新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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凄いものを見たはず、なんだけど、何だろうこの違和感は。やはり、幕末rockの世界からいきなり別の舞台空間に切り替えることに無理があったのかしら。
歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」 鬼気迫る名演「吉野川」
togetter秀山祭「吉野川」感想など
吉右衛門の大判事、玉三郎の定高《さだか》という人間国宝の二枚看板。この二人が突出した迫力だからこそ、成り立つ芝居。左右の義太夫の掛け合いも凄い。
ただ、大絶賛の舞台なのに、私にはちょっと、もやもやが。たぶん玉さまの表現力に対して、吉右衛門が伝統の型(今回初めて初代の型を使われたそうだが)で応じたところで、様式的に見えてしまったのかも知れない……まだ浅い歌舞伎ファンがこう言うのはおこがましいのかも知れない。
らくだ
落語の「らくだ」が好きなので楽しみにしていたのだけど、ちょっと笑えない感じだった。たぶん手斧目半次の松緑さんの演技が私の好みじゃないからなんだろう。べらんめえなんだけど空回りしている感じ。
久我之助で切腹した後に屑屋の久六を演じる染五郎さん、死んでるのにすごくユーモラスな駱駝の馬吉を演じた亀寿さんはすごくよかった。ケチな大家さんの歌六と女房の東蔵、はすっぱな半次郎の妹おやすを演じた米吉ちゃんも。
元禄花見踊
玉三郎と若手が絢爛に踊りこなす。これは華やかで美しい。
歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」 鬼気迫る名演「吉野川」
(略) 夜の「吉野川」は「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」の名場面。吉右衛門の大判事、坂東玉三郎の定高(さだか)の大顔合わせ。舞台中央にくるくる流れる滝車で見せる吉野川。両花道、両床の配置で、右に大判事、左に定高。両家の仲違いゆえに見舞われる大判事の子息、久我之助(こがのすけ)(市川染五郎)と定高息女、雛鳥(ひなどり)(菊之助)の悲恋。客席を挟み、交わし合う吉右衛門、玉三郎の心中の叫びは嘆き、怒り、祈りの礫(つぶて)となって鬼気迫る。名演である。「ハムレット」か「ロミオとジュリエット」か。シェークスピア悲劇に通底する。
togetter秀山祭「吉野川」感想など
吉右衛門の大判事、玉三郎の定高《さだか》という人間国宝の二枚看板。この二人が突出した迫力だからこそ、成り立つ芝居。左右の義太夫の掛け合いも凄い。
ただ、大絶賛の舞台なのに、私にはちょっと、もやもやが。たぶん玉さまの表現力に対して、吉右衛門が伝統の型(今回初めて初代の型を使われたそうだが)で応じたところで、様式的に見えてしまったのかも知れない……まだ浅い歌舞伎ファンがこう言うのはおこがましいのかも知れない。
らくだ
落語の「らくだ」が好きなので楽しみにしていたのだけど、ちょっと笑えない感じだった。たぶん手斧目半次の松緑さんの演技が私の好みじゃないからなんだろう。べらんめえなんだけど空回りしている感じ。
久我之助で切腹した後に屑屋の久六を演じる染五郎さん、死んでるのにすごくユーモラスな駱駝の馬吉を演じた亀寿さんはすごくよかった。ケチな大家さんの歌六と女房の東蔵、はすっぱな半次郎の妹おやすを演じた米吉ちゃんも。
元禄花見踊
玉三郎と若手が絢爛に踊りこなす。これは華やかで美しい。
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千秋楽の全日のソワレ。噂によれば収録日。
お登勢さんの日替わりは『スケスケミラージュ』。いいのだろうか、これ収録されて。
ジュニア登場
土方さんに吹き飛ばされたソウちんの後をジュニアが前転するんだけど、距離間違えたのかヒデちんのお尻に顔面激突してた……その後を良知龍馬くんが転がって真似をする横で「坂本オオオオ!!!!!!!戻れ!!!!!!!」って高速で放つてるぞーさん(笑)
「ヒデちんのお尻ジュニア兼崎くん触ってたよ!?撫でてたよ!?!?そしてヒデちんのお尻になんか鼻ぶつけてるように見えたよ??」という目撃談あり
誠仮面登場
「それでーもー名ー乗ーれーとーいうのならっあえてー名乗ろう私の名はーせーの!「「「誠仮面だッ!!!」」」
誠アップダウンクイズ
晋作「…俺様の経験値!」
仮面「惜しいかもしれない!」
桂「土方さんの………羞恥心!」
→華麗にスルー
龍馬が山沖さんにかなり強い力で殴られて痛かったり、あちこちでグダグダな場面があった模様(日替わりで見たい)
誠仮面はみつセンのY字バランスに拍手してるしそこから「超えてみせろ俺という高い壁」とか歌い始めるし、サビは志士組はエアペダル漕ぎ始めて客席通路走り回るし舞台上では青いメガホン振り回してママチャリ乗り回す誠仮面(自転車のサイズ全然合ってない)……そして、ふうと溜息ついて一休みする誠仮面可愛い
誠仮面をバックに置きざりにして、4人と勝海舟が手を重ねる
「近藤さん!僕はひとりぼっちですっ!!!」
静まれ!のくだり
良知龍馬「何だ誰でもできるじゃん♪」
てるゾー「(しょぼん)」
客席「あーー!!」
てるゾー「(もっと言ってやれ!のしぐさ)」
良知龍馬「だってできるじゃん、センセーやってみ!」
みつセン「静まれ!(慌てて止めるてるゾー)
静まりましょう…」
ペリーと超魂團が友情を確かめる場面
晋作が名前を呼ばれる前に先回りして「俺の名前は高杉晋作、しっかり刻みつけておけ!」って言って観客から大喝采を浴びる糸ディ、でも兼ペリの「よく聞こえなかった」で撃沈。晋「あいつもうだめだ助けてくれ」龍「困った時だけわしに助け求めるのやめろ」ペ「アキラメルノカ?(煽りの上手い兼ペリ)」
カテコ
逃げようとするヒジゾーさんを龍馬が捕まえて、ヒジゾーさん、龍馬に見つからないようにお腹をゴソゴソ、誠仮面に変身。
誠「私は土方ではない誠仮面だ!」
皆「キャー!」
誠「皆楽しかったか?」
皆「楽しかった-!」
誠「また観たいか?」
皆「観たいー、観る-!」
誠「明日も来るか?」
皆「来るー!」
誠「皆に私からお願いがある。」
皆「なーにー?」
誠「せーのといったら♪誠仮面だ!
といってほしい。」
皆「キャー!」
誠「誠'sミュージックスタート!」
流れ出す登場音楽
誠「♪しーかーしー名乗れというのならあえて名乗ろう人呼んでせーの」
誠&皆「キャー!誠仮面だ!」
誠「ありがとう!さらばだ!!!」
シャキーン!!
らち龍馬「わしもいつか龍馬仮面やりたいぜよ〜」
トリプルカテコ 龍馬仮面登場
仮面取られて、左手の拳を口元につけてアワアワし、右手を龍馬に伸ばして無念さを表現するヒジゾーさん
アナウンスは桂センセー
お登勢さんの日替わりは『スケスケミラージュ』。いいのだろうか、これ収録されて。
ジュニア登場
土方さんに吹き飛ばされたソウちんの後をジュニアが前転するんだけど、距離間違えたのかヒデちんのお尻に顔面激突してた……その後を良知龍馬くんが転がって真似をする横で「坂本オオオオ!!!!!!!戻れ!!!!!!!」って高速で放つてるぞーさん(笑)
「ヒデちんのお尻ジュニア兼崎くん触ってたよ!?撫でてたよ!?!?そしてヒデちんのお尻になんか鼻ぶつけてるように見えたよ??」という目撃談あり
誠仮面登場
「それでーもー名ー乗ーれーとーいうのならっあえてー名乗ろう私の名はーせーの!「「「誠仮面だッ!!!」」」
誠アップダウンクイズ
晋作「…俺様の経験値!」
仮面「惜しいかもしれない!」
桂「土方さんの………羞恥心!」
→華麗にスルー
龍馬が山沖さんにかなり強い力で殴られて痛かったり、あちこちでグダグダな場面があった模様(日替わりで見たい)
誠仮面はみつセンのY字バランスに拍手してるしそこから「超えてみせろ俺という高い壁」とか歌い始めるし、サビは志士組はエアペダル漕ぎ始めて客席通路走り回るし舞台上では青いメガホン振り回してママチャリ乗り回す誠仮面(自転車のサイズ全然合ってない)……そして、ふうと溜息ついて一休みする誠仮面可愛い
誠仮面をバックに置きざりにして、4人と勝海舟が手を重ねる
「近藤さん!僕はひとりぼっちですっ!!!」
静まれ!のくだり
良知龍馬「何だ誰でもできるじゃん♪」
てるゾー「(しょぼん)」
客席「あーー!!」
てるゾー「(もっと言ってやれ!のしぐさ)」
良知龍馬「だってできるじゃん、センセーやってみ!」
みつセン「静まれ!(慌てて止めるてるゾー)
静まりましょう…」
ペリーと超魂團が友情を確かめる場面
晋作が名前を呼ばれる前に先回りして「俺の名前は高杉晋作、しっかり刻みつけておけ!」って言って観客から大喝采を浴びる糸ディ、でも兼ペリの「よく聞こえなかった」で撃沈。晋「あいつもうだめだ助けてくれ」龍「困った時だけわしに助け求めるのやめろ」ペ「アキラメルノカ?(煽りの上手い兼ペリ)」
カテコ
逃げようとするヒジゾーさんを龍馬が捕まえて、ヒジゾーさん、龍馬に見つからないようにお腹をゴソゴソ、誠仮面に変身。
誠「私は土方ではない誠仮面だ!」
皆「キャー!」
誠「皆楽しかったか?」
皆「楽しかった-!」
誠「また観たいか?」
皆「観たいー、観る-!」
誠「明日も来るか?」
皆「来るー!」
誠「皆に私からお願いがある。」
皆「なーにー?」
誠「せーのといったら♪誠仮面だ!
といってほしい。」
皆「キャー!」
誠「誠'sミュージックスタート!」
流れ出す登場音楽
誠「♪しーかーしー名乗れというのならあえて名乗ろう人呼んでせーの」
誠&皆「キャー!誠仮面だ!」
誠「ありがとう!さらばだ!!!」
シャキーン!!
らち龍馬「わしもいつか龍馬仮面やりたいぜよ〜」
トリプルカテコ 龍馬仮面登場
仮面取られて、左手の拳を口元につけてアワアワし、右手を龍馬に伸ばして無念さを表現するヒジゾーさん
アナウンスは桂センセー
よみうり大手町ホールは真新しく、音響もよく、座席が割と大きめで過ごしやすい。久しぶりに「よみらくご」に参戦したのは白鳥「メルヘンもう半分」がネタだしされていたから。ばりばり古典派の中に白鳥さんを入れるとは、なかなか冒険的な(苦笑)。
饅頭こわい/金の助
元犬/宮治
かなりきわどい時事ネタもぶっ込んで、マクラはかなりたっぷり。落語芸術協会の若手真打ちの中では売れっ子だけど、私は今ひとつ好みじゃないみたい……品川区の武蔵小山出身で、趣味は家族と戸越銀座を散策すること、というところに親近感があるのだけど。
化物使い/扇辰
中入前かと思ったら、この順番で上がられて驚いた。ということは、白鳥「メルヘンもう半分」が中入前で、中入り後にさん喬「雪の瀬川」ですか。まぁ白鳥さんが上がった後は空気がざわつく(苦笑)ので、色物が入らない時には中入前に置いて、休憩時間をはさむのはひとつの方法なんだけど。
宮治さんが「私の後は落語協会の錚々たるメンバーで」とか言っていたけど、一部は違います、と、白鳥さんを言外にいじり。このホールの音響が素晴らしいので3K新文舎で呼んで欲しいけど(新聞社が違うので)無理でしょうね、と笑わせて。
……えっと、あまりに心地よい口調なので、途中の記憶がない(汗)。
メルヘンもう半分/白鳥
音源では持っているけど、ライブで聴く機会は2度目。大筋ではもちろん変わらないけど、だいぶ言葉を入れ替えている。爆笑ものだけど、笑いどころを多少抑えめにしているかも。でも、よみらくごのお客さんには、まぁこんなものでよろしいかと(さん喬師はじめ古典落語を期待しているお客さんが大半かと思うと、白鳥さん目当てで来ている自分なんかはヒヤヒヤする)。
雪の瀬川/志の輔
困ったことに、「雪の瀬川」は主人公に何ひとつ共感できなかった。吉原の花魁に一目惚れで殉愛を貫いたという噺では「幾代餅」「紺屋高尾」がプロットとして似ているが、これらは主人公が職人で、真面目に仕事していて腕もいいし、稼いだ金で吉原に行っている。
この作品の主人公は大きな商家の若旦那で、父親の金で登楼し、花魁に入れ込んだ挙げ句に勘当され、乞食同然でさまよっていたところを昔父親に世話になった元従業員で今は屑屋となっていた夫婦に養われ、花魁が身銭を切った金を何の疑問もなく受取り、花魁が命をかけて吉原を脱出することをただ待っている。しかも、かつては若旦那で本の虫だったのを、番頭に誘われて吉原に行った挙げ句の自分の人生の転落を、あくまでも人のせいにしている。そして、屑屋が細々と本の書き写しで5文6文の金をつくりながら自分を養ってくれていることを知っても、自分で働こうとせず、花魁が吉原で自分の身体でつくった金を送ってくれることを何の疑問も持たず受取り、さらに自分のために命がけで吉原を脱出してくることをひたすら待っている。一言で言って、クズい。
さん喬師の長講に感動した方も多かろうけど、私は……(涙)。
饅頭こわい/金の助
元犬/宮治
かなりきわどい時事ネタもぶっ込んで、マクラはかなりたっぷり。落語芸術協会の若手真打ちの中では売れっ子だけど、私は今ひとつ好みじゃないみたい……品川区の武蔵小山出身で、趣味は家族と戸越銀座を散策すること、というところに親近感があるのだけど。
化物使い/扇辰
中入前かと思ったら、この順番で上がられて驚いた。ということは、白鳥「メルヘンもう半分」が中入前で、中入り後にさん喬「雪の瀬川」ですか。まぁ白鳥さんが上がった後は空気がざわつく(苦笑)ので、色物が入らない時には中入前に置いて、休憩時間をはさむのはひとつの方法なんだけど。
宮治さんが「私の後は落語協会の錚々たるメンバーで」とか言っていたけど、一部は違います、と、白鳥さんを言外にいじり。このホールの音響が素晴らしいので3K新文舎で呼んで欲しいけど(新聞社が違うので)無理でしょうね、と笑わせて。
……えっと、あまりに心地よい口調なので、途中の記憶がない(汗)。
メルヘンもう半分/白鳥
音源では持っているけど、ライブで聴く機会は2度目。大筋ではもちろん変わらないけど、だいぶ言葉を入れ替えている。爆笑ものだけど、笑いどころを多少抑えめにしているかも。でも、よみらくごのお客さんには、まぁこんなものでよろしいかと(さん喬師はじめ古典落語を期待しているお客さんが大半かと思うと、白鳥さん目当てで来ている自分なんかはヒヤヒヤする)。
雪の瀬川/志の輔
困ったことに、「雪の瀬川」は主人公に何ひとつ共感できなかった。吉原の花魁に一目惚れで殉愛を貫いたという噺では「幾代餅」「紺屋高尾」がプロットとして似ているが、これらは主人公が職人で、真面目に仕事していて腕もいいし、稼いだ金で吉原に行っている。
この作品の主人公は大きな商家の若旦那で、父親の金で登楼し、花魁に入れ込んだ挙げ句に勘当され、乞食同然でさまよっていたところを昔父親に世話になった元従業員で今は屑屋となっていた夫婦に養われ、花魁が身銭を切った金を何の疑問もなく受取り、花魁が命をかけて吉原を脱出することをただ待っている。しかも、かつては若旦那で本の虫だったのを、番頭に誘われて吉原に行った挙げ句の自分の人生の転落を、あくまでも人のせいにしている。そして、屑屋が細々と本の書き写しで5文6文の金をつくりながら自分を養ってくれていることを知っても、自分で働こうとせず、花魁が吉原で自分の身体でつくった金を送ってくれることを何の疑問も持たず受取り、さらに自分のために命がけで吉原を脱出してくることをひたすら待っている。一言で言って、クズい。
さん喬師の長講に感動した方も多かろうけど、私は……(涙)。
小三治一門会はめぐろパーシモンホールとか数回行ったことがあるけど、三三さんとの親子会は初めて。夢空間主催でよみうりホール開催なので8割は入っている感じ。
道灌/ろべえ
今年亡くなられた喜多八師匠のお弟子さん。確か「弥次郎兵衛」の下半分を取ってつけられた名前だそうだ。そして、来年3月に昇進して「子八(こはち?)」を名乗ることが決まっているそうな。
これだけの観客を前にして上がっているとのことだったが、どうしてどうして。真打ち昇進直前の二つ目がやる「道灌」はやっぱり聴いて面白い。
お血脈/三三
入れごとや時事ネタ多い、歯切れの良さがなんとなく談志を思い出させる……善光寺のお血脈で死者はみな極楽に行ってしまい、残ったのは談志師匠だけというネタも入っていたし。「ゴディバ対メカゴディバ」はキョン師のネタだよね……でも「今ならシン・ゴディバ」は新しいし、ショコラティエの言い立ては三三さんオリジナルじゃないかな。ショコラティエの言い立てで拍手が起き、「ここで拍手をいただくような芸じゃないんで」と言っていたけど。五右衛門が長野新幹線で飲み食いし過ぎて長野を乗り越して金沢まで行っちゃったとか、楽しすぎる。
中入り
馬の田楽/小三治
暑気当たりでしょうか、普段でもどちらかというとゆったり喋る小三治師匠ですが、次の言葉が出てくるのがいつか固唾を呑んで見守るような高座でした。
でも寄席でもなかなか出会えない「馬の田楽」で楽しゅうございました。
お尻の時間が決まっていたせいか、小三治師匠が力を発揮しきれず終わってしまう感じ……4,500円で三席はちょっとお高い印象です。
道灌/ろべえ
今年亡くなられた喜多八師匠のお弟子さん。確か「弥次郎兵衛」の下半分を取ってつけられた名前だそうだ。そして、来年3月に昇進して「子八(こはち?)」を名乗ることが決まっているそうな。
これだけの観客を前にして上がっているとのことだったが、どうしてどうして。真打ち昇進直前の二つ目がやる「道灌」はやっぱり聴いて面白い。
お血脈/三三
入れごとや時事ネタ多い、歯切れの良さがなんとなく談志を思い出させる……善光寺のお血脈で死者はみな極楽に行ってしまい、残ったのは談志師匠だけというネタも入っていたし。「ゴディバ対メカゴディバ」はキョン師のネタだよね……でも「今ならシン・ゴディバ」は新しいし、ショコラティエの言い立ては三三さんオリジナルじゃないかな。ショコラティエの言い立てで拍手が起き、「ここで拍手をいただくような芸じゃないんで」と言っていたけど。五右衛門が長野新幹線で飲み食いし過ぎて長野を乗り越して金沢まで行っちゃったとか、楽しすぎる。
中入り
馬の田楽/小三治
暑気当たりでしょうか、普段でもどちらかというとゆったり喋る小三治師匠ですが、次の言葉が出てくるのがいつか固唾を呑んで見守るような高座でした。
でも寄席でもなかなか出会えない「馬の田楽」で楽しゅうございました。
お尻の時間が決まっていたせいか、小三治師匠が力を発揮しきれず終わってしまう感じ……4,500円で三席はちょっとお高い印象です。
恒例の「よってたかって」シリーズですが、夢空間15周年記念公演ということで、ちょっとお祝いムードでした。圧縮タオル製の紅白饅頭とかダルマとかプレゼントもありました。
【昼の部】
たらちね/あおもり
道具や/三三
この会のベースラインを高レベルで決める三三師匠。寄席サイズより少し長めでゆったり。
大山詣り/兼好
「大山詣り」をライブで聴くのは初めて。兼好さんの軽くて赤い口調のせいか、乱暴が過ぎて髪を剃られてしまった熊さんが復讐のために女将さんたちの髪を剃るのも「やり過ぎ」とは思ったものの、否定的な感情なく聴くことができた。
バイオレンス・スコ/百栄
百栄さんの定番持ちネタだけど、私はライブで初めて聴けた(音源では聴いていた)。猫フーズのブランドにやたら詳しく、また猫の生態にも詳しいので、スコとアメリカン・カールがシャーとかやっていると猫マニアのツボ。
宗悦殺し/喬太郎
寄席だと百栄さんの新作落語の後に色物が入ったりして、空気を変えてから古典落語に戻したりするけど、今日はいきなりトリ。でも喬太郎さんは一言二言言っただけでマクラもほとんどなく、圓朝の「真景累ヶ淵」の世界に全員連れていった。
入れごとやギャグなしでキレッキレの圓朝怪談。宗悦の亡霊と間違えて斬ったのは奥方だったところも怖いけど、その前に奥方が針治療の痕が化膿して苦しむところがもう、昔は殺菌とか概念がないから膿むにまかせて、匂いの描写とかたまらんな……(怖)
15周年記念ということもあり、外れ無しのいい番組だった。
【夜の部】
金明竹/あおもり
天狗裁き/一之輔
欧州公演のエピソードなどを少々語り、疲れてるとかいいながら、キレッキレの「天狗裁き」(笑)。家主もお奉行様も天狗もなんか変。大爆笑。
千両みかん/白酒
一之輔さんを「ドサ回りで芸が荒れてる」と毒舌で評して、白酒さんは病に苦しむ若旦那を案じる大旦那と番頭から。この設定は『崇徳院』でもあるけど、あれは春のネタで上野の花見の場面が必要だ。『千両みかん』か『擬宝珠』だ、でも『擬宝珠』は今のところ喬太郎さんだけだよな。
『千両みかん』もライブ初視聴。真夏に蔵一杯保存している蜜柑の中からたったひとつ腐っていない蜜柑を「千両」といわれてびびる番頭と、顔色ひとつ変えない大旦那と若旦那の金銭感覚の違いが面白い噺。
座席なき戦い/白鳥
一番最近つくった噺。文枝師匠の東京公演で新作落語のネタおろしを求められてつくった噺だと知った。すでに6月に江東区の公民館で、さん喬・一之輔・白鳥というなかなかない三人会で聴いてた(苦笑)。でも、たぶんその時からいろいろ微調整されていると思う。
睡眠不足で山の手線神田から新宿まで座って寝て通勤したいサラリーマンと、アメ横で買い物したおばちゃんの座席を巡るバトル。おばちゃんが買った1500円の5番アイアン3本セットと、マグロを買ったおまけにつけられたマグロの頭と、勝浦の生わかめが山の手線内で炸裂する生臭さ(苦笑)。
船徳/市馬
昼の百栄さんの後に見事な圓朝怪談をやった喬太郎さんと同様、マクラは「あれでも圓朝から五代目の弟子ですから。あちらで圓朝師匠がどう思っているか」という程度で、すぐにネタに。
たっぷり「船徳」。「くまんばちさーん」も出てくる、長いバージョン。そして、四万六千日様の暑い日の盛り、大川で涼もうと思っていたお客さんふたり、若旦那崩れの徳の舟に乗っちゃって、まぁお疲れ様です。
夜も外れなしでした(昼夜とも前座さんのとこで爆睡してしまいました、ごめんなさい)。
【昼の部】
たらちね/あおもり
道具や/三三
この会のベースラインを高レベルで決める三三師匠。寄席サイズより少し長めでゆったり。
大山詣り/兼好
「大山詣り」をライブで聴くのは初めて。兼好さんの軽くて赤い口調のせいか、乱暴が過ぎて髪を剃られてしまった熊さんが復讐のために女将さんたちの髪を剃るのも「やり過ぎ」とは思ったものの、否定的な感情なく聴くことができた。
バイオレンス・スコ/百栄
百栄さんの定番持ちネタだけど、私はライブで初めて聴けた(音源では聴いていた)。猫フーズのブランドにやたら詳しく、また猫の生態にも詳しいので、スコとアメリカン・カールがシャーとかやっていると猫マニアのツボ。
宗悦殺し/喬太郎
寄席だと百栄さんの新作落語の後に色物が入ったりして、空気を変えてから古典落語に戻したりするけど、今日はいきなりトリ。でも喬太郎さんは一言二言言っただけでマクラもほとんどなく、圓朝の「真景累ヶ淵」の世界に全員連れていった。
入れごとやギャグなしでキレッキレの圓朝怪談。宗悦の亡霊と間違えて斬ったのは奥方だったところも怖いけど、その前に奥方が針治療の痕が化膿して苦しむところがもう、昔は殺菌とか概念がないから膿むにまかせて、匂いの描写とかたまらんな……(怖)
15周年記念ということもあり、外れ無しのいい番組だった。
【夜の部】
金明竹/あおもり
天狗裁き/一之輔
欧州公演のエピソードなどを少々語り、疲れてるとかいいながら、キレッキレの「天狗裁き」(笑)。家主もお奉行様も天狗もなんか変。大爆笑。
千両みかん/白酒
一之輔さんを「ドサ回りで芸が荒れてる」と毒舌で評して、白酒さんは病に苦しむ若旦那を案じる大旦那と番頭から。この設定は『崇徳院』でもあるけど、あれは春のネタで上野の花見の場面が必要だ。『千両みかん』か『擬宝珠』だ、でも『擬宝珠』は今のところ喬太郎さんだけだよな。
『千両みかん』もライブ初視聴。真夏に蔵一杯保存している蜜柑の中からたったひとつ腐っていない蜜柑を「千両」といわれてびびる番頭と、顔色ひとつ変えない大旦那と若旦那の金銭感覚の違いが面白い噺。
座席なき戦い/白鳥
一番最近つくった噺。文枝師匠の東京公演で新作落語のネタおろしを求められてつくった噺だと知った。すでに6月に江東区の公民館で、さん喬・一之輔・白鳥というなかなかない三人会で聴いてた(苦笑)。でも、たぶんその時からいろいろ微調整されていると思う。
睡眠不足で山の手線神田から新宿まで座って寝て通勤したいサラリーマンと、アメ横で買い物したおばちゃんの座席を巡るバトル。おばちゃんが買った1500円の5番アイアン3本セットと、マグロを買ったおまけにつけられたマグロの頭と、勝浦の生わかめが山の手線内で炸裂する生臭さ(苦笑)。
船徳/市馬
昼の百栄さんの後に見事な圓朝怪談をやった喬太郎さんと同様、マクラは「あれでも圓朝から五代目の弟子ですから。あちらで圓朝師匠がどう思っているか」という程度で、すぐにネタに。
たっぷり「船徳」。「くまんばちさーん」も出てくる、長いバージョン。そして、四万六千日様の暑い日の盛り、大川で涼もうと思っていたお客さんふたり、若旦那崩れの徳の舟に乗っちゃって、まぁお疲れ様です。
夜も外れなしでした(昼夜とも前座さんのとこで爆睡してしまいました、ごめんなさい)。
一之輔さんにとっては二度目の欧州公演帰国講演なんだけど、前回は「ノラや」で20人ぐらい、今回は四谷区民ホールで二階席にもお客様が入るという規模(キャパ450人、場内8割程度の入りだったかな)。このことが昨今の落語ブームを牽引している一之輔さんだからか。
欧州公演はベルギー、ポーランド、フィンランド。字幕付き公演でウケは土地によっていろいろだったようだけど、フィンランドの翻訳が完璧だったようで、日本人を相手にしている時と同じタイミングでどーんと笑いが来た感じ。ベルギーの最初の公演は前座の時より受けなかったらしい。
アニメ『昭和元禄落語心中』から落語ファンになった人も各地に数名いたようで、参加者コメントにその言及があった。
たらちね/こはる
寄席サイズよりちょっと長めな(たぶん談春の影響が大きい)型。八公がご飯炊きながら夫婦喧嘩まで妄想するのは初めて聴いた。落とし方もちょっと独特。
藪入り/一之輔
旧盆の季節なのでとてもタイミングいい。しかもライブで聴くのは初めてのネタを一之輔さんで聴けたのはラッキー。
子供の可愛さは抜群。持ち金の多さから出所を怪しまれた亀ちゃんが、鼠捕りの懸賞に当たったこと、後で両親を驚かそうと思っていたのに先を越されて疑われてしまって口惜しいことを涙ながらに語るところがいい。
でもこの話の一番可愛い登場人物はおとっつぁんだよね。
欧州公演はベルギー、ポーランド、フィンランド。字幕付き公演でウケは土地によっていろいろだったようだけど、フィンランドの翻訳が完璧だったようで、日本人を相手にしている時と同じタイミングでどーんと笑いが来た感じ。ベルギーの最初の公演は前座の時より受けなかったらしい。
アニメ『昭和元禄落語心中』から落語ファンになった人も各地に数名いたようで、参加者コメントにその言及があった。
たらちね/こはる
寄席サイズよりちょっと長めな(たぶん談春の影響が大きい)型。八公がご飯炊きながら夫婦喧嘩まで妄想するのは初めて聴いた。落とし方もちょっと独特。
藪入り/一之輔
旧盆の季節なのでとてもタイミングいい。しかもライブで聴くのは初めてのネタを一之輔さんで聴けたのはラッキー。
子供の可愛さは抜群。持ち金の多さから出所を怪しまれた亀ちゃんが、鼠捕りの懸賞に当たったこと、後で両親を驚かそうと思っていたのに先を越されて疑われてしまって口惜しいことを涙ながらに語るところがいい。
でもこの話の一番可愛い登場人物はおとっつぁんだよね。
落語会でなく、トークライブ。だからロフトプラスワンというライブスタジオで開催。
この会の趣旨については、企画&MCやっている立川吉笑さんのブログ記事参照。
一言だけ引用すると、
MC: 立川吉笑
出演: 立川志ら乃、立川こはる、立川談吉、立川志の太郎、立川寸志
・孫弟子世代(特に家元が亡くなられて以降に入門した世代)は、談志のファンであるどころか、談志を知らない。
・事務局がない。複数の事務所があるが統轄的な役割でない。
・横の交流がない(特に志の輔一門は二つ目になるまで付き人兼運転手で交流しようがない)
・他の一門に比べると若い前座二つ目は太鼓下手すぎ。練習しない。
他にも、ここには書けないことも指摘された。
談志ファンも高齢化している。立川流だからといって見てくれる固定ファンはたぶん減っていると思う。シブラクとか、一門内や一門外とのコラボとか、今の落語に感度のあるファンを獲得していく努力がないと、ファンも増えないし、一門としてのブランドも確立できないだろう。
この会で積極的に発言された方には、さらに一門の若手内での動きを活発化できるよう、期待。
この会の趣旨については、企画&MCやっている立川吉笑さんのブログ記事参照。
一言だけ引用すると、
それは「立川流ってちょっとヤバいんじゃない?」ということ。
MC: 立川吉笑
出演: 立川志ら乃、立川こはる、立川談吉、立川志の太郎、立川寸志
・孫弟子世代(特に家元が亡くなられて以降に入門した世代)は、談志のファンであるどころか、談志を知らない。
・事務局がない。複数の事務所があるが統轄的な役割でない。
・横の交流がない(特に志の輔一門は二つ目になるまで付き人兼運転手で交流しようがない)
・他の一門に比べると若い前座二つ目は太鼓下手すぎ。練習しない。
他にも、ここには書けないことも指摘された。
談志ファンも高齢化している。立川流だからといって見てくれる固定ファンはたぶん減っていると思う。シブラクとか、一門内や一門外とのコラボとか、今の落語に感度のあるファンを獲得していく努力がないと、ファンも増えないし、一門としてのブランドも確立できないだろう。
この会で積極的に発言された方には、さらに一門の若手内での動きを活発化できるよう、期待。
久しぶりの「渋谷に福来たる」シリーズ。ぎりぎりまで仕事を抱えていたので、冒頭の鼎談の終了時間直前に入場。着席した途端に「お客様たちもご用意できたようで」といじられた(苦笑)。
新蝦蟇の油/わん丈
5月に二つ目になった、圓丈門下の末弟子。なので二つ目になったけど前座の仕事もちょっとやらされているらしい。滋賀県出身の上方落語家はいるが、江戸落語家は初めて。
蝦蟇の油でオーソドックスなのは市馬師、革新的なのは談笑師と好みがはっきりしている私。でも、テレビショッピングで高名な声の高いあの方の喋りを取り入れたアレンジバージョン、なかなかよくできていて、笑った。こういうアレンジセンスは好き。
ろくろ首/三三
松公がお屋敷に婿入りするまでにいろいろ入れごとがある中入前の長めな噺。婿入りしてから首の伸びるお嫁さんにびびって逃げ帰るのは早かった(苦笑)。
青菜/白酒
つい一之輔さんバージョンの「青菜」を思い出してしまって、白酒さんの噺にうまく入り込めなかった。
汲み立て/兼好
談春さんで聴いて以来。
うーん、何だろう、このモタモタ感は。兼好さんはどっちかというと、トンとんっと噺を進めてくれる方だと思うんだけど、「有象無象」といわれてかっとなった町の若い衆が半公とお師匠さんが夕涼みに屋根船に邪魔しに行くまでのストーリーが、トントンと進まない。
ので、もやもや感が残った。
たぶん暑さ負けと直前までの仕事で私が集中できなかったのが悪いのだけど。これだけいい若手真打ちが揃っている顔付けなので、もったいないことをしたわ。。
新蝦蟇の油/わん丈
5月に二つ目になった、圓丈門下の末弟子。なので二つ目になったけど前座の仕事もちょっとやらされているらしい。滋賀県出身の上方落語家はいるが、江戸落語家は初めて。
蝦蟇の油でオーソドックスなのは市馬師、革新的なのは談笑師と好みがはっきりしている私。でも、テレビショッピングで高名な声の高いあの方の喋りを取り入れたアレンジバージョン、なかなかよくできていて、笑った。こういうアレンジセンスは好き。
ろくろ首/三三
松公がお屋敷に婿入りするまでにいろいろ入れごとがある中入前の長めな噺。婿入りしてから首の伸びるお嫁さんにびびって逃げ帰るのは早かった(苦笑)。
青菜/白酒
つい一之輔さんバージョンの「青菜」を思い出してしまって、白酒さんの噺にうまく入り込めなかった。
汲み立て/兼好
談春さんで聴いて以来。
うーん、何だろう、このモタモタ感は。兼好さんはどっちかというと、トンとんっと噺を進めてくれる方だと思うんだけど、「有象無象」といわれてかっとなった町の若い衆が半公とお師匠さんが夕涼みに屋根船に邪魔しに行くまでのストーリーが、トントンと進まない。
ので、もやもや感が残った。
たぶん暑さ負けと直前までの仕事で私が集中できなかったのが悪いのだけど。これだけいい若手真打ちが揃っている顔付けなので、もったいないことをしたわ。。
web松竹で予約したチケットの回収に手間取って(クレジットカードを間違え、8月のチケットを発券してもぎられてしまった→有効にし直してもらう→改めて当日のチケットをカウンターで発券)、最初の何分かを見逃してしまった。
それもあってなかなか作品世界に集中できず。
真山青果 作
真山美保 演出
江戸絵両国八景
一、荒川の佐吉(あらかわのさきち)
荒川の佐吉 猿之助
相模屋政五郎 中車
極楽徳兵衛 男女蔵
大工辰五郎 巳之助
お八重 米吉
絵馬屋重作 桂三
あごの権六 由次郎
鍾馗の仁兵衛 猿弥
丸総女房お新 笑也
隅田の清五郎 門之助
成川郷右衛門 海老蔵
以下の引用は「歌舞伎美人」サイトの「みどころ」から。
うーん、猿之助さん演技力あるんですが私はどうも相性がよくない。気持ちがうまく入り込めないです。
目の見えない卯之吉くんを演じた猿くんと辰を演じた巳之吉さんがよかったです。
川崎哲男 脚本
松岡 亮 脚本
藤間勘十郎 演出・振付
壽三升景清
二、歌舞伎十八番の内 鎌髭(かまひげ)
歌舞伎十八番の内 景清(かげきよ)
〈鎌髭〉
修行者快鉄実は悪七兵衛景清 海老蔵
猪熊入道 市川右近
下男太郎作実は梶原源太 亀三郎
下男次郎作実は尾形次郎 九團次
下男三郎吾実は愛甲三郎 巳之助
下女お梅実は梶原妹白梅 尾上右近
下女お菊実は尾形妹園菊 米吉
下男四郎丸実は三浦四郎丸 鷹之資
うるおい有右衛門 市蔵
かわうそお蓮 萬次郎
鍛冶屋四郎兵衛実は三保谷四郎 左團次
〈景清〉
悪七兵衛景清 海老蔵
梶原源太 亀三郎
尾形次郎 九團次
愛甲三郎 巳之助
三浦四郎丸 鷹之資
阿古屋 笑三郎
岩永左衛門 猿弥
花菱屋女房おさく 右之助
秩父庄司重忠 猿之助
市川宗家の歌舞伎十八番の内「鎌髭」は古典なんですね。つい志の輔らくごで「中村仲蔵」作中に出てくる「鎌髭」の場面を期待してしまったんですが、このバージョンではありませんでした。
「景清」の大海老が出てくる場面はつい喝采を送ってしまった(^_^;)。
それもあってなかなか作品世界に集中できず。
真山青果 作
真山美保 演出
江戸絵両国八景
一、荒川の佐吉(あらかわのさきち)
荒川の佐吉 猿之助
相模屋政五郎 中車
極楽徳兵衛 男女蔵
大工辰五郎 巳之助
お八重 米吉
絵馬屋重作 桂三
あごの権六 由次郎
鍾馗の仁兵衛 猿弥
丸総女房お新 笑也
隅田の清五郎 門之助
成川郷右衛門 海老蔵
以下の引用は「歌舞伎美人」サイトの「みどころ」から。
一、荒川の佐吉(あらかわのさきち)
俠客の世界をのし上がった男の人情と生きざま
腕のいい大工からやくざの世界に憧れた佐吉は、鍾馗の仁兵衛の子分となります。しかし、仁兵衛は、浪人成川郷右衛門に斬られて縄張りを奪われ、落ちぶれた生活を送ることになります。その後仁兵衛は、丸総という大店に嫁いだ娘のお新が産んだ盲目の卯之吉を佐吉に託したまま、いかさま賭博をして殺されてしまいます。残された佐吉は、卯之吉を育てながらも、仁兵衛の仇討ちを決意して見事郷右衛門を討ち取ります。仁兵衛の後を継ぎ親分として卯之吉と平和に暮らしている佐吉のもとに、お新とともに相模屋政五郎が現れ、卯之吉をお新に返してやって欲しいと頼まれます…。
爽快で人情味豊かな男の潔さをご堪能ください。
うーん、猿之助さん演技力あるんですが私はどうも相性がよくない。気持ちがうまく入り込めないです。
目の見えない卯之吉くんを演じた猿くんと辰を演じた巳之吉さんがよかったです。
川崎哲男 脚本
松岡 亮 脚本
藤間勘十郎 演出・振付
壽三升景清
二、歌舞伎十八番の内 鎌髭(かまひげ)
歌舞伎十八番の内 景清(かげきよ)
〈鎌髭〉
修行者快鉄実は悪七兵衛景清 海老蔵
猪熊入道 市川右近
下男太郎作実は梶原源太 亀三郎
下男次郎作実は尾形次郎 九團次
下男三郎吾実は愛甲三郎 巳之助
下女お梅実は梶原妹白梅 尾上右近
下女お菊実は尾形妹園菊 米吉
下男四郎丸実は三浦四郎丸 鷹之資
うるおい有右衛門 市蔵
かわうそお蓮 萬次郎
鍛冶屋四郎兵衛実は三保谷四郎 左團次
〈景清〉
悪七兵衛景清 海老蔵
梶原源太 亀三郎
尾形次郎 九團次
愛甲三郎 巳之助
三浦四郎丸 鷹之資
阿古屋 笑三郎
岩永左衛門 猿弥
花菱屋女房おさく 右之助
秩父庄司重忠 猿之助
壽三升景清
二、歌舞伎十八番の内 鎌髭(かまひげ)
歌舞伎十八番の内 景清(かげきよ)
壽三升景清 不死身の景清がみせる大荒事
鎌髭
源氏の武将三保谷四郎は、鍛冶屋の主に身をやつし、景清を討ち取ろうとしています。そこへやって来た修行者姿の景清は、三保谷たちの計画どおり酒を所望します。伸びた髭を剃ってもらいたいと言いだした景清に対し、三保谷は絶好の機会と大鎌で首を掻こうとしますが、不死身の景清を掻き切ることができません。初めから計略を知り縄にかかるつもりの景清は、自ら身を差し出し都へと引かれていきます。
歌舞伎十八番ならではの大らかな一幕をお楽しみください。
景清
六波羅の牢に入れられた景清が、まったく口を開かないため、岩永左衛門は景清の妻阿古屋と娘の人丸を呼び、二人を拷問しようとします。そこへ秩父庄司重忠が現れ、自らが景清の口を開かせると言って人払いを命じます。景清は、源氏の無能さを世に知らしめ、天下泰平の世をつくるのが望みと語ります。その言葉に重忠は、源頼朝も同じ思いであると伝えます。それを聞いた景清は復讐の念を捨て…。
無敵の英雄景清がみせる荒事にご期待ください。
市川宗家の歌舞伎十八番の内「鎌髭」は古典なんですね。つい志の輔らくごで「中村仲蔵」作中に出てくる「鎌髭」の場面を期待してしまったんですが、このバージョンではありませんでした。
「景清」の大海老が出てくる場面はつい喝采を送ってしまった(^_^;)。
二十四孝/市馬
市馬さんが演じると乱暴者の八五郎すら憎めない。猫との攻防戦がとても楽しい。
ハーブやってるだろ!/天どん
粋曲/小菊
棒鱈/歌奴
寄席で「棒鱈」がかかると嬉しくなってしまう。
紙切り/楽一
横綱土俵入り、朝顔市、北島マヤ
落語の仮面 第3話「トキ蕎麦危機一髪」/白鳥
林家桜小路、柳家ミミ、鈴々舎馬角。これで第1話から第4話までコンプリート。
市馬さんが演じると乱暴者の八五郎すら憎めない。猫との攻防戦がとても楽しい。
ハーブやってるだろ!/天どん
粋曲/小菊
棒鱈/歌奴
寄席で「棒鱈」がかかると嬉しくなってしまう。
紙切り/楽一
横綱土俵入り、朝顔市、北島マヤ
落語の仮面 第3話「トキ蕎麦危機一髪」/白鳥
林家桜小路、柳家ミミ、鈴々舎馬角。これで第1話から第4話までコンプリート。
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