堀田正睦
エンターテインメント
「薄桜鬼」キャラCD2タイトル「土方歳三」&「沖田総司」がリリース!
何と歌っている?空耳議論沸騰「龍馬伝」オープニング歌詞の謎
「ミドリガメ」説に爆笑^_^;。
ブックレビュー
「恋する日本史講談」を出版した女流講談師、神田 蘭さん 35
雑件
グーグルな女性、ヤフーな女性の異なる結婚観
「幕末」がキーワードで、こういう見出しの記事が引っかかってくるとは、と思って読んで見たんだけど……えーと、とりあえず『龍馬伝』の登場人物と万札擦られている人物って、知名度だけで選んでそうなランキングですな(爆)。
東京
絹の道 バスツアー
日帰りバスで募集
町田市観光コンベンション協会が主催する「絹の道日帰りバスツアー」の参加者を募集中。
昨年の横浜開港150周年を機にクローズアップされた「絹の道」。幕末から明治時代に最大の輸出品であった絹を、八王子から町田を中継して横浜港まで運んだルートをたどる。
同協会では生糸商人の栄華の跡を偲びながら、ガイドによる説明を加え、絹の道をたどる日帰りバスツアーを企画した。
開催日は6月22日(火)。町田バスターミナルに朝8時集合。主なルートは絹の道資料館、絹の道記念碑、横浜中華街(昼食)、横浜シルク博物館、三渓園など。18時30分町田駅解散予定。
旅行費用は5千9百円(バス代、昼食代、各施設入場料等含む)。申込みは6月10日(木)までに同協会へ。■申込み・問合せは【電話】042(724)1951
昼食込みガイド付きバスツアー、5900円……いいなぁ。自分で車を持っていないと、こういう旅程で動くことはできないし。
神奈川
「今こそ、龍馬を学ぶとき」 勉強会発足
6/5記念講演 トーク参加者募集中
幕末の偉人・坂本龍馬を多面的に学ぶ勉強会「さがみ龍馬先生顕彰会」(溝渕誠之会長)による、発足記念講演会が市立産業会館(中央区中央)で、来月5日(土)開催される。12時半開場、13時開演。入場無料(先着200名)。
思想家、政治家、実業家としての坂本龍馬の思想や人となりを学ぶことを目的に結成された同会。相模原市議の溝渕氏を筆頭に、(株)ハシモトコーポレーション(中央区宮下)社長の橋本欽至氏や古淵商栄会の内藤勝二氏らが会員に名をつらねる。このほか顧問として、大和市前市長で現在大正大学招聘教授の土屋侯保氏や、麻布大学学長の政岡俊夫学長が参加する。
龍馬への思いを語ろう
講演会当日は、「不世出の偉人 坂本龍馬先生」と題した土屋氏による特別講演が行われるほか、有志による「熱きトーク」を開催予定。現在事務局では、このトーク参加者を募集している。参加者にはもれなく龍馬の複製画軸装品がプレゼントされるので、“先生”への思いのたけを聴衆に語りかけてみては。
詳細や問い合わせは、同会事務局【電話】042(770)7358まで((株)ハシモトコーポレーション内)。
静岡
紫と白、境内に初夏/下田・了仙寺
幕末の日米和親下田条約の舞台となった下田市の国指定史跡・了仙寺で、初夏の風物詩のアメリカジャスミンが満開となった。境内は紫と白の花が日差しに映え、特有の芳香に包まれている=写真。
約40年前、1鉢が寄贈されたのをきっかけに挿し木で増やし、今では約1200株になった。今年の開花は平年より1週間、昨年より10日遅かった。6月初めまで見頃が続くという。
井上馨の遺品公開へ 静岡市長が表明
小嶋善吉静岡市長は26日の定例記者会見で、同市清水区の市埋蔵文化財センター収蔵庫にある幕末維新期に活躍した井上馨侯(1835~1915年)の遺品について、専門家による詳細な調査を行った上で公開する考えを明らかにした。
小嶋市長は「遺族が公開してもよいという話になった」と説明。「貴重なものの寄贈を受けている。本物かどうかなどを調査、検証した上で、公開すべきものを公開したい」とした。
遺品には高杉晋作らと尊皇攘夷(じょうい)を誓った血判状「御楯組(みたてぐみ)血盟書」などが含まれ、市長は「その時代の攘夷派の人たちの血判状などはあまりに生々しい。同様のたぐいのものがある」などと述べた。
市文化財課によると、市が寄贈を受けた遺品は書画27点、工芸品20点、硬貨(古銭)269枚、勲章類76点、書簡58点など計469点。幕末維新期に詳しい歴史研究者などの協力を得て、遺品の公開の在り方などの検討に入る。
市はこれまで「遺族が希望していなかった」とし、遺品の受け取りを公表していなかった。
岐阜
戦国、幕末の可児ひと目 市史第2巻予約受け付け
可児市史編さん室は、夏ごろに発刊予定の市史第2巻「通史編 古代・中世・近世」の予約を受け付けている。
B5判800ページ。古代から江戸時代までの可児市の歴史を通史として記述した。戦国時代や幕末の可児の動向もまとめ、領主千村氏、山村氏についての新資料も採用している。別冊の付録では江戸時代の市域の絵図35点をカラーで収録する。
既刊の第1巻「通史編 考古・文化財」、第4巻「自然編・民族編」、第5巻「資料編 古代・中世・近世」、第6巻「資料編 近・現代」に続く5冊目となる。
予約は「広報かに」5月15日号に折り込まれたチラシに付いている申し込みはがきを郵送するか、電話やファクスで直接、市史編さん室に申し込む。
1冊3500円。7月31日までに申し込むと送料無料で、8月1日以降は送料が実費負担となる。
問い合わせは市史編さん室=電0574(62)1111、内線2621=へ。
京都
リンク先、音楽が流れますので飛ぶ時には環境にご注意ください。
翔(かけ)る!龍馬
京都市東山区の幕末維新ミュージアム・霊山(りょうぜん))歴史館で、坂本龍馬の生涯を紹介する年間特別展「大龍馬展」が開かれています。第2期(5月7日~8月29日)のテーマは「翔る!龍馬」。土佐を脱藩して各地を巡り、有識者と親交を結び、社会への視野を広げていくまでを紹介します。勝海舟の塾頭で龍馬の兄弟子だった佐藤政養の世界地図「新刊輿(よ)地全図」や、幕府に開国を迫ったペリーの書状など約100点の資料を通じて「龍馬の時代」に迫ります。
山口
高杉晋作の遺品返還訴訟:「晋作の歴史遺産守る会」、萩市であす結成式 /山口
◇市民に関心喚起へ
幕末の志士、高杉晋作の遺品などを巡り、下関市の東行庵が遺族と萩市に対し返還訴訟を起こしている問題で、晋作を顕彰する全国晋作会連合会や萩文化財保護協会など6団体が呼びかけ人となって28日、「高杉晋作の歴史遺産を守る萩市民の会」(仮称)を設立する。「事態の経緯を理解し、市民として裁判の成り行きを見守ろう」との狙いだ。
萩市では、「高杉家から寄託を受けている」として萩博物館にゆかりの資料を展示しているが、今年3月、晋作の墓がある同庵が晋作のひ孫の高杉勝さんらを相手取り、晋作の産着など遺品69点の引き渡しを求める訴訟を山口地裁下関支部に起こしている。
結成式は28日午後4時半から萩博物館であり、設置要綱、役員を決め、活動内容や市との連携などについて協議する。設立世話人の全国晋作会連合会は「裁判の傍聴などを通して市民の関心を喚起し、晋作の歴史遺産を守るため啓発、支援活動を行う」としている。
裁判は4月に第1回口頭弁論があり、6月21日に第2回が予定されている。【川上敏文】
〔山口版〕
復刻:「伊藤公と山縣公」対照的な2人を軽妙に 周南・マツノ書店が400部 /山口
明治維新史の文献を復刻出版する周南市銀座2のマツノ書店が、ともに首相を務めた光市出身の伊藤博文(1841~1909)と萩市出身の山県有朋(1838~1922)のエピソードが盛り込まれた1936(昭和11)年刊行の「伊藤公と山縣(やまがた)公」を復刻し、400部限定で発売した。店主の松村久さん(77)は「幕末の志士に比べて評価が低い伊藤と山県の素顔に少しでもふれてもらいたい」と話している。【内田久光】
「伊藤公と山縣公」の原本は、伊藤の秘書を長く務めた外務官僚の小松〓(みどり)(1865~1942)が「中外商業新報」(現日本経済新聞)夕刊に連載した原稿をまとめ、東京・京橋の千倉書房から出版した。
「芸者好き」で知られた伊藤と、歌や踊り好きの「粋人」だった山県。政治姿勢など対照的に語られがちな2人の人間性について、近い立場にいた小松ならではの「秘話」を軽妙な筆致でつづっている。廃藩置県から日露戦争にいたる明治の激動を内幕も含めて語っており、興味深い。
「伊藤公と山縣公」の復刻は、松村さんが約10年前から原本を収集して計画。希望者が最も多かった昨年秋の顧客アンケートを受けて今年1月から作業を進め、5月に400部を発行した。A5判、500ページの復刻版は、B6判の原本を拡大して活字がより大きくなり、読みやすくなった。
マツノ書店(0834・21・2195)は5月中、復刻版を定価(税込み8000円)より25%安い特別定価6000円(税・送料込み)で販売する。残り部数が100部ほどになっており、松村さんは「興味のある方は早めの注文を」と話している。
〔山口東版〕
コラム
【幕末から学ぶ現在(いま)】(63)東大教授・山内昌之 堀田正睦
空気の変化読めない宰相
鳩山由紀夫首相は5月23日、沖縄県庁で仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事に対して普天間飛行場の移転先として辺野古周辺を明言し、協力を求めた。首相にしても、現地に2度出かけて、“誠意”を見せれば、反基地感情の強さを打開できると考えたわけでもなかろう。
それでも、沖縄の歴史と県民の独特な心性を学ばず、基地の県外移転の約束をほごにする首相に対する県民感情の厳しさを無視して、沖縄を再訪問する意図はどこにあったのだろうか。自分なりに主観的誠意をみせれば、相手も分かるといった幼稚な非歴史的発想なのか、説明責任を果たしたという政治的アリバイづくりなのか、そのいずれかなのだろう。
◆一身の責任で調印なら…
場の雰囲気や人の気分を理解せず、政治の大舞台に主役が出かけても成果どころか、失敗をもたらした例といえば、安政5(1858)年の老中首座、堀田正睦の入京が思い浮かぶ。
日米和親条約によって赴任したハリス総領事と堀田との修好通商条約の調印は難航したが、ともかく優秀な幕府官僚たちの努力で署名の直前までこぎつけた。
ここで堀田は、大政委任の慣行に従って自分一身の責任で調印すればよかったのである。積み重ねてきた議論に依拠しながら、自らの裁量権を行使して調印を断行したとしても、諸大名や諸藩の志士の力はまだ弱く、朝廷への遊説の影響力も限られていた。
堀田は丁重に伺いを立てるなら容易に勅許(ちょくきょ)を得られると考え、幕閣をリードする立場として、阿部正弘と違う手法で内政と外交を結合しようとしたのかもしれない。うるさ型の水戸斉昭(なりあき)の口を封じようという魂胆もあったのだろう。
しかし、堀田は、武家伝奏(てんそう)を通して関白や大臣を動かし、あとは「黄金の魔力」をばらまき朝廷工作をしてきた旧習にとらわれていた。公卿(くぎょう)の間で少しずつ「尊攘(そんじょう)の空気を呼吸する者」があり、京都の空気が変わってきた微妙な情勢変化に無頓着だったのである。
◆尊攘派に口実与える
それでも、もし堀田が自ら不意に入京して論弁したなら、勅許を得ていたかもしれない、と幕臣だった福地桜痴は『幕末政治家』で語っている。林大学頭(だいがくのかみ)(復斎)などの属官を出張させたために、「日本の安危にかかわる大事」なのに、朝廷を軽んじたと尊攘派公卿に理屈をこねさせる原因をつくってしまった。
そこで、自ら上京という段取りになったのだが、政治を動かすにはタイミングと決断が大事だということを堀田はつくづく悟ったに違いない。京で遊説した堀田は、訥弁(とつべん)に加え、煩瑣(はんさ)な宮中儀礼などで悪ずれした公卿にあしらわれ、むなしく失敗の歴史をのこして江戸に帰ったのである。ここが幕府と朝廷の力関係の変化の分岐点となった。
堀田はもう少し存分に、随行させた有能な幕府官僚の川路聖謨(としあきら)や岩瀬忠震(ただなり)を使いこなすべきだったのである。重大決定に際しては、懸案の経過と対処法を検討熟知する官僚を使わずに断を下すことができない。老中若年寄クラスの政治家と実務官僚の提携の失敗こそ、京都の雰囲気を理解しないリーダーがわざわざ乗り込んで失敗を重ねた原因である。
優秀な人材を多数育てる
ただし、堀田の名誉のためにいえば、彼は将軍家定のハリス接見など日米関係の好転に道をつけていた。そのうえ、外国事情通の賢侯であり、順天堂をつくった佐藤泰然、英語のパイオニア手塚律蔵を育てた人物である。堀田と佐藤の流れから、松本良順(りょうじゅん)、林董(ただす)など、堀田と手塚の流れから、西周(あまね)、神田孝平、津田仙、木戸孝允などの人材が出たことは特筆すべきである。
堀田については、棺を蓋(おお)いて事定まる、という見本であった。もし、現代に官僚を使いこなせないばかりか、人材を育てることもできず、国民の期待も失望に変わった指導者がいるとすれば、その人は何の面目があって政治家を続けているのであろうか。(やまうち まさゆき)
◇
【プロフィル】堀田正睦
ほった・まさよし 文化7(1810)年、佐倉(千葉)藩主堀田正時の次男として生まれる。文政8年藩主となり、寺社奉行、大坂城代などをへて老中。水野忠邦を補佐して天保の改革を推進したが、挫折し、辞任する。勧農政策や蘭学導入など藩政改革にも尽力。ペリー来航後、再任されて老中首座となりハリスと面接、日米修好通商条約を商議する。勅許を朝廷に求めたが失敗した。将軍継嗣問題では慶喜擁立を試みるが、井伊直弼の大老就任の後は勢力を失い、罷免される。蟄居(ちっきょ)を命じられ、元治元(1864)年、死去した。享年55。
エンターテインメント
「薄桜鬼」キャラCD2タイトル「土方歳三」&「沖田総司」がリリース!
女性向け人気恋愛ADVゲームを原作に、現在TVアニメが絶賛放送中となっている「薄桜鬼」より、キャラクターCD2タイトル「幕末花風抄 土方歳三」、「幕末花風抄 沖田総司」が5月26日にリリースされました!
6人の人気キャラクターの魅力をたっぷりと感じることができるこのシリーズ。今回リリースされる2タイトルには、“鬼の副長”土方歳三(CV:三木眞一郎)と、“端麗な天才剣士”沖田総司(CV:森久保祥太郎)による語りとミニドラマを収録。シリーズ全6タイトルに収録されるミニドラマは“同じ一日の中で起きた出来事”として展開されるという、まさに「薄桜鬼」ファン必聴の内容となっています!
また、ティームエンタテインメントのサイトではCDの試聴も公開中。気になる人は今すぐにチェックしよう!
何と歌っている?空耳議論沸騰「龍馬伝」オープニング歌詞の謎
NHK大河ドラマ「龍馬伝」のオープニングで坂本龍馬演じる福山雅治(41)のバックに流れるあの主題歌。歌詞は何と歌っているのか、ファンの間で議論が沸騰している。そんな中、歌っている張本人であるオーストラリア出身の歌姫、リサ・ジェラルド(49)が来日し、真相を語った。
オープニングは福山龍馬が颯爽と歩く迫力満点のCG映像に合わせ、NHK交響楽団の壮大なハーモニーが響き渡る。佐藤直紀氏(40)が手がけたテーマ曲は、激動の時代・幕末らしい力強さを表現。そこに天上から降り注ぐのが、無国籍ムードあふれるリサの歌声だ。従来の大河のテーマ曲とは大きく異なる。
その“歌詞”をめぐり、ネット上では「タモリ倶楽部」の名物コーナー“空耳アワー”のようにファンの間で勝手な解釈が盛り上がっていた。
「♪みどーりがーめー」に聞こえるという人もいれば、「♪うらーみまーすー」と、“中島みゆきパクリ説”を唱える声も。
真相をリサがあっさり明かした。(以下略)
「ミドリガメ」説に爆笑^_^;。
ブックレビュー
「恋する日本史講談」を出版した女流講談師、神田 蘭さん 35
歴史に残る大恋愛の数々を、現代の言葉に置き換えてわかりやすく語り継ぐことができたら……。昨年末、出版社からこんな企画を持ち込まれたとき、一も二もなく、「やります!」「書いてみます!」と返事をしていたという。
婚活(結婚活動)をテーマにした創作講談を手がけ、テレビニュースでも取り上げられるなど一躍話題の人となったからこそ持ち込まれた企画だった。
「落語の世界では、男性にかないっこしない、と思いました。だから、講談。講談は落語と違って『オチ』をつけなくてもいい。見たまま、感じたままを語りにできる自由があるんですよ」。
5月に発売されたばかりの「恋する日本史講談」も、その自由闊達な語り口が魅力だ。登場するのは12人。安定した結婚をけって、流罪になっていた源頼朝を愛して駆けつけた北条政子。魔性の女と呼ばれつつも、男の出世のために尽くした幕末の女、村山たか。どんな境遇にも負けず夫、明智光秀への愛を貫いた明智熙子。最後の「女心」の部分だけは、独自にセリフを考え出して書き、どの人物も魅力的に描かれている。
婚活講談を創作する際、周囲の女性たちに取材を重ねた。恋人が定職を持たず、不安定なアルバイト程度の経済力しかないからと結婚をためらっている人や、「だれか、いい人いないかしら」と真顔で尋ねてくる人もいた。
「燃えるような恋や、目先の利益だけでない、それこそ人生や命そのものを懸けた愛の物語は、きっと現代の女性へのエールにもなると思うんですよ」
自身も迷いのまっただ中にあるからこそ、婚活講談にも熱がこもる。「恋する日本史講談」は文庫でぶんか社刊(税抜き590円)。
雑件
グーグルな女性、ヤフーな女性の異なる結婚観
独自ドメインウェブショップのEストアーは、全国の16歳以上の「グーグル(Google)」および「ヤフー(Yahoo! JAPAN)」ユーザを対象に、「理想の結婚相手」に関するインターネット調査を実施した。調査期間は4月23日から24日まで。87名のグーグル女性ユーザおよび236名のヤフー女性ユーザが回答した。
「幕末に活躍した人物で結婚したい相手は?」について、グーグルユーザでは、福澤諭吉(17.2%)が1位で、坂本龍馬、岩崎弥太郎がともに11.5%で同率の2位。ヤフーユーザでは、坂本龍馬が22.9%と圧倒的な1位に輝き、福澤諭吉(9.7%)、岩崎弥太郎(6.4%)がこれに続く結果となった。
Eストアーでは、「ヤフーな女性は、頼りがいや引っ張っていってくれることを求める」、一方で「グーグルな女性は、結婚相手に対して金銭的な面を含めた安定を求めていることが想定される」と分析している。
「幕末」がキーワードで、こういう見出しの記事が引っかかってくるとは、と思って読んで見たんだけど……えーと、とりあえず『龍馬伝』の登場人物と万札擦られている人物って、知名度だけで選んでそうなランキングですな(爆)。
以下、敬称略で許してくださりませ。
予想はしてました。兄弟子の圓窓が名乗りを上げたので、圓丈は棄権。
「円生」争い新展開、鳳楽vs円窓に…円丈棄権
鳳楽、以前のコメント「もう決まったことですから」だったが……流れが変わったかな。
☆★☆★
5月27日追記。朝日……ではなくて日刊スポーツの記事、ですね。「ドロ沼」って、圓丈が棄権表明してむしろすっきりし始めたタイミングでネットに上がるって間が悪いこと(苦笑)。
「三遊亭円生」襲名巡りドロ沼争い
明日金曜日はフジポッドの「つか金フライデー」で圓丈インタビュー3回シリーズの2回目が配信される予定。
予想はしてました。兄弟子の圓窓が名乗りを上げたので、圓丈は棄権。
「円生」争い新展開、鳳楽vs円窓に…円丈棄権
落語界の大名跡「三遊亭円生」襲名を巡る問題は、六代目三遊亭円生(1900~79)の孫弟子の三遊亭鳳楽さん(63)と、新たに名乗りを上げた直弟子の三遊亭円窓さん(69)の一騎打ちとなりそうなことが26日、分かった。
この問題では、鳳楽さんと、円窓さんの弟弟子の三遊亭円丈さん(65)が争っていたが、円丈さんは「円窓さんなら消極的賛成。棄権する」との考えを示した。
六代目円生は、戦後落語界に君臨、「昭和の名人」と称される。「七代目」襲名については円生の一番弟子の五代目三遊亭円楽さん(昨年死去)が、自らの一番弟子の鳳楽さんを指名。これに反対する円丈さんとの間で3月に「円生争奪杯」の落語会が開催された。
一方、円窓さんは今月17日、所属する落語協会の理事会で襲名に意欲を表明。「詳しくは今の段階では話せない」と語るが、六代目円生の遺族の一部の了解を得た模様だ。鳳楽さんは「襲名は円滑に進めるべきで、泥沼はいけない。一度、円生一門や遺族が集まって話し合わないと収拾しない」と話している。
鳳楽、以前のコメント「もう決まったことですから」だったが……流れが変わったかな。
☆★☆★
5月27日追記。朝日……ではなくて日刊スポーツの記事、ですね。「ドロ沼」って、圓丈が棄権表明してむしろすっきりし始めたタイミングでネットに上がるって間が悪いこと(苦笑)。
「三遊亭円生」襲名巡りドロ沼争い
落語界の大名跡「三遊亭円生」襲名を巡り、6代目円生の直弟子三遊亭円窓(69)が新たに名乗りを上げた。同名跡の襲名には円生の一番弟子の5代目三遊亭円楽(09年死去)が自らの一番弟子三遊亭鳳楽(63)を7代目円生に指名する一方、円生の直弟子三遊亭円丈(65)が反対を表明していた。
先代円楽の弟弟子円窓は、5月17日の落語協会理事会で「遺族から襲名を要請された」と襲名の意欲を明かした。関係者によると、4月6日に6代目円生の長男耀一郎氏と円生直門の円窓、円丈らが話し合い、そこで耀一郎氏が円窓に襲名許可を与えたという。
耀一郎氏署名の「7代目三遊亭円生の襲名確認書」なる文書が円丈、鳳楽にも届いたが、その日付は「5月7日」と話し合いから1カ月後で、しかも届いたのは先週末という。さらに円丈は「私は賛成していない。もっとフェアな形で選ばないといけない」と批判した。円生の長女や孫は円窓襲名に反対の意向など遺族の間でも異論がある。
円窓はもとは春風亭柳枝門下で、途中から円生一門に移った経緯がある。円窓参入に円丈は「私は棄権します」と撤退の意向。鳳楽は「恥ずかしいね。泥沼はいけない。1度、直弟子から孫弟子まで円生一門と遺族が集まって話し合わないと前に進まない」と話した。落語協会も静観の構えで、襲名問題は混沌(こんとん)としてきた。
明日金曜日はフジポッドの「つか金フライデー」で圓丈インタビュー3回シリーズの2回目が配信される予定。
市馬師匠の会は、常連さんたちが席離れていていても挨拶を交わしたり、初めての隣同士とかでも言葉を交わしやすい雰囲気があるなぁ……今日は中入りに「休憩ですか?」と二組に質問され、そこから会話が生まれた。
常連さん達も日本橋や人形町辺りの大店のご隠居さん夫婦という感じ……悠揚としてて、お互いに初対面でも話しかけやすい雰囲気があるのは、師匠の人柄が引きつける客層なんでしょうか(^^)。

詳しくはまた明日。一言だけ……「だくだく」、大好きな演目なんだけど市馬師匠版を聞いて笑いが止まりませんでした。音源だけでも面白いネタではあるのだけど、これはやはり、生で見るべきネタでしょう。市馬師匠の仕草はとても立体的なので、ますますダイナミック。
常連さん達も日本橋や人形町辺りの大店のご隠居さん夫婦という感じ……悠揚としてて、お互いに初対面でも話しかけやすい雰囲気があるのは、師匠の人柄が引きつける客層なんでしょうか(^^)。
詳しくはまた明日。一言だけ……「だくだく」、大好きな演目なんだけど市馬師匠版を聞いて笑いが止まりませんでした。音源だけでも面白いネタではあるのだけど、これはやはり、生で見るべきネタでしょう。市馬師匠の仕草はとても立体的なので、ますますダイナミック。
初めてライブで聴く落語家さんが多かったので、それを楽しみにしていました。

立川らく次 「看板のピン」
このネタ、そろそろライブで聴きたいと思っていたのでちょうどよかったです。
古今亭菊六 「粗忽長屋」
聴いたことのある声だと思ったら、マクラに宮里藍にはメンタルコーチがついているという話題で「あー、ポッドキャスト配信で聞いたことがあるマクラだ」と思い出しました(^^ゞ。古今亭圓菊門下ということは菊之丞さんの弟弟子ですね。軽やかさで滑稽味を強調した「粗忽長屋」でした。
三遊亭白鳥 新作「はじめてのフライト」
わ~い、生「はじめての白鳥」(笑)。
紺地に肩から袖にかけて3本線、両胸に左右対称の白鳥の紋、背中に「SWA(創作話芸アソシエーションの略)のロゴが白というジャージ風の着物。白鳥という名にちなんで袖が白鳥って、両手を広げて見せてもらった(^^)。
子供時代の思い出話に始まって小学校時代の担任の先生とのエピソードがマクラ。それが一郎君という悪童と担任の先生とのエピソードになり、政治家小沢一郎の夢であったという獲れたてキトキトの噺に。初めてお付きの者なしで沖縄行きのフライトに搭乗した小沢氏が搭乗中に出会った大事件とは……以下略。
今が旬の時事ネタてんこ盛り。白鳥さんネタによく出てくる北朝鮮がらみの小ネタも贅沢にあしらい、メインディッシュの最中に「い~と~まきまき」をしながら左右に身体を降る体操に参加させられるという、何て楽しい(爆)。
……あぁ、また追っかける落語家さんが増えてしまった^_^;。
中入り
林家彦いち 「天狗裁き」
同じくSWAメンバーの彦いちさん、今日はきっちり古典で来ました。
マクラは林家木久蔵(今の木久扇)一門会@草加市民ホール1200人収容(で観客1400人ぐらいって言ってなかったかな? 事実だったら消防法上まずいよ^_^;)で、寄席ばりばり経験者の前座さんが初めてのホール落語で緊張しちゃったというエピソード。上ずりまくった奇声のところがおかしかったです。
「天狗裁き」も前からライブで聴きたかったネタ。たわいもない夢を巡る夫婦の会話が喧嘩に発展し、さらに隣人との喧嘩に、大家とのいざこざに発展し、奉行所に訴えられて、最後には天狗まで出てくる……ってバカバカしいスケールの大きさが、彦いちさんの身体からあふれているパワーに合ってる^_^;。
立川志らく 「寝床」
30年ぐらい前の談志家元? リアルタイムではテレビでしか見ていない家元が舞台にいるようでした。
ただ、残念なことに、自分は志の輔さんも談春さんも談笑さんも大好きなんだけど、志らくさんではあまり笑えなかった、のです。
「寝床」は大好きなネタなのだけど……生卵をいったん呑み込んで牛のように反芻するという描写で、さーっと冷めてしまいました(涙)。
防空頭巾だとかB-29とか日露戦争の英雄とかいうくすぐりも、自分には中途半端に「1960年代の談志家元がソース?」とか考えてしまったせいか、あるいは戦中派の母から当時の思い出を聞かされていたせいか、どうも受けませんでした。
☆★☆★
やっぱり白鳥落語が自分の笑いのツボに来たなぁと感じた一夜でした……で、明日は古典の王道を行く市馬師を聴きに行く予定(汗)。
立川らく次 「看板のピン」
このネタ、そろそろライブで聴きたいと思っていたのでちょうどよかったです。
古今亭菊六 「粗忽長屋」
聴いたことのある声だと思ったら、マクラに宮里藍にはメンタルコーチがついているという話題で「あー、ポッドキャスト配信で聞いたことがあるマクラだ」と思い出しました(^^ゞ。古今亭圓菊門下ということは菊之丞さんの弟弟子ですね。軽やかさで滑稽味を強調した「粗忽長屋」でした。
三遊亭白鳥 新作「はじめてのフライト」
わ~い、生「はじめての白鳥」(笑)。
紺地に肩から袖にかけて3本線、両胸に左右対称の白鳥の紋、背中に「SWA(創作話芸アソシエーションの略)のロゴが白というジャージ風の着物。白鳥という名にちなんで袖が白鳥って、両手を広げて見せてもらった(^^)。
子供時代の思い出話に始まって小学校時代の担任の先生とのエピソードがマクラ。それが一郎君という悪童と担任の先生とのエピソードになり、政治家小沢一郎の夢であったという獲れたてキトキトの噺に。初めてお付きの者なしで沖縄行きのフライトに搭乗した小沢氏が搭乗中に出会った大事件とは……以下略。
今が旬の時事ネタてんこ盛り。白鳥さんネタによく出てくる北朝鮮がらみの小ネタも贅沢にあしらい、メインディッシュの最中に「い~と~まきまき」をしながら左右に身体を降る体操に参加させられるという、何て楽しい(爆)。
……あぁ、また追っかける落語家さんが増えてしまった^_^;。
中入り
林家彦いち 「天狗裁き」
同じくSWAメンバーの彦いちさん、今日はきっちり古典で来ました。
マクラは林家木久蔵(今の木久扇)一門会@草加市民ホール1200人収容(で観客1400人ぐらいって言ってなかったかな? 事実だったら消防法上まずいよ^_^;)で、寄席ばりばり経験者の前座さんが初めてのホール落語で緊張しちゃったというエピソード。上ずりまくった奇声のところがおかしかったです。
「天狗裁き」も前からライブで聴きたかったネタ。たわいもない夢を巡る夫婦の会話が喧嘩に発展し、さらに隣人との喧嘩に、大家とのいざこざに発展し、奉行所に訴えられて、最後には天狗まで出てくる……ってバカバカしいスケールの大きさが、彦いちさんの身体からあふれているパワーに合ってる^_^;。
立川志らく 「寝床」
30年ぐらい前の談志家元? リアルタイムではテレビでしか見ていない家元が舞台にいるようでした。
ただ、残念なことに、自分は志の輔さんも談春さんも談笑さんも大好きなんだけど、志らくさんではあまり笑えなかった、のです。
「寝床」は大好きなネタなのだけど……生卵をいったん呑み込んで牛のように反芻するという描写で、さーっと冷めてしまいました(涙)。
防空頭巾だとかB-29とか日露戦争の英雄とかいうくすぐりも、自分には中途半端に「1960年代の談志家元がソース?」とか考えてしまったせいか、あるいは戦中派の母から当時の思い出を聞かされていたせいか、どうも受けませんでした。
☆★☆★
やっぱり白鳥落語が自分の笑いのツボに来たなぁと感じた一夜でした……で、明日は古典の王道を行く市馬師を聴きに行く予定(汗)。
刊行されていると知って、即入手しました。
amazon.co.jpでの分類は「日本史」ですが、歴史小説でフィクションが入っていると著者あとがきにあります。
幕府代官江川家、とりわけ第36代江川太郎左衛門英龍の史実研究については第一人者だろうと思われる仲田さんによる、坦庵先生こと江川英龍が主人公の歴史小説です。代官職を継ぐまではほとんど記録に残っていないので、その部分を埋めるためにフィクション的手法を取ったとか。
あとがきや参考文献も含めて、978ページもある~(嬉し涙)。片手で持てないほど重いです!
坦庵先生があと10年生きていたら幕末の歴史は違うものになっていたかも知れない……と思いつつ、堪能させていただきます。すぐには読み切れないので、感想は暫時お待ち下され。
amazon.co.jpでの分類は「日本史」ですが、歴史小説でフィクションが入っていると著者あとがきにあります。
幕府代官江川家、とりわけ第36代江川太郎左衛門英龍の史実研究については第一人者だろうと思われる仲田さんによる、坦庵先生こと江川英龍が主人公の歴史小説です。代官職を継ぐまではほとんど記録に残っていないので、その部分を埋めるためにフィクション的手法を取ったとか。
あとがきや参考文献も含めて、978ページもある~(嬉し涙)。片手で持てないほど重いです!
坦庵先生があと10年生きていたら幕末の歴史は違うものになっていたかも知れない……と思いつつ、堪能させていただきます。すぐには読み切れないので、感想は暫時お待ち下され。
カレンダー
| 10 | 2025/11 | 12 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 |
カテゴリー
最新記事
(10/19)
(09/13)
(07/16)
(03/25)
(03/24)
最新コメント
[12/14 白牡丹(管理人)]
[12/14 ゆーじあむ]
[11/08 白牡丹(管理人)]
[11/07 れい]
[01/21 ゆーじあむ]
[11/15 白牡丹@管理人]
[11/15 ゆーじあむ]
[05/25 長谷川誠二郎]
[07/23 白牡丹@管理人]
[07/23 伊藤哲也]
最新TB
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
カウンター
プロフィール
HN:
白牡丹
性別:
非公開
自己紹介:
幕末、特に新選組や旧幕府関係者の歴史を追っかけています。連絡先はmariachi*dream.com(*印を@に置き換えてください)にて。
リンク
アクセス解析
Livedoor BlogRoll
本棚
