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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 『のだめカンタービレ最終楽章 前編』を見てきました。原作ファンでもあるのですが、実写でここまでよく映像化できたなぁと思います。新キャストの中では、千秋様の先輩格である指揮者の松田幸久に谷原章介さんをキャスティングしたのが一番ツボです……昨日NHKのドラマ『顔』でのシリアスな主演作を見たばかりでしたので、演じ分けにも感心しましたし(爆)。
 昨日までは落語『芝浜』だったのが、今夜はクラシック音楽三昧です(^^ゞ。

福島
米沢藩の資料300点発見 部隊編成図など
 須賀川市の日大工学部講師で歴史研究家の松宮輝明さんは、29日までに、戊辰戦争などに関係する米沢藩の上杉家の資料約300点を発見した。
 米沢藩は会津藩などと奥羽越列藩同盟を組んで戦った。
 戦術、部隊編成などの実情を知る貴重な手掛かりになるとみられる。
 今後、一般公開なども検討する。
 今年の大河ドラマの舞台にもなった藩の関係資料とあって、注目を集めそうだ。

 戊辰戦争に関して新たな発見があるといいなぁ。

茨城
14代将軍家茂の形見分けだった 一橋家に伝わる2点県立歴史館調査で判明
 徳川将軍家の一族である御三卿の一つ、一橋徳川家に伝わる盥(たらい)と湯桶(ゆおけ)が、第十四代将軍徳川家茂の形見分けの品だったことが、県立歴史館の調べで分かった。徳川将軍家では歴代将軍が死去するたびに、御三家や御三卿などに将軍の形見を配分する慣習があったが、同歴史館主席研究員の永井博氏は「家茂関係の遺品は幕末動乱期ということもあって、徳川宗家以外にあまり伝わっておらず、極めて珍しい」と指摘している。 (吉原康和)
 家茂の遺品と判明したのは、黒漆地葵紋入盥と湯桶の二点。家茂が生前、洗顔などに使用していたもので、来年一月十一日まで県立歴史館一橋記念室で開かれている「御三卿のくらし」に展示されている。
 永井氏が展示品を整理中、盥などが入った箱の裏側に付いていた張り紙に「昭徳院様(家茂の戒名)御残品 慶応二年九月八日」などと書かれていたことから、家茂の死後に一橋家に拝領された遺品であることを突き止めた。
 家茂は安政五(一八五八)年、十三代将軍家定の後継者として、幕府大老の井伊直弼らの支持を受け、一橋慶喜擁立派との抗争の末、紀州藩主から十三歳で第十四代将軍となった。文久二(六二)年に孝明天皇の妹、和宮と結婚し、公武合体を推進したが、慶応二年七月、第二次長州征伐の途上の大阪城で急死した。
 遺品が配分されたのは、張り紙の拝領年月日から、家茂の遺体が江戸城に運ばれた後とみられる。一橋家の当時の当主は、後に家茂の後継として十五代将軍となる慶喜だった。
 一橋家に伝わる古文書や美術、工芸品など約六千点に及ぶ史料は昭和五十九(一九八四)年、一橋家から県立歴史館に一括して寄贈された。家茂の遺品と分かった盥や湯桶は、今回が初めての展示という。

 家茂公の遺品が一橋家に伝わっていたと知ると、将軍家の歴史をしみじみと感じます(ほろ)。

東京
丸ビルで正月2日から龍馬展
 千代田区丸の内の丸ビル7階ホールで来年1月2日から、坂本龍馬ゆかりの品々を集めた企画展「龍馬と土佐の志士たち」が開かれる。11日まで。
 展示されるのは高知県立坂本龍馬記念館所蔵の「海援隊約規」や、同志の武市半平太、中岡慎太郎の書簡など。岡田以蔵の所有とされるピストルの県外展示は初めてとなる。
 1月からNHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まるのに合わせた企画で、ドラマのメイキングビデオ上映や撮影に使用した衣装、小道具の展示も行われる。入場無料。午前11時~午後8時。11日は午後4時まで。
 4~8日には1階「丸の内カフェイーズ」にウツボなど高知県の特産品を販売するコーナーが設けられ、店内では米ナスやユズなど同県産食材を使った特別メニューを準備する。


長野
蚕都上田の父 来年150年祭
3月に資料展 6月生誕イベント

 小県蚕業学校(現上田東高校)の初代校長で、「蚕都上田」の発展に尽力した三吉米熊(よねくま)(1860~1927年)の生誕150年を祝うイベントが来年、1年間を通じて上田市内で行われる。
 米熊は長府藩(現山口県)出身。駒場農学校(現東大農学部)卒業後、1881年(明治14年)に長野県の官員になり、蚕の病気や養蚕技術の研究を始め、国の調査員として渡欧した。帰国後、1892年に開校した小県蚕業学校の初代校長となり、亡くなるまで36年間務めた。当時の記録によると、同校は創立から25年間に青森県を除く全都道府県から学生が集まり、約1300人の卒業生を県内外に送り出した蚕業教育の一大拠点だったという。
 米熊は上田蚕糸専門学校(現信州大繊維学部)の創立にもかかわり、1911年からは同校教授も務めた。これらの功績をたたえ、上田城跡公園(上田市二の丸)内に胸像が建てられている。
 「三吉米熊生誕150年祭」は、米熊や、その父で坂本龍馬とも親交が深かった長府藩士・三吉慎蔵(1831~1901年)が残した幕末・明治維新の資料を保存、活用する市民団体「米熊・慎蔵・龍馬会」(島喜治会長)が中心となって企画。上田地域の各高校同窓会や、かつて製糸業を営んでいた電子部品・発泡スチロール製造会社「笠原工業」、現在も蚕種生産を続ける「上田蚕種」も加わって、今月、実行委員会を結成した。
 150年祭では、3月3~7日にプロローグとして上田情報ライブラリー(上田市天神)で、小県蚕業学校と上田蚕糸専門学校の授業風景写真や講義用ノートなどの資料を展示。米熊の誕生日6月10日には胸像前で生誕を祝い、年間通じて米熊と慎蔵、龍馬に関連するイベントを行う。
 また、上田東高校同窓会は、1930年に小県蚕業学校が米熊に関する資料を集めて発行した「三吉米熊先生」の復刻版を刊行する。
 米熊の孫、治敬さん(71)は「祖父も私も代々上田市のお世話になっている。いい150周年になって、少しでも恩返しができれば」と話している。
(2009年12月30日 読売新聞)


井上井月の映画、制作発表
 幕末から明治期にかけて伊那谷を放浪し、数多くの俳句を残した俳人、井上井月(せいげつ)(1822~87年)を題材にした映画「ほかいびと~伊那の井月~」の製作発表会が29日、伊那市内で開かれた。監督を務める同市美篶(みすず)出身の映像作家、北村皆雄さん(67)らが撮影への意気込みを語った。


福井
東本願寺至宝展 金沢でスタート
 真宗大谷派が京都・東本願寺で所蔵している美術品などを展示する「東本願寺の至宝展―両堂再建の歴史」(真宗大谷派、朝日新聞社など主催)が29日、金沢市香林坊1丁目の百貨店、香林坊大和で始まった。訪れた人らは、普段は人々の目にほとんど触れることのない棟方志功らの作品など、約80点に見入っていた。1月12日まで。
 2011年の宗祖親鸞聖人750回御遠忌(ご・えん・き)記念。現在のあわら市にあった大宗教都市・吉崎御坊の絵図や豪華な襖絵(ふすま・え)などの美術品、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜の書状など幕末の貴重な史料なども展示されている。真宗大谷派の江尻静哉・参務は「北陸の方々や東本願寺が伝えてきたものが目に見える形で展示されている。そんな背景をくみ取ってほしい」と話している。
 兄妹3人で富山市から訪れた大学3年生の舘頌子さん(20)は「普段は見られない展示品から、日本の歴史と東本願寺の役割がわかるのが面白い」と話していた。
 一般800円、大学・高校生600円。問い合わせは香林坊大和(076・220・1111)。


滋賀
やちにゃん香港デビュー せんとくんも
 幕末の大老・井伊直弼の次女、弥千代姫をモデルに彦根市の商店街「四番町スクエア」のキャラクター「やちにゃん」が来年2月12~16日、香港に渡り、新年祝賀イベントに参加する。
 彦根のゆるキャラで海外を訪れるのは、今年6月にハワイへ飛んだひこにゃんに続き、2体目。
 やちにゃんのほかに、奈良県の平城遷都1300年祭の公式キャラクター「せんとくん」など関西2府4県のキャラクター計12体が参加。香港政府観光局主催の旧正月イベント「チャイニーズ・ニューイヤー・ナイト・パレード」などで関西への観光を呼び掛ける。
 キャラクターを使った街おこしに取り組む彦根市の「ゆるキャラさみっと協会」の荒川深冊代表理事は「新たな日本文化としてゆるキャラを発信したい」と意気込みを話した。
 (伊藤弘喜)

 「やちにゃん」以上に「せんとくん」に対して香港の人たちがどう反応するのかに興味津々です(笑)。

広島
坂本竜馬知って 「土佐弁カルタ」大会 1月17日、新市図書館
 来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の主人公・坂本竜馬を子どもたちに知ってもらおうと、福山市新市図書館(同市新市町新市)は1月17日、竜馬の故郷・土佐藩の方言を集めた「土佐弁カルタ」大会を開く。地元高知市でも開催された例がなく、同図書館は「福山になじみ深い竜馬が話した言葉に親しんで」と参加を呼び掛けている。
 福山市鞆沖では幕末、竜馬ら海援隊を乗せたいろは丸が紀州藩船と衝突し沈没。竜馬は鞆に残り、藩を相手に談判を重ねた史実が残る。
 かるたは44枚あり、縦約15センチ、横約10センチの大判サイズ。「あわてなや すんぐに行くき 待ちよって」などの土佐弁が書かれ、裏に標準語訳を記している。高知市の土産物店でも販売されているという。
 大会では、参加者が2グループに分かれ、方言を読み上げるCDのアナウンスを聞き、取った札の数を競う。大会は午後2時から。要予約で先着20人。



高知
龍馬に年賀状を! 飛脚姿の局員、高知の龍馬像下に配達 ネット中継も
 【高知】来年の元日、高知・桂浜の坂本龍馬像の下に、全国の龍馬ファンから送られた「龍馬あての年賀状」が届く--。福岡市の龍馬ファンでつくる「龍馬街道実行委員会」が、こんなイベントを企画した。当日は飛脚姿の郵便配達員が桂浜の町を走り、ファンの思いを届けるという。
 実行委はインターネット上に数多く存在する龍馬のサイトを集約した情報サイト「龍馬街道」を運営。08年11月、福岡市のファンらが「龍馬に関する『情報の道』を作ろう」と設立した。
 来年はNHK大河ドラマも始まる「龍馬イヤー」だけに、実行委は「不況を吹き飛ばすイベントを」と年賀状企画を発案。高知県立坂本龍馬記念館と共同で、10月に専用の年賀状セットを2000部販売したところ、2日間で完売。追加発売の1000部も1週間で売り切れた。
 年賀状の筆者には龍馬や勝海舟、ジョン万次郎ら幕末の偉人の子孫、大河ドラマに出演する女優・広末涼子さんらも加わった。
 1日は龍馬像前で配達式を予定。午前7時半、飛脚姿に扮(ふん)した地元郵便局の配達員が年賀状を龍馬像に届ける。当日の模様はネット中継され、年賀状の内容も龍馬街道のホームページなどで公開される。実行委の吉冨慎作さん(31)は「日本中の龍馬への熱い思いが集結する日にしたい」と意気込んでいる。【三木陽介】


佐賀
文化関係者ら招き内覧会 特別展「近代との遭遇」
 幕末から明治にかけて海外を訪ねた佐賀人の足跡や功績を、歴史と美術の視点でたどる特別展「近代との遭遇―世界を見る・日本を創(つく)る―」の開場式が30日、会場の佐賀県立美術館で開かれた。文化関係者ら約100人が、海外に学んで日本近代化の礎を築いた人々を顕彰する展覧会の開催を祝った。1月1日に開幕する。
 展覧会は県立佐賀城本丸歴史館の開館5周年を記念し、同館と県立美術館、佐賀新聞社でつくる実行委員会が主催。第1部「開かれた近代の扉」と第2部「描くことの近代」の2部構成で、歴史資料や絵画など計約150点を展示する。
 開場式では志岐宣幸県副教育長や吉田茂佐賀新聞社専務、留守茂幸県議会議長が「展覧会を通して多くの人に郷土の先人たちの志の高さを感じてもらいたい」などとあいさつ。テープカットに続く内覧会では、全国各地から集められた貴重な歴史資料や、佐賀出身の久米桂一郎や岡田三郎助らが描いた名画が紹介され、会場から感嘆の声が上がっていた。
 同展は1日に開幕し、会期は2月14日まで(1月12、25、2月8日は休館)。観覧料は一般1000円、大学生800円、高校生以下と障害者は無料となっている。


長崎
シュガーロード踏破ぜよ! 「長崎街道すごろく」発売
 江戸時代に渡来した砂糖が運ばれ、現在はシュガーロードとも呼ばれる長崎街道(長崎-小倉)にちなんだすごろく「龍馬も歩いた長崎街道すごろくシュガーロード編」が今月、長崎市の企画・編集会社「ノンブル」(河村規子代表)から発売された。
 長崎を振り出しに、各宿場町を通りながら小倉まで駒を進める。「カステラ」「こんぺいとう」など各地の銘菓を学び、そのカードの獲得を競い“お菓子の旅”を楽しむ。NHK大河ドラマ「龍馬伝」にちなみ、駒には坂本龍馬や勝海舟、シーボルト、お龍など幕末の人物のイラストを使用。すごろくは紙製で、手作りの雰囲気を大切にしている。
 同社はこれまでに、長崎を題材にした塗り絵、かるたの子どもシリーズを発売しており、すごろくはその第3弾。河村代表は長崎街道沿いの自治体などでつくる「シュガーロード連絡協議会」の委員。昨年、その設立記念シンポジウムで、すごろく製作が提案され、同社が製作に乗り出した。
 河村代表は「親子や子ども同士で、長崎の文化や歴史に触れ合いながら、昔ながらの遊びを楽しんでほしい」と話している。
 長崎市内の書店などで発売。840円。問い合わせはノンブル(電095・829・0102)。


ドイツ
京の伝統、欧州に紹介=輸出で活気を-独
 【フランクフルト時事】長い歴史と豊かな情緒を誇る京都。外国人にも人気の高い観光地だが、町の文化を支える伝統技術は衰退が著しい。そんな「匠(たくみ)の技」を欧州に紹介し、輸出などで活気を呼び戻そうと、有限会社「京都センター」が12月半ば、フランクフルトにオープンした。
 センターでは、扇や焼き物といった伝統工芸品のほか、日本酒やお茶などさまざまな京都の地物を販売。社長の佐野惠子さん(38)は「テーマ性を持った企画や講習会を通じ、ドイツの生活様式に合うような提案を行いたい」と意気込む。
 佐野さんは京都嵯峨芸術大学などで日本民俗学を専攻した元学芸員。職人を追った展覧会を数多く手掛けたが、伝統技術や固有の食材が消滅の危機に直面している現状を痛感。「展覧会を開催したり、論文を書いたりしているだけではだめ」と、学究の世界から独力での普及活動に飛び込んだ。
 京都市の門川大作市長は、「友禅染は最盛期の30分の1に縮小するなど深刻な状況。何とか世界に発信したい」とセンターに期待する。
 「幕末から昭和初期にかけて、京都から欧州へ扇の輸出が拡大した。絵柄を油絵風にするなど、かつて職人は外国の様式に合うよう努力していた」と佐野さん。19世紀、欧州の印象派などに大きく影響した「ジャポニズム(日本趣味)」をフランクフルトから再び興すのが夢だ。


コラム
第22鉄 駅マンションに新撰組――“情報の秘境”流山線をゆく
 上野駅から常磐線で約30分の馬橋駅。ここから小さなローカル鉄道「流山線」が発車する。終点の流山まではわずか5.7km。地元の日常生活に密着した路線で、鉄道ファンからは、「日本で唯一、公式Webサイトを持たない旅客鉄道会社」としても知られている。そんな“情報の秘境”流山線を旅して、珍しい建物、史跡、夕暮れの風景に出会った。
(中略)
 さて、流山と言えばもう1つ、忘れてはならない歴史の大舞台がある。新撰組の近藤勇が最後の陣を張ったところだ。電車に乗って流鉄の終着駅、流山へ行こう。駅前に観光案内の看板があるから、新撰組にゆかりの地を歩いてみたい。もっとも、+R Styleの主役は電車。流山駅には電車の車庫があるので、ホームからひとつひとつ撮影していく。もうすぐ走り出すという新車を見つけてうれしくなった。

 肌寒い中、駅員さんが僕のきっぷを回収しようと待っている。申し訳ない。でも鉄道好きの気持ちを分かってくださるのか、何も言わずに事務室に戻られた。改札を出るときに駅員さんに声を掛けてきっぷを渡す。ちょっと意外そうな表情を向けられた。きっぷを記念にほしいという人が多いのかもしれない。僕は「普通のきっぷは売り上げ精算業務で使うだろうから、もらってはいけない」と思っている。もともとコレクションには関心が薄くて、思い出に必要ならデジカメで撮るか、記念きっぷを買うほうだ。

 うっすら日暮れ時の流山を歩く。新撰組の陣屋跡はすぐに見つかった。鉄道ファンにとって流山は「流鉄が走り、つくばエクスプレスも開通した町。東武野田線や武蔵野線もあって便利だね」という認識だ。しかしここは、水運が盛んな江戸時代に大発展を遂げた土地。醤油や酒、みりんなど、重い荷物を出荷する醸造業で栄えた。商売で発展したから金持ちも多く、幕末は商人たちがさまざまな思惑で各陣営に軍資金を支援したかもしれない。

 流山の金持ちといえば、流鉄の出自も珍しく、地元の名士たちがお金を出し合って作った軽便鉄道だ。政府や大資本がドンと作ったわけではない、地元資本でできた独立系鉄道会社。「鉄道作ろうや、お金を集めよう」というわけで、流山の旧家には流鉄の出資者がたくさんいるらしい。そんな経緯から、尊敬の念を込めて流鉄を「市民鉄道」と呼ぶファンも多い。

 話を幕末に戻そう。甲州の戦いに敗れ、盟友とも袂を分かった近藤勇と土方歳三は、再起をかけて流山にやってくる。その噂を聞きつけて、賛同者が集まってくる。しかし、すでに大政奉還後のこと。その勢いは官軍も引き寄せてしまった。大久保大和を名乗った近藤の身柄は、ここで官軍に渡されてしまう。これ以上、流山の支持者に迷惑を掛けられぬと、自ら身を差しだしたという説もあるそうだ。

 新撰組陣屋跡の道をさらに南へ。江戸川に沿い、三郷方向へ歩いていく。庚申塚がいくつかあって、キッコーマンの工場があって……。かつてこの道を近藤勇も歩いたのかな、と思いを馳せてみる。光明院、赤城神社も新撰組隊士が駐在したところだ。暗くなってしまったけれど、お参りだけさせていただく。
(以下略)

 「日本で唯一、公式Webサイトを持たない旅客鉄道会社」が流山鉄道だったとは……^_^;。





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 年末なので落語『芝浜』の聞き比べを楽しんでいます。桂三木助、古今亭志ん生、立川談志、それぞれに特徴があって味わいがあります。

京都
京都の14社寺で冬の特別公開
 京都市観光協会は、相国寺など14の社寺、庭園などの非公開文化財を対象に冬の特別公開「京の冬の旅」を実施する。期間は基本的に1月9日―3月22日で、拝観料は1カ所につき大人600円、東寺五重塔、醍醐寺霊宝館、泉涌寺御座所では別途費用が必要。時間は午前10時―午後4時。
 大河ドラマで龍馬が取り上げられること、世界遺産登録から15年となることから、幕末と世界遺産をテーマに普段は見学できない文化財が更改される。社寺によって公開日、料金などに若干の例外がある。詳しくは京都市観光協会のホームページ(http://www.kyokanko.or.jp/)参照。問い合わせは同協会TEL075(752)0227。


和歌山
田辺藩の銀札を保管 幕末維新期に発行
 幕末から明治維新にかけて田辺藩が独自に発行した藩札(銀札)を、和歌山県田辺市下屋敷町、あおい書店経営、多屋朋三さん(64)が保管していることが分かった。慶応3(1867)年と明治元(68)年の2年間だけ発行された藩札で、領内の貨幣不足を補うため製造発行された。
 保管している藩札は、銀一匁札が11枚、銀十匁札が1枚。厚めの和紙に木版されている。銀一匁札は縦15センチ、横3・8センチ。銀十匁札は縦16センチ、横4センチ。藩札には田辺銀方役所の判が押されている。
 田辺町誌や市史などによると、田辺領は明治元年、紀州藩から独立し田辺藩となった。その前年の慶応3年、田辺領は紀州藩主徳川茂承の許可を得て、領内の貨幣の流通不足を補うため、初めて銀札を発行した。銀札は一匁札、五匁札、十匁札の3種類あり、発行総額は銀に換算して5904貫110匁。
 田辺藩となった明治元年にも、銀札を4822貫561匁製造し発行している。
 しかし、明治3(70)年3月、大蔵省は、明治維新後に製造発行した銀札を回収し裁断するよう指令した。このため、当時の藩札は新通貨に交換されたため、現在残っている藩札は交換し忘れたものと推測される。
 朋三さんは田辺にまつわる古物を集めるのが趣味。3、4年前、同市宝来町の三敬院から藩札を譲り受けた。藩札を発行した田辺銀方役所の運営を担い、田辺藩の大年寄役をしていた多屋家(現在の多屋林業)に曾祖父が勤めていたことから、長年藩札を探していたという。
 朋三さんの曾祖父にあたる孫八さんは、多屋家にでっちに入り、番頭になっていたころ、藩札の判を押す役に就いていたという。朋三さんは子どものころ、父親の孫次郎さんから、曾祖父の孫八さんが藩札の発行にかかわっていたという話を聞いていつか見てみたいと思っていたという。
 田辺藩は、明治4(71)年の廃藩置県で同7月に田辺県、同11月には和歌山県となった。


関西
龍馬で繁盛…京都・高知など、大河ドラマ効果に期待
ガイド本ヒット、4県観光協力

 坂本龍馬ゆかりの京都市、高知県などで、新年の観光客増の期待が高まっている。1月3日からNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送が始まるためで、歴史上の人物でも特に人気の龍馬が、大河ドラマの主人公となるのは1968年の「竜馬がゆく」以来42年ぶり。さらに、歴史に興味を持つ女性が増える〈歴女ブーム〉に、主演は女性ファンの多い福山雅治さん(40)と好条件が重なり、関係自治体は「相乗効果は計り知れない」とPRに躍起だ。
 京都市では案内本や史跡ガイドマップが相次いで刊行された。同市中京区の出版社「らくたび」は小型ガイドブック「幕末 龍馬案内」を10月に発行、1か月足らずで初版1万3000部を完売し、1万部を増刷した。山村純也社長(36)は「これほど早い増刷は初めて。早速、龍馬関連の次の企画を」と、ビジネスチャンスを逃さない構えだ。
 ほかにも「その時、龍馬は、新選組は」「龍馬伝 京都幕末地図本」など地元出版社の作品が、市内の主要書店で週間売り上げのトップ10入りし、特設コーナーをつくる店も出ている。同区の書店の売り場担当者は「厳しい出版不況の中、これほど関連書籍の出版が相次ぐのは異例。やはり龍馬人気は別格ですね」と改めて感心した様子だ。
 龍馬の故郷・高知県やゆかりの長崎、山口、鹿児島の計4県の大阪事務所は今秋、「大龍馬恋(れん)」というグループを作り、京都市で各県の観光キャンペーンを共同開催。高知県は龍馬の功績を再考するため1月16日から始めるイベント「土佐・龍馬であい博」でも観光客誘致を目指すなど、あの手この手で知恵を絞る。
 なぜこれほどまでに龍馬が愛されるのか。「歴女」を自任する京都市北区の立命館大生(20)は「織田信長や今年の大河ドラマの主役・直江兼続らとは異なり、龍馬は在野のヒーローだった点が魅力」と分析し、「福山さんがどんな龍馬を演じるのかも楽しみ」と期待する。
 龍馬の残した手紙研究などで知られる京都国立博物館の宮川禎一・考古室長は「龍馬は、閉塞(へいそく)感漂う時代にこそ強い光を放つ。現代の若者に訴えかける力も大きい」と話す。
(2009年12月29日 読売新聞)


高知
高知県内の文化施設が龍馬合同企画
 来年放映のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に合わせ、高知県内の博物館や文化施設など約50機関でつくる「こうちミュージアムネットワーク」は、加盟機関が平成21~22年度にかけて開催する坂本龍馬や幕末に関する展示を「幕末維新の土佐 志の時代展」と名付けた合同企画展としてアピールしていく。
 来年1月16日に開幕する観光イベント「土佐・龍馬であい博」の推進協議会と協力して、「志の時代展」をPRするポスターとチラシを作製。県立坂本龍馬記念館(高知市)や香美市立やなせたかし記念館など加盟の14施設が来年5月までに開催する展示を「志の時代展」の前期と位置づけ、それぞれの展示内容を紹介している。
 ポスターとチラシ計2万8千枚を作り、県内の文化施設や図書館、観光施設などに配布している。
 同ネットは来年6月以降に開催する展示については「志の時代展」の後期として、新たにポスターとチラシを作製する予定にしている。


長崎
長崎まちなか龍馬館:ゆかりの品など展示 1月2日開館
 幕末の志士、坂本龍馬が設立した商社「亀山社中」の再現セットや、龍馬と後藤象二郎が対談した料亭「清風亭」の調度品などを展示する「長崎まちなか龍馬館」(長崎市浜町)の内覧会が、28日開かれた。来年1月2日にオープンし、11年2月末まで開館する。
 長崎などを舞台に龍馬の活躍を描くNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送開始(1月3日)に合わせ、長崎市などが総工費約1億2000万円をかけて開いた。地下1階の展示フロアと案内所やショップが入る1階部分の計約1000平方メートル。上野彦馬が撮影した龍馬の肖像写真とそっくりの衣装も飾られ、自分の顔を出して記念撮影できる。
 市は開館期間中30万人の入館者を見込み、担当者は「龍馬伝を契機に、龍馬以外の長崎の良さも知ってほしい」と話している。入館料は一般300円、高校生200円、小中学生150円。【阿部弘賢】


龍馬像、5体目は腕組み姿で前見据え…長崎
 幕末の志士たちが行き交ったとされる長崎市伊良林の「龍馬通り」に26日、坂本龍馬像がお目見えした。
 市さるく観光課によると、市内での龍馬関連像は、少なくとも5体目という。
 ひざから上の部分のブロンズ像で、高さ約50センチ。腕組みをして真っすぐに前を見据えており、市亀山社中記念館などに向かってまち歩きを楽しむ観光客らを出迎える。
 市民団体「亀山社中ば活(い)かす会」(針屋武士会長)が、来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」放送を記念して設置しようと、同市の彫刻家山崎和國さん(75)に制作を依頼。山崎さんが8月から約3か月かけて完成させた。
 この日は会員ら約30人が除幕式を行った後、観光客が早速、記念撮影をしたり、触ったりして幕末に思いをはせた。旅行で訪れた東京都品川区、派遣社員東城みかさん(29)は「像に触れたら、龍馬のように何かを成し遂げようという勇気がわいてきた」と喜んでいた。
(2009年12月29日10時28分 読売新聞)



文化芸能
吉本、元日から東京で落語会 桂三枝、4日間出演
 吉本興業グループが、東京・品川の劇場で元日から寄席を開く。自前の劇場の出し物は漫才や吉本新喜劇が多く、落語に力を入れるのは珍しい。柳家花緑や三三、春風亭昇太ら東京の若手実力派が日替わりで登場し、東西の話芸も。桂三枝は「たっぷり落語を聞いて頂くことになりそうです」と喜ぶ。
 「新春!しながわ寄席」と題して10日間、品川駅前の「よしもとプリンスシアター」で昼間に開く。最初に上方の若手らが高座にあがり、中入り前のトリに東京のゲスト、休憩などを挟んで桂三枝や文珍、笑福亭仁鶴ら上方勢のトリだ。
 三枝は5~8日の4日間出演。「吉本が昼席をこうして落語に明け渡したということがね、戦後初めてのこと。我々にとってうれしいことで、コケるようなことがあったらと不安でもありますね」
 三枝といえば、坂本龍馬と新選組の近藤勇らがゴルフを楽しむ「ゴルフ夜明け前」といった創作落語で知られる。「来年は龍馬の大河ドラマもあります。最終日にでも高座にかけられたら」
 落語の東西交流は2004年から、春風亭小朝や笑福亭鶴瓶ら「六人の会」で大銀座落語祭が開かれるなど、最近活発だ。「東京ではかつて、江戸前の落語をきちっと地味にやるイメージでしたけど、今は上方よりも派手でにぎやかで。すみ分けがなくなってきた感じ」と三枝。東京の若手に出演協力を頼んだ演芸企画にかかわる中村真規さんは「結果的に上方の若手落語家を育てることになって良いのではないか」と歓迎する。
 三枝は「歴史好きの女性は『歴女』。落語好きは『落語ジェンヌ』と呼ぼうと思う。多くの『落ジェンヌ』に来て頂けるように頑張りたい」。問い合わせはチケットよしもとインフォメーション(0570・036・912)。(岩本哲生)


エンターテインメント
NHK『タイムスクープハンター』のスペシャル版が12月30日に放送!
 日本の歴史をドキュメンタリータッチで紐解いていく、NHKの歴史エンタテインメント番組『タイムスクープハンター』のスペシャル版が年末に放送されます。
  『タイムスクープハンター』は、2009年4~5月にかけてNHKで放送。タイムワープ技術を駆使し、あらゆる時代に時空ジャーナリストを派遣するタイムスクープ社のタイムスクープハンター沢嶋雄一(要 潤)が、とある時代に単身で乗り込み、その時代の職業人に密着し、ありのままの姿をアーカイブする、という番組。今年10月にはDVD化もされています。
  スペシャル版は幕末を描いた『幕末決死行!~江戸牢獄・限界長屋の実態~』。江戸時代の関所の取材をしたまま帰還できなくなっていた時空ジャーナリストの沢嶋は、誤って幕末にタイムスリップ。次々とハプニングが襲いかかり危険と隣り合わせの中、江戸時代の牢獄生活や取り調べ、お白州裁判、不況にあえぐ長屋住民の生活、打ちこわしに至る様子を克明にリポートします。放送はNHK総合にて12月30日23時10分より。また再放送は1月3日1時15分(2日25時15分)より。
 ファン待望の新作をお見逃しなく!
 
●タイムスクープハンター スペシャル
「幕末決死行!~江戸牢獄・限界長屋の実態~」
 
時空ジャーナリストが江戸時代の牢獄生活や取り調べ、お白州裁判、不況にあえぐ長屋住民の生活、打ちこわしに至る様子を克明にリポート。幕末を描く拡大スペシャル版。
 
(c)NHK/P.I.C.S


タイムスクープハンター 公式サイト

 う、嬉しい。さっそく予約録画しました(笑)。

戦国、幕末、三国志好きも集まれ! 歴フェス2
 去る12月20日、渋谷アマテラグジーにて歴史好きの 歴史好きによる歴史好きの為のイベント「歴フェス」が開催された。

 「武家羊羹」が人気の一夢庵氏、上田市の観光親善大使を務める六龍堂さん、神田で歴史好きの為のバーを開いているレキシズル氏 が主催。歴史に興味のある人たちに向けた総合イベントだ。第一回目は 2009年8月に行われ多くの歴史ファンが詰めかけた。

 第二回目は「へうげもの」がテーマ。「へうげもの」とはふざけ ている、おどけているという意味で、最近では講談社のモーニングで連載されている「へうげもの」という漫画が人気を博し、歴史好 きの間で定着しつつある文言だ。
 我こそはへうげものだと名乗りをあげたお客さんを参加者全員で評価しナンバーワンを決める「へうげものコンテスト」や、歴ドルの美甘子さんの幕末トーク、三国志とテクノミュージックを融合さ せた「おもしろ三国志」のライブ、戦国をコンセプトとした「戦国 Bar」など、歴史好きを広くカバーしたイベント内容。出し物の合間 は参加者同士で歴史話に華を咲かせていた。

 昨今の戦国ブームで戦国時代が好きなお客さんばかりかと思いき や、南北朝時代が一番好きな人、甲冑武具を愛する人、歴史的人物 の銅像を愛する人など、ディープな歴史好きもちらほら。そんなディープなお客さんの要望に応えるべく、物販コーナーに並んだ 「武家羊羹」のラインナップも非常にマニアックだ。大型モニターに映し出された映像も「独眼竜政宗」だし、参加者の3分の1は当たり前の様に着物を着こなしている。一見お洒落なクラブイベントと和風なモチーフが融合した会場は実に不思議な空間である。

 へうげもコンテストに参加する者、着物レンタル&着付けサービスを受け着物を楽しむ者、ライブを楽しむ者など、参加者も三者三様の楽しみ方をしている。「戦国武将ベア」を自作している女性は「豊臣秀吉ベア」と「石田三成ベア」を持参していた。「豊臣秀吉のリクエストがなかったので作ってみました」と語る女性。つい一昔前は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康のホトトギス三英傑が人気であったが、時代により好きな武将も変わる様である。

 大都会の真ん中で、歴史を総合エンターテインメントとして体感できる歴フェス。第三弾はどんなテーマになるのだろうか?

(みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
 http://blog.goo.ne.jp/youkaiou






 発売日、本屋に走って行きました(^^)。



 プチャーチン帰国。川路聖謨さんはさらに閑職へ(涙)……川路さんの功績や人柄を知っている読者には、これほど有能で魅力的な人が閑職に追いやられていくのが嘆かわしいです。

 前巻の斉彬死去に加え、安政の大獄が本格的に始まって一橋慶喜擁立に回った開明派に大打撃の巻。

 斉彬死去に伴う薩摩藩の近代化否定、水戸藩への戊午の密勅、攘夷派と一橋擁立派だった開明派への弾圧となる安政の大獄。

 はじめて明かされる吉田東洋謹慎の真相……史実の吉田東洋はどんな人物か不勉強なのでまだよくわかってませんが、みなもとキャラの吉田東洋は、このエピソードを知ってますます好きになりました(苦笑)。後の後藤象二郎や板垣退助や岩崎弥太郎を見出していたりするところ、やはり凄いです。

 そして安政の大獄が本格化し、政局大混迷。

 救いは村田蔵六と福澤諭吉の異色コンビによる掛け合い。無敵に見えた蔵六にも天敵はおったのね(笑)。






昨日は母と長話しました。玉木宏、とりわけ『のだめカンタービレ』の千秋様が好きと知って、「この母にしてこの娘《こ》あり」を実感しました(苦笑)。


京都
龍馬ゆかり 伏見に石碑
土佐藩邸跡など6カ所 関係者ら除幕式

 来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映を前に、伏見観光協会と伏見納税協会青年部会は26日、主人公の坂本龍馬が愛した伏見にある幕末の歴史ゆかりの地6カ所に石碑を建立した。月桂冠情報センター敷地内の伏見土佐藩邸跡で除幕式があり、約30人の関係者が新たな観光資源の誕生を祝った。

 ■大河ドラマ放映前、観光活性化

 石碑の建立は、ドラマの影響で観光客の増加が見込まれる伏見の歴史を掘り起こし、新たな散策コースを作る狙い。京都市のニューツーリズム創出事業の補助を受け、地元で設置に取り組んだ。事業費は約250万円。
 石碑は高さ約1・1メートルで説明板付き。伏見の長州藩邸跡、会津藩駐屯地跡、新選組の近藤勇が銃撃された地、鳥羽伏見の戦いの激戦地(伏見口)、龍馬が寺田屋で襲撃された際に避難した材木小屋の跡地などに建立した。
 月桂冠情報センター前での除幕式では、同観光協会の大倉敬一会長が「年間を通じて観光客を誘致し、伏見の活性化に取り組みたい」とあいさつ。石碑を除幕すると出席者が盛んに拍手を贈った。


山口
【龍馬ゆかりの地を行く】高杉晋作と語る夢 関門海峡
 若くして暗殺されるという短い生涯にもかかわらず、土佐や京都、九州など全国各地に足跡を残した幕末の志士、坂本龍馬。
 そんな龍馬が、下関(山口県)で過ごした時期があったという。龍馬が勇躍した時期を、土佐脱藩から京都で暗殺されるまでのおよそ5年間とみれば、そのうちの通算約半年間を下関で過ごしており、その存在意義は決して小さくない。
 「下関が龍馬ゆかりの場所だったと認識されていないのは、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の影響が大きい」
 こう指摘するのは、幕末維新期に詳しく、「龍馬が愛した下関」の著作もある同県萩市特別学芸員の一坂太郎さん(43)だ。
 龍馬を国民的英雄に押し上げる役割をはたしたという小説「竜馬がゆく」では、龍馬が下関を本拠とした時期には長崎にいたことになっている。
 しかし、「龍馬の最大の功績とされる薩長同盟締結の仲介は、下関を拠点にして進められ、愛妻・お龍(りょう)との結婚生活も、短期間ながら下関で営まれたんですよ」と、一坂さんは言うのである。

×    ×

 JR下関駅近くの国道191号沿い。白石正一郎邸跡が、石碑とともにひっそり残っている。
 「土佐を脱藩した龍馬が、最初に目指したのが下関。荷受け問屋の大年寄、白石正一郎の所を目指したのではないか」
 勤王の志士をテーマにした作品も多い下関在住の直木賞作家、古川薫さん(84)は、こう推測する。
 文久2(1862)年3月、土佐を脱藩し、瀬戸内海を渡ったあとの龍馬の行程は詳しく分かっていないが、「“走りながら考える”龍馬。志士らを支援し、商売柄さまざまな情報も集まる白石を頼った」と、古川さんはみる。

 その後も何度か下関に現れた龍馬だが、慶応元(1865)年5月以降は、薩長同盟締結に向けてさらに頻繁に訪れるようになる。長州藩の桂小五郎と薩摩藩の西郷隆盛の会談を下関で設定したり、薩摩藩の意向を長州藩士らに伝えたりし、下関は日本の運命を決めた同盟締結への「地ならしの地」だったといえる。
 白石邸跡から東へ1キロあまり、昔も今も数多くの船が行き交う関門海峡が見渡せる岸壁に、鋭く反り合う一対の石柱がそそり立つ。
 「『青春交響の塔』。日本の近代史を大きく動かした2人の若者の、海峡沿いでの邂逅(かいこう)を記念し、平成15年に設置されたものです」
 石柱の表面に刻まれた2人の志士のレリーフをなでながら、古川さんが説明する。レリーフに描かれた2人は、龍馬と、長州藩士の高杉晋作だ。

×    ×

 幕末の動乱の中で出会った龍馬と晋作。互いにひかれ合ったのか、晋作は上海で入手したピストルを龍馬に譲ったり、幕府による長州再征に際して長州海軍総督だった晋作の求めに応じ、龍馬が船で加勢するなど、2人の絆(きずな)はどんどん深まっていった。
 その海戦直前の慶応2年6月15日未明、2人は下関の海べりで、戦場となる海峡をながめながら語り合った、という。
「固い友情で結ばれた2人は、互いの志を語り合ったに違いない。きっとこんなふうに…」。古川さんはイマジネーションを膨らませる。
 「高杉さん、間もなく新しい時代がやって来るぜよ」
 「坂本さんの望みは何でありますか」
 「わしは役人になるのは好かんきに、外国を相手に商売をやります」
 「面白そうじゃのう」
 しかし、このあと、晋作は1年足らず、龍馬も1年半でこの世を去る。
 塔の横に鎮座する銘板には、こう刻まれている。
 「天は時代を先駆けたこの両雄に、そのときからわずか一年の命しか与えなかったが、日本史上に輝く足跡をのこすにはすでに充分だった」


 「長州藩」 長門、周防の2国からなり、萩藩を宗藩に、長府、清末、徳山、岩国の4支藩を持ち、下関は長府藩に属していた。幕末の長州は、馬関戦争(四国艦隊下関砲撃事件)や文久の政変、禁門の変、幕府の長州征伐と、つねに大きな動乱の渦中にあった。雄藩同士が手を組んで倒幕を目指し、やがて明治維新への礎となった薩長同盟は、こうした流れの中で締結された。
(小林宏之)



長崎
長崎歴文博で勝海舟の部屋公開 「龍馬伝館」来月9日オープン
 長崎歴史文化博物館(長崎市立山1丁目)は26日、幕末の志士坂本龍馬の生涯を描く来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に合わせて館内に開設する「長崎奉行所 龍馬伝館」の一部を報道陣に公開した。
 「龍馬伝館」を設置する2階「奉行所展示ゾーン」は1月9日のオープンに向けて工事中で、現在6割ほどの仕上がり。龍馬の師匠・勝海舟の部屋をイメージした「実演展示 勝麟太郎邸」では、15畳の和室に赤じゅうたんを敷いてテーブルやいすを並べ、龍馬と勝に扮(ふん)したガイドが展示解説をする。
 大堀哲館長は、開館5周年記念特別展「岩崎弥太郎と三菱コレクション」(11月19日~2011年1月10日)▽寸劇「三人の龍馬がゆく」上演▽併設レストランの幕末西洋料理再現ランチ(1200円)-など「龍馬伝館」開設期間中の関連行事を発表した。 1月3日は午前10時半から、同館エントランスホールに設置する龍馬と弥太郎像の除幕式がある。


ブックレビュー
今週の本棚・情報:坂本龍馬の“日記”を構成
 新人物往来社は『完本 坂本龍馬日記』を出版した。1835年の誕生から67年に暗殺されるまでの生涯を、111冊の文献や史料に残る記述を時系列に整理。本人の“日記”として再現している。その日、龍馬が一体どこで何をしていたのか、すぐに確認できる構成だ。
 編者は幕末史研究家の菊地明さんと山村竜也さん。512ページ、2万1000円。







 日が差してきたので布団干ししてます。晴天続きで布団や洗濯物を干せるのはありがたていですが、乾燥が強いですね。ある部屋では加湿器を、別の部屋では除湿器を稼働中……(汗)。

埼玉
初雁賞:入間の西村さんが受賞 木綿織物「川越唐桟」を機械織りで復活 /埼玉
◇愛好家らに指導
 幕末から明治にかけ人気を博した縦縞(たてじま)の木綿の織物「川越唐桟(とうざん)」を機械織りで復活させた入間市仏子の織元、西村芳明さん(89)が、伝統工芸の継承と興隆に貢献したとして川越市の初雁(はつかり)賞に選ばれた。あまり売れなかった当初から良質の織りを心掛けたという西村さんは、「何よりも多くの方が喜んで着てくれるのがうれしい」と話す。
 川越唐桟の手本は、江戸時代に輸入され「絹のような光沢と手触り」と評判だった木綿の織物「唐桟織」。高価なため富裕な商人らしか着ることができなかった。幕末から良質の安く細い綿糸が輸入されるようになり、川越地方で織り江戸で安く販売された。
 西村さんは織染学校時代の同級生に勧められ、80年に川越唐桟を復活させた。川越市の研究家、井上浩さん(78)から明治初期前後のものとみられる柄を譲り受けて研究し、約300種類の柄を織ってきた。
 愛好家も増え、86年には「川越唐桟愛好会」が発足。入間市周辺でも「野田双子(ふたこ)織」と呼ばれ親しまれる。一緒に製作してきた妻芳子さんが06年に亡くなり織るのをやめたが、「川越唐桟の織り方を伝えたい」と今は入間市で愛好家らへの指導を続けている。【鈴木賢司】


東京
拓殖大・長坂教授に『蘭日賞』 オランダモデル日本に紹介
◆『NGO研究 評価され光栄』
 拓殖大学(東京都八王子市)国際学部の長坂寿久(としひさ)教授が、日本とオランダの文化・研究・経済関係に貢献した個人や団体に贈られる「蘭日賞」を受賞した。長坂氏は、均等待遇によりパートタイム労働を促進して財政赤字と高失業率を克服したオランダ型ワークシェアリング(労働時間短縮による雇用創出)や、政府・NGO・企業の三者が協働するオランダの社会経済システム「オランダモデル」を日本に紹介したことなどが評価された。日本人の受賞は初めて。(土田修)

 同賞はライデン大学エイリオン財団が二〇〇四年から実施。同大のファン・デル・ハイデン総長らが審査し、二年に一回顕彰している。三回目となった今年は「アカデミック調査」をテーマに長坂氏と同大東アジア芸術・文化部のファン・ヒューリック教授(東洋美術史)が受賞した。
 十六世紀に設立された同大はオランダ最古の大学で、幕末オランダに留学した日本人はここで学んだ。幕末から明治初期の教育者、西周(あまね)がフリーメイスンに入会したときの署名文書も残されている。植物園にはシーボルトが日本から持ち帰った植物が植えられ、アジサイやカエデが茂るシーボルト記念庭園にはブナの巨木の下にシーボルトの胸像が立っている。
 同大の大講堂で催された授賞式で、ハーグ国際司法裁判所長で同大国際関係学教授でもある小和田恒氏が長坂氏ら二人に蘭日賞を贈呈した。
 授賞式で長坂氏は「オランダの社会経済システムは二十一世紀の日本や世界にとって大きな意味がある。民主主義をよりよく機能させるには政府・NGO・企業がパートナーシップを結び、三者による対話と合意に基づく社会システムをつくっていく必要がある。私のオランダをフィールドとしたNGO研究を評価していただき、光栄に思う」とスピーチした。
 <長坂寿久> 1942年神奈川県生まれ。明治大卒業後、日本貿易振興機構(ジェトロ)に入会し、アムステルダム、ニューヨークなどに駐在。99年から現職。専門は国際関係論。「NPOファミリーハウス」前理事長。著書に「オランダモデル~制度疲労なき成熟社会」(日本経済新聞社)、「NGO発、『市民社会力』~新しい世界モデルへ」(明石書店)、「オランダを知るための60章」(同)など多数。


広島
竜馬ゆかり「いろは丸」復活 福山・鞆と仙酔島間 1月9日から運航
 坂本竜馬が乗り込んだ幕末の商船にちなみ、福山市が建造を進めていた「平成いろは丸」(定員99人)が完成し25日、市に引き渡された。1月9日から市営渡船として同市の鞆港―仙酔島間を運航、景勝地・鞆の浦の観光振興に一役買う。
 全長20メートル、19トンで、黒い外観に3本のマストを配置。幕末の雰囲気を感じてもらおうと、内装は木目調でレトロに仕上げ、船室にはかじを操る舵輪(だりん)やコンパス、竜馬の写真を飾った。乗降時には船首部分が持ち上がり、階段状の船着き場「雁木(がんぎ)」にも着岸できる。
 竜馬ら海援隊を乗せたいろは丸は1867(慶応3)年、鞆沖で紀州藩船と衝突し沈没。竜馬は鞆の対潮楼などで藩を相手に談判し、賠償金を得たとされる。来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に合わせ、国の交付金を活用し総事業費8000万円で完成させた。
 市営渡船の所要時間は5分で1日40往復。2008年度は約13万7500人が利用した。市観光課の亀田繁樹課長は「鞆と竜馬のつながりを全国にアピールする絶好の機会。新たな観光資源にしたい」と期待している。


佐賀
元日開幕「近代との遭遇」 展示作業始まる
 幕末から明治にかけて海外に渡った佐賀人の足跡を、歴史と美術の視点でたどる特別展「近代との遭遇-世界を見る・日本を創(つく)る-」の展示作業が25日、会場の佐賀県立美術館で始まった。1月1日の開幕に向け、全国各地から集められた絵画や歴史資料が並び始めた。
 欧米に近代化を学び、幕末維新の激動期を乗り越えた佐賀人の気概や進取の精神を浮かび上がらせる展覧会。貴重な歴史資料や絵画など計約150点を紹介する。
 展示作業は25日朝、学芸員や運送会社の美術専門スタッフらが開始。第1部「開かれた近代の扉」で展示する歴史資料や、第2部「描くことの近代」で紹介する絵画の梱包(こんぽう)を解き、配置を決めていった。作業は29日までに終え、30日に関係者らで開場式を行って、元日の開幕を迎える。
 展覧会は県立佐賀城本丸歴史館開館5周年を記念し、同館と県立美術館、佐賀新聞社でつくる実行委員会が主催する。
 会期は2月14日まで(1月12日、25日、2月8日は休館)。前売り券は一般800円、大学生600円(当日券は各200円高)、高校生以下と障害者は無料。

【写真】梱包を外し、作品の確認を行うなど、着々と準備が進む特別展「近代との遭遇」=佐賀市の県立美術館



IT
幕末ブーム到来!「はじめて幕末王子」坂本龍馬を配信
ケイブが配信中の、iモード用幕末歴史アドベンチャー「はじめて幕末王子」に、プレイキャラクターに“坂本龍馬”が追加された。
 これにともない、新たなシナリオとイラストが追加された。
 また現在、通常シナリオでは語られなかったシナリオが、外伝シナリオとして月に一度限定配信中だ。
【坂本龍馬】
「放っちょいたら、日本は内側から腐っていくぜよ」

【はじめて幕末王子】
配信日:配信中(2009年9月7日(月)配信)
価格:月額315円(税込)
対応機種:NTTドコモiアプリ対応機種
アクセス方法:iMenu>メニューリスト>ゲーム>アドベンチャー/ノベル>はじめて幕末王子

■はじめて幕末王子 PR用PCサイト
http://hajimete-baku.cave.co.jp/





 書店で見かけて、表紙の土方さんイラストがツボったので買ってしまいました……表紙絵を描いた方の一言によると「土方さんをキラキラかっこ良く描いたらリテイクされた」そうで(爆)。



 BL風味の作品があったりして、自分はちょっと苦手なのも。

 永倉新八っつぁんの老後のエピソードのひとつに爆笑しました(自分が記憶してなかっただけかも^_^;)。そして巻末の、みなもと太郎『弥太郎伝』に満足……たった8ページですが年明けの大河ドラマの予習ができました(笑)。

☆★☆★

12月27日追記。コミックナタリーに紹介記事が出ました。

みなもと太郎、ユキムラらが、幕末の英雄への愛を描く
 みなもと太郎やユキムラなどの歴史好きのマンガ家によるアンソロジー「幕末人物エッセイコミック 幕末魂!」が、新書館より本日12月26日に発売された。
 このエッセイ集は坂本龍馬、勝海舟、近藤勇、土方歳三など幕末に活躍した英雄たちの魅力を、15人の歴史好きのマンガ家がそれぞれ語るエッセイマンガ。「風雲児たち」みなもと太郎、「新選組刃義抄 アサギ」蜷川ヤエコ、「長州ファイブ」ユキムラら総勢15人が参加している。
 なお表紙イラストは、「ひねもすハトちゃん」をウイングス(新書館)で連載中の久世番子が手掛けている。


掲載作品
蜷川ヤエコ「趣味の龍馬 閑語編 ~坂本龍馬~」
杜康潤「幕末豪快偉人伝 すごいよ!勝先生 ~勝海舟~」
たむら純子「梅の花壱輪さいても梅はうめ ~土方歳三~」
黒百合姫「壬生狼近藤勇 ~近藤勇~」
進藤ウニ「幕末の長生きさん ~永倉新八~」
あがのまこと「大石鍬次郎を愛でようじゃないか ~大石鍬次郎~」
片山愁「会津の殿様 ~松平容保~」
アクロビッチ山岡「魅惑のお貴族様 ~徳川慶喜~」
九州男児「西郷どんの郷里 薩摩は○○の本場! ~西郷隆盛~」
ユキムラ「井上聞多という男 ~井上馨~」
なきりあやこ「腐った歴女の晋作講座 ~高杉晋作~」
王嶋環「アクティブ先生 ~吉田松陰~」
睦月ムンク「土下座前で会いましょう ~高山彦九郎~」
蜜子「是奇才哉(これきさいかな) ~歌川国芳~」
みなもと太郎「弥太郎伝 ~岩崎弥太郎~」





 掃除が苦手なので、お風呂の水道周りの水あか取り・磨きにはジャガイモの皮がよいとか、金属ハンガーを変形させてストッキングを巻いたもので隅の埃や汚れを拭くとよいとか、テレビで新しい知恵を知ってほほーっと感心しています。

東京
坂本龍馬や土佐を体感できる“龍馬居酒屋”が増加中!
 2010年1月3日(日)からスタートするNHKの大河ドラマ「龍馬伝」。そのブームにあやかろうと、龍馬人形や本、旅行ツアーの発売など、ドラマスタートに向けてその熱は高まるばかり。そんな中、幕末の雰囲気や土佐の名物が楽しめる、“龍馬居酒屋”にも注目が集まっている。
 そのうちの一つ「龍馬邸」(東京・銀座)は、エントランスに据えられた坂本龍馬像が客の人気を集めている。あの有名な高知県・桂浜にある龍馬像をベースに作られ、諸説はあるが、当時としては大きい約170cmあったと言われる龍馬の実寸サイズだ。各個室のに土佐の地名が付けられ、その場所の絵が飾られていたり、ふすまに描かれていたりという遊び心も。
 来店していた客は、銀座という土地柄もあり、30~40代が中心。同僚と来店した50代の男性は「自分の出身地の京都にゆかりの深い龍馬には興味があります」と言い、来店理由を「高知出身の知人にこの店をすすめられて」と語る。一方、土佐の郷土料理を目当てに訪れた女性グループも。坂本龍馬好きだけでなく、カツオの藁焼きや新鮮な魚介類など土佐の味覚にひかれる客も多いようだ。
 実は同社は2010年の坂本龍馬ブームを見越し、複数の龍馬居酒屋を展開。「社の代表が高知県出身だったこともあり、ドラマ放送に先駆けて龍馬居酒屋をオープンしました」と、同店を経営するダイヤモンドダイニング。今年8月にオープンした「龍馬邸」のほか、昨年11月に新橋に「竜馬が如く」、今年7月には横浜に「龍馬外伝」と3軒の龍馬居酒屋をオープン。
 また、入り口に大きな龍馬の写真を掲げ、幕末ファンが集う「幕末酒屋 やんなはれ」(東京・渋谷)でも、「軍鶏鍋」をメニューに導入。軍鶏鍋は、龍馬が暗殺される直前、中岡慎太郎らと京都の近江屋で話し込んでいた際に食べたいと言ったと伝わる料理だ。渋谷センター街という立地から20~30代の客が中心で、「最近は歴史好きの女性客が増えています」と店長。幕末志士の命日や誕生日に酒の振る舞いなどのイベントも実施しており、ドラマ放映開始後は龍馬のイベントを考えていく予定だという。
 一方、幕末や龍馬をテーマにしていない居酒屋でも、メニューにひと工夫している店もある。約30店の飲食店を経営するリン・クルーは、「かまくら」や「もつ道」などグループ店21店舗で「坂本龍馬フェア」を1月末までの予定で開催中。軍鶏鍋のほか、亀山社中をイメージして舟形に揚げた春巻きの皮に長崎の皿うどんを盛った「亀山社中サラダ」など、7品を展開。「オリジナルダイニングかまくら 上野店」(東京・上野)は「評判はまずまず。ドラマの放送が始まって評判が上がれば、1月以降も続けたい」とする。
 男性ファンだけでなく女性にもファンが多い坂本龍馬。高知や長崎の観光地の整備が始まり、さまざまなツアーも発売されているが、東京都内でも龍馬を体感できる店が増えている。大河ドラマ放送前に居酒屋で、ひと足早く龍馬気分を味わってみては。【東京ウォーカー】

 龍馬をイメージに使った居酒屋、けっこうあるんですね。さすが、日本史の中でも一、二を争う人気者だけのことはあります。

静岡
「ふわのすけ」 たまごふわふわ、マスコットキャラ
 袋井市観光協会が募集していた「たまごふわふわ」のマスコットキャラクターの名前がこのほど、「ふわ之介(ふわのすけ)」と決まった。
 市内外から寄せられた111件の応募の中から、袋井市川井の藤森拓君(8)と同市田町の秋元有貴君(10)が考案した名前を選定した。キャラクターは江戸時代末期の「新撰組」をイメージした。2004年のNHK大河ドラマ「新撰組!」の第9話で、組長の近藤勇が妻つねから「食べたいものはありますか」と問われ、「たまごふわふわ」と答えたという逸話から、キャラクターに採用した。
 市内でたまごふわふわを提供している16カ所の飲食店、毎年参加しているB―1グランプリ会場などで掲示するほか、商品パッケージや広告などで使用し、PRに役立てていく予定。
 太田忠四郎会長は「多くの方からすてきな名前を寄せていただき、一つに絞るのが困難だった。このキャラクターと名前を活用し、さらにたまごふわふわをPRしていきたい」と話した。(※之は小さい之)


イベント継続で活気を 葵区・七間町の劇場と商店街
 静岡の映画文化を発信しようと2009年に始まったイベント「シズオカ・シネマパーク・フェスティバル」(同実行委員会、静岡市主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が、静岡市葵区で来年2月に開催される。映画館経営会社の移転をめぐって映画街存続を懸念する声が挙がっているが、街を活気づけるイベントは継続しようと、劇場と商店街が共同で準備を進めている。
 フェスティバルの開催は来年2月26日から3月4日の7日間。同区七間町のオリオン座やピカデリー・ゼロなどの静活系映画館と静岡東宝会館の協力を得て、「スラムドッグ$ミリオネア」「おくりびと」「かもめ食堂」など、約15作品を上映する予定。映画ファンの実行委員会メンバーや昨年の来場者の意見を踏まえて人気作を選出した。
 映画の上映以外にも、中心市街地の4商店街で映画にちなんだイベントを企画。時代劇の殺陣師が幕末を想定した演舞を披露したり、スターウオーズに登場する第501軍団がコスチュームで商店街を闊歩(かっぽ)する。映画館のスクリーン裏などを散策できる体験ツアーや16ミリフィルムの上映会も開く。
 初日の2月26日に行うオープニングセレモニーには、女優の片桐はいりさんをゲストに迎える。
 前売りチケットは同市内の劇場や書店などで取り扱っている。ホームページアドレスは、www.cinemapark.jp


文化芸能
獄(ひとや)に咲く花
 チェック:直木賞作家である古川薫原作の「野山獄相聞抄」を映画化した感動の歴史ロマン。明治維新の礎となる思想を伝えた偉人、吉田松陰の獄中での淡い純愛を情感豊かに映し出す。寅次郎こと吉田松陰を演じるのは、『長州ファイブ』の前田倫良。『明日への遺言』の近衛はなが本作で映画初主演を飾り、凛(りん)とした美しさでヒロインを演じ切る。独身を貫き、30歳という若さでその短い生涯を閉じた男の、一生に一度の恋慕の情が観る者の胸を打つ。
 ストーリー:1854年、激動の幕末期、寅次郎(前田倫良)は黒船でのアメリカ密航を計画するが失敗し、長州・萩の武家専用牢屋敷の野山獄に投獄される。彼は獄中で、武士階級でありながら身分の低い者たちと交流した罪で捕えられた久(近衛はな)と出会う。二人は今まで誰も生きて出られたことのない悪名高い牢獄で、少しずつ交流を深めていくが……。


<ひと脈々>大阪を愛してやまぬ文士
 「文壇」。この厳(いかめ)しい言葉は関西の風土に似つかわしくないのかもしれない。田辺聖子は「“文壇”なんて、ないない。まず、群れない。でも、顔合わせるとおしゃべりばかりして、みんな仲良しよ」と笑う。
 文学賞の受賞記念など折々のパーティーや会合があると、三々五々作家たちが集まってくる。「うちの犬の下痢が止まらん」「そら大変や」。くだけた四方山(よもやま)話に花が咲くものだから、なかなか乾杯が始まらない。「こだわりのない、ざっくばらんな付き合い。互いに尊敬し、認め合う気持ちがあるわね」。陽性で、からりとした交流の輪が見えるようだ。
 50年を超える作家生活で、ずっと関西に根を下ろしてきたが、「ちっとも不自由したことない」と言う。「東京と大阪が近くなったのもあるし、お笑い番組のせいもあって大阪弁の小説が違和感なく受け入れられるようになった」。大阪の言葉を使い、情感豊かな小説や機知に富んだエッセーを書き紡いできた。
 すんなり頭に入る大阪弁だが、書くには手間がかかる。「そうでんねん」だと「太うなって重とうなる」。「そうでんねン」とすると、軽みが出て、視覚的な効果も生まれる。細心の注意が払われた、やわらかで繊細な大阪言葉は田辺文学の魅力の1つだ。

★土地固有の手触り

 玄月が書く小説もまた、大阪という土地固有の手触りがある。1999年に「蔭の棲みか」で芥川賞を受賞。生まれ育った大阪市生野区を舞台にした作品群は共同体の歴史や結びつきが描かれ、土と血のにおいが濃密だ。
 「ヘミングウェーのように行った先々のことを書く作家がいれば、フォークナーのように、ある場所を描き続ける作家がいる。僕は後者」。在日コリアン2世。「この街は古くからの人に加え、若い人たちも入ってきて、現在進行形で変化している」。まだまだ小説の種がありそうだ。

司馬遼太郎(共同)
 司馬遼太郎も生まれ育った大阪の風土や文化を愛し、「国民作家」になってからも大阪を動かなかった。
 直木賞作家の難波利三が司馬遼太郎記念館(東大阪市)で講演したのは11月14日。畏敬(いけい)する司馬の思い出や作品を熱く語った。
 司馬に会ったのは1回だけ。大阪市内で1991年に開いた小松左京の還暦パーティーでだった。「太陽のそばへ小さな惑星が近づくと、パーっと消滅してしまう」。そんな思いがあったが、気が付くとすぐ近くに司馬がいた。
 意を決して「難波です」とあいさつすると、酒で少し顔を赤らめた司馬が「あっ、難波さん」と優しく応えてくれた。「今だ!」と喜び勇んで近づくと、2人のすき間に別の男性が割り込み、司馬と話を始めてしまった。
 残念でたまらず、難波はそのときの模様を日記につづった。だから日付も覚えている。1月28日だった。難波が1番好きな司馬作品は『俄(にわか)―浪華遊侠(なにわゆうきょう)伝』。幕末から大正時代まで大坂で活躍した侠客、明石屋万吉の一代記で、官や権力を嫌った大坂人の気質を描いて痛快だ。
 難波は島根県出身だが、堺市在住。司馬同様、大阪の文化を愛してやまない。だから堺が生んだ歌人、与謝野晶子記念館の建設計画などに取り組む。
 司馬記念館館長で、司馬の義弟の上村洋行は「司馬遼太郎にとって執筆活動には大阪の街のざわめきが合ったのでしょう。大阪という、活気ある都会の利便性を何より好んだ」と振り返る。

★経営者や芸術家と

 400万部以上を売った『日本沈没』など、ベストセラーを連発した小松左京も大阪に住み続けた。東京に事務所は置いたが、「編集者に勧められた。でも、東京に住む気はなかった。大阪は便利で住みやすい」と話す。
 「大阪、京都、神戸、奈良がそれぞれ独自の文化を持っている。大きすぎる東京と比べて規模がちょうどいい。文化人にも学者にも経営者にも芸術家や芸能人にもすぐ会えて、仲良くなれる」と小松は関西の魅力を強調する。
 小松は70年の大阪万博では梅棹忠夫や岡本太郎らとともに活躍。上方歌舞伎の振興にも尽力し、サントリーの社長・会長だった佐治敬三や桂米朝らとも親交を重ねた。
 司馬人脈も豊饒(ほうじょう)だ。田辺、小松、東京の人だが交流があった杉本苑子と一緒の写真からは、田辺が言う「互いに尊敬し、認め合う」和気あいあいの雰囲気が伝わってくる。新聞記者だった57年、司馬は大阪で取材した寺内大吉と意気投合、仲間を募って同人誌『近代説話』をつくった。司馬、寺内、黒岩重吾、伊藤桂一、永井路子、胡桃沢耕史と同人から直木賞作家を6人輩出した。
 『近代説話』の同人たちは観念的な文学ではなく、読者を物語世界に引き込むエンターテインメントの腕を競い合った。黒岩門下の難波は「黒岩さんは『司馬をゴッホとするなら、おれはシャガールだ』と言っていました」。大阪・西成に住んでキャバレーの呼び込みやトランプ占師などをしたこともある黒岩の、自負心が浮かび上がる。

小説創作教室を始めた玄月
★小説教室始める

 最近、若手・中堅作家で関西勢の台頭が著しく、全国の注目を集めている。今年上半期は芥川賞を津村記久子、直木賞を山本兼一が受賞。女性作家では川上未映子、柴崎友香、西加奈子も大阪の言葉を生かした小説を書いている。男性の若手では森見登美彦が京都を舞台に「古都ファンタジー」ともいうべき作品世界を生み出している。
 玄月が10月から大阪・長堀橋で「玄月の窟(くつ)」と名付けた小説創作教室を始めた。参加者は20~60代の約20人。マンションの一室で開いている教室をのぞくと、付せんをびっしり張った原稿を手に玄月が指導していた。
 「エピソードは面白いけど、有機的なつながりがない。エピソードはいわば枝。幹がないとあかん」「小説の切れを増すのに余計な部分をどう省くかが大事」。合評では参加者からも盛んに意見が飛び出す。生徒の文学新人賞受賞が玄月の目標だ。関西で若い才能が育ち、根を張れば、街も人も文化も元気になる。=敬称略
(編集委員 中沢義則   大阪文化担当 関優子)


『天地人』が1位 2009年“ドラマ視聴率10傑”出揃う! 定番ジャンルの人気の高さ実証
 10月~12月期の主要な連続ドラマが最終回の放送を終え、2009年のドラマ視聴率のベスト10がほぼ出揃った。1位は、俳優の妻夫木聡が“愛と義”に生きた名将・直江兼続を熱演したNHK大河ドラマ『天地人』(1月25日放送)の26.0%。2位には、大沢たかお主演で10月クール連続ドラマの話題を独占した『JIN-仁-』(TBS系)の最終回(12月20日)が25.3%と飛躍。今年のTOP10を改めて振り返ると、“歴史”“医療”“刑事”など、定番ジャンルの人気の高さが、改めてうかがえる結果となった。
 1位の『天地人』は、“義”と“愛”の精神を持つ戦国武将・兼続の生涯を妻夫木が熱演。また、兼続の幼少期・樋口与六を演じた子役・加藤清史郎の愛くるしい表情も人気を呼び、「わしはこんなところ来とうはなかった」というフレーズは『2009 ユーキャン新語・流行語大賞』にノミネートされるなど話題に。初回から最終回までの平均視聴率も21.2%と、ここ10年の大河ドラマでは2008年の『篤姫』(24.5%)、2002年の『利家とまつ・加賀百万石物語』(22.1%)に次ぐ数字を記録。来年放送される、福山雅治主演の『龍馬伝』への期待も高まることとなった。
 2位の『JIN-仁-』は、現代から幕末の日本にタイムスリップした脳外科医・南方仁(大沢)が、医療器具も満足に無い時代に江戸の町人たちを救おうとする歴史SF。25.3%は、今年度民放ドラマ最高視聴率であり、全11回の平均視聴率も19.0%と、民放連ドラでは今年最高となった。最終回が続編を匂わす結末で締めくくられたことから、さまざまな憶測がささやかれているが、“ドラマのTBS”復活の狼煙を上げた作品であることは間違いない。
 3位には、木村拓哉が天才脳科学者に扮した『MR.BRAIN』(TBS系)が24.8%で相変わらずの“視聴率男”ぶりを見せつけた。また、同じく“医療モノ”としては、山下智久主演の人気シリーズのSP特番『コード・ブルードクターヘリ緊急救命新春SP』(フジテレビ系)の23.1%が4位に登場。来年1月期の“月9”枠で再び続編が放送されるだけに、こちらも期待が高まる。
 また今年の傾向として、良質な“SPドラマ”が高視聴率を記録している。6位にランクインした『刑事一代・平塚八兵衛の昭和事件史』(テレビ朝日系)は、渡辺謙が伝説の刑事・平塚八兵衛に扮し、鬼気迫る演技を披露。渡辺自身も「心の底から誇れる作品と出会えた」と語っており、多くの視聴者を魅了。今年度の社会派ドラマの台頭を広く印象付けた作品となった。
 同ランキングは、ビデオリサーチ社(関東地区)による12月25日現在のデータで、連続ドラマは最高視聴率をもとにランキング化。

 視聴率と作品の質は必ずしも比例しないものではありますが、『JIN―仁―』が大健闘したのは原作もドラマも好きなファンとしても嬉しく思います。

ブックレビュー
<オリコン本ランキング>NHK「龍馬伝 前編」11位で「天地人」超え 「坂の上の雲」は5倍
 25日発表されたオリコン本ランキング(28日付)によると、1月からスタートするNHK大河ドラマのガイド本「NHK大河ドラマ・ストーリー 龍馬伝 前編」が、約2万5000部を売り上げ、BOOK(書籍総合)部門の総合11位となった。08年12月に発売された「NHK大河ドラマ・ストーリー 天地人 前編」の約1万7000部を上回った。 
 「龍馬伝」は、土佐(高知県)出身の幕末の英雄・坂本龍馬の33年の生涯を、三菱財閥の創業者となる岩崎弥太郎の視点から描いたドラマ。龍馬にあこがれる岩崎が、師事していた藩参政・吉田東洋の暗殺を機に、龍馬を憎むようになるが、長崎で再会し、衝突を繰り返しながら、「世界の海援隊を作る」という夢を引き継いでいく……というストーリー。
 11月からNHKで特別ドラマ化された司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」は、全8巻がすべて売り上げ40位以内に入った。放送開始前は週あたり2万部だったが、放送後から売り上げが伸び、ピーク時の12月中旬には週11万部を売り上げている。【河村成浩】

 「龍馬特需」凄まじいなぁ……幕末スキーとしては、ドラマが見応えのあるものとなりますよう願っております。たぶん新選組関係者も後半には登場するでしょうし(『鞍馬天狗』のような悪役ポジションだったら嫌だなぁ^_^;)。

ビジネス・経済
「タント」に初の派生車へ 内装にこだわり…ダイハツ工業
(中略)
「井の中の蛙じゃいかんぜよ」、CMで自戒
 ダイハツは、「タント エグゼ」のテレビCMも公開。幕末の志士にふんするSMAPの香取慎吾さんが「『軽』は井の中の蛙(かわず)じゃいかんぜよ」と訴える。軽自動車は、これまで税制の優遇措置で、国内市場で成長してきたが、HVの低価格化などの影響で最近は、販売が伸び悩んでいる。CMの狙いについて、馬場建二取締役は「軽自動車というジャンルにこだわらず、クルマとして高い評価をしてもらいたいという意味合いだ」と説明している。


エンターテインメント
慎吾、イブも仕事で苦笑いぜよ
 SMAPの香取慎吾(32)がダイハツ「TANTO Exe」のCMキャラクターに就任し24日、東京・台場で会見した。
 25日から放送の新CMでふんしている幕末志士姿で登場した香取は「今まで『軽ってだっせー』みたいな感じがあったけど、このエグゼはカッコイイ。広くてビックリ」とぞっこんの様子。この日はクリスマスイブだが「予定?全くないです。SMAPと仕事します」と苦笑い。「来年はコンサートします!新曲出します!決まってないけど言っちゃいます」と笑わせ「2010年!SMAP、たんとエグゼ(行くぜ)よ」と宣言した。


ケイブ 【はじめて幕末王子】幕末ブーム到来!イケメン坂本龍馬を本日より配信!
 株式会社ケイブ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:高野健一 大証ヘラクレスコード:3760)は、女子力UP型コンテンツ『はじめて幕末王子』の新キャラクター追加に伴う大規模アップデートを、本日行いますことをお知らせいたします。

【シリーズ第3弾 『はじめて幕末王子』 追加配信の概要】

■2010年を盛り上げる、あの志士のシナリオが配信開始!
今、大河をはじめ数多くのメディアで注目を集めている幕末時代。
中でも話題沸騰の「坂本龍馬」をメインキャラクターとして追加配信いたします。
今までの常識をくつがえす”自由気ままな王子”となった明治維新の立役者「坂本龍馬」が巻き起こす、幕末旋風をぜひご堪能ください。

■通常シナリオだけではない。外伝も熱い!
今回のキャラクター追加により、新たなシナリオと多彩なイラストが追加されました!
さらに通常シナリオでは語られなかったストーリーを、外伝シナリオとして月に一度、限定配信しています。これによりキャラクターの意外な一面を垣間見ることができます。

【キャラクター紹介】
坂本龍馬~恐れを知らない偉大な風~
「放っちょいたら、日本は内側から腐っていくぜよ」

■見て楽しいアプリ画面
選択した内容でエンディングが変化する人気のシナリオアプリ。シナリオ分岐のヒントもストーリー中に隠されており、一層シナリオアプリから目が離せません。また、豊富なキャラクターたちの多彩な表情が最大の魅力です。

【はじめてシリーズとは…?】
今や常識になりつつある歴史の”ちょっと気になる“”知らなきゃヤバい”を、完全ゲーム化! ゲームを楽しみながら、ついつい誰かに話したくなる歴史ネタや会話のエッセンスを仕入れることができます。
(1)イケメン王子達に大接近!
・よりすぐりのイケメン王子たちがあなたと一緒に、歴史を駆け抜けます。
・理想のイケメン王子たちに恋をするも良し、あなた好みのカレに変えていくも良し。
・乙女心をくすぐる王子たちの反応で、女性のハートを満足させます。
(2)1日5分の超簡単プレイ!
・電車の中やお昼休み、就寝前などのちょっとした時間に「はじめて」シリーズはピッタリ!
・時間の無い方やめんどくさがり屋の方も、らくらくかんたんに進めることができます。

■主な仕様
対応機種 :NTTドコモiアプリ対応機種
料金 :月額315円(税込)
アクセス :iMenu⇒[メニューリスト]⇒[ゲーム]⇒「アドベンチャー/ノベル」⇒[はじめて幕末王子]
PR用PCサイトURL:リンク

■『はじめて幕末王子』に対するコピーライト表記
(C) 2009 CAVE CO., LTD.

【株式会社ケイブ】
株式会社ケイブは、モバイルメディアやインターネット上で、趣味性の高いエンターテイメントコンテンツを企画・制作・運営・マーケティングするエンターテイメント事業を展開しています。
エンターテイメントを通して楽しめる“コミュニティ”を構築し、オンラインゲームはもとより、あらゆるオンラインエンターテイメントをすべてのお客さまに提供していきます。





 インターネットラジオOttavaが好きでよく聴いています。今日はクリスマスイブらしい選曲でバロックやオラトリオなどが多く、最近バロック系が好きな自分には嬉しいです。


岐阜
松田敏来さん、新曲「岐阜の弥太郎」PR
 岐阜市出身の演歌歌手松田敏来さん=愛知県江南市=が岐阜新聞本社を訪れ、岐阜市太郎丸諏訪の詩人藤吉秀彦さん作詞、作曲による新曲「岐阜の弥太郎」をPRした。

 松田さんは1996年に歌手デビュー。これまでに平尾昌晃さん作曲の「だ・い・て」など4曲をリリース。2007年には、日本作曲家協会の新人奨励賞を受賞している。

 「岐阜の弥太郎」は明治維新のころの岐阜市に実在した、任侠(にんきょう)に生きた水野弥太郎のおとこ気あふれる生きざまをつづった曲。「同じ岐阜に生まれた弥太郎には親近感を持ち、弥太郎になりきって歌っています」と松田さん。

 CDは自主制作で、松田さんのコンサート会場などで発売している。今月27日には岐阜市長良真生町の喫茶店「18分署」でミニコンサートを開く予定。


兵庫
「文化」キーワードに、09年西播磨回顧 
 作家司馬遼太郎の未発表自筆原稿の寄託や、詩人三木露風の生誕120周年事業など、話題を呼んだ出来事から、劇団の旗揚げやギャラリーの10周年記念まで、西播磨では、今年も多彩な文化活動が繰り広げられた。取材した中で印象に残った話題を通し、2009年を振り返った。(大島光貴)


 作家司馬遼太郎の長編小説「峠」の未公開自筆原稿2144枚が姫路文学館(姫路市山野井町)に寄託された。

 幕末の越後長岡藩の家老河井継之助を主人公にした歴史小説。1966~68年に新聞連載された536回分に当たり、担当記者だった姫路市出身の俳人、故赤尾兜子さんの妻恵以さん(79)が預けた。

 ブルーブラックの万年筆の筆致や赤鉛筆の推敲、ホチキスの跡がはっきりと見て取れるなど保存状態は良好。書斎で執筆に臨む司馬の姿が目に浮かぶようだ。

 12月10日の記者発表。生前の司馬、兜子さんと交流のあった上田正昭館長は「2人が力を合わせた連載が寄託され、深いえにしを感じる」と感慨深く話し、恵以さんも2人の常設コーナーがある同館への寄託を喜んだ。

 自筆原稿は来年1月6日からの収蔵品展で公開される。折しも、テレビでは司馬原作のドラマ「坂の上の雲」が放送中。昭和を代表する作家への注目が再び高まりを見せる中、多くのファンや研究者が全国から訪れることになるだろう。


鹿児島
社告:上野彦馬賞フォトコン 県内初の作品展 1月から、鹿児島市立美術館 /鹿児島
◇1月5日から
 幕末から明治に活躍し、日本の写真術の祖と称される上野彦馬にちなんだ「第10回上野彦馬賞九州産業大学フォトコンテスト」の受賞作品展を開催します。グランプリの上野彦馬賞を受けたスペイン在住の写真家、森本徹さんの「コソボ-虐殺の記憶」(白黒5枚組=写真はその一枚)など一般部門の上位11点と高校生・中学生部門の入賞75点を展示します。鹿児島での作品展開催は初めて。入場無料です。

 <会期>1月5日(火)~11日(月・祝)9時半~18時。最終日は15時まで<会場>鹿児島市立美術館(城山町)<問い合わせ>毎日新聞福岡本部事業部092・781・3636

主催 九州産業大学、毎日新聞社

後援 文化庁、日本写真芸術学会




コラム
【次代への名言】経営者列伝編(10)
■「仮令(たとえ)失敗し、破産しようとも、国家の事業を進め、後人を利するの小補ともならば、これ余が望み足れりとするなり」(五代友厚(ごだい・ともあつ))

 五代友厚は、渋沢栄一、岩崎弥太郎と並ぶ「明治の3大経済人」の一人だろう。薩摩藩の旧家に生まれ、父は町奉行だったから3人のなかで家柄は出色だ。しかし、「五代といふ男は、商人としては、随分無茶(むちゃ)な男で、服装(みなり)などは一向にお構なし。(中略)飲食の欲は、極めて淡然(さっぱり)して洋食は大の嫌(きらい)、精の強い泡盛に、肴(さかな)は何時も紋切(もんきり)型の薩摩煮」だった、と庶民派ノンフィクションの祖、横山源之助は畏敬(いけい)を込めて記している。

 幕末、早くから開国を説いたが、薩英戦争で英国艦の捕虜になったこともある。欧州視察中に会社組織設立による富国をいちはやく提唱。維新直後は、外国人にも厳正な能吏として頭角をあらわしたが、明治2(1869)年、突然官職を辞した。そのあとは、いち経営者として商都・大阪の復興に努め、政府要人の復職要請にも首を振り続けた。

 「西の渋沢」と呼ばれていたころ、ある知人が「君も儲けたろう。そろそろ起業より蓄財に集中したらどうか」と助言した。冒頭は、「小成に安んずるは余が意に非ず。莫大(ばくだい)な富を為(な)すも、後世に益なきは余の欲する所に非ず」と答えたあと、五代が続けたことばである。(文化部編集委員 関厚夫)


エンターテインメント
香取慎吾「来年はコンサートやる」!? 幕末志士役でダイハツ新CMキャラクターに
人気グループ・SMAPの香取慎吾が24日、ダイハツ新型車

 『TANTO Exe』のCMキャラクターに決定した。同日に都内で行われた発表会で香取は、来年の抱負を聞かれ「来年、コンサートやります。新曲も出します」。サプライズ発表かと思わせつつも「はっきりと言えない中で言っちゃうパターンです」とうそぶいたが、「決まってないけど、やりたい」と、その意欲をのぞかせた。なお、新CMでは、金髪のオールバックに袴姿、そして坂本龍馬を髣髴とさせるブーツ姿を履いた幕末志士役を熱演する。
 CM同様、幕末志士に扮して登場した香取は、軽自動車『TANTO Exe(タント エグゼ)』をお披露目し「正直『軽ってどうなの?』ってところがあったけど、時代は変わるもの。凄く広くてかっこよくて」と大絶賛。「クリスマスプレゼントは『エグゼ』が欲しいです」とリップサービスを交えて関係者に熱視線を送った。
 さらに「欲しいもの」を迫られた香取は「新曲が欲しいです。あ、言っちゃった」と意味深な笑み。今年はコンサート活動がなかったため、「コンサート、やります…ぷっ。決まってないけど、やりたいです」と途中思わず吹き出しながら来年の展望を語り、最後に「2010年、SMAP。た~んと、えぐぜよ!」と商品と絡めて意気込んだ。
 CM内で香取は「軽は、井の中の蛙じゃいかんぜよ!」「寺田屋よりくつろげる空間じゃき」と軽自動車の“革新”を宣言し、アピールする。新CM『幕末志士・登場』篇、『寺田屋』篇は12月25日(金)より放送開始。
動車の“革新”を宣言し、アピールする。新CM『幕末志士・登場』篇、『寺田屋』篇は12月25日(金)より放送開始

 きょ、局長が……時の流れを感じますなぁ。



 第2巻の表紙がどうやら伊庭八郎らしかったので、前々から一読しようと思っていたコミックスです。
 今日見かけた第3巻の表紙に土方さん&総司君だったので、即買い……勢いで第1巻から買い揃えてしまいました(爆)。



 『座頭市』といえば勝新太郎、映画は一作も見てませんが(汗)テレビのバラエティ番組で物まねやパロディを見て育ってますのでイメージは強烈。原作が新選組三部作の著者でもある子母沢寛とは、割と最近知りました(^^ゞ。

 綾瀬はるかさん主演の映画『ICHI』を見てませんので比較はできませんが、ネット情報によれば登場人物の一部はかぶっている様子。

 幕末の実在の人物が登場するのが幕末ファンにはこたえられませんねぇ。

 絵のきれいさ丁寧さは素晴らしいです。ただ、綺麗キャラとむさいキャラの落差や、綺麗キャラがギャグを演じる時の絵柄がこなれてなかったりして、ちょっと読みづらかったです。

 ここから先の一言二言は、ちょいネタばれっぽいので畳んで呟きます。




 年末だからとCDを借りて「芝浜」を聴きました(大晦日の場面があるので、年末の演目になることが多い)。三木助師匠もよかったのですが、志ん生師匠には涙が出ました。やっぱり「芝浜」はいいなぁ……芝といえば自分には河岸より芝新銭座の江川塾なんですが(苦笑)。

山口
旧岩国藩の足軽居住地跡確認
 錦川の護岸改修が進む岩国市横山の千石原で、竹林に覆われていた旧岩国藩の足軽居住地の遺構が数カ所で確認された。幕末の絵図から路地沿いの石積みとみられ、山口県教委が21日から2日間の記録保存調査を始めた。郷土史家は「江戸初期の城下町建設の姿を残し、狭い路地が防衛上の意図をよく示している」と評価している。
 錦帯橋の北約1キロの千石原は、錦川が大きく蛇行する右岸。関ケ原の敗戦で岩国に転封された初代藩主吉川広家が翌1601(慶長6)年に着手した城下町造りの際、上流からの侵入防御に足軽を住まわせたとされる。
 千石原の町割りが分かる史料は、岩国徴古館所蔵の幕末期の絵図「横山之図」がある。南北方向の通りや、山すそと川を結ぶ4~5本の細い路地が描かれている。今回確認されたのは川寄りの路地数カ所。幅1メートル余り、両側に高さ約0・65~約1・5メートルの石積みが続く。最も長い部分で約44メートル。建物はこの上にあったとみられる。
 千石原は昭和初期まで全体に民家があったが、戦前に土手が築かれ東西に分断。川側に残った住民も台風被害などですべて移った。その結果、川側の遺構は竹やぶに覆われたり畑になったりした。
 11月下旬、元徴古館長の宮田伊津美さん(63)が遺構に気付き、市教委と県に連絡。絵図を基に確認した。




長崎
龍馬の“肉声”携帯に…25日から公開
 長崎商工会議所は、幕末の志士、坂本龍馬の「肉声」をコンピューターで再現し、21日、初披露した。龍馬とゆかりがある、長崎市内5か所で25日から順次、公開。携帯電話でQRコードを読み取れば聞くことができ、新たな観光振興の目玉として注目されそうだ。
 同会議所青年部が約2年前に企画。依頼を受けた日本音響研究所(東京)が龍馬の写真を元に、声帯など発声に使う器官をコンピューターで再現したうえで、高知県の坂本龍馬記念館の指導を受けながら、土佐弁を使って堂々とした「肉声」を割り出したという。
 亀山社中記念館(25日)を手始めに、長崎まちなか龍馬館(来年1月2日)、長崎歴史文化博物館「龍馬伝館」、風頭公園の坂本龍馬像、グラバー園(いずれも1月9日)で公開。携帯電話でQRコードを読み取り、音声をダウンロードすれば、「よう来たのぉ。わしゃあ坂本龍馬じゃ。長崎はまっこと坂の多い町じゃお?」などと、50秒間、音声が流れる。
 来年2月28日までは無料。3月からはダウンロード1回につき100円で配信する。


エンターテインメント
大ブーイング!ぐだぐだ最終回「JIN」映画化?TBS意外な反応
 20日に最終回を迎えたTBS系日曜劇場「JIN-仁-」の終わり方に、一部の視聴者から戸惑いの声が上がっている。謎を解かぬまま、続編がありそうだと思わせる内容だったが、続編や映画化の噂にTBSは意外な反応を示した。
 ドラマは、連載中の漫画が原作。現代から幕末の日本にタイムスリップした脳外科医・南方仁を大沢たかお(41)が好演、医療器具も満足に無い時代に江戸の町人たちを救おうとする歴史SF。
 回を追うごとに反響を呼び、最終回の平均視聴率は25.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、今年放送されたすべての民放ドラマで最高の数字を記録した。とくに、中谷美紀(33)演じる花魁・野風の乳がんの手術を終えた仁が、地中に埋めていた現代の恋人・未来(中谷=2役)の写真を取り出すシーンは瞬間最高視聴率29.8%をマーク。ここまでは、良かった。
 ところが、物語は、さまざまな謎が放置されたままラストへ。これまでの回や番組宣伝で、その正体が思わせぶりに紹介された包帯で巻かれた男や、内野聖陽(41)演じる坂本龍馬のその後など、視聴者が気になる部分は手つかずのまま。最後は「えっ?」という仁のせりふで終わったのだが、放送直後から「見ているこっちが『えっ?』だよ!」というツッコミがネット上にあふれた。
 毎回、放送を楽しみにしていたという時代劇ライターのペリー荻野氏も「えーっ!」とあぜんとした1人。「これは映画かスペシャル番組があるのだろうと思わざるを得ない」と言う。
 荻野氏は、「家族全員が楽しめる今どき珍しいドラマだった。大人の事情を知らない子供の視聴者のことを考えると、全部未解決のままで終わらせるのはどうかと思う」と、ファンゆえの苦言を呈するのだ。
 では、本当に映画やスペシャル番組があるのか。TBSの番組宣伝担当者を直撃すると「ありません!」とピシャリ。「映画や続編があると週刊誌などであおられて本当に迷惑している。ドラマで完結。今言えるのは、今後の予定は全くないってこと」と口調もピリピリ。視聴者からの反応についても「一切把握していない。聞いてません」と口を閉ざした。
 しかし、ある映画会社関係者によると「ドラマ放送の途中で映画化の話が急浮上してきて、今、キャストのスケジュール確保の真っ最中らしい。撮影は早ければ春で、公開は秋が有力」という。
 テレビの続きを映画で、というパターンは、テレビ朝日系の「仮面ライダーディケイド」の例がある。最終回で映画版の告知を放送して批判が殺到した。同局の早河洋社長は、「表現方法として不適切だった」と謝罪している。
 先の荻野氏は「まだ完結していない原作の漫画のことも考えたのだろうか。ただドラマは必ずしも原作通りでなくてもいい。ドラマはとりあえず完結させるという形でもよかったのでは」と話す。そして「続きがあるなら早めに告知することが親切。大河の“福山龍馬”とJINの“内野龍馬”の比較もできて楽しみ方が増えるのに」と話している。

■番組P「完走できたことに感謝」

 TBS・石丸彰彦プロデューサーは番組の高視聴率に「感極まる思い。仁、野風、咲、龍馬それぞれの最後の笑顔が皆さんの心の中にも残っていただけたらと思っています。スタッフ・キャスト一丸となってこの作品に全ての想いをぶつけ、このような結果で完走できたことを心より感謝します」とコメントした。
 また、主演の大沢たかおは「本当に沢山の人たちに見ていただいて大変うれしく思います。昨今、テレビドラマ離れとか言われていますが、これをきっかけに1人でも多くの人たちがドラマに戻ってきて人気を取り戻すことができれば、自分としてはやった甲斐があったなと思います」と話している。

 さすが夕刊フジ、噛みつくのが早い早い(苦笑)。





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