新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
今日は行楽日和となりましたね。自分は早起きして午前中に行ってきてしまったもので、午後ちょっと昼寝……気候がいいので、心地よいです^_^;。
北海道
ハム限定ユニホーム五稜郭でお披露目
岩手
高野長英:市民ら、遺徳をしのぶ 奥州で誕生祭 /岩手
栃木
出流天狗事件の慰霊碑法要 子孫ら「名誉回復」願う
東京
漂う本物の風格 複製支える職人技 京都 便利堂(神保町)
長野
飯田の赤門25年ぶり改修
岡山
岡山と新選組のかかわりを研究 子孫らが「岡山新選組」準備会設立
高知
GW:観光客、最多の25万8366人 龍馬ブーム“くっきり” /高知
山口
高杉晋作:誕生地の萩市、銅像建立へ寄付金募集--1口5万円 /山口
社会
自宅でくつろぐ岩倉具視、写真原板を発見
コラム
「偽官軍」事件で死刑者 官軍側の「戦死者」で復権
記事全文は有料検索サービスでご覧になれるそうです。
エンターテインメント
【働きビト】上司にしたい偉人1位に「坂本龍馬」、先見の明と行動力はまさに鏡
土方歳三も10位でランク入りです(^^)。
北海道
ハム限定ユニホーム五稜郭でお披露目
日本ハムが今季の「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ」で着用する限定ユニホームを7日、函館市の観光スポット・五稜郭でお披露目した。8日からの楽天2連戦へ向けた練習を会場の函館オーシャンスタジアムで午前中に行い、その後に梨田監督らがPR。選手は主将の稲葉、名前から新選組にちなんだ応援スタイルがある金子誠、選手会長の田中が、同所にあるタワー内の展望台へ駆けつけた。
今季の同シリーズは7月9日からのオリックス3連戦(札幌ドーム)で、黄金色を主体にデザインされた帽子、ユニホームで戦うことになった。梨田監督は「リッチになった感じ」と気に入った様子。生命力にあふれた北海道の大地の豊かな実りなどへの思いが込められているという。田中は「自分で言うのも何ですけれど、まあまあ似合っている」とご満悦。稲葉と金子誠は「北海道全体でという思いで、いつも(同シリーズ)は勝てないので、勝てるようにしたい」と声をそろえていた。
岩手
高野長英:市民ら、遺徳をしのぶ 奥州で誕生祭 /岩手
奥州市水沢区出身の幕末の蘭学者、高野長英(1804~50年)の誕生祭が5日、同区吉小路の「誕生之地公園」で開かれた。市民ら約40人が参加し、偉人の遺徳をしのんだ。
高野長英顕彰会(平塚均会長)が、鎖国政策を批判して幕府の弾圧に抗し続けた長英の功績をたたえようと、毎年開いている。
神事の後、平塚会長が「長英、シーボルト両先生が生み出した遺産を現代に生かし、その価値を広めていきたい」とあいさつ。記念碑を前に全員で高野長英頌歌(しょうか)を斉唱した=写真。【湯浅聖一】
栃木
出流天狗事件の慰霊碑法要 子孫ら「名誉回復」願う
【鹿沼】明治維新前年の慶応3(1867)年11月に起きた「出流天狗事件」に連なり幕府に処刑された旧永野村、旧粕尾村の倒幕の志士たちの慰霊碑法要が7日、下粕尾の極楽寺跡地で行われた。降りしきる雨の中、子孫や地域住民ら約30人が出席し、非業の死を遂げた志士たちのために祈った。
事件は、薩摩藩が倒幕運動に同調する浪士を糾合し、各地で武装蜂起させようとしたのが発端。栃木市の出流山満願寺に集結した志士たちの中には、旧永野村、旧粕尾村の若者や、上州の国定忠治の息子で極楽寺の僧だった千乗も加わっていたとされる。一行は幕軍各藩兵軍の攻撃で鎮圧され、千乗ら多くの若者が首を切られるなどして処刑されたという。
極楽寺跡地の慰霊碑は昨年秋、国定忠治とゆかりが深い群馬県伊勢崎市の平等山福祉寺の松原日治住職が私費を投じて千乗の供養碑とともに建立。これを受け、志士の子孫と地元住民が発起人となり、松原住職も出席して開眼法要を行うことにした。
法要後、発起人の一人を務めた元市議の駒場一男さん(75)は「幕府に逆らった志士たちは150年もの長きに渡って誤解され、良く言われることがなかった。慰霊碑建立が名誉回復につながればうれしいですね」と話した。(渡辺直明)
東京
漂う本物の風格 複製支える職人技 京都 便利堂(神保町)
美術一筋120年余、国内外の美術品の複製を手掛ける京都の老舗「便利堂」。世界でも数少ない「コロタイプ」と呼ばれる印刷技法を駆使する。技術は約150年前にフランスで生まれた。機械で一度にカラー刷りをするのとは異なり、職人が40種類以上の特製インクから一色一色、版画のように丁寧に手作業で刷り重ねていく。世界的至宝の法隆寺金堂壁画や正倉院文書など、大切な文化財の複製も同社が担った。
東京神保町店には、全国の美術館や博物館のショップで販売されている名作、名品の美術関連商品が並ぶ。中でも、幕末の志士坂本竜馬が姉の乙女にあてた手紙(3通セット・4万5000円)=写真手前=が評判だ。
竜馬が生涯の師と仰いだ勝海舟との出会いが書かれたものや、お龍(りょう)との新婚旅行先、九州の霧島山に登ったことが絵入りで描かれている。竜馬独自の筆致が精巧に再現され、本物の風格で複製を味わえるのもコロタイプならでは。着物染色の際の型紙をモチーフにした「染型撰 なつはがき」(全8種・各157円)もお薦め。
◇千代田区神田神保町2の3の1 岩波書店アネックス2階。地下鉄神保町駅A6出口徒歩約3分。月~土曜10~18時30分(祝日~17時30分)。日曜定休。(電)03・5226・0015。
長野
飯田の赤門25年ぶり改修
飯田市追手町の飯田合同庁舎敷地内にある飯田城桜丸御門(通称・赤門)の大規模改修工事が始まり、7日、現地で安全祈願祭が行われた。
工事は1985年の改修以来25年ぶり。上屋をかけたあと、傷みのひどい屋根部分から着手し、瓦をすべておろして本体の建物調査、補修を行う。
古い瓦で使えるものは残し、足りない場合は型取りして新たに焼き上げる。また、屋根裏などに残るベンガラを探り、本来の色の再現を目指す。
事業費は1000万円で、8月末に修復完了の予定。
桜丸御門は、1754年(宝暦4年)に建築された屋敷門。明治維新で取り壊された飯田城址の中で、破壊を免れた唯一の遺構として市民に親しまれている。
岡山
岡山と新選組のかかわりを研究 子孫らが「岡山新選組」準備会設立
岡山県内外の新選組ファンや隊士の子孫が集まり、「岡山新選組準備会」が発足した。岡山と新選組のかかわりを研究したり、ゆかりの地を訪ねるツアーを通じて交流を促進。メンバーは「岡山が多くの隊士を輩出していることを広めていきたい」と張り切っている。
東京都の日野新選組同好会が昨年5月に岡山で行った足守藩出身の隊士・安富才輔の墓を巡るツアー参加者を中心に、岡山や東京の10〜80代の男女約20人で4月に結成。今後、月1回程度の会合や史跡見学会を実施し、仲間を増やして1年後の「岡山新選組」正式発足を目指す。
メンバーは、岡山城(同北区丸の内)で開催中の春季特別展で展示している新選組副長・土方歳三の愛刀を見学したほか、福山市・鞆の浦や高知市といった幕末に活躍した人物ゆかりの地の訪問も予定。会報の発行やウェブサイトの立ち上げも計画しており、岡山と新選組のつながりについて積極的に情報発信していく。
現在、メンバーを募集中で「新選組好きの人に気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは長倉さん(090―7998―3222、ファクス086―263―5037)
高知
GW:観光客、最多の25万8366人 龍馬ブーム“くっきり” /高知
今年のゴールデンウイーク(GW)期間中、県内主要観光施設の入場者数が前年比12%増の25万8366人を記録し、過去最多だったことが県観光コンベンション協会のまとめで分かった。増加幅は坂本龍馬関連の施設が顕著で、龍馬ブームの影響力を裏付ける格好となった。
調査対象は先月24日~5日の12日間。龍馬効果に加え、見直される予定の高速道路の休日1000円化や、連日の好天に恵まれたことが観光客増につながったと見られる。
主要観光施設28カ所中、対前年比で大幅な増加率を見せたのは、高知市立龍馬の生まれたまち記念館(371%増)▽中岡慎太郎館(332%増)▽県立坂本龍馬記念館(276%増)▽龍馬歴史館(174%)--など。
また、観光イベント「土佐・龍馬であい博」の関連施設では、メーン会場の高知・龍馬ろまん社中が今月5日、1月16日のオープン以来入場者20万人を突破。当初予想より約3カ月早かった。安芸市、土佐清水市、梼原町のサテライト3会場と合わせ、GW期間中の入場者は6万324人だった。
その一方で苦戦したのが、龍馬関連以外の観光施設。香美市のアンパンマンミュージアムは対前年比5887人減の2万3142人。幡多など郡部の自然系の観光施設でもほとんどが前年比マイナスと、龍馬ブームが裏目に出る結果となった。【千脇康平】
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◇県内主要観光施設の人出(4月24日~5月5日)
入場者数(カッコ内は前年数)
(1)龍馬の生まれたまち記念館 1万3489人(3634人)
(2)中岡慎太郎館 2295人(691人)
(3)県立坂本龍馬記念館 3万8422人(1万3905人)
(4)龍馬歴史館 4893人(2814人)
(5)県立牧野植物園 2万1447人(1万4091人)
◆土佐・龍馬であい博関連施設の入場者数
高知・龍馬ろまん社中 3万4135人
安芸・岩崎弥太郎こころざし社中 8364人
ゆすはら・維新の道社中 1万 459人
土佐清水・ジョン万次郎くろしお社中 7366人
山口
高杉晋作:誕生地の萩市、銅像建立へ寄付金募集--1口5万円 /山口
萩市の萩まちじゅう博物館銅像建立委員会(野村興児市長)は6日、幕末に活躍した長州藩の武士、高杉晋作銅像建立に向けて制作費の寄付金募集を始めた。
同市は晋作の誕生地でありながら、銅像がなかったため、委員会が設置を決めた。場所は城東南区の生家前の市有地「晋作広場」。松下村塾に通っていた20歳ごろのマゲ姿で、高さ1・8メートルの立像。台座1・2メートルがつく。日展評議員で京都市在住の江里敏明さんが制作する。
寄付金は1人1口5万円で、先着順で100口を募集。寄付者の名前を銘板に刻む。850平方メートルある広場は公園として整備する。除幕は10月31日の予定。問い合わせは、委員会事務局の萩まちじゅう博物館推進課(0838・25・3166)。【川上敏文】
社会
自宅でくつろぐ岩倉具視、写真原板を発見
明治維新を主導した公家、岩倉具視(1825~83)を撮影した写真の原板・ガラス湿板(しつばん)2枚を、子孫が保管しているのを東京大の馬場章教授(歴史情報論)らが確認した。
岩倉の紙焼き写真は約20種類あるが、ネガにあたる原板の発見は初めて。研究者は「明治初期の有名人を写した原板が見つかるのは珍しい」としている。
馬場教授らは子孫の岩倉具忠氏(京都市)の協力で調査を始め、原板12枚を発見。うち2枚(各縦12センチ、横20センチ)に写る男性を、岩倉のほかの写真と照合して本人と確認した。
原板1枚には2カットある。うち1枚はこれまで確認されていなかった写真で、羽織袴(はかま)を着た岩倉が刀を手に少年と納まる姿と、長女の増子とみられる女性の姿があった。
もう1枚は2カットとも岩倉の直衣(のうし)姿で、紙焼きで知られている写真だった。
撮影は東京の写真家・内田九一。原板の端には縁側が写り、場所は岩倉が1869年に京都から転居した東京の自宅という。ほかの原板には翌70年に海外留学した息子の姿があり、時期は同年初めとみられる。
馬場教授は「旧500円札の岩倉は熟練の政治家の雰囲気があるが、今回初出の写真はくつろいだ表情で、家族を大切にする人柄が伝わる」と話している。
原板の一部は、15日~6月6日、兵庫県尼崎市の市総合文化センターでパネル展示される。
日本写真芸術学会員で古写真研究家の森重和雄さんの話「紙に焼きつけると周囲をカットすることがあるが、原板は背景も残っているため、撮影された様子がわかり、大変貴重だ」
コラム
「偽官軍」事件で死刑者 官軍側の「戦死者」で復権
維新史最大の謎の一つとされる「偽官軍」事件(一八六八年)で、新政府軍によって処刑されながら、二十三年後に靖国神社に合祀(ごうし)されていたことが明らかとなった赤報隊所属の水戸藩士。二人はいかにして「偽官軍」の汚名をそそぐことができたのか。背景を調べていくと、明治政府のご都合主義によって、歴史の闇に葬り去られた人々の数奇な運命が浮かび上がってきた。 (水戸支局・北爪三記、吉原康和、)
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エンターテインメント
【働きビト】上司にしたい偉人1位に「坂本龍馬」、先見の明と行動力はまさに鏡
社会人の常識・非常識から恋愛事情まで、様々な分野でのスタンダードを探るコラム、ORICON STYLE『働きビト』。ここ数年、加熱の一途を辿る“歴史ブーム”。テレビ番組や映画など、偉人たちの活躍を知る機会も身近に増え、時代を切り開いてきた彼らに感化された経験をお持ちの人も少なくないはず。そこで、第37回目は『上司にしたい歴史上の人物』をテーマに調査を実施した結果、現在放送中のNHK大河ドラマで奔走ぶりが描かれる【坂本龍馬】が1位に。明治維新の立役者となった先見の明と、目標に向け突き進む行動力で圧倒的な人気を集めた。また、TOP10内には【織田信長】(2位)や【直江兼続】(6位)、【篤姫】(9位)など、大河でその歩みが語られた偉人たちの名前が目立った。
『上司にしたい偉人』TOP10と、支持された理由一覧
幕末を駆けずり回った風雲児【坂本龍馬】。「考えが人より一歩先に向かっていて、創造力も行動力も素晴らしい」(長野県/30代/女性)という意見のほか、「少々強引な部分もあるかもしれないけど、対話で問題解決しようとする姿勢がすごい」(千葉県/30代/男性)、「あのようなことが出来たのは、人として器が大きかったからだと思うので」(埼玉県/30代/女性)と、人情深い人柄に魅了された人も少なくない。そんな、龍馬なら「閉塞した今の日本経済も打ち破れるような気がする」(東京都/30代/女性)との声まで寄せられた。
「上司には豪快さ、大胆さ、カリスマ性があってほしいから」(東京都/30代/女性)と2位にランクインしたのは、戦国大名【織田信長】。目的を果たすためなら手段さえ選ばない冷酷なイメージも付きまとうが、全ては天下統一を見据えてのこと。「効率的に戦略を組み立てる能力があっての強引さだったと思うから」(新潟県/20代/男性)、「厳しいけど、この人についていけば大丈夫という安心感もあったと思うから」(福岡県/20代/女性)と、信長のような男気のあるリーダーシップは現社会人が上司に期待する主要な要素のようだ。
続く3位には、天皇として飛鳥時代の一端を担った【聖徳太子】。10人にも及ぶ請願者の話しを一斉に聞いた際すべての言葉に耳を傾け理解し、1人1人に的確な返答をしたという逸話があることから「最近しっかり話を聞いてくれる上司が少ないので。話をしても少しするとその内容を忘れていることも多い」(福岡県/20代/男性)、「きっと部下への気配りや人の使い方も上手かっただろうと思うので」(東京都/30代/女性)といったコメントが多数。コミュニケーション能力に富んだ聖徳太子に理想の上司像を重ねる人が多かった。
そのほか、戦乱の世“鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス”の精神で天下統一を成しえた【徳川家康】が4位。「アイディア豊富で実行力があり、思いやりもある人だと思うから」(神奈川県/30代/女性)と昨年の大河ドラマで、妻夫木聡がその生涯を演じたことも記憶に新しい【直江兼続】が6位に。9位はTOP10内では紅一点となった【篤姫】で「自分の強い信念を持った人だから」(神奈川県/20代/女性)など、凛とした篤姫の生き様は特に女性から絶大な支持を集めた。
『上司にしたい偉人』をテーマに調査した今回、芯の通った固い信念のもと生き抜いた時代の先駆者たちがこぞって名を連ねた。今の日本を作り上げたと言っても過言ではない彼らの人生には、現社会でも通ずる“成功の秘訣”が山のようにねむっていそうだ。
【調査概要】
調査期間:2010年2月25日(木)~2010年3月2日(火)
調査対象:計800人(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で有職者の未婚20代、30代の男女 各200人)調査方法:インターネット調査
土方歳三も10位でランク入りです(^^)。
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気候がいいので、窓を全開して空気を入れ換えています。
栃木
数千点 ひもとく歴史 小石川三井家の資料 小山の酒蔵倉庫で発見
神奈川
参加者募集
お茶を摘みお茶を作る
5月8日 雨岳文庫
花呉装 創業祭
『得十九(とくとく)市』を開催
人気の邦楽ライブは5月8・9日
静岡
古道 いざ復活へ/伊豆東浦路
福井
和紙の里の映画「ヘソモリ」撮影終了へ
京都
新緑を飾る「鴨川をどり」
岡山
「幕末の動乱」展終盤にぎわう 岡山城で9日まで
広島
竜馬テーマに激しく跳ねる
高知
高知 南国で武市半平太展
福岡
福岡・天神、ビアガーデンオープン
「元気になる」ビアガーデン、はやオープン 福岡・天神
佐賀
県出身偉人伝集を出版へ=佐賀
米国
「咸臨丸」航路たどり到着=150年前の乗組員子孫も-米
文化芸能
草刈民代、「龍馬伝」にお登勢役で再登場
歌舞伎・快優列伝:四代目中村芝翫/1 美しい上に踊りに優れ人気が急上昇
栃木
数千点 ひもとく歴史 小石川三井家の資料 小山の酒蔵倉庫で発見
日本最大の財閥・三井財閥を構成した十一家の一つ「小石川三井家」の歴史を物語る文献や写真など数千点が、小山市天神町の一徳酒蔵倉庫で見つかった。調査した日本女子大の増淵宗一名誉教授(70)=文化史=は「幕末から戦後にかけての世相や生活が分かる貴重な資料。これだけまとめて見つかるのは珍しい」と話している。 (小倉貞俊)
東京・小石川にあった小石川三井家の本邸は一九四五年の東京大空襲で焼失。関連資料はほとんど残っていないとされていた。
今回見つかったのは三井の家紋入りの裃(かみしも)(江戸末期)、名刺判写真のアルバム(明治末期)、第九代当主・高修氏の少年時代の日記(同)、現金出納帳(昭和初期)、資産報告書(同)など。慶弔録(大正-昭和初期)には香典を渡した先として、一九三二年の血盟団事件で暗殺された前蔵相井上準之助や、後の首相鳩山一郎の母の名も記されており、著名人との交流も垣間見える。
第十代当主・高進氏に嫁いだ本県出身のたみ子さんが高進氏の没後、小山市内に転居。その際、遠縁にあたる一徳酒蔵の猪股英毅会長に資料を預けていた。三井家に詳しい増淵名誉教授が資料の存在を知り、昨冬から調査を進めていた。
二〇〇四年にたみ子さんが亡くなった後、資料の所有者となった次男の昭重さん(53)=都内在住=は「歴史に埋もれていた資料が日の目をみるのは幸運なこと」と話している。
資料のうち約五十点が十~二十二日、一徳酒蔵で無料公開される。問い合わせは一徳酒蔵=電0285(22)0030=へ。
神奈川
参加者募集
お茶を摘みお茶を作る
5月8日 雨岳文庫
幕末最後の代官屋敷として知られる雨岳文庫(上粕屋862)で5月8日(土)、体験教室「お茶を摘んで焙炉(ほいろ)でお茶づくり」が行われる。午前9時半〜午後1時まで。
当日は、焙炉での火のおこし方や、お茶の摘み方、お茶揉み、試飲までの作業を講師の下で行っていく。参加費は1家族500円(1人での参加も可)。募集は先着5家族。希望者は、電話で申し込みを。
なお、7日雨天の場合は、8日が晴れでも中止、7日が晴れで8日雨天の場合はお茶づくりのみ実施。また、駐車場はないので公共の交通機関の利用を。申し込み、問い合わせは雨岳文庫/【電話】0463(95)0002まで。【アクセス】伊勢原駅より神奈中バス大山行き『〆引』下車徒歩2分
花呉装 創業祭
『得十九(とくとく)市』を開催
人気の邦楽ライブは5月8・9日
京都の染元が経営する、きものサロン『花呉装』は、今年で創業19周年。日本の伝統文化である『きもの』を今に守り続けている−。
花呉装では、日頃のご愛顧と感謝の気持ちを込めた創業祭『得十九市(とくとくいち)』を5月末日まで開催中。◆大山詣でに訪れた人々の「粋」を表現し、表だけでなく裏にもこだわったきもの『大山彩あそび』◆伊勢原古寺社の七福の願いを込めた『福おじゃみ』◆京ちぢみ織『きもの衿九分袖シャツ』など、花呉装ならではの逸品が揃う。
5月8日(土)・9日(日)には、同店2階の京小物を扱う京町屋で『創業記念・邦楽ライブ』を開催。時間は各日午後1時と3時半。『琴ときもののおはなし』と題して、幕末の長磯箏による心安らぐ音色を楽しめる。人気の邦楽ライブ、来場者にはプレゼントもあり。和の響きを堪能しよう!
静岡
古道 いざ復活へ/伊豆東浦路
伊豆・東海岸に「伊豆東浦路(ひがしうらじ)」と呼ばれる江戸時代の古道が今も残っている。幕府の役人や幕末には吉田松陰や伊能忠敬らも通ったとされるこの道を、地元の活性化や観光資源として役立ててもらおうと、ウオーキング愛好家らでつくる「伊豆歩倶楽部」(辺津芳次会長、事務局・下田市)が、現況調査に乗り出す。今年度中に調査報告書をまとめ、将来的にはウオーキングコースなどとして活用してもらいたいとしている。(阪本昇司)
東海岸の道は江戸時代、伊東などでは「東浦通り」「海岸通り」などと呼ばれていた。伊豆東浦路の名称は、現在の国道135号の建設後に旧国道との混同を避けるために、江戸時代からの古道をさすようになったとされる。江戸から来る場合、三島から天城峠経由で下田に通じる道が本筋で、明治以降に「下田街道」と呼ばれるようになった。東浦路は、江戸に通じていたことから「もう一つの下田街道」とも位置づけられている。
伊豆歩倶楽部は、調査委員会(杉本育男会長)を設置し、12日から本格的な調査を始める。
東浦路は、ルートがはっきりしない部分もある。このため、伊豆歩倶楽部は文献を調べたり、地元の人たちなどの話しを聞いたりしながら、下田市から神奈川県境までを歩いて調査する。道標の有無や分岐点、危険個所、茶屋跡、道祖神などを調べ、2万5千分の1の地図に書き込んでいく。沿線の様子を写真にも収め、記録として残す。
辺津会長は「一般的には知られていない道だが、歴史的にも重要だった。その道がもたらした生活文化を再認識し、ウオーキングなどを通じた健康づくりや観光資源として活用してもらいたい」。将来的には道標や説明板などの整備が必要になるが、辺津会長は「伊豆観光圏の事業での整備を期待したい」と話す。
福井
和紙の里の映画「ヘソモリ」撮影終了へ
越前市の「和紙の里」などで、昨年末から撮影が続いていた映画「HESOMORI―ヘソモリ―」が5日にもクランクアップする。初メガホンで脚本も手がけた入谷朋視(ともみ)監督(49)は「空想あふれる物語に福井の自然と歴史をたっぷり盛り込んだ」と注目を呼びかける。11月に県内で先行上映し、来年2月に全国公開する予定だ。
◇ ◇
映画の舞台は、1500年にわたって和紙職人が日本の「ヘソ」を守り続けている和紙の里。今から40年前、山に出かけた子どもたちが、タイムトンネルである「ヘソ」を偶然みつけることで物語が始まる。現代、1970年の少年時代、幕末へと時空を超えながら、人と人のきずなの強さ、大切さが描かれる。
主人公の和紙職人を永島敏行さんが演じるほか、入谷監督の脚本を読み、若林豪さんや渡辺いっけいさん、佐野史郎さん、石丸謙二郎さんら実力派俳優が出演した。
橋本左内や松平春嶽といった幕末の偉人。越前和紙の伝統。豊かな自然。CMディレクターだった入谷監督は妻の実家を訪ねて福井滞在を重ねるうち、「素材はたくさんあるのに発信しないのはもったいない」と感じていた。
昨年6月ごろ、福井市で電機会社を営む義弟と同社のCM案を話しているうちに、「福井ならではの映画を作って福井を盛り上げよう」とアイデアが発展。入谷監督は福井への思いを映画として存分につぎ込むことになった。
ロケ現場はすべて県内。主人公の工場になった「岩野平三郎製紙所」は、日本画家・横山大観に求められ、下村観山との合作「明暗」のために初代岩野平三郎が5.4メートル四方(約11.25キロ)の岡大紙を漉き上げた当時のまま残る。その工場内で実際に紙漉きをした。
オーディションで選ばれた県内の子どもたち4人も出演した。和紙の里の「五十嵐製紙」で生まれ育った南越中1年の五十嵐大宜(とものり)さん(12)は、撮影風景を近所で見てオーディション挑戦を決意した。「撮影で、紙漉きがかっこいいと感じてますます好きになった」と話す。
製作費は約9千万円。福井での先行上映で集客が良ければ全国での上映規模も広がる。また、製作主体の「HESOMORI投資事業有限責任組合」が、県和紙工業協同組合と4月に「越前和紙を普及する会」を設立、映画を見たい人が支援できる形を整えた。入会金1万円からの一般会員には鑑賞券や越前和紙グッズがプレゼントされ、50万円以上の特別協賛会員はエンドロールで紹介されるなどの特典がつく。
今年の東京国際映画祭にも出品予定で、藤原慎二プロデューサーは「一人でも多く映画館に足を運んでもらうことが、福井の世界への発信につながるのでぜひ応援してほしい」と話している。
京都
新緑を飾る「鴨川をどり」
京の花街・先斗(ぽんと)町の新緑を飾る恒例行事・第173回「鴨川をどり」が1日、中京区の先斗町歌舞練場で始まった。今年は舞踊劇「女たちの幕末」と舞踊組曲「薫風歌絵巻」の2部構成。鴨川の流れや東山三十六峰の眺望を採り入れたあでやかな舞踊組曲は、「緑」がテーマだ。
1日3回上演で24日まで。観覧料は2千~4500円。問い合わせは先斗町歌舞練場(075・221・2025)へ。
岡山
「幕末の動乱」展終盤にぎわう 岡山城で9日まで
岡山城(岡山市北区丸の内)で開催中の春季特別展「幕末の動乱 会津と長州そして岡山」(同市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社主催)の会期は9日限り。6日も観光客らが訪れ、貴重な史料に思いをはせていた。
会津、長州藩の成り立ちから戊辰(ぼしん)戦争での衝突まで、両藩や岡山ゆかりの人物の活躍を絵、刀など約90点で紹介。会津藩主松平容保(かたもり)が書いた家訓や吉田松陰の肖像画、岡山藩の農兵隊らが参戦した会津戦争を描いた絵馬や岡山区長を務めた会津藩士手代木(てしろぎ)勝任(かつとう)の和歌が目を引く。
午前9時〜午後5時半、入場は同5時まで。会期中無休。入場料は15歳以上800円、5歳以上400円。
広島
竜馬テーマに激しく跳ねる
福山市の「備後ばらバラよさこい踊り隊」の129人が、きんさいYOSAKOIパレードに参加した。地元の鞆の浦ゆかりの坂本竜馬にちなむオリジナル曲で、見物客を奮い立たせた。
交響楽団の演奏を取り入れて、船出や波を連想させる壮大な曲を響かせた。70~4歳が海援隊をモチーフにした衣装で激しく跳ねる。マイクをにぎったあおり役は、奔放に生きた竜馬に倣って「輝く未来を切り開け」とメッセージを送った。
ブームが巻き起こっている幕末の英雄にあやかった。同市の星野康治さん(69)は「ブームに沸く地元の熱気と、未来への不安を吹き飛ばすパワーを感じてもらえたと思う」と胸を張っていた。
【写真説明】暗い時代を吹き飛ばすように、力強く踊るメンバー
高知
高知 南国で武市半平太展
坂本龍馬の幼なじみで、幕末に土佐勤王党を率いた武市半平太が妻にあてた手紙や切腹に使った短刀などを集めた展示会が、高知県南国市で開かれています。
武市半平太は、幕末に土佐藩をあげて尊王攘夷(じょうい)運動を展開した土佐勤王党のリーダーで、坂本龍馬の幼なじみとしても知られています。会場には、筆まめだった半平太が残した手紙や刀など96点が展示されています。一刀流の使い手だった半平太が土佐藩から許され、剣術修行の旅に出た際の対戦相手を記した「剣家英名録」には、西日本の数百人の藩士の名前が記されていますが、相手は長州藩士が多く、剣術修行というよりも攘夷の考えを持つ志士たちと盛んに交流したことがうかがえます。また、土佐藩の参政、吉田東洋を暗殺した疑いなどで投獄された半平太が獄中で描いた自画像とともに愛妻の冨にあてた手紙が展示され、「すこし男前に描きすぎてしまった」と苦笑いしている様子が記されています。このほか、会場には半平太が切腹に使った刃渡り30センチほどの短刀も展示されています。この展示会は、高知県南国市の県立歴史民俗資料館で来月20日まで開かれています。
福岡
福岡・天神、ビアガーデンオープン
福岡市・天神の西日本新聞会館屋上で6日、ビアガーデン「天空五風」がオープンした。この日の同市は最高気温が25・4度と6月上旬並みの夏日となり、仕事帰りのサラリーマンたちが早速詰め掛け、冷えたビールでのどを潤していた。
今年は坂本竜馬ブームにあやかり、男性店員が竜馬や新選組の近藤勇など幕末に活躍した人物に扮(ふん)して接客。女性店員は昨年に続きメード姿でそろえた。
職場の同僚約20人で訪れた同市博多区の会社員(28)は「夜空の下で、気の合った仲間とビールが飲めて最高です」と話していた。
「元気になる」ビアガーデン、はやオープン 福岡・天神
福岡・天神のビル屋上で6日夕、ビアガーデンがオープンし、仕事帰りの会社員らで早速にぎわった。今年は歴史ブームにあやかって、幕末風に着飾った従業員が客をお出迎え。一番乗りした会社員日暮隆穂(ひぐらし・たかほ)さん(51)は「元気になるのにビアガーデンは最適なところ」とビールをグイッ。営業は9月30日まで。
会場では昨年6月、客席のカセットコンロが爆発し、6人がけがをする事故が起きた。このため、今年は客席にコンロを置かず、会場の一角に設けた鉄板焼きコーナーで料理を提供するという。
佐賀
県出身偉人伝集を出版へ=佐賀
佐賀県教育委員会は2010年度から、幕末・明治期に日本の近代化に貢献した県出身者についての書籍を出版する取り組みを始める。高校での郷土教育や観光、地域づくりなどの分野で活用するほか、「九州・山口の近代化産業遺産群」の世界遺産登録に向け県民意識の向上を図るのが狙い。
大隈重信や江藤新平、佐野常民ら「佐賀の七賢人」と呼ばれる人々を中心に15人を選定し、一人一人の足跡をつづった書籍計15冊を編集。各4000部作製する。同年度から14年度まで毎年3冊ずつ発行する予定だ。
初年度となる10年度の事業費は約850万円で、一般財源約750万円に加え、100万円は書籍収入を見込んでいる。佐賀の歴史に詳しい研究者7人程度でつくる編集委員会を組織し、同年度の出版対象とする3人の偉人や執筆者を選定する。
4000部のうち、500部は県内の高校に配布し、郷土教育に利用したり、全国の公立図書館や大学などへ贈呈したりする方針だ。3500部は販売。執筆者による講演や記念展も開催するという。(了)
米国
「咸臨丸」航路たどり到着=150年前の乗組員子孫も-米
【サンフランシスコ時事】幕末の1860年、勝海舟や福沢諭吉を乗せて日本初の太平洋横断を果たした幕府の軍艦「咸臨丸」の渡米150年を記念し、当時の航路をたどった独立行政法人「航海訓練所」の大型帆船「海王丸」(2556トン)が5日、東京港出発以来約1カ月間、9300キロの航海を終えサンフランシスコ港に無事到着した。
乗組員170人を代表し、乾真船長(48)は当地の式典で「途中しけにも遭ったが達成感でいっぱい」と日焼けした顔をほころばせた。
航海には咸臨丸の機関士見習だった小杉雅之進の子孫、正井良治さん(62)が風向など海域情報の収集を担う研修生として参加。「(現存する)航海日誌では分からなかったチームワークを追体験できた」と語った。(2010/05/06-11:59)
文化芸能
草刈民代、「龍馬伝」にお登勢役で再登場
写真集「BALLERINE」でヌードを披露した元バレリーナの女優、草刈民代(44)が6日、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(日曜後8・0)に再登場することが決まり、東京・渋谷の同局で会見した。
第1話で主演の福山雅治(41)演じる坂本龍馬の生母、坂本幸に扮した草刈は、6月13日放送の第24話から龍馬の定宿だった寺田屋の女将、お登勢役で出演。幸とうりふたつという設定だが、実は最初にキャスティングされたのはお登勢だった。
「芯の強さが幕末の女性にピッタリ」と鈴木圭チーフプロデューサーに惚れ込まれ、2役を任された草刈は「男の人の志を理解した女性に見えることが一番大事」と抱負を語った。
歌舞伎・快優列伝:四代目中村芝翫/1 美しい上に踊りに優れ人気が急上昇
歌舞伎は17世紀初頭の成立から、何度かの転機を乗り越えつつ現在に至る。その一つが明治維新だろう。文明開化の波が日本を洗った明治は、個性豊かな俳優が技芸を競い合った時代でもある。大成を見た俳優も、道半ばに倒れた俳優もいる。今なお、異彩を放つ俳優たちを紹介したい。【小玉祥子】
最初の登場は四代目中村芝翫。幕末から明治に活躍し、敬意を込め「大芝翫」と呼ばれた立ち役だ。
「私が覚えてから、一番人気のあったのは、(中略)芝翫さんでしょう。絵に描いたよりもいい男だという、評判のあったくらいのお人で、眼(め)などは水が垂れるようでした」(「松助芸談 舞台八十年」)と明治から戦前まで活躍した名脇役の四代目尾上松助は述懐している。
また劇作家の岡本綺堂は「弘化の初年(1844年)から慶応の末年(1867年)にいたる二十余年間は、実にかれが人気の絶頂で、名人といわれた」(「ランプの下にて」)と記している。
芝翫はそれほどに人気を集めた。明治歌舞伎が誇る「團菊左」と称された名優、九代目市川團十郎、五代目尾上菊五郎、初代市川左団次の大成以前の話だ。
芝翫は天保元(1830)年の大坂に二代目中村富十郎の弟子、中村富四郎を父に生まれた。子役時代の同9(1838)年に大坂の歌舞伎界の大物、四代目中村歌右衛門の養子となる。
「続続歌舞伎年代記」には、歌右衛門は芝翫の「凡優にあらざる事」を見極めて養子にしたとあるが、四代目松助も称賛したほどの天性の美貌(びぼう)も理由にあったはずだ。門閥外に生まれた少年は、こうして栄光への手がかりを得た。
歌右衛門は芝翫を江戸に伴い、踊りの修業をさせ、弘化元年正月に福助を名のらせた。美しい上に、踊りに優れた芝翫の人気は江戸で急上昇した。
親子は嘉永2(1849)年に帰坂。芝翫は大坂でも人気を得るが、同5(1852)年に歌右衛門は病没してしまう。家の実権を握ったのは歌右衛門の愛人のお菊。だが芝翫との折り合いは非常に悪かった。芝翫は養家を去ることとなった。
気候がいいので、窓を全開して空気を入れ換えています。
栃木
数千点 ひもとく歴史 小石川三井家の資料 小山の酒蔵倉庫で発見
神奈川
参加者募集
お茶を摘みお茶を作る
5月8日 雨岳文庫
花呉装 創業祭
『得十九(とくとく)市』を開催
人気の邦楽ライブは5月8・9日
静岡
古道 いざ復活へ/伊豆東浦路
福井
和紙の里の映画「ヘソモリ」撮影終了へ
京都
新緑を飾る「鴨川をどり」
岡山
「幕末の動乱」展終盤にぎわう 岡山城で9日まで
広島
竜馬テーマに激しく跳ねる
高知
高知 南国で武市半平太展
福岡
福岡・天神、ビアガーデンオープン
「元気になる」ビアガーデン、はやオープン 福岡・天神
佐賀
県出身偉人伝集を出版へ=佐賀
米国
「咸臨丸」航路たどり到着=150年前の乗組員子孫も-米
文化芸能
草刈民代、「龍馬伝」にお登勢役で再登場
歌舞伎・快優列伝:四代目中村芝翫/1 美しい上に踊りに優れ人気が急上昇
栃木
数千点 ひもとく歴史 小石川三井家の資料 小山の酒蔵倉庫で発見
日本最大の財閥・三井財閥を構成した十一家の一つ「小石川三井家」の歴史を物語る文献や写真など数千点が、小山市天神町の一徳酒蔵倉庫で見つかった。調査した日本女子大の増淵宗一名誉教授(70)=文化史=は「幕末から戦後にかけての世相や生活が分かる貴重な資料。これだけまとめて見つかるのは珍しい」と話している。 (小倉貞俊)
東京・小石川にあった小石川三井家の本邸は一九四五年の東京大空襲で焼失。関連資料はほとんど残っていないとされていた。
今回見つかったのは三井の家紋入りの裃(かみしも)(江戸末期)、名刺判写真のアルバム(明治末期)、第九代当主・高修氏の少年時代の日記(同)、現金出納帳(昭和初期)、資産報告書(同)など。慶弔録(大正-昭和初期)には香典を渡した先として、一九三二年の血盟団事件で暗殺された前蔵相井上準之助や、後の首相鳩山一郎の母の名も記されており、著名人との交流も垣間見える。
第十代当主・高進氏に嫁いだ本県出身のたみ子さんが高進氏の没後、小山市内に転居。その際、遠縁にあたる一徳酒蔵の猪股英毅会長に資料を預けていた。三井家に詳しい増淵名誉教授が資料の存在を知り、昨冬から調査を進めていた。
二〇〇四年にたみ子さんが亡くなった後、資料の所有者となった次男の昭重さん(53)=都内在住=は「歴史に埋もれていた資料が日の目をみるのは幸運なこと」と話している。
資料のうち約五十点が十~二十二日、一徳酒蔵で無料公開される。問い合わせは一徳酒蔵=電0285(22)0030=へ。
神奈川
参加者募集
お茶を摘みお茶を作る
5月8日 雨岳文庫
幕末最後の代官屋敷として知られる雨岳文庫(上粕屋862)で5月8日(土)、体験教室「お茶を摘んで焙炉(ほいろ)でお茶づくり」が行われる。午前9時半〜午後1時まで。
当日は、焙炉での火のおこし方や、お茶の摘み方、お茶揉み、試飲までの作業を講師の下で行っていく。参加費は1家族500円(1人での参加も可)。募集は先着5家族。希望者は、電話で申し込みを。
なお、7日雨天の場合は、8日が晴れでも中止、7日が晴れで8日雨天の場合はお茶づくりのみ実施。また、駐車場はないので公共の交通機関の利用を。申し込み、問い合わせは雨岳文庫/【電話】0463(95)0002まで。【アクセス】伊勢原駅より神奈中バス大山行き『〆引』下車徒歩2分
花呉装 創業祭
『得十九(とくとく)市』を開催
人気の邦楽ライブは5月8・9日
京都の染元が経営する、きものサロン『花呉装』は、今年で創業19周年。日本の伝統文化である『きもの』を今に守り続けている−。
花呉装では、日頃のご愛顧と感謝の気持ちを込めた創業祭『得十九市(とくとくいち)』を5月末日まで開催中。◆大山詣でに訪れた人々の「粋」を表現し、表だけでなく裏にもこだわったきもの『大山彩あそび』◆伊勢原古寺社の七福の願いを込めた『福おじゃみ』◆京ちぢみ織『きもの衿九分袖シャツ』など、花呉装ならではの逸品が揃う。
5月8日(土)・9日(日)には、同店2階の京小物を扱う京町屋で『創業記念・邦楽ライブ』を開催。時間は各日午後1時と3時半。『琴ときもののおはなし』と題して、幕末の長磯箏による心安らぐ音色を楽しめる。人気の邦楽ライブ、来場者にはプレゼントもあり。和の響きを堪能しよう!
静岡
古道 いざ復活へ/伊豆東浦路
伊豆・東海岸に「伊豆東浦路(ひがしうらじ)」と呼ばれる江戸時代の古道が今も残っている。幕府の役人や幕末には吉田松陰や伊能忠敬らも通ったとされるこの道を、地元の活性化や観光資源として役立ててもらおうと、ウオーキング愛好家らでつくる「伊豆歩倶楽部」(辺津芳次会長、事務局・下田市)が、現況調査に乗り出す。今年度中に調査報告書をまとめ、将来的にはウオーキングコースなどとして活用してもらいたいとしている。(阪本昇司)
東海岸の道は江戸時代、伊東などでは「東浦通り」「海岸通り」などと呼ばれていた。伊豆東浦路の名称は、現在の国道135号の建設後に旧国道との混同を避けるために、江戸時代からの古道をさすようになったとされる。江戸から来る場合、三島から天城峠経由で下田に通じる道が本筋で、明治以降に「下田街道」と呼ばれるようになった。東浦路は、江戸に通じていたことから「もう一つの下田街道」とも位置づけられている。
伊豆歩倶楽部は、調査委員会(杉本育男会長)を設置し、12日から本格的な調査を始める。
東浦路は、ルートがはっきりしない部分もある。このため、伊豆歩倶楽部は文献を調べたり、地元の人たちなどの話しを聞いたりしながら、下田市から神奈川県境までを歩いて調査する。道標の有無や分岐点、危険個所、茶屋跡、道祖神などを調べ、2万5千分の1の地図に書き込んでいく。沿線の様子を写真にも収め、記録として残す。
辺津会長は「一般的には知られていない道だが、歴史的にも重要だった。その道がもたらした生活文化を再認識し、ウオーキングなどを通じた健康づくりや観光資源として活用してもらいたい」。将来的には道標や説明板などの整備が必要になるが、辺津会長は「伊豆観光圏の事業での整備を期待したい」と話す。
福井
和紙の里の映画「ヘソモリ」撮影終了へ
越前市の「和紙の里」などで、昨年末から撮影が続いていた映画「HESOMORI―ヘソモリ―」が5日にもクランクアップする。初メガホンで脚本も手がけた入谷朋視(ともみ)監督(49)は「空想あふれる物語に福井の自然と歴史をたっぷり盛り込んだ」と注目を呼びかける。11月に県内で先行上映し、来年2月に全国公開する予定だ。
◇ ◇
映画の舞台は、1500年にわたって和紙職人が日本の「ヘソ」を守り続けている和紙の里。今から40年前、山に出かけた子どもたちが、タイムトンネルである「ヘソ」を偶然みつけることで物語が始まる。現代、1970年の少年時代、幕末へと時空を超えながら、人と人のきずなの強さ、大切さが描かれる。
主人公の和紙職人を永島敏行さんが演じるほか、入谷監督の脚本を読み、若林豪さんや渡辺いっけいさん、佐野史郎さん、石丸謙二郎さんら実力派俳優が出演した。
橋本左内や松平春嶽といった幕末の偉人。越前和紙の伝統。豊かな自然。CMディレクターだった入谷監督は妻の実家を訪ねて福井滞在を重ねるうち、「素材はたくさんあるのに発信しないのはもったいない」と感じていた。
昨年6月ごろ、福井市で電機会社を営む義弟と同社のCM案を話しているうちに、「福井ならではの映画を作って福井を盛り上げよう」とアイデアが発展。入谷監督は福井への思いを映画として存分につぎ込むことになった。
ロケ現場はすべて県内。主人公の工場になった「岩野平三郎製紙所」は、日本画家・横山大観に求められ、下村観山との合作「明暗」のために初代岩野平三郎が5.4メートル四方(約11.25キロ)の岡大紙を漉き上げた当時のまま残る。その工場内で実際に紙漉きをした。
オーディションで選ばれた県内の子どもたち4人も出演した。和紙の里の「五十嵐製紙」で生まれ育った南越中1年の五十嵐大宜(とものり)さん(12)は、撮影風景を近所で見てオーディション挑戦を決意した。「撮影で、紙漉きがかっこいいと感じてますます好きになった」と話す。
製作費は約9千万円。福井での先行上映で集客が良ければ全国での上映規模も広がる。また、製作主体の「HESOMORI投資事業有限責任組合」が、県和紙工業協同組合と4月に「越前和紙を普及する会」を設立、映画を見たい人が支援できる形を整えた。入会金1万円からの一般会員には鑑賞券や越前和紙グッズがプレゼントされ、50万円以上の特別協賛会員はエンドロールで紹介されるなどの特典がつく。
今年の東京国際映画祭にも出品予定で、藤原慎二プロデューサーは「一人でも多く映画館に足を運んでもらうことが、福井の世界への発信につながるのでぜひ応援してほしい」と話している。
京都
新緑を飾る「鴨川をどり」
京の花街・先斗(ぽんと)町の新緑を飾る恒例行事・第173回「鴨川をどり」が1日、中京区の先斗町歌舞練場で始まった。今年は舞踊劇「女たちの幕末」と舞踊組曲「薫風歌絵巻」の2部構成。鴨川の流れや東山三十六峰の眺望を採り入れたあでやかな舞踊組曲は、「緑」がテーマだ。
1日3回上演で24日まで。観覧料は2千~4500円。問い合わせは先斗町歌舞練場(075・221・2025)へ。
岡山
「幕末の動乱」展終盤にぎわう 岡山城で9日まで
岡山城(岡山市北区丸の内)で開催中の春季特別展「幕末の動乱 会津と長州そして岡山」(同市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社主催)の会期は9日限り。6日も観光客らが訪れ、貴重な史料に思いをはせていた。
会津、長州藩の成り立ちから戊辰(ぼしん)戦争での衝突まで、両藩や岡山ゆかりの人物の活躍を絵、刀など約90点で紹介。会津藩主松平容保(かたもり)が書いた家訓や吉田松陰の肖像画、岡山藩の農兵隊らが参戦した会津戦争を描いた絵馬や岡山区長を務めた会津藩士手代木(てしろぎ)勝任(かつとう)の和歌が目を引く。
午前9時〜午後5時半、入場は同5時まで。会期中無休。入場料は15歳以上800円、5歳以上400円。
広島
竜馬テーマに激しく跳ねる
福山市の「備後ばらバラよさこい踊り隊」の129人が、きんさいYOSAKOIパレードに参加した。地元の鞆の浦ゆかりの坂本竜馬にちなむオリジナル曲で、見物客を奮い立たせた。
交響楽団の演奏を取り入れて、船出や波を連想させる壮大な曲を響かせた。70~4歳が海援隊をモチーフにした衣装で激しく跳ねる。マイクをにぎったあおり役は、奔放に生きた竜馬に倣って「輝く未来を切り開け」とメッセージを送った。
ブームが巻き起こっている幕末の英雄にあやかった。同市の星野康治さん(69)は「ブームに沸く地元の熱気と、未来への不安を吹き飛ばすパワーを感じてもらえたと思う」と胸を張っていた。
【写真説明】暗い時代を吹き飛ばすように、力強く踊るメンバー
高知
高知 南国で武市半平太展
坂本龍馬の幼なじみで、幕末に土佐勤王党を率いた武市半平太が妻にあてた手紙や切腹に使った短刀などを集めた展示会が、高知県南国市で開かれています。
武市半平太は、幕末に土佐藩をあげて尊王攘夷(じょうい)運動を展開した土佐勤王党のリーダーで、坂本龍馬の幼なじみとしても知られています。会場には、筆まめだった半平太が残した手紙や刀など96点が展示されています。一刀流の使い手だった半平太が土佐藩から許され、剣術修行の旅に出た際の対戦相手を記した「剣家英名録」には、西日本の数百人の藩士の名前が記されていますが、相手は長州藩士が多く、剣術修行というよりも攘夷の考えを持つ志士たちと盛んに交流したことがうかがえます。また、土佐藩の参政、吉田東洋を暗殺した疑いなどで投獄された半平太が獄中で描いた自画像とともに愛妻の冨にあてた手紙が展示され、「すこし男前に描きすぎてしまった」と苦笑いしている様子が記されています。このほか、会場には半平太が切腹に使った刃渡り30センチほどの短刀も展示されています。この展示会は、高知県南国市の県立歴史民俗資料館で来月20日まで開かれています。
福岡
福岡・天神、ビアガーデンオープン
福岡市・天神の西日本新聞会館屋上で6日、ビアガーデン「天空五風」がオープンした。この日の同市は最高気温が25・4度と6月上旬並みの夏日となり、仕事帰りのサラリーマンたちが早速詰め掛け、冷えたビールでのどを潤していた。
今年は坂本竜馬ブームにあやかり、男性店員が竜馬や新選組の近藤勇など幕末に活躍した人物に扮(ふん)して接客。女性店員は昨年に続きメード姿でそろえた。
職場の同僚約20人で訪れた同市博多区の会社員(28)は「夜空の下で、気の合った仲間とビールが飲めて最高です」と話していた。
「元気になる」ビアガーデン、はやオープン 福岡・天神
福岡・天神のビル屋上で6日夕、ビアガーデンがオープンし、仕事帰りの会社員らで早速にぎわった。今年は歴史ブームにあやかって、幕末風に着飾った従業員が客をお出迎え。一番乗りした会社員日暮隆穂(ひぐらし・たかほ)さん(51)は「元気になるのにビアガーデンは最適なところ」とビールをグイッ。営業は9月30日まで。
会場では昨年6月、客席のカセットコンロが爆発し、6人がけがをする事故が起きた。このため、今年は客席にコンロを置かず、会場の一角に設けた鉄板焼きコーナーで料理を提供するという。
佐賀
県出身偉人伝集を出版へ=佐賀
佐賀県教育委員会は2010年度から、幕末・明治期に日本の近代化に貢献した県出身者についての書籍を出版する取り組みを始める。高校での郷土教育や観光、地域づくりなどの分野で活用するほか、「九州・山口の近代化産業遺産群」の世界遺産登録に向け県民意識の向上を図るのが狙い。
大隈重信や江藤新平、佐野常民ら「佐賀の七賢人」と呼ばれる人々を中心に15人を選定し、一人一人の足跡をつづった書籍計15冊を編集。各4000部作製する。同年度から14年度まで毎年3冊ずつ発行する予定だ。
初年度となる10年度の事業費は約850万円で、一般財源約750万円に加え、100万円は書籍収入を見込んでいる。佐賀の歴史に詳しい研究者7人程度でつくる編集委員会を組織し、同年度の出版対象とする3人の偉人や執筆者を選定する。
4000部のうち、500部は県内の高校に配布し、郷土教育に利用したり、全国の公立図書館や大学などへ贈呈したりする方針だ。3500部は販売。執筆者による講演や記念展も開催するという。(了)
米国
「咸臨丸」航路たどり到着=150年前の乗組員子孫も-米
【サンフランシスコ時事】幕末の1860年、勝海舟や福沢諭吉を乗せて日本初の太平洋横断を果たした幕府の軍艦「咸臨丸」の渡米150年を記念し、当時の航路をたどった独立行政法人「航海訓練所」の大型帆船「海王丸」(2556トン)が5日、東京港出発以来約1カ月間、9300キロの航海を終えサンフランシスコ港に無事到着した。
乗組員170人を代表し、乾真船長(48)は当地の式典で「途中しけにも遭ったが達成感でいっぱい」と日焼けした顔をほころばせた。
航海には咸臨丸の機関士見習だった小杉雅之進の子孫、正井良治さん(62)が風向など海域情報の収集を担う研修生として参加。「(現存する)航海日誌では分からなかったチームワークを追体験できた」と語った。(2010/05/06-11:59)
文化芸能
草刈民代、「龍馬伝」にお登勢役で再登場
写真集「BALLERINE」でヌードを披露した元バレリーナの女優、草刈民代(44)が6日、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(日曜後8・0)に再登場することが決まり、東京・渋谷の同局で会見した。
第1話で主演の福山雅治(41)演じる坂本龍馬の生母、坂本幸に扮した草刈は、6月13日放送の第24話から龍馬の定宿だった寺田屋の女将、お登勢役で出演。幸とうりふたつという設定だが、実は最初にキャスティングされたのはお登勢だった。
「芯の強さが幕末の女性にピッタリ」と鈴木圭チーフプロデューサーに惚れ込まれ、2役を任された草刈は「男の人の志を理解した女性に見えることが一番大事」と抱負を語った。
歌舞伎・快優列伝:四代目中村芝翫/1 美しい上に踊りに優れ人気が急上昇
歌舞伎は17世紀初頭の成立から、何度かの転機を乗り越えつつ現在に至る。その一つが明治維新だろう。文明開化の波が日本を洗った明治は、個性豊かな俳優が技芸を競い合った時代でもある。大成を見た俳優も、道半ばに倒れた俳優もいる。今なお、異彩を放つ俳優たちを紹介したい。【小玉祥子】
最初の登場は四代目中村芝翫。幕末から明治に活躍し、敬意を込め「大芝翫」と呼ばれた立ち役だ。
「私が覚えてから、一番人気のあったのは、(中略)芝翫さんでしょう。絵に描いたよりもいい男だという、評判のあったくらいのお人で、眼(め)などは水が垂れるようでした」(「松助芸談 舞台八十年」)と明治から戦前まで活躍した名脇役の四代目尾上松助は述懐している。
また劇作家の岡本綺堂は「弘化の初年(1844年)から慶応の末年(1867年)にいたる二十余年間は、実にかれが人気の絶頂で、名人といわれた」(「ランプの下にて」)と記している。
芝翫はそれほどに人気を集めた。明治歌舞伎が誇る「團菊左」と称された名優、九代目市川團十郎、五代目尾上菊五郎、初代市川左団次の大成以前の話だ。
芝翫は天保元(1830)年の大坂に二代目中村富十郎の弟子、中村富四郎を父に生まれた。子役時代の同9(1838)年に大坂の歌舞伎界の大物、四代目中村歌右衛門の養子となる。
「続続歌舞伎年代記」には、歌右衛門は芝翫の「凡優にあらざる事」を見極めて養子にしたとあるが、四代目松助も称賛したほどの天性の美貌(びぼう)も理由にあったはずだ。門閥外に生まれた少年は、こうして栄光への手がかりを得た。
歌右衛門は芝翫を江戸に伴い、踊りの修業をさせ、弘化元年正月に福助を名のらせた。美しい上に、踊りに優れた芝翫の人気は江戸で急上昇した。
親子は嘉永2(1849)年に帰坂。芝翫は大坂でも人気を得るが、同5(1852)年に歌右衛門は病没してしまう。家の実権を握ったのは歌右衛門の愛人のお菊。だが芝翫との折り合いは非常に悪かった。芝翫は養家を去ることとなった。
今日もところによっては30度になろうかという陽気でした。梅雨の前なので空気が乾いているため、暑くても過ごしやすいと思います。
栃木
地図を集めた企画展 那須野が原博物館
水戸
【ご当地名士列伝】北辰一刀流と水戸学を脈々と継承 響く唱和「文武不岐」を現代に 水戸東武館第7代館長、小澤智さん(72)
東京
中央線ものがたり2:/4 日野 新選組のふるさと /東京
静岡
文科系記者忍者ドラゴンの道『裏道には裏エピソードが存在した』 東海道三大関所~気賀関所~
高知
雑記帳:双子のヤギ「りょうま」と「おとめ」 め~コンビ
土佐・龍馬であい博 高知県の知名度向上 想定を上回る観光客
大分
杵築市で恒例の「お城まつり」開幕…5日まで
栃木
地図を集めた企画展 那須野が原博物館
【那須塩原】江戸時代後期から現代までのさまざまな地図や絵図約80点を展示する企画展「じっくり地図をみる-世界地図から那須野が原まで」が那須野が原博物館で開かれている。6月13日まで。
同館は那須野ケ原開拓に関する地図や本県や日本地図、世界地図など大小200点以上の地図を保有。展示はこの4種ごとに特徴的なものを選び、多種多彩な「情報の玉手箱」(同館)という地図の面白さを紹介している。
「日光塩原御案内(部分)」(1915年)は大正期の色鮮やかな鳥瞰図。京都出身の絵師吉田初三郎による観光パンフレットのはしりのような地図で、東照宮や華厳の滝などを楽しげなタッチで描いている。
幕末の作とみられる小林公峯作「万国地球全図説(部分)」は、やや太めに描かれた日本を中心とした世界地図の周りに、海外の大型船の絵と説明文が。こうした地図が「当時の志士の心を大いにかき立てたのでは」と同館の金井忠夫館長と話す。
観覧料は一般300円。月曜休館(休日の場合は開館)。5月30日午後2時から展示解説、同22日午前9時半から見学会を開く。
問い合わせは同館電話0287・36・0949。
水戸
【ご当地名士列伝】北辰一刀流と水戸学を脈々と継承 響く唱和「文武不岐」を現代に 水戸東武館第7代館長、小澤智さん(72)
土佐から江戸に出た坂本龍馬は北辰一刀流を学んだ。入門先は開祖、千葉周作の弟、定吉の道場だ。この合理的な剣術流派を学んだ幕末の重要人物は数多い。龍馬のほかにも浪士組幹部の清河八郎、山岡鉄舟、新撰組では山南敬助、藤堂平助…。この北辰一刀流が継承されているのが、水戸市中心部にある道場、水戸東武館(水戸市北見町)だ。
小澤智館長(72)は「攻めて攻めて相手の起こりを打つ。これが北辰一刀流の神髄」と話す。常に攻める姿勢を示して気迫で圧倒し、相手がたまらなくなって動き始めたところをバッサリと切る。「気持ちで攻め勝っていれば、後は楽になる」
北辰一刀流は江戸時代後期、防具が発達し、竹刀で打ち込んでけいこをする実践的な剣道が発展していく中で登場した。「周作の教えは分かりやすいと評判で、多くの門弟を抱えた」(小澤館長)
現在、通常のけいこは基本的な剣道と違いはないが、木刀を使って形を披露する演武に特徴がある。防具をつけず、寸止めが基本となる剣道の形とは違い、鬼小手と呼ばれる通常よりもかなり大きな小手をつけて、思い切り打ち込む。小澤館長のもと、北辰一刀流の技を磨く師範の一人、小薗寿嗣さん(68)は「相手が切りかかってくる刀を落として突く技、下から斜めに払って小手を切る技がある」という。
水戸東武館は明治7(1874)年に開館。初代館長、小澤寅吉は江戸勤番時に周作の道場、玄武館で修行。水戸に戻った後は藩校、弘道館で北辰一刀流教授を務めた。周作も水戸藩9代藩主、徳川斉昭に招かれ剣術師範として北辰一刀流を教授しており、その流れが脈々と受け継がれている。
明治維新で武士階級が消え、日本が急速に西洋化していく時代、「武士道が滅び、つまり日本人の心のよりどころがなくなってしまう」と心配した寅吉が開館したのだ。
同館では現在、少年の部、中学生以上の一般の部、さらには、なぎなた部、居合道部で計130人以上がけいこに励む。道場で教えているのは剣道の技だけではない。
長年、高校教諭を勤めた小澤館長は教育者としての目も持っている。けいこが終わると、子供らに「なせばなる、なさねばならぬ」と唱和させ努力の大切さを教える。小澤館長は「子供たちには話を聞かせるより、自ら発声することでインパクトがある。長幼の序、人間としてのあいさつ。剣道を通して基本的なことを教えたい」と話す。
開館以来の基本精神は「文武不岐」。知識(理論)を行動(実践)で確かめ、行動を知識によって立証する実証的精神で、黄門様、徳川光圀以来の水戸学の根幹にある精神。現代にも通じる文武両道、「勉強にもスポーツにも」という精神だ。
幕末の志士らに大きな影響を与えた北辰一刀流と水戸学の精神が、出発点の地では脈々と受け継がれている。
■こざわ・さとる 昭和13年、横浜市生まれ。東京教育大卒。39年に茨城県立日立市商業高校教諭に採用され、県立高萩高校長などを歴任。体育教諭、剣道部顧問として生徒の指導にあたる。退職後、平成14年に館長に就任。20年、「春の叙勲」で瑞宝小綬章を受章。
東京
中央線ものがたり2:/4 日野 新選組のふるさと /東京
◇天然理心流受け継ぐ
日野市日野本町の八坂神社に、剣の上達を願い1858年に納められた天然理心流(てんねんりしんりゅう)の奉納額が残る。名を連ねるのは井上源三郎、沖田惣次郎(総司)、嶋崎(近藤)勇ら。日野で生まれた土方歳三も加え、後に新選組の中心となる面々は、剣を通じて日野に集い、結束を深めた。その「新選組のふるさと」で今も、隊士の子孫らを中心に天然理心流が受け継がれている。
天然理心流は1790年ごろ編み出された武道で、新選組局長、近藤勇は4代目宗家にあたる。現在、同市で一般公開されている「日野宿本陣」は当時の主、佐藤彦五郎が自宅に開いた道場で、近藤や土方、井上らが鍛錬を積んだとされる。
本陣でガイドを務める大久保昭男さん(77)が練習用の木刀を見せてくれた。ガイドとして「歳さん」や「源さん」について語るうちに、彼らの剣を知りたくなり、自らも70歳で学び始めた。太くずっしりと重い木刀の重さは約2キロ。「腕力もつくし、気合も入る」と大久保さん。
「軽い竹刀は動きやすく、間合いが遠くなったり近くなったりしがち。重い丸太で正しい自分の間合いを体得できる」と、近藤から数えて5代目の子孫で、天然理心流9代目宗家の宮川清蔵さん(71)=茨城県牛久市=は説明する。「重いと振るにも気合も必要。気合は恐怖心を取り除き、相手を恐れない胆力は強さになる」。木刀が実戦に強い理心流を築き上げてきた。
宮川さんは市民に請われ、05年から月に2回、同市で約40人に剣術を教えている。メンバーには六番隊長・井上の5代目子孫、井上雅雄さん(55)の姿も。井上さんは「最後まで武士道を貫いた近藤や井上のように、理心流を通して武士道を生涯学びたい」と言う。
井上さんは宮川さんを「武士道を引き継ぐ人。ずっとついていきたい」と慕う。宮川さんも「源三郎さんのように支えてくれる雅雄さんがいるから日野に通い続けている」と、世代を超えた師弟関係が続いている。
宮川さんが指導する道場は市内の「新町交流センター」。次回は8日午後6時から行われるが、見学は自由。9日午後1時からは八坂神社で宮川さんと井上さんらによる演武も奉納される。
人を切る必要のない現代。剣術を学ぶ理由を宮川さんは「自分の内の邪心に打ち勝ち、追い払うため」と説明する。「人として歩むべき道を教えるのが天然理心流。日本の伝統文化として日野のみなさんにつなげてほしい」と願っている。【喜浦遊】
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◇日野
1890(明治23)年開業。1937年に線路の複線化で当初より南に300メートル移転。古民家風の駅舎が人気。
静岡
文科系記者忍者ドラゴンの道『裏道には裏エピソードが存在した』 東海道三大関所~気賀関所~
東海道三大関所である気賀関所(きがせきしょ)には、パンフレットには書かれていない裏エピソードが存在する…場所は徳川ゆかりの地・静岡県浜松市。
慶長6年(1601)に徳川家康によって創設されたといわれ、旅人のチェックや、鉄砲の取り締まりをおこなっていたそうだ。
もちろん曲者(くせもの)と疑われたら、関所内にある牢屋に放り込まれることになる。問題なく関所を通るためには通行証、いわゆる通行手形が必要だが、発行されるには身分がはっきりとわかる者という基準が明確に存在する。つまり、何か犯罪を犯したお尋ね者は、通行手形が発行されないわけだ。
当時の気賀関所の営業時間は朝6時~夕方18時までだが、この地を統治していた旗本・近藤家は地元民に対しては犬が通る道、通称『犬くぐり道』といわれた裏道を作った。
『犬が通る道だから人が通るわけがない』という大義名分で黙認して、営業時間外でも地元民が特別に関所を通れるように配慮していたのだ。そうはいっても、お尋ね者が利用しないように目を光らせたのは言うまでもない…がそのスキを見逃すようならお尋ね者とはいえない。
幕末のお尋ね者として有名な清水次郎長の弟子と知られる『森の石松』がその1人である。
筆者が気賀関所に関わるある情報筋から聞いた話だと、森の石松は関所の裏道『犬くぐり道』を関所サイドに見つかることなく、自由に利用していたとのことだ。
どういう手法を使って裏道『犬くぐり道』を通ったかは、残念ながら不明である。この裏エピソードは、真実かどうか証明できる歴史的資料が無いため、気賀関所の公的なパンフレットやホームページには記載されることはないが、物語や伝説として語り継がれていると、前出の情報筋が話してくれた。
この国には長きにわたり、語り継がれる裏エピソードがまだまだ眠っている。
文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
高知
雑記帳:双子のヤギ「りょうま」と「おとめ」 め~コンビ
高知市のわんぱーくこうちアニマルランドで、双子のヤギの赤ちゃん「りょうま」と「おとめ」が先月誕生。大型連休中の4日、一目見ようと、大勢の観光客が訪れた。
「りょうま」は前脚の真ん中付近から下が黒。ブーツを履いた坂本龍馬に似ていることから名付けられた。体が一回り大きい姉の「おとめ」と一緒に元気に駆け回っている。
離れて暮らしてからも頻繁に手紙を交わし、慕い合っていた幕末の志士、龍馬と姉の乙女。ヤギの姉弟も仲の良さでは負けないほどで、こちらも“め~コンビ”です。【千脇康平】
土佐・龍馬であい博 高知県の知名度向上 想定を上回る観光客
「高知の“(坂本)龍馬”へ来てみいや」と誘われて、高知県で今年1月から開かれている「土佐・龍馬であい博」が活況だ。JR高知駅前のメーン会場「高知・龍馬ろまん社中」は期間中(1月16日から来年1月10日まで)の入場者目標を40万人と想定していたが、現状では60万人を超えるいきおいという。「高知県の知名度向上」(尾崎正直知事)を、であい博の最終目標に据える高知県は早くも、閉幕後の「ポストであい博」に向けて動き出した。キーワードは、高知県の観光資源である「歴史と食」だ。
◇
■歴史と食 土佐を丸ごと体感
であい博は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送開始にあわせて始まった。公式ホームページをのぞくと「豊かな自然や暖かい人情、おいしい食と地酒のある国、高知県。これらの魅力を“こじゃんと”(徹底的に)詰め込んだ」とある。龍馬(高知市=メーン会場)のほか、岩崎弥太郎(安芸市=サテライト会場)、ジョン万次郎(土佐清水市=同)といった幕末維新の偉人のふるさと、脱藩の道(檮原町=同)を訪れ、土佐の人と自然と食を丸ごと体感するイベントだ。
東京・羽田空港から約1時間30分、高知龍馬空港に降り立つと、そこはもう、龍馬のふるさとだ。空港内は龍馬一色で、乗り込んだ観光バスも龍馬が出迎えてくれた。龍馬や弥太郎らが描かれたラッピングバスだ。このバスが県内の4会場を移動するだけでPR効果は十分。
龍馬の高知を満喫するには、メーン会場にある観光情報発信館「とさてらす」が便利だ。アンテナショップとして観光スポットや旬のグルメ、特産品などを紹介。訪れた観光客が高知県全体を知り理解するのに役立っており、県内観光の盛り上げに一役買っている。
であい博を訪れたときは平日の雨にもかかわらず、高知・桂浜の県立坂本龍馬記念館では幅広い年齢層の龍馬ファンが熱心に資料を読み展示物を見つめていた。安芸市の岩崎弥太郎生家でも多くの観光客が庭の一角に石を並べて作った日本列島に見入っていた。その途中で寄った安芸市名物の「釜揚げちりめん丼」を食べた飲食店もにぎわうなど観光客はどこでも、みな満足げだった。
◇
■「おもてなしの精神」観光客引きつける
日銀高知支店が公表した4月の高知県金融経済概況によると「景気は厳しいものの持ち直しに転じつつある」という。その理由として、龍馬ブームで平日も含めて観光施設の人込み、宿泊客数の増加で「観光関連産業が上向いている」と指摘している。
しかも、中部地区だけでなく東部や西部にも広がりを見せている。東の安芸市、西の土佐清水市、山間部の檮原町と3カ所にサテライト会場を設けるという「点と点と結ぶ仕掛けが観光客に受け入れられ、浸透してきた」(土佐・龍馬であい博推進協議会運営委員長の宮村耕資氏)成果だ。
まさに龍馬効果が高知県全域に広がりつつある。尾崎知事は「県内全域に龍馬ゆかりの地があるので県内を回って、こういう地域があって、こういう食べ物があって、こういう特産品があることを知ってほしい。これが本当の意味での最終目標だ」と強調する。
これを受けて、であい博総合プロデューサーの西川りゅうじん氏は「そのためには、おもてなしの体制を整備する必要がある。地元が地元の良さを知ってコンシェルジェとなり観光客を案内することで、観光客が県全域を回遊するようになる」と説く。
幕末に大活躍した龍馬らの歴史だけに目が奪われがちだが、食でも観光客を引きつける魅力をもつ。リクルート発行の旅行情報誌「じゃらん」の宿泊旅行調査で、高知県は2007年に「おいしい食べ物部門」で全国1位を獲得した。08年、09年は2位だ。
高知の酒宴「おきゃく」に欠かせない皿鉢料理は豪快の一言に尽きる。高知といえばカツオのたたきだが、塩で食べると味も格別だ。地酒もたまらない。高知市内で毎日曜日に開かれる街路市には朝採れたばかりの旬の野菜や果物が並ぶ。日本一の日照時間や年間降雨量が育てたといえる。
ただ、龍馬伝は年内で終了。であい博も来年1月には閉幕する。観光客が来年、減少に転じるのは目に見えている。この落ち込みを小幅にとどめる鍵が「おもてなしの精神」だ。歴史と食という豊富な観光資源との相乗効果でポスト龍馬伝、ポストであい博に貢献するはずだ。
◇
■滞在型・体験型観光 リピーター誘う
では具体的にどんな対策を取ろうとしているのか。
尾崎知事は「龍馬ブームはそんなに早く終わらない。来年以降につながる関係を西日本高速道路(NEXCO西日本)や旅行会社と構築できた。新たな観光商品の開発など(であい博で発揮した)チャレンジ精神も生かしたい」という。
NEXCO西日本グループはであい博を盛り上げるため、管内エリアでポスターを掲出しパンフレットを配布。チケット販売でも協力した。高知県の持つ歴史と食という観光資源は、同社にとっても高速道路を利用してもらうのに強力な武器になる。良好な関係を保てれば、来年以降の観光客誘致、リピーター確保も可能になる。
高知市の安藤保彦副市長は、「観光客数を高止まりさせるには、今年訪れた観光客をリピーターにする仕掛けが必要だ」と指摘する。つまり、龍馬伝に出てくる強烈な個性の持ち主と、それをはぐくんだ風土と文化をもっと知ってもらう取り組みが求められるというわけだ。
そのひとつが「土佐っ歩」の充実。高知市内にある龍馬ゆかりの地を観光ガイドと歩く「龍馬の生まれたまち歩き」は「龍馬誕生コース(約80分)」「龍馬と仲間達コース(120分)など6コースを用意。どれも好評で、コースの拡充を図れば龍馬ファンがリピーターになりうる。龍馬だけでなく、弥太郎や中岡慎太郎、ジョン万次郎などでも同様なゆかりの地巡りを作ればいい。尾崎知事も「一泊できるプランを東部や西部でも作る。その資源はある」と言い切る。
というのも、以前は南国リゾートで観光客を呼べたが、観光でブランド力を持つのは沖縄と北海道だけ。高知県としては、龍馬伝とであい博で再発見した「知られざる高知県」を滞在型・体験型観光でアピールする必要があるからだ。
このときに強力な武器となるのが地元グルメ。豊富な水と太陽に加え、山、川、海と自然に恵まれ、食材は豊かだ。龍馬ゆかりの地を巡りながら味わった食べ物は地元ならではのものばかり。もう一度食べたい衝動にかられるはずだ。リピーターを誘うため、7月には東京・銀座にアンテナショップを開くという。
高知県は人口減少と高齢化が進む。1人あたりGDPは46位と厳しい経済環境に置かれている。生産年齢人口は減り、消費市場も縮小傾向にある。頼りは県外。つまり地産外商が重要になってくる。そのための売れるモノづくりが求められる。であい博で知名度を上げ、県全域ににぎわいをもたらしたのは間違いない。だからこそ、ポストであい博ではリピーターの獲得と滞在時間の延長、口コミによるイメージアップが求められる。来年も「高知へ来てみいや」といわせてほしい。
◇
≪土佐・龍馬であい博推進協議会運営委員長、誘致・広報部会長 宮村耕資氏(ホテル南水社長)≫
■ドラマで関心 魅力を継続して発信
「土佐・龍馬であい博」は開幕から約4カ月を経過した。そこで、であい博推進協議会運営委員長で誘致・広報部会長を務める宮村耕資・ホテル南水社長に現状と今後の展開などを聞いた。
--多くの観光客が『であい博』に訪れているようだが
「1月3日の大河ドラマ『龍馬伝』放送開始、同16日の『であい博』開幕で、龍馬のゆかりの地に足を運ぶ人が増えた。ホテルも3月は異常なくらい混雑し、弊社については前年比17%増だった。日本のヒーロー、坂本龍馬はやはり別格だ。(龍馬伝で龍馬役の)福山雅治効果も手伝って観光客の年齢層も幅広い。弊社(龍馬生誕の地に建つホテル)では、ホテルの1~7階に龍馬の33年間の生涯などを時系列に紹介する龍馬ギャラリーを開設し開放しているが、週末には飛び込み客がやってきたり、彼氏を連れてくる龍馬ファンの歴女(歴史好きの女性)も増えている」
--ドラマ効果が大きい
「意外と県民も龍馬のうわべだけしか知らなかったようだ。放送開始で『土佐人なら龍馬のことをもっと知らないといけない』と関心が高まった。1~2月の動員力は県民が中心で、このころは日帰り旅行客が多かった。だが、日増しに人が人を呼ぶ格好で、にぎやかになり瀬戸内、関西へと広がっていった。観光客は四国、中国、関西が主流だが、飛行機を使うと首都圏からも来やすいので、観光客に占める首都圏のシェアは高い」
--今後の集客作戦は
「観光客は5月2~5日がピークで、高知市内の宿泊施設は満杯状態。東部、西部も非常に込んでいる。連休明けの6日から7月16日まで、首都圏を中心として『JAL麗(うら)らか四国』キャンペーンが展開される。この商品をベースに誘客するとともに、官民あげて個人旅行者、一般・募集型団体旅行に対し、春のベストシーズンをアピールしていく。一方で、高知県の魅力を連続的に発信することで、関心から旅行へとつながるアプローチをイベントやアンテナショップ、メディアなどを通じて展開していく」
大分
杵築市で恒例の「お城まつり」開幕…5日まで
杵築市の中心街一帯で4日、「きつきお城まつり」が始まった。歴史情緒あふれる旧杵築城下町を甲冑(かっちゅう)や、あでやかな着物姿の人々が練り歩き、多くの観光客らを楽しませた。5日まで。
大型連休の恒例行事で23回目。参勤交代の大名行列を再現したメーンイベントの「江戸行列」には、城主や奉行、鉄砲持ちの武士などにふんした市民ら約60人が参加。「下に、下に」のかけ声に合わせ、幕末の商家跡などが立ち並ぶメーンストリートを行進した。
城主にふんした福岡市中央区の会社員小野裕寛さん(29)は「沿道からたくさん写真を撮られて緊張したが、時代劇の一幕のような町並みを城主気分で歩けて気持ちよかった」と語った。夜には、花魁(おいらん)にふんした女性たちによるパレードも行われた。
5日は午前11時から、仮装してかごを運ぶタイムやパフォーマンスを競う「かごかき仮装レース」、午後2時からは、江戸行列が大衆演劇場のきつき衆楽観をスタートする予定。
問い合わせはまつり実行委(0978・62・3131)へ。
今日は初夏らしく、からっと晴れた一日でした。
北海道
歴女の心つかめる? イカール星人が「箱館奉行所」復元をPR
イカール星人迎撃ブログによると、このゴールデンウィーク中は函館の観光地各地を満喫している様子です(笑)。
箱館奉行所が公開されたら、17回目の函館訪問を果たしたいなぁ。
往時の花見 晴れ姿で 74年前の五稜郭公園写真
福島
戊辰戦争・白河口の戦いで犠牲の仙台藩士を慰霊 白河
大阪
堺市博物館で板倉槐堂書画展
北海道
歴女の心つかめる? イカール星人が「箱館奉行所」復元をPR
今夏、復元工事が完成する北海道函館市の「箱館(はこだて)奉行所」のPRに、市の観光PR動画のキャラクター「イカール星人」が一役買うことになった。函館市は今年度、約500万円の予算を計上、7月29日に開館する奉行所のPRのため、イカール星人の新作動画を作成し、ネット配信するなどして、新たな観光名所を全国にアピールする計画だ。新撰組の土方歳三(ひじかたとしぞう)ら旧幕府脱走軍が占拠し、歴史の舞台となった箱館奉行所。函館市では「新作動画がレキジョ(歴女)をはじめ、多くの観光客のハートをつかんでくれれば…」とイカール星人の新たな活躍に期待を寄せている。
復元中の箱館奉行所は、幕末の元治元(1864)年に江戸幕府が蝦夷地(えぞち)統治と北方警備のために五稜郭(ごりょうかく)内に建設した役所で、明治4(1871)年、明治新政府により解体された。
以来、その姿は古い写真でしか見ることができなかったが、函館市では、当時の建物を精密に再現しようと、平成18年から総工費約17億円をかけ、古写真や文献資料、発掘調査などをもとに復元工事を進めてきた。
奉行所は、戊辰(ぼしん)戦争の際、榎本武揚(えのもとたけあき)率いる旧幕府脱走軍が最後の抵抗を行った拠点で、山本耕史さん主演のNHKのテレビドラマ「新選組!!土方歳三最期の一日」(平成18年)の舞台にもなった場所だ。
幕末、明治初期のロマンがいっぱい詰まった建物の再建であるだけに、函館市では7月29日に開館する奉行所を今夏の観光の目玉にしようと計画。昨年の「開港150年」のPRの際、ユーチューブなどの動画投稿サイトを通じて大活躍したイカール星人を再び起用することにした。
イカール星人は、函館市が民間の柔軟な発想で函館観光をアピールしようと、平成20年12月、市内の映像制作会社に委託して制作した動画のキャラクター。巨大なイカ型ロボットが函館の観光名所を次々と破壊してゆく奇想天外な内容で大人気を呼んだ。
函館市観光コンベンション部ブランド推進課の池田敏春課長は「地方発のキャラクターとしてイカール星人はネット上で定着、成長を続けている。その勢いを再び生かしたい。民間のクリエイターの自由な発想に任せているので、前作にも増して斬新な作品ができるのでは…」と期待を込める。
ネット動画の世界は、はやりすたりが激しいだけに、イカール星人に課せられた使命は重大だ。函館市では、新作動画のネット配信やDVDの作成のほか、イカール星人の着ぐるみを作成し、イベントなどで箱館奉行所をアピールするという。
イカール星人迎撃ブログによると、このゴールデンウィーク中は函館の観光地各地を満喫している様子です(笑)。
箱館奉行所が公開されたら、17回目の函館訪問を果たしたいなぁ。
往時の花見 晴れ姿で 74年前の五稜郭公園写真
国の特別史跡「五稜郭公園」で1936(昭和11)年に行われた花見のにぎわいを伝える写真31枚が、函館市内で見つかった。あでやかな着物姿の女性に、背広を着込んだ男性、はしゃぐ子どもたちなど、当時の雰囲気をセピア色で伝える。「いつの時代も花見は人々の楽しみ。娯楽が少なかった当時はなおさらで、正装で宴会をする光景から、先人が花見を重んじていた様子が垣間見られる」と関係者は話している。
74年前の写真は、市内駒場町5で工房を営む嶋崎孝治さん(60)が、50年前に亡くなった父親の英一さんの形見として大事に保管している。英一さんは、東川町で板金業を経営する傍ら、各地の写真を撮影することに夢中だったという。
函館大火(1934年3月21日発生)に遭った時は、「仕事道具(板金工具、刃物)を家の前の下水に投げ込んで、『これで火がきても溶けないべ』と写真ブックを背負って家族と避難したもんだよ。もっとほかに大事なものもあったと思うのにね」と嶋崎さんは父のエピソードを紹介する。
五稜郭公園の花見写真は、縦4センチ×横6センチが主だ。写真専門家によると、モノクロで撮影されたものが時を経てセピア色に変わったとみる。
嶋崎さんは撮影機種について「ドイツ製で蛇腹のついたものだった」と覚えている。「あのころ外国のカメラを持っている人はほとんどいなかったはず。父は無口だが手先が器用で、なんでも自分で作っていたから、カメラの扱いも上手にこなせたと思う」
花見のほか、五稜郭公園堀の製氷採取作業や昭和10年の「第1回函館港まつり」のパレード、大戦中の軍飛行機、海外とみられる戦地の様子などの写真もある。
嶋崎さんは、五稜郭公園の花見写真を函館市か公園関係機関に寄贈したい考えで「家族の了解を得てから資料として専門機関に届けたい。そのほうがいい。多くの人に見てもらって、函館の財産として後世に残ることが望ましい」と話している。
福島
戊辰戦争・白河口の戦いで犠牲の仙台藩士を慰霊 白河
戊辰戦争白河口の戦い(1868年)で戦死した仙台藩士の霊を慰めようと、仙台藩志会(伊達洋司会長)の会員が3日、福島県白河市女石にある「仙台藩士戊辰戦没之碑」を訪れた。藩志会は約30年前から毎年供養を行っている。
白河口の戦いでは、仙台藩士約300人が戦死し、碑の下に約150人が埋葬されたと伝えられる。地元住民による女石供養会(石田絹子会長)が碑を守っている。
戦没者のひ孫の中村嘉輔さん(77)=仙台市泉区=と飯沢道久さん(73)=同=、5代目に当たる岩渕仁さん(65)=石巻市=ら藩志会の7人と、供養会の10人が参加。読経の後、線香を供えて手を合わせた。藩志会は白河市内にある、戊辰戦争で一緒に戦った会津藩士の慰霊碑も訪問した。
中村さんは「長い間、碑を守っていただいており、大変感謝している。命ある限り供養に来たい」と話し、石田会長も「みなさんが健康でお参りに来ることができて良かった」と語った。
大阪
堺市博物館で板倉槐堂書画展
幕末の倒幕運動を経済的に支え、坂本龍馬らと交流があった勤皇家、板倉槐堂(かいどう)(1822~79)の書画が、堺市堺区の市博物館で展示されている=写真=。
京都で薬店を営んだ板倉は、龍馬をはじめ、土佐の中岡慎太郎や武市瑞山、長州の桂小五郎らと親交があった。暗殺された龍馬らの血がついたとされる京都・近江屋の掛け軸は板倉の作で、重要文化財に指定されている。
同博物館の展示では、市内在住の書家から寄贈を受けた掛け軸など9点を出品。古来、君子に例えられるランを題材にした墨絵などが並び、天皇の徳をしのぶ気概がうかがえるという。
9日まで。無休。問い合わせは同博物館(072・245・6201)。
(2010年5月4日 読売新聞)
GW後半、今日は行楽日和でよかったです。
福井
日本舞踊など、例大祭で奉納…福井・佐佳枝廼社
兵庫
化学反応に児童ら歓声 川本幸民の子ども科学教室
長崎
「祈り」の龍馬像除幕 新上五島、全国初の合掌姿
仲間を慰霊「祈り」の龍馬像 新上五島で除幕式
龍馬の秘密知ってる? 長崎歴文博でクイズイベント
県産果物使いパフェ 元HTB上柿元さん「ダイナミックさ表現」 長崎市で限定販売
鹿児島
維新ふるさと館:西郷どん、そっくりさん人気 繁忙期の“助っ人”お目見え /鹿児島
福井
日本舞踊など、例大祭で奉納…福井・佐佳枝廼社
大型連休中の2日、福井市大手の佐佳枝廼社(さかえのやしろ)では春の例大祭が始まった。祭神である幕末の福井藩主・松平春嶽にちなんだ祭礼で、市民らが日本舞踊などを奉納し、多くの参拝者でにぎわった。4日まで。
境内の「神楽殿」では、日舞・邦楽などの県内12団体が踊りや琴、三味線の演奏などを披露。長唄の「手習子(てならいこ)」では、番傘を持った着物姿の子ども2人が優雅な舞を演じ、集まった参拝客らから盛大な拍手を浴びていた。
市内の華道団体によるハナミズキやモクレンなどを使った作品展示、氏子青年会による屋台も並び、福山泰江・祢宜(ねぎ)は「福井の中心部から活気がなくなってきている。街なかが元気になるよう祭を盛り上げたい」と話していた。
兵庫
化学反応に児童ら歓声 川本幸民の子ども科学教室
子どもたちが科学実験を通して楽しく学ぶ「川本幸民に続け! さんだ子ども科学教室」が2日、三田ふるさと学習館(三田市屋敷町)で開かれた。小中学生19人が参加し、科学への関心を深めた。
三田出身で幕末の蘭学者川本幸民の生誕200年にちなみ、市教委が主催し、3月に引き続き2回目。
まず講師を務めた市教委理科担当の乙訓和之さん(39)が、「化学」「大気」「タンパク質」などの言葉を編み出した幸民の功績を説明。酸性やアルカリ性について、それぞれ酸っぱい、ぬるぬるするなどの特徴を学んだ。
続く実験では、児童らが持参した花びらを浸して色素が染みだしたアルコールに、それぞれ酸性とアルカリ性の溶液を混ぜた。すると化学反応を起こして、見る見るうちに別の色に一変。色とりどりの溶液が発生し、それまで黙々と作業していた子どもたちは、歓声を上げて喜んだ。
けやき台小3年の女児(8つ)は「色がきれいに変わってうれしかった」と笑顔。八景中3年の男児(14)も「花で色が変わるとは思わなかった。自由研究に活用したい」と話していた。
(井川朋宏)
長崎
「祈り」の龍馬像除幕 新上五島、全国初の合掌姿
仲間を慰霊「祈り」の龍馬像 新上五島で除幕式
幕末の志士、坂本龍馬が仲間の慰霊のために新上五島町江ノ浜郷につくったとされる墓にちなみ、町が墓近くの「坂本龍馬ゆかりの広場」に建立した全国で初めてという龍馬の合掌像の除幕式が2日、現地であった。
町や五島龍馬会(舛田安男会長)などによると、同町潮合崎沖で1866年5月、亀山社中の専用船「ワイル・ウエフ号」が転覆し乗組員ら10人以上が水死。知らせを受けた龍馬が現地を訪ね、墓をつくったとされる。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」放映を機に、観光振興につなげようと町が像を建立した。ブロンズ製で、台座を含めた高さは4・5メートル。潮合崎沖を向いて合掌している龍馬の姿を長崎市の彫刻家、山崎和國さん(75)が約半年かけて制作した。ゆかりの広場整備を含めた事業費は約2千万円。
除幕式には、全国の龍馬会会員や地元住民ら約200人が出席。井上俊昭町長は「この広場が龍馬ゆかりの地として全国に認知されるようさらに取り組みたい」とあいさつ。関係者12人が縄を引いて除幕した。
山崎さんが制作意図を説明。「龍馬伝」に勝海舟役で登場する武田鉄矢さんの祝電も読み上げられた。墓を発見した平戸市教育長の吉居辰美さんら3人と山崎さん、地元の江ノ浜郷に町から感謝状が贈られた。
【編注】山崎和國さんの崎は、大が立の下の横棒なし
龍馬の秘密知ってる? 長崎歴文博でクイズイベント
龍馬の秘密知ってる?-長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館で2日、小学3年生以上を対象にしたクイズイベント「めざせ!龍馬」が開かれ、親子約80人が挑戦した。「れきぶんゴールデンウイーク2010」の一環。
同館の深瀬公一郎研究員が、龍馬の生い立ちや長崎とのかかわりについて解説しながら、「亀山社中で取り扱っていた商品は?」「薩摩と長州を仲直りさせた方法は?」など全5問の3択クイズを会場に向けて出題。子どもたちは、正解と思う選択肢を選んで手を挙げて答えた。
全問正解者には終了後、龍馬の顔写真バッジ(直径3センチ)をプレゼント。福岡県から両親と訪れ、クイズに全問正解した浅川昌弘君(9)は「龍馬の説明が分かりやすかった。大河ドラマはたまに見ている」と話した。
同館では5日まで、れきぶんゴールデンウイークとして、展示室の資料を見ながら答えを探すクイズラリー「幕末編」を開催。ほかに佐世保こま絵付け体験などのイベントもある。
県産果物使いパフェ 元HTB上柿元さん「ダイナミックさ表現」 長崎市で限定販売
ハウステンボスの元総料理長で県内外で活躍する上柿元勝さん(59)が坂本竜馬にちなんだ「龍馬パフェ」を考案し、長崎市茂里町の洋菓子店「パティスリーカミーユ」で販売している。竜馬が愛したとされるカステラや特産のビワ入りで、人気を集めている。
パフェは、ブランマンジェとみかんジュース、コーンフレークの上に、イチゴシャーベットとココナツアイスをトッピング。ビワやイチゴなど県産の旬の果物をふんだんに使い、竜馬が新婚旅行にまで持参したとされるカステラと「日本の夜明け」をイメージした紅白のマカロンを添えた。
上柿元さんは「採算度外視で、幕末をダイナミックに生きた竜馬を表現した。県産品のすばらしさを手軽に味わってほしい」と話している。
1人前840円で、夏の間1日限定10食を販売する。
鹿児島
維新ふるさと館:西郷どん、そっくりさん人気 繁忙期の“助っ人”お目見え /鹿児島
大型連休に合わせ、維新ふるさと館(鹿児島市加治屋町)に2日、西郷隆盛のそっくりさんが登場。観光客から写真撮影をせがまれるなど「平成の西郷どん」は、引っ張りだこの人気だった。3日も同館で活躍する。
浴衣に草履で館内をかっ歩する姿に「あっ、西郷さんだ」と呼び声が掛かる。3年前、仕事で同館に出入りしていた鹿児島市の自営業、斉野俊也さん(42)の姿が福田賢治館長の目にとまった。身長や体重も西郷さんと同じで、思わずスカウトしたという。観光客が多い繁忙期のみ、助っ人として現れる。
一緒に記念撮影したさいたま市西区から来た塩田哲也さん(38)は「優しそうな感じがして、本当に良く似ていると思う」と話した。斉野さんは「観光客の方が喜ぶと、うれしくて自然と顔もほころぶ。リピーターが増える助けになれば」と“西郷どん”同様、鹿児島の活性化に一肌脱ぐ。【川島紘一】
好いお天気ですね。ついこの間まで真冬並みだったというのに、今日の陽差しは初夏。初夏から夏向けの帽子を買い足しました。
北海道
五稜郭公園内に移動観光案内所開設
五稜郭公園 花見客の笑顔は満開
福島
郡長正の若すぎる死を悼む140回忌法要
栃木
近代洋画の軌跡たどる企画展 とちぎ蔵の街美術館で6月まで
東京
全員女性出演 竜馬登場の演劇も 8、9日『ひの新選組まつり』
京都
納涼床:鴨川に「京の夏」
奈良
山菜まつり:“春の味”堪能--下市・栃原道しるべ /奈良
岡山
岡山城特別展 会期終盤もにぎわう 幕末の動乱 史料で紹介
香川
江戸情緒醸す五月飾り/引田「節句まつり」始まる
高知
龍馬・弥太郎のアートTシャツ、潮風にはためく
佐賀
竜馬に出資した商人「大浦慶」とは 嬉野交流センターで
長崎
仲間を慰霊「祈り」の龍馬像 新上五島で除幕式
【動画】歴文博「龍馬伝館」展示リニューアル ドラマに合わせ“長崎時代”に焦点
北海道
五稜郭公園内に移動観光案内所開設
函館市と函館国際観光コンベンション協会は1日、函館五稜郭公園の「一の橋」付近に移動観光案内所を開設した。毎年、観光客でにぎわうこの時期に開設し、観光客らに観光パンフレットや地図を配るなどして情報提供に努めている。
市内の主要観光施設の紹介や、地図のほか、外国人観光客向けの英語版のパンフレットを用意。観光客らの照会に応じ、市や同協会の職員、ボランティアガイドが、バスや電車の乗り継ぎ方法や道順の説明を行っている。
スタッフは「サクラを楽しみにして来たという観光客の声を多く耳にするが、函館にはほかにも多くの魅力がある。心を込めて地元ならではの情報を提供していきたい」と話していた。三重県から娘と観光で訪れた瀧笑子さん(58)は「ガイドブックを見ながら五稜郭公園を散策したい」と笑顔で話していた。観光案内所は5日まで開設し、午前10時―午後3時まで。
五稜郭公園 花見客の笑顔は満開
サクラの名所として知られる函館市の五稜郭公園は1日、少し早めの花見を楽しむ人たちでにぎわった。色づき始めたつぼみの下で、花見客はジンギスカンなどを囲みながら春を満喫していた。
公園を縁取るように植えられているサクラはつぼみの段階だが、暖かい気温と時折差し込む春の陽光を受けて、つややかに輝いていた。高校時代の同級生6人で花見をしていた市内の大学生、前川裕一さん(19)は「朝9時から買い出しに行き、昼ごろから楽しんでいる。飲み物も食べ物もまだたくさんあるので、夜まで続けます」と話していた。
公園内のあちこちで、焼き肉のおいしそうなにおいが漂い、花見客の楽しげな笑い声が響きわたっていた。午後7時からは公園内に設置されたちょうちんに明かりがともされ、日曜、祝祭日は午後10時まで、平日は午後9時までライトアップされる。
予約した花見客に肉や野菜、コンロなど一式を提供しているサンフレッシュサービスは「今日は550件の依頼が来ている。例年より花見の時期は1週間ほど遅いが、まずまずの出足」と話していた。
福島
郡長正の若すぎる死を悼む140回忌法要
戊辰戦争の責任を取って切腹した会津藩家老・萱野権兵衛の次男に生まれ、豊津小笠原藩(現福岡県みやこ町)に留学中、会津武士の面目を傷つけられたとして16歳で自害した郡長正(こおり・ながまさ)。
その若すぎる死を悼む140回忌墓前法要が1日、会津の関係者も出席して、みやこ町の甲塚墓地で営まれ長正は留学先の豊津小笠原藩の藩校育徳館で、食事に関する不満を母への手紙に書き、戒める母からの返事を落としてしまう。
その内容が知られ、大衆の前でののしられたことから、会津武士の面目として明治4(1871)年5月1日、切腹して屈辱に耐えた。
地元では遠く異郷の地での不幸をあわれみ、長正の墓を守ってきた。
30年近く前からは豊津郷土史会が中心となって命日に墓前法要を営んでいる。
栃木
近代洋画の軌跡たどる企画展 とちぎ蔵の街美術館で6月まで
とちぎ蔵の街美術館で6月6日まで、企画展「高橋由一と日本近代洋画への道」が開かれている。幕末から大正期に活躍した画家たちの作品を中心に45点を展示。日本の近代洋画の軌跡をたどる。
展示は、笠間日動美術館(茨城県)が所蔵する「山岡コレクション」を中心に、近代洋画の黎明期に大きな功績を残した高橋由一をはじめ、由一に洋画を手解きした英国人記者チャールズ・ワーグマン、五姓田義松、黒田清輝らの作品を集めた。
由一の「鮭図」は、サケの形、色、質感をリアルに表現した作品。ワーグマンの「東禅寺浪士乱入図」は、自ら遭遇した水戸藩浪士の英公使館襲撃事件を生々しく描いた。
義松の「人形の着物」は、人形を持つ少女と人形の服を縫う老婆を見事な明暗法で描写した。青木繁「二人の少女」、栃木市出身の橋本邦助「姉妹」なども並ぶ。
8日午後2時から、文星芸術大の青木茂特任教授が記念講演する。(問)同館電話0282・20・8228。
東京
全員女性出演 竜馬登場の演劇も 8、9日『ひの新選組まつり』
“新選組のふるさと”の日野市で「第十三回ひの新選組まつり」(東京新聞後援)が八、九の両日、開かれる。坂本竜馬の人気が高まっている今年は、竜馬と新選組一番隊組長の沖田総司を主人公にした演劇が八日に披露される。
演じるのは劇団エル・プロダクツ(目黒区)のメンバーで、タイトルは「新撰組烈伝龍馬編・TRIGGER(引鉄)」。架空のストーリー設定だが、京都の病院で偶然に知り合った竜馬と沖田が敵同士ながら友情を深めていく内容という。
脚本を手がけた同劇団代表の桑野和子さんは「シリアスなテーマでもあるけれど、ほとんどをコメディータッチで描きました。出演者が全員女性なのも見どころです」と話す。演劇は同市神明一の市民会館小ホールで行われる。開演は午後一時と午後六時から。入場料は千八百円。
九日には先月二十九日に開催された新選組隊士コンテストで一~十番隊組長や近藤勇などに選ばれた参加者らが新選組の隊士に扮(ふん)して、市内を練り歩く新選組パレードもある。問い合わせは同市観光協会=電042(586)8808=へ。 (西川正志)
京都
納涼床:鴨川に「京の夏」
京都の夏の風物詩「納涼床(ゆか)」が1日、京都市中心部の鴨川沿い約1.5キロで始まった。河川敷に組んだやぐら上に飲食店85店が座敷を設け、観光客らは夜風に吹かれながら京料理などを味わった。9月末まで。
幕末の志士・桂小五郎ゆかりの料理旅館「幾松」(同市中京区)では、「コンチキチン」の祇園ばやしが鳴り響く中、舞妓(まいこ)2人が客をもてなした。家族で訪れた千葉県柏市のアルバイト、藤原雅代さん(25)は「初夏というには肌寒いけれど、京都らしい風情がある」と楽しんでいた。
今年は初めての試みとして、旧暦の七夕を迎える8月上旬にササ飾りを掲げ、河川敷を歩く人にも京の夏を味わってもらう予定。【古屋敷尚子】
奈良
山菜まつり:“春の味”堪能--下市・栃原道しるべ /奈良
◇てんぷらやタケノコご飯、草もち…
下市町栃原のフルーツロード沿いにある農産物直売所「栃原道しるべ」でこのほど、山菜祭りが開かれた。開設3年目を迎え、果物や野菜などを出品している農家が近くの山で採取した山菜を味わってもらおうと企画。訪れた人たちは、春の野趣あふれる味を楽しんでいた。
ワラビ、タラノメ、コシアブラ、ユキノシタ、スギナ、ヨモギなど11種類を展示。山菜のてんぷらやタケノコご飯、草もちなどを販売した。
同町在住のシンガーソングライター、綿鍋伊久男さんのミニコンサートも開かれた。綿鍋さんの曽祖父は、明治維新の先駆けとなった天誅組を私財をなげうって支援した旧天辻村(現五條市)の庄屋、鶴屋治兵衛。志士の思いを歌った「夢一心」などを披露した。
道しるべは毎土、日曜の午前8時~午後4時に開店している。【栗栖健】
岡山
岡山城特別展 会期終盤もにぎわう 幕末の動乱 史料で紹介
岡山城天守閣(岡山市北区丸の内)で開催中の春季特別展「幕末の動乱 会津と長州そして岡山」(同市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社主催)は9日の閉幕まであと1週間。ゴールデンウイークが重なり、続々と訪れた歴史ファンが近代日本の夜明けに思いをはせている。
黒船来航や会津、長州両藩の激突、官軍と旧幕府軍による戊辰(ぼしん)戦争終結ごろまでを約90点の史料で紹介。志士の心得を説いた高杉晋作の書をはじめ、土方歳三の愛刀や新式ライフル銃、官軍の隊長が頭に着けた赤い毛「赤熊(しゃぐま)」が目を引く。郷土関連では岡山市長に当たる岡山区長を務めた会津藩士手代木(てしろぎ)勝任(かつとう)の遺言状などが並ぶ。
夫と旅行中の兵庫県宝塚市、主婦川口倫子さん(39)は「坂本竜馬ら志士の筆跡や白虎隊士の絵図から動乱の生々しさが伝わってきます」と話した。
会期中無休。午前9時〜午後5時半。入場料は15歳以上800円、5歳以上400円。
香川
江戸情緒醸す五月飾り/引田「節句まつり」始まる
香川県東かがわ市引田の古いまち並みで「端午の節句まつり」が開かれている。歴史ある建物内に貴重な甲冑(かっちゅう)や武者人形など男児の健やかな成長を願う五月飾りが展示され、訪れた家族連れらが見入っている。5月5日まで。
同まつりは、讃州井筒屋敷とその周辺施設が会場。同屋敷では、江戸末期から伝わる具足や武者人形など約30点を展示。周辺のかめびし屋では、幕末に10代目当主が京都警護に出陣した際の軍装や鎖かたびらなどのほか、縦12メートル、横1メートルの巨大なのぼりを飾り付けている。
また、手袋ギャラリーでは、発光ダイオードで表現した滝を上るこいのぼりが設置されている。
五月飾りの展示期間や入館料は各施設で異なる。問い合わせは同屋敷〈0879(23)8550〉。
高知
龍馬・弥太郎のアートTシャツ、潮風にはためく
写真や絵画、イラストなどをプリントしたTシャツが潮風にはためく「Tシャツアート展」が1日、高知県黒潮町入野浜で始まり、計1341点が砂浜を彩っている。5日まで。
町おこし活動に取り組むNPOが、毎年開催。公募した原画を白いTシャツに印刷し、ロープでつるしている。
幕末の志士・坂本龍馬をモチーフにした作品や岩崎弥太郎のイラストも。東京都渋谷区の会社員佐藤理子(まさこ)さん(37)は「一つ一つのデザインが、海、波の音、浜風と一体となり、浜全体がキャンバスのよう」と感動していた。
佐賀
竜馬に出資した商人「大浦慶」とは 嬉野交流センターで
嬉野茶の輸出で財を成した長崎商人・大浦慶の功績をたどる展示が1日、嬉野市嬉野町の嬉野交流センターで始まった。坂本竜馬ら幕末の志士に活動資金を提供したとして知られる慶の人物像を、子孫宅に伝わる当時の貴重な資料や新聞記事などでひもといている。
同市の「うれしの茶」PR事業の一環で、慶の子孫の竹谷浩和さん(長崎市)が協力。「婦女ノ身ヲ以テ率先製茶ノ外輪ヲ図ル其功労」と、慶の嬉野茶輸出の功績をたたえる明治政府の感謝状や、慶の肖像写真などが並ぶ。慶と竜馬の生涯、世の中の動きを並列した年表で明治維新と嬉野のつながりを分かりやすく見せる工夫もしている。
1日のオープニングセレモニーでは、嬉野温泉観光協会の山口保会長が「竜馬やお慶たちが嬉野茶を飲みながら語らう光景が目に浮かぶようだ」とあいさつした。
展示は1年間を予定している。開館時間は午前9時半~午後6時(午後0時半~同2時半は休憩、日曜は午前9時~午後2時)。水曜日閉館。入館は無料。問い合わせは市観光商工課、電話0954(42)3310へ。
【写真】嬉野茶の輸出で財を成した商人・大浦慶の功績を示すパネル展示。坂本竜馬に関する資料も並べている=嬉野市嬉野町の嬉野交流センター
長崎
仲間を慰霊「祈り」の龍馬像 新上五島で除幕式
幕末の志士、坂本龍馬が仲間の慰霊のために新上五島町江の浜郷に造ったとされる墓にちなみ、同町が墓近くの「坂本龍馬ゆかりの広場」に建立した龍馬のブロンズ像の除幕式が2日、同広場であった。像は龍馬が仲間の冥福を祈り合掌する姿で、合掌した龍馬像は全国でも初めてという。
町や五島龍馬会などによると、同町潮合崎沖で1866年5月、亀山社中の専用船「ワイル・ウエフ号」が転覆し乗組員ら10人以上が水死。この知らせを受けた龍馬が現地を訪ね、墓を造ったとされる。
像は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」放映を機に、観光振興につなげようと町が設置。台座を含めた高さは4・5メートル。長崎市の彫刻家、山?和國さん(75)が約半年かけ制作した。ゆかりの広場整備を含めた事業費は約2千万円。
除幕式には、全国の龍馬会会員や地元住民ら約200人が出席。井上俊昭町長は「像設置を機に、この広場が龍馬ゆかりの地として全国に認知されるよう、さらに取り組みたい」とあいさつ。関係者12人が一斉にロープを引き除幕すると、来場者から歓声が上がった。
【動画】歴文博「龍馬伝館」展示リニューアル ドラマに合わせ“長崎時代”に焦点
幕末の志士、坂本龍馬の生涯を描くNHK大河ドラマにちなみ、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館内に1月から設けられている「長崎奉行所・龍馬伝館」が1日、展示内容をリニューアル。観光客らが幕末の鼓動に思いをはせた。
「龍馬伝館」は、江戸期の長崎奉行所立山役所を復元した「奉行所展示室」にドラマの世界を再現。来年1月までの開設期間中、ドラマの進行に合わせ、同博物館などが計3期の展示を予定している。
今回の第2期(5~8月)では龍馬の“長崎時代”に焦点をあて、龍馬と親交があった長崎の豪商、小曽根家にまつわる史料などを紹介。女優の真木よう子さんが演じる龍馬の妻「お龍」の衣装や、福山雅治さん演じる龍馬のブーツなどを展示している。
このほか同奉行所は、英国水兵が殺害されたイカルス号事件(1867年)で、部下の関与を疑われた龍馬が出頭したゆかりの史跡で、土、日、祝日には同事件を題材にした寸劇も披露されている。
福山さんのファンという埼玉県春日部市、会社員、高島久さん(35)と妻の真実さん(32)は「ドラマを通して龍馬自体も好きになった。(龍馬伝館では)幕末の雰囲気を味わいました」と話した。
ニュースによると、青森県弘前市では例年より桜の開花が遅れて今日から見頃なんだそうな。弘前城の桜、きれいでした。
北海道
古時計刻まれたヤマの記憶 歌志内の私設資料館、連休中のみ公開
福島
白虎隊の故地など訪問
中野竹子顕彰会が総会 若松
茨城
記念展示館:水戸救う「桜田門外ノ変」 映画セットを改装 2日間で1500人が来館
栃木
さぁ行こう!とちぎの“B級”スポット<2> 那須・戦争博物館 兵器、軍服などずらり
東京
【学芸記者オススメ知的スポット】東京・雑司ヶ谷霊園で文豪たちと心の対話
新潟
【名作まち歩き】新潟・小千谷の慈眼寺 司馬遼太郎著「峠」
愛知
龍馬関連の品2000点 自宅一室を公開
知立の小学校教諭・信原さん
京都
優雅に、鴨川をどり前夜祭
今年の鴨川をどりは「女たちの幕末」
和歌山
紀州出身士族のゆかりの品展示
高知
龍馬で人気の桂浜 渋滞に対策
Tシャツ1341点、砂浜で展覧会…高知・黒潮町
長崎
【動画】歴文博「龍馬伝館」展示リニューアル ドラマに合わせ“長崎時代”に焦点
社会
英語教材初!福山龍馬が教科書登場
北海道
古時計刻まれたヤマの記憶 歌志内の私設資料館、連休中のみ公開
【歌志内】幕末から昭和にかけての古道具1万点以上を収蔵し、年一度だけ公開している歌志内市内の画家本城義雄さん(71)の私設資料館「大正館」(本町1)が、1日に開館する。
本城さんは絵のモチーフにしようと45年ほど前から収集を始め、築90年の元酒屋倉庫の資料館で、1994年から春の大型連休中だけ公開している。銭を保管するため幕末に使われた銭箱や白黒テレビをはじめ、大小さまざまな時計220個が壁一面に並ぶ。
本城さんは「多くの展示品は、炭鉱の閉山で歌志内から出て行った人が譲ってくれたもの。その歴史も感じてほしい」と話す。9日まで。開館は午前10時~午後5時。入館無料。
福島
白虎隊の故地など訪問
●今年6月で斗南藩140年/歴史訪ね「会津調査隊」
戊辰戦争(1868~69年)に敗れ、北辺の地へ国替えを命ぜられた旧会津藩。斗南藩として再興をめざす志士たちの一団が青森県むつ市の大平浦に上陸して、6月で140年を迎える。その記念の年に、同市内の小学6年生が「会津藩調査隊」を結成した。郷土の歴史を学び、伝えるため、5月の連休中に特命リポーターとして姉妹都市の会津若松市に派遣される。(石毛良明)
中野竹子顕彰会が総会 若松
中野竹子顕彰会の総会は4月29日、会津若松市神指町のやまあ食堂で開かれ、8月22日に地区内の殉節之地で顕彰祭を開催することなどを決めた。
会員ら約30人が出席した。
横山光栄会長が「中野竹子女史の史実を後世に伝え、長く顕彰していこう」とあいさつし、菅家一郎市長らが祝辞を述べた。
今年度の事業計画では5月に市内北青木の善龍寺で行われる奈与竹碑前祭や、9月に会津坂下町の法界寺で催される中野竹子女史墓前祭への参加などを決めた。
中野竹子は戊辰戦争で娘子軍(じょうしぐん)の隊長を務め、勇敢に戦ったが敵弾に倒れた。
戦死した場所が現在の市内神指町であることから住民が顕彰している。
茨城
記念展示館:水戸救う「桜田門外ノ変」 映画セットを改装 2日間で1500人が来館
水戸市の千波湖畔に造られた映画「桜田門外ノ変」=10月公開予定=のロケセットの一部が記念展示館として改装され、29日のオープン以来来館者でにぎわっている。映画を企画した市民団体「『桜田門外ノ変』映画化支援の会」のほか、市や県も出資。ロケセットとともに新しい観光スポットにし、映画成功と地域活性化の一挙両得を狙う。
桜田門外の変は1860年3月、江戸城の桜田門外で、水戸藩の浪士らが幕府の大老・井伊直弼(なおすけ)を暗殺した事件。ロケセットは当時の桜田門や大名屋敷などを再現している。このうち江戸城内部のセットが展示館に改められ、撮影風景写真のパネルや幕末の装甲車など約70点を展示。29、30日の2日間で約1500人が来館した。来年3月末までの期間限定で大人800円、子ども500円。
映画は水戸市民らで作る「支援の会」が06年10月に企画し、製作費約5億円のうち約3億5000万円を寄付で集めた。主演は人気俳優の大沢たかおさん。地元市民ら約1200人がエキストラ参加、約600人がボランティアとして炊き出しなどに当たった。県と水戸市もセットと展示館の建設費に3000万円ずつ出資した。
同会によると、撮影終了後の2月にセットを公開以来、延べ約7万3000人が訪問。今春の「水戸の梅まつり」の観光客も前年比2割近く増えた。三上靖彦事務局長は「今後の映画製作のモデルケースになるのでは」と期待をこめる。【山内真弓】
栃木
さぁ行こう!とちぎの“B級”スポット<2> 那須・戦争博物館 兵器、軍服などずらり
県内有数の観光地として名をはせる那須高原。牧場やレストランが並ぶ街道脇に突然、無数の日の丸がはためく建物が見えてくる。真っ赤にさびた旧陸軍の戦車に、入り口では日露戦争で使われたという巨大な攻城砲が天を向く。「日本で唯一の本格的な戦争博物館へようこそ」。立派な白ひげに軍服姿の館長栗林白岳さん(82)が迎えてくれた。
二・二ヘクタールの敷地を持つ那須戦争博物館は一九八七年、栗林さんが私財を投じて開館した。幕末から第二次世界大戦までの兵器や日用品など一万六千点を展示。ゼロ戦やB29爆撃機のエンジン、日露戦争でロシア軍が使ったという機関銃、兵士が残した遺言書や軍服などが時代ごとにずらりと並ぶ。複製品や映画用に製作された品もあるが、栗林さんは「戦争を知ってもらうには複製でも意味がある」と力を込める。
長野県出身の栗林さんは十四歳で満蒙(まんもう)開拓青少年義勇軍に志願し、関東軍の獣医生として終戦を迎えた。戦後三年間、シベリアに抑留。復員後は神戸市での飲食店経営などを経て七七年に那須町に移り住んだ。
「戦争が単なる過去の出来事として忘れ去られる危機感があった」という栗林さん。シベリアで過酷な労働により倒れた仲間や息子の帰りを見ぬまま亡くなった自分の母親の姿が思い浮かんだ。「懸命に生きた日本人の思いを伝えたい」と、骨董(こっとう)市や海外を回り始めた。
多い時は一日百人を超える来館者に、展示品一つ一つの逸話や歴史を語る。生と死が染み込んだ記録を前に、来館者は皆、真剣な表情で聞き入る。
戦後六十五年。夢は、宇都宮に司令部があった第一四師団が玉砕したパラオに慰霊碑を建てることだ。「戦争は悲惨なもの。二度と起こさないためにも風化させてはいかん」。時代を伝える証人として今日も博物館に立つ。 (横井武昭)
<メモ> 東北自動車道那須インターから車で約10分。年中無休で入館料は一般1000円、中学生以下無料。今月15日には、戦争資料を集めた図書館が敷地内に開館する。問い合わせは=電0287(76)1510=へ。
東京
【学芸記者オススメ知的スポット】東京・雑司ヶ谷霊園で文豪たちと心の対話
もしも、夏目漱石が生きていたならば。取材に出かけて、あんな質問、こんな質問…。そんな願いが、少しだけかなう場所がある。東京都立雑司ヶ谷霊園(豊島区)には、漱石や永井荷風ら文豪をはじめ、数々の著名人の墓が点在している。お気に入りの作品や業績、人生のエピソードを思い浮かべながら、先人たちが眠る墓と対峙(たいじ)し、心の対話を楽しんでみるのも悪くない。
JR山手線池袋駅東口からグリーン大通りを歩いて約20分。都電荒川線の都電雑司ヶ谷駅から約2分。東京メトロ副都心線雑司が谷駅から約5分でたどり着く。管理事務所には、親切にも著名人の墓の位置が記された無料マップがある。
まずは、“真の享楽主義者”と評された永井荷風から。墓石はその人生と違い、何の変哲もない。少し驚いた。花の代わりに、著書「腕くらべ」が置かれていた。一読しようと思ったが、いつからあったのか、ぬれていてページをめくることができなかった。
続いて、日本びいきのコスモポリタン・小泉八雲や幕末開明派の幕臣・小栗忠順らをめぐる。園内中央部に進むと、「大正ロマン」を代表する画人・竹久夢二の墓があった。小さく丸い墓石は柔らかな印象で、華やかな作風を彷彿(ほうふつ)とさせた。墓の文字は画家の有島生馬が書いたのだという。
〈ふたりでみると、すべてのものは 美しくみえる〉。どっしりとした墓石にユーモラスな文字でこう彫り込まれていたのは、童謡に「ちいさい秋みつけた」で知られる詩人、サトウハチロー。漱石の墓石は、日本を代表する人気作家らしく、ひときわ大きく威厳に満ちていた。霊園は「こころ」でも描かれている。
ほかにもジョン万次郎や泉鏡花など、探して歩くと、あっという間に時間が過ぎる。
ケヤキやイチョウなどの大樹も多く、木漏れ日が心地いい。池袋の高層ビル群が近いのに、驚くほど静かである。坂口安吾は自伝の中で、旧私立豊山中学時代のころを回想し、「授業をさぼっては雑司ヶ谷墓地へ行き、草原で寝ころんでいた」と振り返っている。故人が眠る慰霊の場であり、今となっては昼寝は、はばかられる。でも、気持ち良かっただろうな、なんて。
のんびり静かな休日を。そんな思いを抱く人にもおすすめだろう。
新潟
【名作まち歩き】新潟・小千谷の慈眼寺 司馬遼太郎著「峠」
幕末に活躍した越後長岡藩の家老、河井継之助(1827~68年)の半生を描いた歴史小説。
継之助は2度の藩外遊学で佐久間象山や山田方谷らの教えを受けた。主君の牧野家は徳川譜代。老中を務めた10代藩主の忠雅に見いだされ、外様吟味役から奉行職を歴任、慶応3(1867)年に家老に昇進し、財政再建や兵制の洋式化など藩政改革を進めた。
ガトリング砲2門を調達するなど軍備を整え、戊辰戦争で“武装中立”を唱えたが、西軍軍監の岩村精一郎とのいわゆる“小千谷談判”は決裂。激戦の末に敗れ、負傷した継之助は撤退中の福島県只見町で42歳の生涯を閉じた。
“小千谷談判”の舞台「慈眼寺」(船岡芳英住職)に会見の間が当時のまま残っている。見学は事前予約((電)0258・82・2495)が必要。
【作品】司馬遼太郎著「峠」(新潮文庫)
【場所】新潟県小千谷市平成2ノ3ノ35
愛知
龍馬関連の品2000点 自宅一室を公開
知立の小学校教諭・信原さん
幕末の志士、坂本龍馬の大ファンである知立市の小学校教諭・信原玲子さん(59)が、約30年間で集めたコレクションを並べた自宅の一室「龍馬部屋」を、一般に公開している。児童から「龍馬先生」と呼ばれる信原さん。NHK大河ドラマの影響で全国で起きている「龍馬ブーム」に合わせ、披露を決めた。
信原さんと龍馬を結びつけたのは、1977年に生まれた、長男の龍馬さん(32)だ。夫が「龍」の字を気に入って付けた。「りゅうま」と読むが、信原さんは、同じ字に親近感を持ち、育児休暇中に、坂本龍馬を題材にした小説「竜馬がゆく」(司馬遼太郎著)を読破。抜群の行動力や相手のプライドを尊重する姿勢にひかれ、一気にファンになった。
これまでに集めたグッズは約2000点。関係資料や書籍に加え、龍馬のトレードマークであったブーツや拳銃などのレプリカも手に入れた。お気に入りは、龍馬がお龍にあてた手紙のコピーだ。愛情が伝わる文面に感激したのはもちろん、本人が書いた字を見ていると、直接会話しているような気分になるという。
「志の高かった龍馬の生き様を、ぜひ見てもらいたい」と信原さん。筋金入りのファンはもちろん、初心者の訪問も大歓迎だ。希望者は事前に電話連絡が必要。連絡は、信原さんの自宅(0566・83・1897)へ。
京都
優雅に、鴨川をどり前夜祭
花街・先斗町の「鴨川をどり」(1日~24日)の前夜祭が30日、先斗町歌舞練場(中京区)で開かれ、扇子を手にした芸舞妓(まいこ)が優雅に踊り、約1000人の招待客を魅了した=写真=。
新撰組の隊士と芸妓らのやりとりを描く舞踊劇「女たちの幕末」と、葵祭や鴨川の柳を背景に踊る「薫風歌絵巻」の2部構成で、約20人の総踊りで締めくくった。
4花街が開く春の舞踊の最後を飾り、北区の主婦足立元子さん(69)は「初夏を感じさせる衣装や舞台で、季節の移ろいを楽しめました」と満喫していた。茶券付き4500円。問い合わせは同歌舞練場(075・221・2025)へ。
今年の鴨川をどりは「女たちの幕末」
新緑の京都を彩る先斗町歌舞会の「鴨川をどり」が1日から始まるのを前に、先斗町歌舞練場(京都市中京区)で30日、前夜祭が行われた。
173回目の今年は「女たちの幕末」と「薫風歌絵巻」。第1部は徳島出身の新選組隊士の恋物語で、阿波言葉も取り入れた物語性の高い、楽しい舞踊劇となっている。
第2部は、葵祭などさわやかな5月の京都を描いた歌絵巻で、約千人の招待客を魅了した。
宇治市の主婦、秋山加代子さん(62)は「内容も濃く、すばらしい」と話していた。
24日まで。1日3回公演。茶券付き4500円。問い合わせは先斗町歌舞練場((電)075・221・2025)。
和歌山
紀州出身士族のゆかりの品展示
和歌山市立博物館 和歌山市立博物館(同市湊本町3)で特別陳列「紀州藩の士族たち」が開かれている=写真=。
展示されているのは、江戸後期から明治初期にかけて活躍した和歌山ゆかりの武士や外交官の家に伝わり、2005年以降に寄贈された資料など約120点。弓術師範だった落合家の黒甲冑(かっちゅう)、海軍大将で駐米大使を務めた野村吉三郎の海軍コートなど。
幕末から明治期の世相と庶民生活をつづった「小梅日記」で知られる川合小梅の描いた絵画なども並ぶ。同博物館学芸員の高橋克伸さんは「和歌山の歴史を再発見してもらえれば」と話している。6月6日まで。問い合わせは、同館(073・423・0003)へ。
(2010年5月1日 読売新聞)
高知
龍馬で人気の桂浜 渋滞に対策
幕末の志士、坂本龍馬の銅像で知られる高知市の観光名所桂浜で、大型連休中に混雑が予想されるため、一般車両の進入を禁止して、観光客を臨時の駐車場からシャトルバスで送迎する渋滞対策が1日から始まりました。
Tシャツ1341点、砂浜で展覧会…高知・黒潮町
写真や絵画、イラストなどをプリントしたTシャツが潮風にはためく「Tシャツアート展」が1日、高知県黒潮町入野浜で始まり、計1341点が砂浜を彩っている=写真=。5日まで。
町おこし活動に取り組むNPOが、1988年から毎年開催。公募した原画を白いTシャツに印刷し、ロープでつるしている。
幕末の志士・坂本龍馬をモチーフにした作品や岩崎弥太郎のイラストも。東京都渋谷区の会社員佐藤理子(まさこ)さん(37)は「一つ一つのデザインが、海、波の音、浜風と一体となり浜全体がキャンバスのよう」と感動していた。
(2010年5月1日 読売新聞)
長崎
【動画】歴文博「龍馬伝館」展示リニューアル ドラマに合わせ“長崎時代”に焦点
幕末の志士、坂本龍馬の生涯を描くNHK大河ドラマにちなみ、長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館内に1月から設けられている「長崎奉行所・龍馬伝館」が1日、展示内容をリニューアル。観光客らが幕末の鼓動に思いをはせた。
「龍馬伝館」は、江戸期の長崎奉行所立山役所を復元した「奉行所展示室」にドラマの世界を再現。来年1月までの開設期間中、ドラマの進行に合わせ、同博物館などが計3期の展示を予定している。
今回の第2期(5~8月)では龍馬の“長崎時代”に焦点をあて、龍馬と親交があった長崎の豪商、小曽根家にまつわる史料などを紹介。女優の真木よう子さんが演じる龍馬の妻「お龍」の衣装や、福山雅治さん演じる龍馬のブーツなどを展示している。
このほか同奉行所は、英国水兵が殺害されたイカルス号事件(1867年)で、部下の関与を疑われた龍馬が出頭したゆかりの史跡で、土日祝日には同事件を題材にした寸劇も披露されている。
福山さんのファンという埼玉県春日部市、会社員、高島久さん(35)と妻の真実さん(32)は「ドラマを通して龍馬自体も好きになった。(龍馬伝館では)幕末の雰囲気を味わいました」と話した。
社会
英語教材初!福山龍馬が教科書登場
福山雅治(41)が主演するNHK大河ドラマ「龍馬伝」が高校英語の教材に登場することになった。今年度用の「WHAT’S UP? 2010―11 INTERMEDIATE」(桐原書店)で、4月30日に刊行された。各地でブームが起きる中、教育の現場にも龍馬が登場だ。
教材は高校2年生が主な対象となる「WHAT’S UP?」シリーズ。旬の話題を盛り込んで毎年改訂しており、昨年はオバマ米大統領の演説が取り上げられた。
「龍馬伝」は「The Legend of Ryoma」のタイトルで、レッスン第1課で登場。過去、大河ドラマでは「国盗り物語」(73年)が日本史、「新選組!」(04年)、「義経」(05年)が国語の教科書の題材になったことはあるが、「英語は初めてだと思う」とNHK関係者。
2ページの見開きで、福山演じる龍馬が海を眺める場面の写真も掲載。本文では、米国人女子高生のリサと日本の男子高校生の潤がドラマや龍馬についての会話を繰り広げていく。最後は、リサが「きっと彼(坂本龍馬)は福山雅治さんのように女性に人気があったと思うわ」という女子高生らしい感想を述べる。もちろん、すべて英語での会話となっている。
桐原書店では、全国約200校で授業の副読本や夏休みの課題として使われると見込んでいる。5月中にも同教材で勉強を開始する高校もあるという。
担当者は「広い世界に目を向けた龍馬を通じて世界と自分のつながりを考えるきっかけになればいい」と話している。また、NHKは「高校生にも龍馬伝を知ってもらえるいい機会になるのでうれしい」としている。
函館からは五稜郭祭関係、日野からはひの新選組まつり関係のニュースが入ってくるなど連休だなぁと感じます。
北海道
SL大沼号 出発進行!
東京
隊士コンテスト、男女36人が参加
写真、ダース・ベイダーが土方さんを演じてる(汗)。
石川
先祖への契り 花嫁のれん 七尾の商店街 展示始まる
三重
展示:「龍馬の駆けた時代」展 幕末の桑名を紹介--市博物館 /三重
京都
龍馬のごとく鴨川を駆ける…京都で幕末マラソン
山口
龍馬が剣ふるった長州藩校「有備館」あす特別公開
長崎
「龍馬」観光人気呼ぶ GW初日、長崎歴文博は昨年の倍
北海道
SL大沼号 出発進行!
ゴールデンウイークが29日、スタートした。同日の道南地方はあいにくの雨となったが、JR北海道の蒸気機関車「SL函館大沼号」の今季の運行が始まったほか、行楽地には多くの観光客や親子連れらが詰め掛けた。
この日の道南の最高気温は、松前町が平年並みの11.6度と最も高かったが、函館9.8度、北斗や木古内、森9.6度、八雲9.1度などと軒並み10度を下回り、4月上旬並みの肌寒い天気となった。
JR函館駅ホームで行われたSLの出発式では、「箱館五稜郭祭」の実行委メンバーが衣装姿で行進し、大砲の実演で出発を祝った。函館共愛会中央保育園の園児約20人は童謡「汽車ポッポ」を合唱後、車掌らに花束を手渡した。出発前には熱心な鉄道ファンや家族連れがSLの雄姿をカメラに収めていた。
ほぼ満員の約200人を乗せたSLは同日午前9時35分、ミスはこだての高橋千尋さん(26)の合図で、黒煙を噴き上げながら出発。急こう配の七飯町・仁山経由で森町、鹿部町などの大自然を駆け抜けた。函館旭岡小2年の大津大空(たく)君(7)は「写真をいっぱい撮って、車内を隅々まで見たい」と乗車前に目を輝かせていた。
SLの今春の運行は5月5日までと同8、9日の9日間で、函館―森間を毎日1往復する。全席指定。5月1―4日はほぼ満席という。
東京
隊士コンテスト、男女36人が参加
5月9日にある「第13回ひの新選組まつり」のパレード先導役を選ぶ隊士コンテストが29日、日野市の高幡不動尊五重塔であった。北は北海道、南は岡山県まで、新選組になりたい各地の男女36人が参加し、日野出身の新選組副長・土方歳三役は宇都宮市の小堀恭嗣さんが射止めた。出場者の中には、映画スター・ウォーズのダース・ベイダーの姿もあった=写真。
「新選組まつり」の本番は5月8、9日。8日には劇団エル・プロダクツによるコメディー劇「TRIGGER(トリガー)―引鉄―」が市民会館で上演され、9日は新選組パレードや映画会などがある。
「TRIGGER」は今回のまつりの目玉の一つ。坂本龍馬が、新選組と知らずに沖田総司と出会ったら、という設定。沖田は本来、龍馬を切らねばならない立場だが、気に入ってしまったため、自分の正体を隠すのに必死になるというストーリーだ。演じる役者たちは仕事との掛け持ちで2月から毎週末、毎回8時間以上の練習を重ねてきた。
龍馬役の酒井陽子さんの本業は看護師。「役作りのため普段から土佐弁。最近は病院でも出ちゃう」。沖田総司役の池浜佳恵さんを初め、役者には居合道の有段者が多く、殺陣も見どころだ。入場料は1800円。
映画会は「御法度 GOHATTO」と「壬生義士伝」を市民会館で上映する。1本500円だが、受付で「朝日新聞を見ました」と伝え、抽選に当たると無料になる。パレードの見学などは無料。
問い合わせ先は日野市観光協会(042・586・8808)へ。
写真、ダース・ベイダーが土方さんを演じてる(汗)。
石川
先祖への契り 花嫁のれん 七尾の商店街 展示始まる
石川県七尾市の一本杉通り商店街で二十九日、幕末から伝わる嫁入りの風習にちなむ「第七回花嫁のれん展」が始まった。五月九日まで。
花嫁のれんは、花婿の家の仏間入り口に掛けるふすま二枚分の嫁入り道具。のれんをくぐる花嫁は、仏壇に手を合わせて先祖にお参りをする。のれんには、オシドリや松などおめでたい柄と花嫁の家紋二つを染めている。
のれん展は一本杉通り振興会と一本杉町町会が商店街を活性化させようと、二〇〇四年から開催。今年は商店や民家五十軒で、計百五十枚ののれんが飾られた。
初日の花嫁道中では、新婦の通(とおり)亜希さん(29)が、同市一本杉町出身の新郎竜太さん(32)=ともに横浜市在住=の実家を訪れ、のれんをくぐって仏間に手を合わせた。
二人は若衆らの木やりに導かれ、親族や集まった人たち約百人で通り沿いを歩き、御祓(みそぎ)川にかかる仙対橋の上で愛を誓った。 (福本英司)
三重
展示:「龍馬の駆けた時代」展 幕末の桑名を紹介--市博物館 /三重
幕末の桑名に焦点を当てた「幕末×桑名-龍馬の駆けた時代」展が29日、桑名市京町の市博物館で始まった。
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の放映をきっかけに幕末への関心が高まっており、当時の桑名藩について理解を深めてもらおうと企画。同館の所蔵品を中心に激動の時代を駆け抜けた先人たちの足跡を紹介している。
桑名藩の十八代藩主、松平定敬(さだあき)の17歳当時の写真や戊辰(ぼしん)戦争の際、桑名藩士が北海道・五稜郭にたどり着くまでの経路を地図に記した「桑名藩士行動略図」を展示。この他、江戸時代の電気治療器「エレキテル」や「幕末の三舟」と呼ばれた勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の一行書などもあり、計104点を公開した。
同館は子供たちに展示作品を当ててもらう「こどもチャレンジシート」も用意し、「連休を利用して家族で来場を」と呼び掛けている。5月30日までで6、7日と月曜は休館。入場無料。【沢木繁夫】
〔三重版〕
京都
龍馬のごとく鴨川を駆ける…京都で幕末マラソン
坂本龍馬や妻、お龍にふんして走る「幕末・京都龍馬マラソン」が29日、京都市の鴨川沿いで開かれ、近畿各地から集まった4~62歳の75人が、さわやかな青空の下を快走した。
龍馬ブームにあやかろうと、市内のマラソン愛好家グループなどが主催。新撰組の隊士や忍者姿も交じった一団は、二条大橋の下を発着点に、約5キロを走った。給水所代わりの「茶屋」では生八ツ橋などが振る舞われ、道中では、浪士が突然切りかかってくる演出も。
番傘をさした龍馬の姿で走り、「ベストドレッサー賞」に選ばれた大阪府吹田市の会社員藤井健嗣さん(36)は、「龍馬とお龍も鴨川沿いでデートしたのかなと想像しながら走りました」と話していた。
山口
龍馬が剣ふるった長州藩校「有備館」あす特別公開
“龍馬ブーム”にあやかり、山口県萩市は5月1、2日の両日、坂本龍馬が剣をふるったと伝えられる剣槍道場「有備館」を特別公開する。
有備館は、全国屈指の規模を誇った藩校・明倫館内の施設で、通常は非公開。板間の剣術場や土間の槍術場などがあり、他藩の修行者も受け入れていた。
両日とも道場内で、龍馬研究家によるトークイベントを予定。市は「幕末に萩を訪れた龍馬が救国の志を立てた、当時の空気を感じて」とPRしている。
長崎
「龍馬」観光人気呼ぶ GW初日、長崎歴文博は昨年の倍
ゴールデンウイーク(GW)初日の29日、長崎市伊良林2丁目の長崎市亀山社中記念館には約900人が訪問。日本初の商社とされる亀山社中や幕末の志士、坂本龍馬ゆかりの資料に見入ったり、記念撮影するなどした。
千葉市の会社員、小出秀男さん(53)は「長崎の幕末の歴史について参考になった」と話した。同館はGW期間中、多い日で3千人の来館者を想定。担当者は「(連休が本格化する)5月1日からに期待したい」
長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館には約2800人が訪れた。GW初日だった昨年4月29日の来館者数の2倍近く。NHK大河ドラマにちなんだ「長崎奉行所・龍馬伝館」には特に多くの観光客らが詰め掛けた。
長崎市南山手町のグラバー園も昨年のほぼ2倍の約3千人。兵庫県明石市の主婦、北井真由美さん(29)は「展示中のアジサイがきれいだった。長崎の景色も良い。観光を楽しみたい」と笑顔をみせた。
西日本高速道路長崎高速道路事務所によると、29日午前10時半すぎ、西九州自動車道佐世保三川内インターチェンジ(IC)-佐世保みなとIC間で最大5キロ渋滞したほかは特に目立った混雑はなかった。空の便では東京、大阪、名古屋からの長崎空港到着便が全便ほぼ満席。JR九州は長崎-博多間を結ぶ特急「かもめ」の自由席(下り)が乗車率100~60%だった。
『スタジオパークからこんにちは』今日のゲストは新作落語の春風亭昇太さん。トークを楽しみながら書いてます(っていうか、つい昇太さんのトークに引き込まれてしまいました^_^;)。
待望の新刊です。10時開店の書店に10時過ぎに飛び込んで買ってきました。
以下、どうしてもネタばれになるので畳みます。
待望の新刊です。10時開店の書店に10時過ぎに飛び込んで買ってきました。
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